毎月分配型 投資信託情報

毎月分配型の投資信託(投信)の情報として、分配金、リターン、基準価格等の投資信託ランキング等を紹介


グラフでみる基準価格の変動(毎月分配型ファンド)

投資信託のうち、毎月分配型の投資信託の情報を提供してゆきたいと思います。
今回は、最新データで情報を更新した毎月分配型投資信託の分配金ランキング ベスト30(07年4月実績反映分)をもとに、グラフで「基準価格 の変化」をみることで、今後の展開をみました。
なお、分配金ランキングを確認したい方は以下のページを参照ください。
 ※毎月分配型投資信託の分配金ランキング ベスト30(07年4月実績反映分)

●グラフでみる基準価格の変動(毎月分配型ファンド)

<調査結果の要約>
1)分配金が多い米国向けREITは、世界同時株安後、ゆるやかな回復。ただし、ファンドによっては、昨年同月の水準まで回復しており、ファンド間で差がある。

2)好配当株式投資タイプの国際株式型のファンドは、REITや国際債券に比べ、は早い回復。ファンドによっては、ボーナス分配が既に期待できる価格まで回復。

3)ボーナス分配を行った国際債券型のファンドは、ゆるやかな回復。ファンドによっては、昨年の水準以上に回復。

前回は、基準価格の標準偏差や、平均値、最高値、最小値での基準価格から分配金が多いファンドの状況を見ましたが、今回はグラフで基準価格の趨勢をみてゆきたいと思います。特に、分配金ランキングでの分配金の多いファンドのタイプである「米国対象のREIT」、「好配当株式投資の国際株式型」、および国債債券型の中で分配金が多いタイプである「ボーナス分配のある国際債券型」のファンドを対象にしました。
なお、以下のグラフの基準価格のデータは、2006年4月27日から2007年4月27日までの期間を対象としています。

■米国対象のREIT

まずは、分配金の多いタイプである「米国対象のREIT」の状況を見ました。以前も記載しましたが、今年3月の世界同時株安と米国REIT市場の軟調相場が重なったことから、大幅に価格を下げたファンドが多かったようです。
毎月分配型の投信も影響を受けていますが、ここで注意したいのは、今後を予測してゆく上で、今年3月の調整局面から、どの程度回復できたかだと思います。

ニッセイ/AEW米国REITまずは、分配金ランキング1位のニッセイ/AEW・米国リートオープン Bコース(為替ヘッジなし)のグラフみると、右側の今年3月の調整期での大幅下落が目につきます。ただし、3月にボーナス分配として、1万口あたり3260円という多額の分配金をだしているので、世界同時株安とボーナス分配のダブル要因により基準価格が大幅に下がったようです。この調整期以降の基準価格の推移をみると、ほぼ横ばいの状態(ゆるやかな回復)を続けており、基準価格の上昇が目に見えてわかる状態ではないです。

AIG米国REITゴールドマンサックス米国REIT
一方、同じ米国対象のREITである分配金ランキング2位のAIG米国REITインカムファンド(バイリンガル)Bコース(為替ヘッジなし)、10位のゴールドマン・サックス 米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし)は、グラフでみると、今年3月の調整期の基準価格を越え、昨年同月並み(もしくはそれ以上)の価格まで上がってきています。
即ち、各ファンドの運用の仕方によって、成果に多少差がでてきているようです。

今後の米国REIT市場については、ファンドの運用会社が出しているレポートをみると、「ファンダメンタルは悪くなく、市場は堅調な推移をするのではないか」といった見方をしています。ただし、次に述べる好配当株式タイプのファンドに比べ、今年3月の調整期以降の基準価格の伸びは低く、今後、昨年後半並みの基準価格になるか(即ち、昨年並みの分配金が年間を通じて得られるか)は、難しそうな推移に見えます。

参考:米国REIT市場に関するファンド運用会社のレポート(PDFファイル)
   ・ゴールドマンサックス アセット
   ・大和投資信託
   ・国際投信

■好配当株式投資の国際株式型
今年3月の調整の主な原因ともいえる株式関連ですが、REITに比べ、基準価格が好転するのが結構早いです。ただし、ファンドによって基準価格の回復(上昇)の早さに差があります。

DIAM世界好配当株オープン分配金ランキング3位のDIAM世界好配当株オープン(世界配当倶楽部)は、昨年12月の高値レベルまではゆかないものの、それ以降で相場が高かった本年2月の水準まで基準価格が戻っています。



たんぎん世界好配当株式ファンド分配金ランキング4位の「たんぎん世界好配当株式ファンド(ワールド・ドリーム) 」の本年4月末の基準価格は、本年3月の調整期を既に越え、本年2月以上の基準価格になっています。





ニッセイ/パトナム・グローバル好配当株式オープン(12のどんぐり)さらに、好調な基準価格の推移を示しているのは、分配金ランキング14位(標準偏差ランキング2位)の「ニッセイ/パトナム・グローバル好配当株式オープン(12のどんぐり)」で、最高額のボーナス分配を行った本年1月(分配金 1万口あたり520円)の基準価格を越えています。特に、本年4月27日の基準価格は、設定以来の最高値にまで基準価格が上昇しています。今週10日が決算日になりますが、このペースでゆけば、ボーナス分配が出そうです。

今後の好配当株式投資の国際株式型の動向ですが、ファンド運用会社のレポートをみると、アメリカの景気後退の懸念材料はあるが、欧州市場、アジア等の新興国の市場は引き続き良好であろうとしており、全体的に見て堅調な相場がしばらく続くとみています。

参考:好配当株式ファンドの運用会社のレポート(PDFファイル)
  ・興銀第一ライフ DIAM世界好配当株オープン(世界配当倶楽部)
  ・ニッセイ/パトナム・グローバル好配当株式オープン(12のどんぐり)


■ボーナス分配のある「国際債券型」
分配金ランキング30に含まれた国債債券型のファンド2つは、いずれもボーナス分配を年2回実施したファンドになります。

DKA豪ドル債券ファンド国際債券型で最も分配金が多かった「DKA豪ドル債券ファンド」(分配金 1万口あたり2000円)は、5月と11月がボーナス分配の時期で、ボーナス分配時期と3月の調整期が重ならなかったことも幸運だったといえます。これに加え、本年3月、豪州債券市場は下落(ただし、国債の金利は微増)したものの、為替市場がプラス(円安・豪ドル高)に働き、基準価格の上昇に寄与しています。

住信ヨーロッパ国債ファンド(ユーロ十二星)国際債券型では2番目に分配金が多かった「住信 ヨーロッパ国債ファンド(ユーロ十二星)」は、好調な欧州経済を反映して基準価格も堅調な推移を示し、その結果、本年3月に国際債券型ではかなり多額の分配金(1万口あたり1438円)が出ています。しかし、3月の調整期とボーナス分配時期が重なったことで、基準価格は大きく減少しました。好調な欧州経済の影響もあり、円安・ユーロ高の為替市場の恩恵を受け、基準価格が上昇しているものの、上昇のスピードは遅いです。

今後の展開については、ファンド運用会社のレポートによれば、豪州は、景気後退の懸念材料はあるが、当面は現在のペースが続く見込みをしています。欧州は、好調な域内の経済を反映し、債券、為替ともにゆるやかな成長が続くと見ています。株式ファンドのようなスピード感のある伸びは期待しにくいようです。

DKA豪ドル債券ファンドは、ほぼ前年並みの基準価格の水準まで戻っているので、このペースでゆけば、昨年なみの分配金を獲得できそうな気配です。しかし、住信 ヨーロッパ国債ファンド(ユーロ十二星)は、ここ1ヶ月の基準価格は上昇していますが、ファンド運用会社のレポートにあるように、ゆるやかな伸びとなっているので、この1年間の分配金実績(1万口あたり1831円)を得られる気配は、今の所、実感しにくいです。

参考:ボーナス分配のある国際債券型ファンドの運用会社のレポート(PDFファイル)
  ・DKA豪ドル債券ファンド(月報)
  ・住信 ヨーロッパ国債ファンド(ユーロ十二星)(週報)

[関連情報]

当記事関連の最新情報は、「基準価格の変動で見た場合」の方に、掲載してあります(記事の後半部分に記載)。最初の記事が最新の情報となります。

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テーマ:投資信託 - ジャンル:株式・投資・マネー

  1. 2007/05/07(月) 01:27:44|
  2. グラフで今後の展開をみる場合
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