今回は、最近設定された
毎月分配型ファンドの状況をみるため、来月(8月)初回の分配が行われる毎月分配型ファンドの状況を調べました。
<調査結果の要約>
1)バランス型、国際債券型が各2つ。国際株式型、国際REIT型が各1つ
2)
ボーナス分配は4つのファンドで実施(全て年4回)
3)比較的堅調な「住信 世界好配当株オープン(世界配当物語)」
4)苦戦しているDIAM ワールドREITアクティブファンド(世界のハッピー・オーナー)
5)最も純資産額が多いのは「グローバル・カレンシー・ファンド(世界紀行)」
最も純資産増加率が高いのは「住信 世界好配当株オープン(世界配当物語)」
6)販売先が限定されている(販売先が少ない)ファンドが多い
■今回対象の毎月分配型ファンドの基準価格グラフ(Yahoo ファイナンス)
・
世界銀行債券ファンド(ワールドサポーター)・
グローバル・カレンシー・ファンド(世界紀行) ・
ピクテ・インカム・アルファ・ファンド(インカム・アルファ)・
DIAMグローバル・アクティブ・バランスファンド(クラシックエイト)・
DIAM ワールドREITアクティブファンド(世界のハッピー・オーナー)・
住信 世界好配当株オープン(世界配当物語) ※販売手数料、信託報酬、信託留保額の単位は%
※販売手数料、信託報酬は上限値
※基準価格値上り率、純資産額増加率の単位は%
※基準価格の値上り率は、設定前募集価格10000円を基準
※純資産額増加率は、設定日の基準価格と7月27日の基準価格を対比
| 投信名 | 世界銀行債券ファンド(ワールドサポーター) | グローバル・カレンシー・ファンド(世界紀行) | ピクテ・インカム・アルファ・ファンド(インカム・アルファ) | DIAMグローバル・アクティブ・バランスファンド(クラシックエイト) | DIAM ワールドREITアクティブファンド(世界のハッピー・オーナー) | 住信 世界好配当株オープン(世界配当物語) |
| 運用会社 | 日興アセット | 日興アセット | ピクテ投信 | 興銀第一ライフ | 興銀第一ライフ | 住信アセット |
| 投信分類 | 国際債券 | 国際債券 | バランス | バランス | 国際REIT | 国際株式 |
| 商品特徴 | 高利回りの新興国通貨建て世界銀行債券(短期債券)に投資 | 高金利の通貨建て(10通貨に均等)の高格付の短期債券などに投資 | 世界の高配当利回り資産株(80%)、世界のソブリン債券(20%) | 国内債券5%、国際債券35%、国内株式10%、国際株式15%、国内REIT10%、国際REIT15%、新興国債券5%、新興国株式5% | 北米51%、欧州18%、アジア・オセアニア24%(07年6月末) | 日本を除く世界各国の好配当利回り株式に分散投資(北米、欧州、アジア・オセアニア、新興国) |
| 設定日 | 6/21 | 6/22 | 6/25 | 5/23 | 5/24 | 4/20 |
| 決算日 | 毎月12日 | 毎月13日 | 毎月10日 | 毎月8日 | 毎月9日 | 毎月5日 |
| 7/27基準価格 | 9815 | 9816 | 9757 | 9550 | 8948 | 10710 |
| 基準価格値上り率 | 98.2 | 98.2 | 97.6 | 95.5 | 89.5 | 107.1 |
| 最高価格 | 10086 | 10131 | 10172 | 10115 | 10390 | 10931 |
| 最低価格 | 9815 | 9816 | 9757 | 9550 | 8948 | 9964 |
| 7/27純資産額 | 307億円 | 771億円 | 165億円 | 539億円 | 168億円 | 370億円 |
| 純資産額増加率 | 180.6 | 195.2 | 154.2 | 174.4 | 108.4 | 397.8 |
| 販売手数料(税込) | 3.15 | 2.1 | 3.15 | 2.625 | 2.625 | 3.15 |
| 信託報酬 | 1.268 | 0.9505 | 1.68735 | 1.26 | 1.659 | 0.7665 |
| 信託留保額 | 0 | 0 | 0 | 0.3 | 0.3 | 0.3 |
| ボーナス分配 | なし | なし | 3、6、9、12月 | 1、4、7、10月 | 3、6、9、12月 | 3、6、9、12月 |
| 販売先:店舗 | 千葉銀行、中央証券 | 三菱UFJ信託銀行 | 東京都民銀行 | 北陸銀行 | イーバンク銀行、 広島銀行 | 住友信託銀行 |
| 販売先:インターネット | 千葉銀行は可、中央証券は不可 | なし | 口座がある場合は可 | 口座がある場合は可 | イーバンク銀行は可、広島銀行は口座がある場合は可 | 住友信託銀行 |
1.ファンドの特徴
表にそって、左のファンドから指摘すると以下のとおり
●高利回りの現地通貨建て短期債券投資の国際債券型
●高金利の10通貨に分散投資した国際債券型
●株式比率の高いバランス型(80%)
●新興国投資を一つの投資領域に位置づけたバランス型
●アジア・オセアニアの投資比率を高めた国際REIT型
●世界各国の好配当利回り株式に分散投資する国際株式型
来月(8月)に初回分配を行う毎月分配型ファンドは6つあります。分類でみると、バランス型、国際債券型が各2つと最も多いです。
各ファンドの特徴をみると、国際債券型ファンドでは、利益を確保するために、高利回り短期債券(新興国対象)や、高金利の通貨建ての短期債券を投資対象にしています。
バランス型ファンドでは、組み合わせる投資対象に特徴を打ち出しており、株式比率が比較高いタイプ(80%)、新興国投資を投資分野のカテゴリの一つとして明確に位置づけたファンドになっています。狙いとしては、市場が堅調時に利益を確保しやすい要素を強くしているようです。
国際REIT型では、成長性が期待されるアジア・オセアニア地域の投資比率を高めたファンドになっています。
ただし、この地域別投資比率は、このファンドの運用会社が、このファンドより先に設定した「DIAMワールド・リート・インカム・オープン(世界家主倶楽部)」と同じレベルであり、これ以外の内容をみても似たような商品特性になっています。
国際株式型では、最近設定が多い好配当株式投資ですが、新興国を含む世界各国への分散投資を特徴にしています。
●4つのファンドでボーナス分配を実施
4つのファンドでボーナス分配を実施しており、全て年4回のタイプです。
2.現状の運用状況
●比較的堅調な住信 世界好配当株オープン(世界配当物語)
最近の基準価格(7月27日)をみると、「住信 世界好配当株オープン(世界配当物語)」が最も高いです。特に相場が大きく下落した日なのにもかかわらず、前日に比べ14円しか基準価格が下がっていないです(ちなみに、同様なタイプの株式ファンドは、300円以上の値下りが多いです)。
住信 世界好配当株オープン(世界配当物語)の月報によると、アジア・オセアニア投資が最もプラス要因になっており、次いで新興国投資もプラス要因になっているようです。
※
住信 世界好配当株オープン(世界配当物語)の月報(07年7月17日付)●苦戦しているDIAM ワールドREITアクティブファンド(世界のハッピー・オーナー)
最近の基準価格(7月27日)が最も低いのは、DIAM ワールドREITアクティブファンド(世界のハッピー・オーナー)です。今回の調査では、相場が大幅に下落した日の基準価格が対象になっているので、新規設定時の募集価格である1万円を下回った基準価格のファンドが多い中、9000円を下回ったのはこのファンドだけです。
6月以降、世界的にREITは軟調になり、基準価格が急速に下落しています。そのような悪条件の最中に設定した不運もありますが、土休日を除く運用期間46日間のうち、7日間(約15%)しか募集価格の10000円を超えていません。
しかし、成長性の高いアジア・オセアニア地域の投資比率を高めている等のファンド特性から、相場が落ち着いてくれば、プラス要因として機能してくると思います。
●純資産が最も多いのはグローバル・カレンシー・ファンド(世界紀行)
今回対象にしたファンドの純資産をみると、グローバル・カレンシー・ファンド(世界紀行)が最も純資産が多いです。
利益獲得とリスク軽減を両立させるようなファンド特性が投資家に支持されたようです。また、販売先である三菱信託銀行も、以下のようなキャンペーンを実施するなど拡販に力を入れた効果も多少あると思います(投資リスクが比較的低い債券型のファンドなので、投資信託をこれから始める人等を狙って拡販した可能性があります)。
グローバル・カレンシー・ファンド(毎月決算型) 「愛称:世界紀行」キャンペーン ●純資産増加率が最も高いのは「住信 世界好配当株オープン(世界配当物語)」
今回対象にしたファンドの純資産をみると、住信 世界好配当株オープン(世界配当物語)が純資産の増加率が最も高いです。前述した運用の好調さが投資家に好感されたことや、販売先である住友信託銀行の販売力も寄与していると思います。
3.販売面の特徴
●特定販売先向けファンドが多い
今回対象にしたファンドでは、販売先が1社になっているファンド(販売先からみたら自社専用ファンド)が4つあります。
このような場合、口座開設(購入)は従来であれば、その販場先の近くに住んでいないと購入できませんでしたが、最近は通信販売(インターネット等)で口座開設(購入)ができるような場合が多いので、その販売先の近くに住んでいなくとも購入することができます。
今回のファンドの販売先で、口座開設は店舗で実施しないとインターネット取引ができないような銀行が3つありました。このような前提が、他行(他社)でもありえますので、インターネット取引を希望される場合は、口座開設について確認する必要があります。
[追記]今回紹介したファンドの07年8月の分配金(1万口あたり)(8月13日加筆)・住信 世界好配当株オープン(世界配当物語) 30円
決算日(6日)の基準価格:分配落ち 10115円(前日比 +66円)
・DIAMグローバル・アクティブ・バランスファンド(クラシックエイト) 30円
決算日(8日)の基準価格:分配落ち 9494円(前日比 +18円)
・DIAM ワールドREITアクティブファンド(世界のハッピー・オーナー) 25円
決算日(9日)の基準価格:分配落ち 9145円(前日比 +328円)
・ピクテ・インカム・アルファ・ファンド(インカム・アルファ) 30円
決算日(10日)の基準価格:分配落ち 9643円(前日比 -140円)
・世界銀行債券ファンド(ワールドサポーター) 60円
決算日(13日)の基準価格:分配落ち 9511円(前日比 -212円)
・グローバル・カレンシー・ファンド(世界紀行) 50円
決算日(13日)の基準価格:分配落ち 9420円(前日比 -195円)
[PR]イーバンク銀行:ファンドのインターネット購入ここで紹介したDIAM ワールドREITアクティブファンド(世界のハッピー・オーナー)は、イーバンク銀行であれば、インターネットで購入できます。
詳しくは
イーバンク銀行へ
投資信託なら、フィデリティ・ダイレクト
フィデリティ証券では、手数料無料(ノーロード)のファンド75本を販売
SBI証券の投資信託
SBI証券は、手数料無料(ノーロード)のファンド110本を販売
投資関連ブログランキング参加中です。他にも投資に役立つ情報 多数掲載あり


- 2007/07/30(月) 07:00:00|
- 最近設定された分配型ファンド
-
| トラックバック:4
-
| コメント:0
今回は、本年6月以降、調整局面が続いている国際REIT型ファンドの状況を再度調べてみました。
調査対象は、
本年6月の国際REIT型分配金ランキング上位20のファンドで、本年2月の世界同時株安前の基準価格、及び6月の調整前の基準価格と、7月27日の基準価格を比較しました。
なお、以下、本年2月の世界同時株安前(2月23日)と7月27日の基準価格の比較は2月比、6月の調整前(6月5日)と7月27日の基準価格の比較は6月比と略します。
<調査結果の要約>
1)2月比の平均-21.5%の下落(基準価格)
6月比の平均-15.9%の下落(基準価格)
2)基準価格が最も減少したファンドは、2月比では、ニッセイ/AEW・米国リートオープンBコース(為替ヘッジなし)。6月比では、ノムラ日米REITファンド
3)基準価格が最も減少しなかったファンドは、2月比、6月比ともに、オーストラリア・リート・オープン
4)運用会社での調整原因の見解
・長期金利の上昇
・サブプライム住宅ローン問題
・米国小売業の業績低迷
5)運用会社の今後の見通し
・リート市場の魅力は中長期的には変化なし
・価格低下で投資機会が創出
6)私見(今後の見通し)
・米国REIT市場の過去の回復過程を参考にすると、調整が始まり底値圏に達した期間に対し、底値圏から調整前の水準に戻る期間は1.5〜3倍の期間がかかる(回復には今年の晩秋から冬までかかりそう)
1.基準価格の状況
※順位は、年間分配金の順位
※2月減少率は、2月23日と7月27日の基準価格の比率
※6月減少率は、6月5日と7月27日の基準価格の比率
※2月減少額は、2月23日と7月27日の基準価格の差額
※6月減少額は、6月5日と7月27日の基準価格の差額
※欧州REIT市場の状況をみるため、ワールド・リート・セレクション(欧州)を番外として追加(分配金は7月単月分のみ参考値として記載)
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 分配金 | 7/27価格 | 2月減少率 | 6月減少率 | 2月減少額 | 6月減少額 |
| 1 | ニッセイアセット | ニッセイ/AEW・米国リートオープンBコース(為替ヘッジなし) | 4520 | 8904 | -41.7 | -18.0 | 6377 | 1953 |
| 2 | 日本投信 | グローバル・リート・セレクション | 3535 | 9406 | -18.6 | -17.7 | 2155 | 2017 |
| 3 | 野村アセット | ノムラ日米REITファンド | 3320 | 10727 | -28.3 | -21.0 | 4233 | 2860 |
| 4 | 興銀第一ライフ | DIAMワールド・リート・インカム・オープン(世界家主倶楽部) | 3240 | 9842 | -21.7 | -18.6 | 2721 | 2249 |
| 5 | ニッセイアセット | ニッセイ/AEW・米国リートオープンAコース(為替ヘッジあり) | 3200 | 8578 | -36.9 | -16.5 | 5014 | 1700 |
| 6 | AIG投信 | AIG米国REITインカムファンド(バイリンガル)Bコース(為替ヘッジなし) | 3000 | 9023 | -25.5 | -19.2 | 3093 | 2146 |
| 7 | ゴールドマンサックス | ゴールドマンサックス 米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし) | 2860 | 12263 | -24.1 | -16.0 | 3904 | 2332 |
| 8 | 野村アセット | グローバルREITオープン | 2600 | 10429 | -21.3 | -16.7 | 2831 | 2097 |
| 9 | 日本投信 | ワールド・リート・セレクション(米国)(十二絵巻) | 2325 | 8808 | -21.4 | -16.8 | 2396 | 1778 |
| 10 | AIG投信 | AIG米国REITインカムファンド(バイリンガル)Aコース(為替ヘッジあり) | 2070 | 9033 | -22.9 | -15.5 | 2685 | 1656 |
| 11 | ゴールドマンサックス | ゴールドマンサックス 米国REITファンド Aコース(為替ヘッジあり) | 1940 | 10783 | -23.2 | -14.6 | 3260 | 1838 |
| 12 | 日本投信 | ワールド・リート・セレクション(米国)為替ヘッジあり(十二絵巻 為替ヘッジあり) | 1715 | 8533 | -21.0 | -15.6 | 2271 | 1582 |
| 13 | 野村アセット | 野村世界不動産投信 | 1440 | 10819 | -19.7 | -18.0 | 2650 | 2371 |
| 14 | 日興アセット | 日興・AMPグローバルREITファンドA(ヘッジなし) | 1360 | 15119 | -20.1 | -15.0 | 3799 | 2670 |
| 15 | 野村アセット | 米国不動産投信ハイ・インカムオープン(りそなリート) | 1320 | 9559 | -15.4 | -12.8 | 1740 | 1397 |
| 16 | 国際投信 | ワールド・リート・オープン | 1130 | 15085 | -15.6 | -14.0 | 2781 | 2463 |
| 17 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバルREITオープン(世界の街並み) | 1060 | 11681 | -17.2 | -14.0 | 2426 | 1895 |
| 18 | 大和投資信託 | りそな・ワールド・リートファンド(フドウさん) | 950 | 10781 | -19.4 | -15.3 | 2593 | 1941 |
| 19 | 三井住友アセット | 三井住友・グローバル・リート・オープン(世界の大家さん) | 900 | 16625 | -16.5 | -14.8 | 3289 | 2880 |
| 20 | 三菱UFJ投信 | オーストラリア・リート・オープン | 825 | 16504 | -2.9 | -6.6 | 492 | 1172 |
| 番外 | 日本投信 | ワールド・リート・セレクション(欧州) | 40 | 9035 | -18.8 | -16.2 | 2092 | 1753 |
国際REIT型分配金ランキング上位20のファンドでは、2月比は平均-21.5%の下落、6月比は平均-15.9%の下落となっています。
2月比では、今年3月に多額の分配金(3260円)を出したニッセイ/AEW・米国リートオープンBコース(為替ヘッジなし)が、-41.7%と基準価格が最も下落しました。
6月比では、毎月の分配金が260円の高配当を続けてきた「ノムラ日米REITファンド」が、-21.0%と基準価格が最も下落しました。
なお、両ファンドともに、7月27日の基準価格は、世界同時株安での安値より、さらに下回っています(今年最安値です)。
6月比で下落率の高いファンドベスト5は、以下のファンドで、米国を主な投資対象にしたファンドが多いです。
以下のファンドのグラフをみると全てのファンドで、今年2月の世界同時株安の安値よりも下がっています(なお、このグラフは変動しますので、見る時期によって多少違いがあります)。
・
ノムラ日米REITファンド(Yahooファイナンス) ・
AIG米国REITインカムファンド(バイリンガル)Bコース(為替ヘッジなし)(Yahooファイナンス) ・
DIAMワールド・リート・インカム・オープン(世界家主倶楽部)(Yahooファイナンス) ・
ニッセイ/AEW・米国リートオープンBコース(為替ヘッジなし)(Yahooファイナンス) ・
野村世界不動産投信(Yahooファイナンス)基準価格の下落率で最も低いファンドは、三菱UFJ投信「オーストラリア・リート・オープン」で、2月比は-2.9%、6月比は-6.6%です。
オーストラリア・リート・オープンの基準価格の推移を基準価格グラフでみると、右肩上がりの上昇を示しており、今年2月の「世界同時株安の前の基準価格」と同じ位の基準価格になっています。
・
オーストラリア・リート・オープンの基準価格グラフ(Yahooファイナンス)このファンドの運用状況を、運用会社のレポートの要因分析でみると、為替要因(円安・豪ドル高)がプラスになったことが原因であり、REIT市場自体は軟調のようです(以下、本年7月10日付けの運用レポートの2ページにある「基準価格の変動要因(概算)」から抜粋)
基準価格の変動要因(概算)
不動産信託証券 -484
為替損益 561
信託報酬等費用 -13
当期基準価額変動額 64
(分配落ち)
※
オーストラリア・リート・オープン「マンスリーレポート」なお、1ヶ月前に調査した結果も見たい方は、以下のページを参照ください。
国際REITファンド 最近の価格下落状況2.運用会社の見解
前回(1ヶ月前)の記事とあまり論調は変わりがありません。
1)価格下落の原因
今回調査対象にした国際REIT型ファンドの運用会社のレポートを参考にすると、価格の下落原因として、以下の点を指摘しています。
●長期金利の上昇
●サブプライム住宅ローン問題(損失の拡大を懸念し、売りが促進)
●米国小売業各社の業績の低迷(予想を下回る決算の結果)
2)今後の見通し
この内容も前回(1ヶ月前)の記事とあまり変わりがありません。
●リート市場の魅力は中長期的には変わっていない
ファンダメンタルズは引き続き堅調(特にオフィス関連はよい)
●価格低下(ディスカウント)で投資機会が生まれる
金利上昇は一服感があり、落ち着き始めている
この調整により、予想配当利回りは金利上昇分以上に上昇しているので、投資機会が出てくるはず
なお、以下の興銀第一ライフの見解としては、米国REIT市場の調整期間が多少長引く可能性を示唆しています。
・
海外REIT市場:最近の相場動向と今後の見通し(興銀第一ライフ)この記事でふれた原因と今後の見通しは、以下の運用会社のレポートに掲載されています(発表時期が新しい順に列挙)。なお、各社ともほぼ同じような論調です(異口同音という感じです)。
・
最近の世界リート市場の調整と今後の見通し(三菱UFJ投信) ・
グローバルリートをめぐる投資環境について(三井住友アセット) ・
足元のグローバルREIT市場の動向と今後の見通し(国際投信) ・
最近の世界リート市場における調整について(野村アセット) ・
グローバルREIT市場の下落について(みずほ投信) ・
グローバルREIT 世界のリート市場見通し(大和投資信託) ・
米国商業用不動産のファンダメンタルズについて(ゴールドマンサックス・アセット)3.個人的感想
運用会社側の見解は、中長期的には市場は成長するという論調がメインです。
中長期(3年以上)でみれば、今までのREITの成長過程をみると好転するかもしれないという気になります。
しかし、投資家としては、そのような中長期の動向よりも、短期的(1年)の動向の方が気になると思います。
運用会社の短期的な動向でのコメントをみると、「不安定」、「投資が慎重」、「上値が重い」ということも示唆しています。それらを勘案すると、軟調が始まった6月の水準に戻るのは、数ヶ月以上かかることを暗示しているようです。
含み損のある国際REITファンドを所有している投資家(私もそうです)の立場としては、先行きが見えないのが最も不安なことなので、根拠がうすいのですが、過去の相場回復過程をもとに、6月なみの基準価格の水準に戻るまでの期間を予想してみました。
REIT相場に多大な影響を及ぼすのは、世界のREIT市場の約65%(日本投信の2006年6月調査結果)を占める米国REIT市場だと思います。そこで、米国REIT市場の推移をもとに予想してみました。この市場の指数(2003年以降)は以下のグラフになります。
・
DOW JONES EQUITY REIT INDEX(Yahoo Finance)このグラフで、小幅な調整時期を除き、多少長めの調整時期で、調整が始まり、元の水準に戻るまでの期間をざっと見てみました。
おおよそですが、調整が始まり底値圏に達した期間に対し、底値圏から調整前の水準に戻る期間は1.5〜3倍の期間(時間)がかかっているようです。
底値圏がいつになるかがカギになると思いますが、仮に7月末が底値圏とした場合は、調整から底値まで2ヶ月なので、底値から元の基準価格の水準に戻るのは、3ヶ月〜6ヶ月後ということになります。即ち、早くても10月末、長引くと来年1月末ということになります。
6月なみの基準価格でファンドを所有している場合(私がそうです)、この回復過程の期間、ファンドを保有した場合の分配金は特別分配金(元本戻し)です。
それでも、個人的にはロスカットで損失を確定させるよりは良いと思っています(ロスカットをするとかなりの金額になってしまい、その損失分を新たな投資で補うのはかなり厳しいので、ホールドするしかないという感じです)。
このような予想が外れて、2ヵ月後(9月末)位に6月なみの基準価格に戻ってほしいですが、7月27日の基準価格の下落状況をみると、はかない夢のような気がします。
投資信託なら、フィデリティ・ダイレクト
フィデリティ証券では、手数料無料(ノーロード)のファンド75本を販売
SBI証券の投資信託
SBI証券は、手数料無料(ノーロード)のファンド110本を販売
投資関連ブログランキング参加中です。他にも投資に役立つ情報 多数掲載あり


- 2007/07/29(日) 07:00:00|
- 基準価格で比較した場合
-
| トラックバック:3
-
| コメント:0