毎月分配型 投資信託情報

毎月分配型の投資信託(投信)の情報として、分配金、リターン、基準価格等の投資信託ランキング等を紹介


11月の調整から見た手堅い投資のファンド

今回は、8月の世界同時株安に匹敵するほどの調整(相場の下落)があった今月(11月)の状況から、今後の投資を行う上で参考となる材料を探すため、当ブログの分配金ランキングにランクインしたファンドを対象に、基準価格があまり下落しなかったファンド(=軟調相場に強いファンド)を調べてみました。

対象としたファンドは、各投信分類別分配金ランキングの対象になった毎月分配型、年6回:隔月分配型、年4回分配型のファンド170本です。
基準価格を比較した日は、比較的高値にあった11月1日(木曜)と、主に海外投資のファンドで11月での最安値になったファンドが多い11月27日(火曜)を比較しました。

<調査結果の要約>

1)基準価格が最も下落しなかったのは、T&Dアセット「世界物価連動国債ファンド(物価の優等生)」(価格比97.8%、233円減)。
 次点は、新光投信「海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)(PIファンド 為替ヘッジなし)」(価格比96.7%、337円減)

2)基準価格があまり下落しなかった分野で上位にあるのは、国際債券型(特に先進国対象)が多い。本数では国内REIT型が最も多い。

 ※年間分配金は10月調査での実績分(06年11月~07年10月の12ヶ月間の集計値)
 ※基準価格、価格差の単位は円
 ※価格比の単位は%
 ※順位は、価格比が小さい順。価格比が同率の場合は、価格差が少ないファンドを上位にしました。

順位運用会社投資信託名投信分類分配金11/1価格11/27価格価格比価格差
1T&Dアセット世界物価連動国債ファンド(物価の優等生)国際債券640105881035597.8-223
2新光投信海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)(PIファンド 為替ヘッジなし) 国際債券81010320998396.7-337
3住信アセット住信 ヨーロッパ国債ファンド(ユーロ十二星)国際債券1906110311055395.7-478
4三井住友アセット三井住友・ヨーロッパ国債ファンド国際債券960112391072995.5-510
5新光投信新光ピクテ世界インカム株式ファンド国際株式3300124731181794.7-656
6ピクテ投信ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド国際株式2090125931193094.7-663
7野村アセットJ-REITオープン国内REIT1840120091134794.5-662
8みずほ投信MHAMトリニティオープン (ファンド3兄弟) バランス16579792921094.1-582
9損保ジャパンアセット損保ジャパン-TCW・MBSファンドBコース(為替ヘッジなし)国際債券5509229866293.9-567
10三井住友アセット三井住友・USボンドオープン(為替ノーヘッジ型)(たのしみ)国際債券6009350876593.7-585
11三菱UFJ投信三菱UFJ 財産分散ファンド(三拍子)バランス116010028939393.7-635
12三菱UFJ投信三菱UFJ Jリートオープン国内REIT900123591155993.5-800
13野村アセット世界三資産バランスファンド(セッション) バランス115010401972393.5-678
14損保ジャパンアセット好配当ジャパンオープン(株式時代)国内株式12009960930293.4-658
15損保ジャパンアセットみずほ好配当日本株オープン国内株式240010556985593.4-701
16日本投信日本Jリートオープン国内REIT51008706811793.2-589
17興銀第一ライフDIAM J-REITアクティブファンド(ハッピー・オーナー)国内REIT12509218858993.2-629
18中央三井アセット中央三井Jリートファンド国内REIT1360138571290593.1-952
19みずほ投信MHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩)国内REIT5055127021182293.1-880
20大和投資信託ダイワ・J-REITオープン(年4回分配)国内REIT720162351510293.0-1133

1.概況

基準価格が最も下落しなかったのは、T&Dアセット「世界物価連動国債ファンド(物価の優等生)」で価格比97.8%、233円減となりました。基準価格の推移をみると、過去1年間では1万円以上を保っており、10650円位を上値とした範囲で変動しています。
 基準価格の推移

次に基準価格があまり下落しなかったファンドは、新光投信「海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)(PIファンド 為替ヘッジなし)」で、価格比96.7%、価格差337円減となりました。基準価格の推移をみると、1万円を下回ることもあり、「世界物価連動国債ファンド(物価の優等生)」よりも変動が大きいです。
 基準価格の推移

これら2本のファンドは、先進国の物価連動国債を投資対象にしています。

2.投資分類(投資分野)

 国内REIT型 35.0%(7本)
 国際債券型 30.0%(6本)
 国際株式型 10.0%(2本)
 国内株式型 10.0%(2本)
 バランス型 10.0%(2本)

投資分類でみると、対象の20本のファンドのうち、国内REIT型が35.0%(7本)と最も多いです。ただし、下位(特に16位以下)の方に多いです。

投信分類で次に多いのは、国際債券型です。そのタイプとしては、ベスト2は、先進国の物価連動国債を対象にしたタイプで、3位と4位は欧州の債券を対象にしたタイプです。
9位、10位のファンドも含め、ランクインした国際債券型のファンドは、全て先進国を対象にしたファンドです。

上記以外の投信分類のファンドでみると、国際株式型では、2本とも公共株を投資対象にしたファンドです。公共株は比較的安定した分野といわれており、その特徴がでたようです。

バランス型では、投資比率をみると、全てのファンドで国際債券の投資比率が50%以上あり、サブプライムローン問題の影響をうけやすい国際REITの比率が少ないです。

 ・MHAMトリニティオープン (ファンド3兄弟)
  国際債券50%、国内株式25%、国内REIT25%

 ・三菱UFJ 財産分散ファンド(三拍子)
  国際債券50%、国内株式30%、国内REIT20%

 ・世界三資産バランスファンド(セッション)
  国際債券70%、国際株式20%、国際REIT10%

3.手堅いファンドの選択(検討)での留意点

今回の結果をみると、手堅い投資としては、先進国の国債に分散投資するタイプが有望な感じがします。
ただし、9位、10位のファンドは、米ドル建ての米国債券に投資するタイプであり、昨今のドル安基調がファンドの運用に悪影響を与える可能性があることを留意しておくべきだと思います。

債券に比べリスクはありますが、リターンを重視するならば、公共株を主な投資対象にした国際株式型ファンドも有力候補になると思います。

バランス型では、債券の投資比率が高いもので、REITをあまり含まないタイプがよさそうです。

円高基調も続いていることから、為替リスクを考慮すると、国内投資になり、国内投資ファンドで上位にランクされたファンドから検討してみることになりそうです。
ただし、国内REIT型のファンドは、海外でのサブプライムローン問題の再燃により、そのあおりで国内REIT市況も悪化する可能性があることを留意しておくべきです。

<11月の調整で大幅に基準価格が下落したファンド>
これらのファンドについては、以下のページを参照してください。
 11月の調整で基準価格が大幅に下落したファンド

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テーマ:投資信託 - ジャンル:株式・投資・マネー

  1. 2007/11/29(木) 07:00:00|
  2. 手堅く分配を得たい場合
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

11月の調整で基準価格が大幅に下落したファンド

今回は、8月の世界同時株安に匹敵するほどの調整(相場の下落)があった今月(11月)の状況をみるため、当ブログの分配金ランキングにランクインしたファンドを対象に、基準価格の変化を調べました。

対象としたファンドは、各投信分類別分配金ランキングの対象になった毎月分配型、年6回:隔月分配型、年4回分配型のファンド170本です。
基準価格を比較した日は、比較的高値にあった11月1日(木曜)と、主に海外投資のファンドで11月での最安値になったファンドが多い11月27日(火曜)を比較しました。

<調査結果の要約>

1)基準価格が最も下落したのは、「HSBC中国株式ファンド(3ヶ月決算型)」(価格比59.0%、6998円減)。
 次点は、ゴールドマン・サックス 米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし)(価格比77.2%、2839円減)

2)基準価格が大幅に下落した分野は、国際REIT型(特に米国投資タイプ)が多い。次点は、国際株式型(特に新興国対象)。

 ※年間分配金は10月調査での実績分(06年11月~07年10月の12ヶ月間の集計値)
 ※基準価格、価格差の単位は円
 ※価格比の単位は%
 ※順位は、価格比が大きい順。価格比が同率の場合は、価格差が多いファンドを上位にしました。

順位運用会社投資信託名投信分類分配金11/1価格11/27価格価格比価格差
1HSBC投信HSBC中国株式ファンド(3ヶ月決算型)国際株式5960170531005559.0-6998
2ゴールドマンサックスゴールドマンサックス 米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし)国際REIT266012457961877.2-2839
3ニッセイアセットニッセイ/AEW・米国リートオープンBコース(為替ヘッジなし)国際REIT39209255719077.7-2065
4AIG投信AIG米国REITインカムファンド(バイリンガル)Bコース(為替ヘッジなし)国際REIT30009605755278.6-2053
5日本投信ワールド・リート・セレクション(米国)(十二絵巻)国際REIT23408835705679.9-1779
6BNPパリバNCドリーム 九州アジアファンド バランス3076125701007180.1-2499
7大和投資信託ダイワ・グローバルREITオープン(世界の街並み)国際REIT116011535924380.1-2292
8大和投資信託りそな・ワールド・リートファンド(フドウさん)国際REIT123010715860180.3-2114
9興銀第一ライフDIAM世界リートインデックスファンド国際REIT100011772946880.4-2304
10興銀第一ライフDIAMワールド・リート・インカム・オープン(世界家主倶楽部)国際REIT324010122816980.7-1953
11日興アセット日興・AMPグローバルREITファンドA(ヘッジなし)国際REIT1620156141262880.9-2986
12国際投信ワールド・リート・オープン国際REIT1170155151255380.9-2962
13ゴールドマンサックスGS 日本株・プラス 通貨分散コース バランス157010976890281.1-2074
14三井住友アセット三井住友・グローバル・リート・オープン(世界の大家さん)国際REIT935176161434081.4-3276
15野村アセット野村世界不動産投信国際REIT154011400931281.7-2088
16野村アセットグローバルREITオープン国際REIT215010808884081.8-1968
17野村アセット米国不動産投信ハイ・インカムオープン(りそなリート) 国際REIT13209255757181.8-1684
18日本投信グローバル・リート・セレクション国際REIT35509785803282.1-1753
19野村アセットノムラ日米REITファンド国際REIT252011268927582.3-1993
20シュローダー投信シュローダーBRICs株式ファンド国際株式4800131811092082.8-2261
21住信アセット住信 アジア・オセアニア配当利回り株オープン 国際株式3120122511017283.0-2079
22UBSUBSニュー・メジャー・バランス・ファンドバランス2770119901000283.4-1988
23ニッセイアセットニッセイ/AEW・米国リートオープンAコース(為替ヘッジあり)国際REIT28009103762283.7-1481
24大和住銀投信グローバル好配当株オープン国際株式2770125171049283.8-2025
25JPモルガンアセットJFグレート・アジア3・ファンド(グレート・アジア3) 国際株式3600138791164083.9-2239
26ニッセイアセットニッセイ/パトナム・グローバル好配当株式オープン(12のどんぐり)国際株式25409635809684.0-1539
27ゴールドマンサックスゴールドマンサックス 米国REITファンド Aコース(為替ヘッジあり)国際REIT184011187942784.3-1760
28AIG投信AIG米国REITインカムファンド(バイリンガル)Aコース(為替ヘッジあり)国際REIT20709766827684.7-1490
29大和投資信託ダイワ・グローバル好配当株ファンド国際株式236011625986884.9-1757
30PCAアセットPCAアジア・オセアニア好配当株式オープン国際株式241010948935385.4-1595

1.概況

基準価格が最も下落したのは、「HSBC中国株式ファンド(3ヶ月決算型)」で価格比59.0%、6998円減となりました。ただし、11月にボーナス分配として3000円分配された影響があります。この3000円を27日の基準価格に足して計算した場合は以下のようになりますが、最も基準価格が減少した結果には変わりありません。
 価格比76.6% 価格差3998円減

次に基準価格が大きく下落したファンドは、ゴールドマン・サックス 米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし)で、価格比77.2%、価格差2839円減となりました。このファンドも11月にボーナス分配180円を分配した影響がありますが、それにしても大幅な下落になりました。

3番目に基準価格が大きく下落したファンドは、ニッセイ/AEW・米国リートオープン Bコース(為替ヘッジなし)です。11月1日の時点で基準価格が1万円未満と運用が低迷していましたが、さらに今月の調整で追い討ちをかけられたような形になりました。

2.投資分類(投資分野)

 国際REIT型 63.3%(19本)
 国際株式型 26.6%(8本)
 バランス型 10.0%(3本)

投資分類でみると、ワースト30のファンドのうち、国際REITが63.3%(19本)と大半を占めています。ワースト10は2本を除き、全て国際REIT型です。
11月の調整は、サブプライムローン問題の再燃が原因になったため、最も関係のある国際REIT型のファンドに大きな影響がありました。
国際REIT型のタイプをみると、サブプライムローン問題の最も影響を受ける米国対象のファンドの基準価格が大きく下落しました(ワースト5のファンドは全てこのタイプ)。次にグローバル分散タイプが多いです。

投信分類で次に多いのは、国際株式型です。そのタイプとしては、新興国投資タイプが最も多いです(8本中5本が新興国投資タイプ)。8月の世界同時株安以降、比較的に堅調な投資対象でしたが、今回大きく価格が下落しました。今回の調整の背景には、リスク投資を回避する動きがあるため、リスクが高めの新興国投資から資金が流出したためと思われます。

バランス型は3本ありますが、いずれも株式の投資比率が高いタイプです。3本のうち2本(GS 日本株・プラス 通貨分散コースを除く)は、新興国投資の割合が高く、この分野でも新興国投資タイプが大きく価格が下落したことになりました。

サブプライムローン問題の実態解明と、その解決の道筋が明確にならない限り、国際REIT型は、この問題の再燃により、今後もこのような大幅な調整がおきる可能性があると思います。

新興国投資のファンドは、8月の世界同時株安時でも基準価格が大幅に下がりましたが、株式比率の高いファンドは回復が比較的早いです。今回の調整では、直接的な原因が新興国ではないので、同じような回復ペースになる可能性もあります(ただし、リスク投資への懸念材料になるようなことが追加発生した場合は、このようにいかない場合もありえます)。

<11月の調整で基準価格があまり下落しなかったファンド>
これらのファンドについては、以下のページを参照してください。
 11月の調整から見た手堅い投資のファンド

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  1. 2007/11/29(木) 06:58:00|
  2. 基準価格で比較した場合
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