毎月分配型 投資信託情報

毎月分配型の投資信託(投信)の情報として、分配金、リターン、基準価格等の投資信託ランキング等を紹介


年4回・年6回分配の国際債券ファンドの状況 (08年1月版)

今回は、分配型ファンド(年4回、年6回:隔月)の国際債券型ファンドの状況を調べました。
対象ファンド(61本)のうち、分配金ベスト10のファンドの分配金、リターン、コストの状況を調べました。調査対象期間は2007年1月から2007年12月です。

<調査結果の要約>

1)分配金が最も多いのは、ピクテ投信「ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)」(960円)
「新興国関連」を投資対象にしたファンドは分配金が多い
 (前回調査結果と同じ)

2)リターン(元本の値上り益+分配金)で最も多いのは、大和投資信託「ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実) 3カ月決算型」
 (前回調査結果と同じ)
 分配金順位1位のピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)は9位(前回調査結果と同じ)

3)元本の値上り益で最も多いのは、ニッセイアセット「ニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン」(前回調査結果と同じ)

4)コストでは、世界物価連動国債ファンド(物価の優等生)は比較的低く、ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)は高め

1.分配金

 ※分配金総額が多い順に列挙
 ※リターン内容は、分配金の調査期間に合わせ、2006年12月29日と、2007年の12月28日の基準価格をもとに比較
 ※手取り分配金は、分配金総額に対し口数を掛けて試算(概算ベース)
 ※値上り益は、税引き前の留保額の差引前(07年12月28日にファンドを所有していた前提での含み益/含み損)
 ※06年12月29日の基準価格で100万円分を購入した前提
 ※購入手数料は上限比率で試算(詳細は後述)
 ※総利益は、値上り益と手取り分配金の合計値

順位運用会社投資信託名分配金手取分配金値上益総利益
1ピクテ投信ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型) 96072821-91869-19048
2大和投信ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実)3カ月決算型85566234189468127
3AIG投信AIG新成長国債インカムオープン(レインボーシート)84070421-3996130460
4シュローダー投信シュローダー・アジア債券オープン Bコース(為替ヘッジなし)80067427-5169415733
5野村アセットハイブリッド・インカムオープン 76558237-506677570
6新光投信海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)(PIファンド(為替ヘッジなし))72061111-1952241589
7ニッセイアセットニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン640426841096853652
8T&Dアセット世界物価連動国債ファンド(物価の優等生)61050935-1085540080
9野村アセットハイ・イールド ボンド オープン Dコース(為替ヘッジなし)60950781-86906-36124
10三井住友アセット三井住友・USボンドオープン(為替ノーヘッジ型)(たのしみ)60054316-69304-14987

分配金が最も多いファンドは、ピクテ投信「ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)」(960円)です。国際債券型ファンドは分配金の水準が全般的に低く、年4回分配型ファンドの分配金ベスト20に含まれたファンドはないです。
ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)の過去1年間の分配金は以下のとおりです。

 07年3月 240円
 07年6月 240円
 07年9月 240円
 07年12月 240円

年間分配金ベスト10をみると、どちらかといえば、新興国を投資対象にしたファンドが、上位の方に多いです(1位、3位、4位)

<前回調査結果との比較>
前回調査結果と年間分配金で変化のあったファンドは以下のとおりです。

●年間分配金の増加

 ・ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)
  年間分配金30円増加(12月の分配金240円。一昨年12月210円)

 ・ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実) 3カ月決算型
  年間分配金30円増加(12月の分配金225円。一昨年12月195円)

●年間分配金の減少

 ・海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)(PIファンド(為替ヘッジなし))
  年間分配金90円減少(12月の分配金100円。一昨年12月190円)

 ・世界物価連動国債ファンド(物価の優等生)
  年間分配金30円減少(12月の分配金120円。一昨年12月150円)

<毎月分配型の分配金ベスト10との比較>

毎月分配型の国際債券ファンドと比較すると、年4回、年6回分配の国際債券ファンドは、毎月分配型の半分位の分配金の水準になっています。

 年4回・年6回分配  1位:960円~10位:600円(平均740円)
 毎月分配       1位:1906円~10位:1020円(平均1404円)

 ※参考:国際債券ファンドの分配金ランキング(毎月分配)

<最新の半期との比較>

サブプライムローン問題の影響により、調査対象期間の前半(堅調)と後半(軟調)は相場が異なるので、最新6ヶ月(7月~12月)の分配金を対象に分配金ランキングをまとめてみました。

 ※以下の表中の「順/年」は、年間ランキングでの順位
 ※「順/年」での「外」は、年間ランキングにないファンド

順位順/年運用会社投資信託名決算回数分配金
11ピクテ投信ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型) 4480
22大和投信ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実)3カ月決算型4450
37ニッセイアセットニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン4440
43AIG投信AIG新成長国債インカムオープン(レインボーシート)6420
55野村アセットハイブリッド・インカムオープン 6380
69野村アセットハイ・イールド ボンド オープン Dコース(為替ヘッジなし)6308
710三井住友アセット三井住友・USボンドオープン(為替ノーヘッジ型)(たのしみ)4300
8JPモルガンアセットJPM USトレジャリー・インカム・ファンド(3ヶ月決算型)(US・セレクト3M)4270
8ピクテ投信ピクテ・ユーロ最高格付国債ファンド(3ヵ月決算型)(ユーロ・セレクト3M)4270
8三菱UFJ投信三菱UFJ 海外債券オープン(四季の恵み(海外債券)) 4270

●順位の特徴

年間ランキングと特に異なることは、新興国対象のファンドの順位が下がり、先進国対象のファンドの順位が上がっています(前回調査結果と同じ傾向)。
ランクインしたファンドでは、新興国対象のファンドが減り、先進国対象のファンドが増えました。

●半期ランキングでランク外になった年間ランキングのファンド

 ・シュローダー・アジア債券オープン Bコース(為替ヘッジなし)
  年間4位(半期16位:半期分配金200円)

シュローダー・アジア債券オープン Bコース(為替ヘッジなし)は、2月のボーナス分配(500円)が計算対象外になった影響です。これ以外の最近3回の分配金は全て毎期100円です。

●半期ランキングで新たにランクインしたファンド

 ・JPM USトレジャリー・インカム・ファンド(3ヶ月決算型)(US・セレクト3M)
 ・ピクテ・ユーロ最高格付国債ファンド(3ヵ月決算型)(ユーロ・セレクト3M)
 ・三菱UFJ 海外債券オープン(四季の恵み(海外債券))

新たにランクインしたファンドは、3本とも主に先進国対象のファンドです。
各ファンドは 毎期定額でやや高めの分配金(いずれの決算でも毎期135円)が対象期間に出ています。

2.リターン内容

 ※以下の表は総利益が多い順
 ※順/分は、分配金ランキングでの順位

順位運用会社投資信託名分配金手取分配金値上益総利益
1大和投信ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実)3カ月決算型85566234189468127
2ニッセイアセットニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン640426841096853652
3新光投信海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)(PIファンド(為替ヘッジなし))72061111-1952241589
4T&Dアセット世界物価連動国債ファンド(物価の優等生)61050935-1085540080
5AIG投信AIG新成長国債インカムオープン(レインボーシート)84070421-3996130460
6シュローダー投信シュローダー・アジア債券オープン Bコース(為替ヘッジなし)80067427-5169415733
7野村アセットハイブリッド・インカムオープン 76558237-506677570
8三井住友アセット三井住友・USボンドオープン(為替ノーヘッジ型)(たのしみ)60054316-69304-14987
9ピクテ投信ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型) 96072821-91869-19048
10野村アセットハイ・イールド ボンド オープン Dコース(為替ヘッジなし)60950781-86906-36124

総利益(元本の値上り益+分配金)でみると、総額で最も多いのは、前回調査結果と同様に、大和投資信託「ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実) 3カ月決算型」です。

なお、分配金ランキング1位のピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)は、総利益では9位です。手取り分配金は最も多いですが、元本の損失も最も多く、損失が分配金を上回っていることが影響しています。

順位をみると、上位は先進国の格付けの高い債券を投資対象にしているファンドが多いです。下位の方は、新興国向け、先進国のハイイールド債といった格付けの低い債券を投資対象にしているファンドが多いです。
下位の8位以降のファンドは米ドル建ての債券に投資しているファンドであり、最近のドル安が影響しているようです。

ベスト10のファンドの「総利益の平均値」をみると、前回14,748円に対し、今回18,705円に増加しています。

元本の値上り益が最も多いのは、前回調査結果と同様に、ニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープンです。分配金ランキングでは7位であることから、運用益の分配を抑えていることが影響したようです。

為替(円高)などの影響によって、元本が損失となっているファンドは8本あります(前回調査結果と同数)。
ベスト10のファンドの「元本の値上り益の平均値」をみると、前回-46,172円に対し、今回-40,792円と損失額が減少しました。

3.コスト

 ※信託報酬が低い順に列挙
 ※手数料(販売手数料:税込み)、信託報酬は上限値

順位運用会社投資信託名手数料信託報酬留保額
1T&Dアセット世界物価連動国債ファンド(物価の優等生)2.10.9450.2
2新光投信海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)(PIファンド(為替ヘッジなし))2.11.050.1
3ニッセイアセットニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン2.11.20750
4大和投信ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実)3カ月決算型2.6251.31250
4野村アセットハイブリッド・インカムオープン 3.151.31250
5三井住友アセット三井住友・USボンドオープン(為替ノーヘッジ型)(たのしみ)2.11.54350
6野村アセットハイ・イールド ボンド オープン Dコース(為替ヘッジなし)1.051.64850
7シュローダー投信シュローダー・アジア債券オープン Bコース(為替ヘッジなし)2.11.6590.3
8AIG投信AIG新成長国債インカムオープン(レインボーシート)2.11.680
9ピクテ投信ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型) 3.151.9950.3

販売手数料が最も低いのは1.05%です(ハイ・イールド ボンド オープン Dコース:為替ヘッジなし)。
販売手数料が最も高いのは3.15%で、ハイブリッド・インカムオープン、ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)の2本です。

信託報酬が最も低いのは0.945%で、T&Dアセット「世界物価連動国債ファンド(物価の優等生)」です。信託報酬が最も高いのは、ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)(1.995%)です。
ちなみに、対象ファンド(10本)の信託報酬の平均は、1.4354%です。

信託財産留保額では、なし(0)が最も多く(6本)、次に0.3%が多いです(2本)。

全般的にコストをみると、世界物価連動国債ファンド(物価の優等生)は比較的低く、ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)は高めです。

4.ファンド購入時のファンド選択案

今回の調査結果を参考にした場合、以下のとおりです。

1)分配金の獲得を優先したい場合(過去の実績を評価した場合)

 ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)

投資対象は格付けが比較的低い新興国の債券なので、最近の調整の原因となった信用収縮がおきた時は、高格付けの公債主体の債券型ファンドよりも信用度が低いので、基準価格が下がる可能性があります。
基準価格の推移をみると、12月末に11月の調整前の価格の半分位まで戻しましたが、年初からの軟調の影響で、価格が下がっています。ここしばらくは、方向感が定まらないような推移になりそうです。
 基準価格の推移(QUICK)

2)総利益の獲得を優先したい場合(過去の実績を評価した場合)

 ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実) 3カ月決算型

投資対象国の割合では、約90%がオーストラリア向け投資のため、この国の動向に左右されます。今までは円安による為替効果が結構ありましたが、円高になってくると、基準価格が上がりにくくなると思います。
従ってこのファンドのメリットである「元本の値上り益」を獲得しにくくなり、その結果、総利益が増えにくくなるような状況になる可能性があります。
基準価格の推移をみると、12月末に11月の調整前の価格の3分の1位まで戻しましたが、その後は横ばいの状態です。円高基調がしばらく続きそうなので、明確な上昇トレンドは出にくいように思えます。
 基準価格の推移(QUICK)


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テーマ:投資信託 - ジャンル:株式・投資・マネー

  1. 2008/01/29(火) 07:00:00|
  2. 年4~6回分配の国際債券ファンドの状況
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年4回・年6回分配のバランス型ファンドの状況(08年1月版)

今回は、分配型ファンド(年4回、年6回:隔月)のバランス型ファンドの状況を調べました。
対象ファンド(71本)のうち、分配金ベスト10のファンドの分配金、リターン、コストの状況を調べました。調査対象期間は2007年1月から2007年12月です。

<調査結果の要約>

1)分配金が最も多いのは、BNPパリバ「NCドリーム 九州アジアファンド」(3104円)(前回調査結果と同じ)

2)リターン(元本の値上り益+分配金)で最も多いのは、BNPパリバ「NCドリーム 九州アジアファンド」

3)対象ファンドは全て元本割れ(軟調の影響)。元本の値下り損で最も少ないのは、住信アセット「住信 世界ダブルハイインカム」

4)コストでは、「マイストーリー分配型(年6回)Bコース(為替ヘッジなし)」は比較的低く、NCドリーム 九州アジアファンド、野村グローバル・ファンズ・プレミアム(3ヵ月決算型)は高め

1.分配金

 ※分配金総額が多い順に列挙
 ※リターン内容は、分配金の調査期間に合わせ、2006年12月29日と、2007年の12月28日の基準価格をもとに比較
 ※手取り分配金は、分配金総額に対し口数を掛けて試算(概算ベース)
 ※値上り益は、税引き前の留保額の差引前(07年12月28日にファンドを所有していた前提での含み益/含み損)
 ※06年12月29日の基準価格で100万円分を購入した前提
 ※購入手数料は上限比率で試算(詳細は後述)
 ※総利益は、値上り益と手取り分配金の合計値

順位運用会社投資信託名分配金手取分配金値上益総利益
1BNPパリバNCドリーム 九州アジアファンド3104251193-98460152734
2野村アセットマイストーリー分配型(年6回)Bコース(為替ヘッジなし) 1442112667-123536-10869
3大和投資信託ミルフィーユ(成長重視ポートフォリオ)1440113416-118054-4638
4ニッセイアセットニッセイ/パトナム・バランスアップオープン(トリプルスター)1420110800-9961611184
4住信アセット住信 世界ダブルハイインカム1420117914-7325844656
5みずほ投信MHAM 6資産バランスファンド (六花選) 1400111801-140905-29104
6大和投資信託ダイワ・三資産分散ファンド1340108966-124236-15270
7日興アセット日興スリートップ1320109527-7984029687
8興銀第一ライフ世界6資産アクティブ・バランス・ファンド(キュービック・バランス)110090095-94827-4732
8野村アセット野村グローバル・ファンズ・プレミアム(3ヵ月決算型) 110088391-93123-4732

分配金が最も多いファンドは、前回調査結果と同様に、BNPパリバ「NCドリーム 九州アジアファンド」(3104円)です。NCドリーム 九州アジアファンドの投資比率は、100%株式(国内、国際)という堅調時に利益を得やすい仕様が好影響していると思います。
なお、BNPパリバ「NCドリーム 九州アジアファンド」の過去1年間の分配金は以下のとおりです。

 07年3月 573円
 07年6月 1076円
 07年9月 225円
 07年12月 1230円

分配金ベスト4をみると、債券の投資比率が高いファンドの方が多いです(66%以上)。軟調により運用が悪化しやすい投資対象(株式、REIT)を多く含むファンドの分配金が減少したため、それらに代わって、比較的運用が悪化しにくい投資対象(主に債券)を多く含むファンドの順位が繰り上がった形になりました。
ベスト10のファンドで、12月に決算があったファンドはNCドリーム 九州アジアファンドだけなので、このファンド以外は前回調査と同じ結果です。

 [債券の投資比率]
 1位 NCドリーム 九州アジアファンド 0%
 2位 マイストーリー分配型(年6回)Bコース(為替ヘッジなし) 75%
 3位 ミルフィーユ(成長重視ポートフォリオ) 20%
 4位 ニッセイ/パトナム・バランスアップオープン(トリプルスター) 約66%
 4位 住信 世界ダブルハイインカム 70%

<前回調査結果との比較>

●年間分配金の増加

 ・NCドリーム 九州アジアファンド
  年間分配金28円増加(12月の分配金1230円。一昨年12月1202円)

<毎月分配型の分配金ベスト10との比較>

毎月分配型のバランス型ファンドと比較すると、平均値では、毎月分配型の方が分配金はやや多いです。

 年4回分配  1位:3104円~10位:1100円  平均値1509円
 毎月分配  1位:2620円~10位:1180円   平均値1516円

 ※参考:バランス型ファンドの分配金ランキング(毎月分配)

<最新の半期との比較>

サブプライムローン問題の影響により、調査対象期間の前半(堅調)と後半(軟調)は相場が異なるので、最新6ヶ月(7月~12月)の分配金を対象に分配金ランキングをまとめてみました。

 ※以下の表中の「順/年」は、年間ランキングでの順位
 ※「順/年」での「外」は、年間ランキングにないファンド

順位順/年運用会社投資信託名決算回数分配金
11BNPパリバNCドリーム 九州アジアファンド41455
2日興アセット日興アジア資産3分法6850
37日興アセット日興スリートップ6810
4ゴールドマンサックスGS エマージング・資産分散ファンド4800
54ニッセイアセットニッセイ/パトナム・バランスアップオープン(トリプルスター)6760
54住信アセット住信 世界ダブルハイインカム6760
62野村アセットマイストーリー分配型(年6回)Bコース(為替ヘッジなし) 6724
76大和投資信託ダイワ・三資産分散ファンド6720
8大和投資信託ダイワ世界資産分散ファンド(ライフハーモニー)6480
9興銀第一ライフ自然環境保護ファンド(尾瀬紀行)6460
9大和投資信託しがぎんSRI三資産バランス・オープン(OHみらい)6460

年間ランキングと特に異なることは、新興国関連のファンドが上位にランクインし、株式やREITの投資比率の比較的高いファンドがランキング外になったことです。

●順位の特徴

年間ランキングに比べ、順位が特に上昇したファンドは、日興スリートップです。このファンドは、債券の投資比率が比較的高いです(75%)。

●半期ランキングでランク外になった年間ランキングのファンド
 ( )内は半期での順位、半期での分配金

 ・ミルフィーユ(成長重視ポートフォリオ) 年間3位(12位。420円)
  株式70%、REIT10%、国際債券20%

 ・MHAM6資産バランスファンド (六花選) 年間5位(30位。120円)
  株式33%、REIT33%、債券33%

 ・世界6資産アクティブ・バランス・ファンド(キュービック・バランス) 年間8位(20位。260円)
  株式25%、REIT25%、債券50%

 ・野村グローバル・ファンズ・プレミアム(3ヵ月決算型) 年間8位(13位。400円)
  株式50%、債券50%

上記のファンドは、前述したように、軟調によって運用が悪化しやすい投資対象(株式、REIT)を多く含むファンドです。

●半期ランキングで新たにランクインしたファンド
 ※()は7月のボーナス分配額と、その半期分配金での割合

 ・日興アジア資産3分法
 ・GS エマージング・資産分散ファンド(年4回分配型)
 ・ダイワ世界資産分散ファンド(ライフハーモニー) (300円。62.5%)
 ・自然環境保護ファンド(尾瀬紀行) (420円。91.3%)
 ・しがぎん SRI三資産バランス・オープン(OHみらい) (400円。87.0%)

新興国関連のファンド2本がランクインしました。特に、GS エマージング・資産分散ファンドは10月の分配金(800円:初回分配)が大きく影響しました。
ダイワ世界資産分散ファンド(ライフハーモニー)、自然環境保護ファンド(尾瀬紀行)、しがぎん SRI三資産バランス・オープン(OHみらい)は、7月のボーナス分配(堅調時の運用)が影響しており、この分析の狙いである世界同時株安以降の運用を表しているとはいえません。

2.リターン内容

 ※以下の表は総利益が多い順
 ※順/分は、分配金ランキングでの順位

順位運用会社投資信託名分配金手取分配金値上益総利益
1BNPパリバNCドリーム 九州アジアファンド3104251193-98460152734
2住信アセット住信 世界ダブルハイインカム1420117914-7325844656
3日興アセット日興スリートップ1320109527-7984029687
4ニッセイアセットニッセイ/パトナム・バランスアップオープン(トリプルスター)1420110800-9961611184
5大和投資信託ミルフィーユ(成長重視ポートフォリオ)1440113416-118054-4638
6野村アセット野村グローバル・ファンズ・プレミアム(3ヵ月決算型) 110088391-93123-4732
7興銀第一ライフ世界6資産アクティブ・バランス・ファンド(キュービック・バランス)110090095-94827-4732
8野村アセットマイストーリー分配型(年6回)Bコース(為替ヘッジなし) 1442112667-123536-10869
9大和投資信託ダイワ・三資産分散ファンド1340108966-124236-15270
10みずほ投信MHAM 6資産バランスファンド (六花選) 1400111801-140905-29104

総利益(元本の値上り益+分配金)でみると、総額で最も多いのは、前回調査結果と同様に、BNPパリバ「NCドリーム 九州アジアファンド」です。
なお、年間分配金2位のマイストーリー分配型(年6回)Bコース(為替ヘッジなし)は、総利益では8位です。手取り分配金は多い方ですが、元本の損失が多いことが影響しています。

総利益の多いファンドは、債券の比率が高いファンドが多いです(2位~4位)。債券(外債)は円高の影響もあって下がりましたが、株式やREITよりも下がらなかったため、他のファンドに比べ元本の値下り損が少なくなったと思います。

総利益の平均値をみると、前回46,068円に対し、今回16,892円と大幅に減少しています(63.4%マイナス)。

リターンの内訳をみると、軟調の影響によって、10本が元本割れになりました(前回調査も10本全てが元本割れ)。
元本の損益の平均値をみると、前回-78,693円に対し、今回-104,586円となり、対象ファンドの運用は悪化しました。

元本の値下り損が最も少ないファンドは、住信アセット「住信 世界ダブルハイインカム」です(前回3位)。
元本の損失が最も多いのは、みずほ投信「MHAM6資産バランスファンド (六花選)」です。元本の損失が多いため、分配金でカバーできず、総利益では最も少ない結果になりました。

3.コスト

 ※信託報酬が低い順に列挙
 ※手数料(販売手数料)、信託報酬は上限値

順位運用会社投資信託名手数料信託報酬留保額
1野村アセットマイストーリー分配型(年6回)Bコース(為替ヘッジなし) 2.10.7980.25
2大和投資信託ダイワ・三資産分散ファンド3.151.1550
3みずほ投信MHAM 6資産バランスファンド (六花選) 3.151.20750.2
4住信アセット住信 世界ダブルハイインカム3.151.260
5日興アセット日興スリートップ3.151.399650
6大和投資信託ミルフィーユ(成長重視ポートフォリオ)2.11.41750
7興銀第一ライフ世界6資産アクティブ・バランス・ファンド(キュービック・バランス)2.11.496250.3
8BNPパリバNCドリーム 九州アジアファンド3.151.52250.1
8ニッセイアセットニッセイ/パトナム・バランスアップオープン(トリプルスター)3.151.52250
9野村アセット野村グローバル・ファンズ・プレミアム(3ヵ月決算型) 2.6251.920

販売手数料が最も低いのは2.1%で、「マイストーリー分配型(年6回)Bコース(為替ヘッジなし)」、「ミルフィーユ(成長重視ポートフォリオ)」、「世界6資産アクティブ・バランス・ファンド(キュービック・バランス)」です。
販売手数料が最も高いのは3.15%で6本あり、3.15%が大勢を占めています。

信託報酬が最も低いのは0.798%で、「マイストーリー分配型(年6回)Bコース(為替ヘッジなし)」です。信託報酬が最も高いのは1.92%で、野村グローバル・ファンズ・プレミアム(3ヵ月決算型)です。
ちなみに、対象ファンド(10本)の信託報酬の平均は、1.3699%です。

信託財産留保額では、なし(0)が最も多いです(6本)。

全般的にコストをみると、「マイストーリー分配型(年6回)Bコース(為替ヘッジなし)」は比較的低く、NCドリーム 九州アジアファンド、野村グローバル・ファンズ・プレミアム(3ヵ月決算型)は高めです。

4.ファンド購入時のファンド選択案

今回の調査結果を参考にした場合、以下のとおりです。

1)分配金、総利益の獲得を優先したい場合(過去の実績を評価した場合)

 BNPパリバ「NCドリーム 九州アジアファンド」

投資対象は100%株式なので、世界同時株安のような時は、基準価格が大幅に下がる可能性があります。軟調の影響で、昨年11月末以降の基準価格の推移は、下降トレンドになっています。
 基準価格の推移(QUICK)

2)リスクを抑え、なるべく総利益の獲得を優先したい場合(過去の実績を評価した場合)

 住信 世界ダブルハイインカム

投資対象にREITが含まれていないので、サブプライムローン問題が再燃したときでも、基準価格の下値が大きく下がりにくいと思います。
基準価格の推移をみると、11月以降は1万円以下になっていますが、明確な下降トレンドではなく、9500円前後で横ばいのような推移になっています(12月末までの期間。なお、1月は下降トレンドへ)。
 基準価格の推移(QUICK)


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テーマ:投資信託 - ジャンル:株式・投資・マネー

  1. 2008/01/28(月) 07:00:00|
  2. 年4~6回分配のバランス型ファンドの状況
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