なお、分配金の増減があったファンド(ボーナス分配含む)や設定後初回の分配があったファンドを対象にしました。
<調査結果の要約>
1)毎月分配型ファンドの分配金で増加したファンドはなし。
年4回〜年6回;隔月分配型で最も増加したのは、野村アセット「ハイ・イールド ボンド オープン Cコース(為替ヘッジあり)」(40円。前期より5円増加)
2)毎月分配型ファンドの分配金で最も減少したのは、新生インベストメント「エマージング・カレンシー・債券ファンド」(60円。前月より180円減少)。ボーナス分配から通常の分配に戻ったため。
年4回〜年6回:隔月分配型ファンドの分配金で最も減少したのは、JPモルガンアセット「JFグレート・アジア3・ファンド(グレート・アジア3)」(100円。前期より1300円減少)、シュローダー投信「シュローダーBRICs株式ファンド」(0円:無配。前期より1300円減少)
3)ボーナス分配を実施しなかったファンドは2本(国際株式型)
4)初回分配は2本(毎月分配型1本、年4回分配型1本)
1.分配金が前月(前期)より増加したファンド
※増減の単位は円
※増減額が多い順に列挙
※基準価格は、決算日の基準価格(分配落ち)
<毎月分配型>
該当なし
<年4回、年6回:隔月分配型>
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 決算回数 | 投信分類 | 1月 | 増減 | 前期 | 2期前 | 3期前 | 昨年1月 | 基準価格 |
| 1 | 野村アセット | ハイ・イールド ボンド オープン Cコース(為替ヘッジあり) | 6 | 国際債券 | 40 | 5 | 35 | 26 | 23 | 20 | 10081 |
| 2 | 野村アセット | ハイ・イールド ボンド オープン Dコース(為替ヘッジなし) | 6 | 国際債券 | 106 | 2 | 104 | 103 | 101 | 100 | 8845 |
年4回分配型ファンドの分配金で、前期に比べ最も増加したファンドは、野村アセット「ハイ・イールド ボンド オープン Cコース(為替ヘッジあり)」で、40円(5円増加)の分配金がでました。
次に分配金が増加したのは、野村アセット「ハイ・イールド ボンド オープン Dコース(為替ヘッジなし)」です。
なお、これらのファンドの増加額は5円以下の微増程度です。軟調の影響により、分配金が増加したファンドはこの2本だけでした。
2.分配金が前月(前期)より減少したファンド
※増減の単位は円
※増減額が多い順に列挙
※基準価格は、決算日の基準価格(分配落ち)
※増配等で()は、目論見書等に記載されていないが定期的に増配(ボーナス分配)をしていることを示す
<毎月分配型>
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 1月 | 増減 | 12月 | 11月 | 10月 | 昨年1月 | 増配等 | 基準価格 |
| 1 | 新生インベストメント | エマージング・カレンシー・債券ファンド | 国際債券 | 60 | -180 | 240 | 60 | 60 | 60 | 6月、12月 | 9580 |
| 2 | DIAMアセット | DIAM世界好配当株オープン(世界配当倶楽部) | 国際株式 | 40 | -50 | 90 | 40 | 40 | 40 | 3、6、9、12月 | 8630 |
| 3 | ニッセイアセット | ニッセイ/パトナム・毎月分配インカムオープン | 国際債券 | 36 | -2 | 38 | 38 | 40 | 38 | なし | 8404 |
<年4回、年6回:隔月分配型>
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 決算回数 | 投信分類 | 1月 | 増減 | 前期 | 2期前 | 3期前 | 昨年1月 | 基準価格 |
| 1 | JPモルガンアセット | JFグレート・アジア3・ファンド(グレート・アジア3) | 4 | 国際株式 | 100 | -1300 | 1400 | 1000 | 200 | 1000 | 10504 |
| 1 | シュローダー投信 | シュローダーBRICs株式ファンド | 4 | 国際株式 | 0 | -1300 | 1300 | 1300 | 1000 | 1200 | 10047 |
| 2 | 野村アセット | J-REITオープン | 4 | 国内REIT | 60 | -200 | 260 | 460 | 560 | 560 | 9533 |
| 3 | みずほ投信 | MHAM日本好配当株オープン (配当生活) | 4 | 国内株式 | 0 | -70 | 70 | 200 | 250 | 800 | 7188 |
毎月分配型ファンドの分配金で前月に比べ減少したファンドは、新生インベストメント「エマージング・カレンシー・債券ファンド」です。前期はボーナス分配(年2回)を実施したので、今期はボーナス分配ではない分配金レベルに戻ったといえます。
DIAM世界好配当株オープン(世界配当倶楽部)も、前期のボーナス分配から通常の分配に戻ったためです。
年4回、年6回:隔月分配型ファンドの分配金で、前期に比べ最も減少したファンドは、JPモルガンアセット「JFグレート・アジア3・ファンド(グレート・アジア3)」100円(1300円減少)、およびシュローダー投信「シュローダーBRICs株式ファンド」0円:無配(1300円減少)の分配金となりました。
JFグレート・アジア3・ファンド(グレート・アジア3)は、比較的堅調な投資対象である新興国を含むファンドですが、特に軟調になっている国内株式(日本)の投資比率が40%あることに加え、最近のアジア株式市場の軟調の影響も加わったことから運用が低迷したものと思います。
シュローダーBRICs株式ファンドは、世界的な軟調の影響が、今まで比較的堅調であった新興国市場にも影響が及んだためと思われます。
■ボーナス分配を実施しなかったファンド
以下の毎月分配型ファンド2本で、ボーナス分配が実施されませんでした。
| 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 1月 | 昨年 | 金額差 | 基準価格 | ボーナス分配 |
| SGアセット | たんぎん世界好配当株式ファンド(ワールド・ドリーム) | 国際株式 | 30 | 2300 | -2270 | 9191 | 1月、7月 |
| SGアセット | SG 世界好配当株式ファンド(グローバル・ドリーム) | 国際株式 | 30 | 2200 | -2170 | 9178 | 1月、7月 |
これらのファンドの過去の分配の仕方をみると、決算日の基準価格のうち11000円を超える分をボーナス分配の対象にしているようです。今回は決算日の基準価格をみると10000円未満になっており、その基準に見合っていないため、ボーナス分配が実施されなかったようです。
両ファンドの基準価格の推移をみると、今年になって大幅に下落しており、昨年夏の世界同時株安時よりも低い基準価格になっています。
・ワールド・ドリーム:基準価格の推移(QUICK)
・グローバル・ドリーム:基準価格の推移(QUICK)
4.設定後初回分配があったファンド
調査対象期間に初回分配を行ったファンドは、以下のファンドです。
<毎月分配型>
| 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 分配金 | 基準価格 | ボーナス分配 |
| JPモルガンアセット | JPMエマージング株式ファンド(毎月決算型)(成長果実) | 国際株式 | 10 | 7983 | 5月、11月 |
<年4回、年6回:隔月分配型>
| 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 決算回数 | 分配金 | 基準価格 |
| 住信アセット | 住信 ニュー配当利回り株オープン(3カ月決算型)(配当物語3M) | 国内株式 | 4 | 30 | 8161 |
双方とも株式を投資対象にしています。
JPMエマージング株式ファンド(毎月決算型)(成長果実)は、比較的堅調な分野である新興国の株式を投資対象にしていますが、基準価格の推移をみると、今年になってからは大幅に下落しており、設定来の最安値圏になっています。
日経平均が昨年来最安値を更新している軟調が著しい国内株式市場を投資対象にした「住信 ニュー配当利回り株オープン(3カ月決算型)(配当物語3M)」は、昨年11月以降、基準価格が10000円未満になっており(しかも下降トレンドなっており)、運用が低迷しています。
・成長果実:基準価格の推移(QUICK)
・配当物語3M:基準価格の推移(QUICK)
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