毎月分配型 投資信託情報

毎月分配型の投資信託(投信)の情報として、分配金、リターン、基準価格等の投資信託ランキング等を紹介


年4回・年6回分配の国際債券ファンドの状況 (08年2月版)

今回は、分配型ファンド(年4回、年6回:隔月)の国際債券型ファンドの状況を調べました。
対象ファンド(61本)のうち、分配金ベスト10のファンドの分配金、リターン、コストの状況を調べました。調査対象期間は2007年2月から2008年1月です。

<調査結果の要約>

1)分配金が最も多いファンドは、ピクテ投信「ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)」(960円)(前回も1位)
「新興国関連」を投資対象にしたファンドは分配金が多い
 (前回調査結果と同じ)

2)半期の分配金では、新興国対象のファンドの順位が下降、先進国対象のファンドの順位が上昇

3)リターン(元本の値上り益+分配金)で最も多いファンドは、大和投資信託「ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実) 3カ月決算型」
 (前回も1位)
 分配金順位1位のピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)は8位

4)軟調の影響で、対象ファンドは全て元本割れ(昨年を下回る基準価格)
元本の値下り損で最も少ないファンドは、ニッセイアセット「ニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン」

5)コストでは、世界物価連動国債ファンド(物価の優等生)は比較的低く、ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)は高め

1.分配金

 ※分配金総額が多い順に列挙
 ※リターン内容は、分配金の調査期間に合わせ、2007年1月31日と、2008年の1月31日の基準価格をもとに比較
 ※手取り分配金は、分配金総額に対し口数を掛けた概算値(普通分配金として課税10%を差し引いた値で試算)
 ※値上り益は、税引き前の留保額の差引前(08年1月31日にファンドを所有していた前提での含み益/含み損)
 ※07年1月31日の基準価格で100万円分を購入した前提
 ※購入手数料は上限比率で試算(詳細は後述)
 ※総利益は、値上り益と手取り分配金の合計値

順位運用会社投資信託名分配金手取分配金値上益総利益
1ピクテ投信ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型) 96071759-154980-83221
2大和投信ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実)3カ月決算型85566088-3985026237
3AIG投信AIG新成長国債インカムオープン(レインボーシート)84070374-112543-42169
4シュローダー投信シュローダー・アジア債券オープン Bコース(為替ヘッジなし)80066198-114008-47810
5野村アセットハイブリッド・インカムオープン 74556340-119151-62810
6新光投信海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)(PIファンド(為替ヘッジなし))72060510-64432-3922
7ニッセイアセットニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン64042479-3222810251
8野村アセットハイ・イールド ボンド オープン Dコース(為替ヘッジなし)61550224-188010-137786
9T&Dアセット世界物価連動国債ファンド(物価の優等生)61050557-433747183
10三井住友アセット三井住友・USボンドオープン(為替ノーヘッジ型)(たのしみ)60053255-138462-85208

分配金が最も多いファンドは、ピクテ投信「ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)」(960円)です(前回も1位)。
国際債券型ファンドは分配金の水準が全般的に低く、年4回、年6回:隔月分配型ファンドの分配金ベスト20に含まれたファンドはないです。
ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)の過去1年間の分配金は以下のとおりです(本年1月に決算はなし)。

 07年3月 240円
 07年6月 240円
 07年9月 240円
 07年12月 240円

年間分配金ベスト10をみると、どちらかといえば、新興国を投資対象にしたファンドが、上位の方に多いです(1位、3位、4位)

<前回調査結果との比較>
1月に決算を行ったファンド3本のうち、前回調査結果と年間分配金で変化のあったファンドは以下のとおりです(1月に決算のあったAIG新成長国債インカムオープン(レインボーシート)の1月分配金は昨年と同じ140円)。

●年間分配金の増加

 ・野村アセット
  「ハイ・イールド ボンド オープン Dコース(為替ヘッジなし)」
  年間分配金6円増加(1月の分配金106円。昨年1月100円)

●年間分配金の減少

 ・野村アセット「ハイブリッド・インカムオープン」
  年間分配金20円減少(1月の分配金105円。昨年1月125円)

<毎月分配型の分配金ベスト10との比較>

毎月分配型の国際債券ファンドと比較すると、年4回、年6回分配の国際債券ファンドは、毎月分配型の半分位の分配金の水準になっています。

 年4回・年6回分配  1位:960円~10位:600円(平均739円)
 毎月分配         1位:1906円~10位:1020円(平均1404円)

 ※参考:国際債券ファンドの分配金ランキング(毎月分配)

<最新の半期との比較>

サブプライムローン問題の影響により、調査対象期間の前半(堅調)と後半(軟調)は相場が異なるので、最新6ヶ月(昨年8月~本年1月)の分配金を対象に分配金ランキングをまとめてみました。

 ※以下の表中の「順/年」は、年間ランキングでの順位
 ※「順/年」での「外」は、年間ランキングにないファンド

順位順/年運用会社投資信託名決算回数分配金
11ピクテ投信ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)4480
22大和投信ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実)3カ月決算型4450
37ニッセイアセットニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン4440
43AIG投信AIG新成長国債インカムオープン(レインボーシート)6420
55野村アセットハイブリッド・インカムオープン 6355
68野村アセットハイ・イールド ボンド オープン Dコース(為替ヘッジなし)6313
710三井住友アセット三井住友・USボンドオープン(為替ノーヘッジ型)(たのしみ)4300
8JPモルガンアセットJPM USトレジャリー・インカム・ファンド(3ヶ月決算型)(US・セレクト3M)4270
8ピクテ投信ピクテ・ユーロ最高格付国債ファンド(3ヵ月決算型)(ユーロ・セレクト3M)4270
8三菱UFJ投信三菱UFJ 海外債券オープン(四季の恵み(海外債券)) 4270

●順位の特徴

年間ランキングと特に異なることは、新興国対象のファンドの順位が下がり、先進国対象のファンドの順位が上がっています(前回調査結果と同じ傾向)。
ランクインしたファンドでは、新興国対象のファンド、物価連動債のファンドが減り、先進国対象のファンドが増えました。

●半期ランキングでランク外になった年間ランキングのファンド

 ・シュローダー・アジア債券オープン Bコース(為替ヘッジなし)
  年間4位(半期16位:半期分配金200円)

 ・海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)(PIファンド(為替ヘッジなし)) 
  年間6位(半期12位:半期分配金240円)

 ・世界物価連動国債ファンド(物価の優等生)
  年間9位(半期11位:半期分配金250円)

シュローダー・アジア債券オープン Bコース(為替ヘッジなし)は、2月のボーナス分配(500円)が計算対象外になった影響です。これ以外の最近3回の分配金は全て毎期100円です。
2本の物価連動債は、年間でみた場合、前期の方が分配金は多く(特に昨年3月は双方ともに200円)、その期間が除外されたためです。後期は円高のマイナス効果が大きかったようです。

●半期ランキングで新たにランクインしたファンド

 ・JPM USトレジャリー・インカム・ファンド(3ヶ月決算型)(US・セレクト3M)
 ・ピクテ・ユーロ最高格付国債ファンド(3ヵ月決算型)(ユーロ・セレクト3M)
 ・三菱UFJ 海外債券オープン(四季の恵み(海外債券))

新たにランクインしたファンドは、3本とも主に先進国対象のファンド(前回の半期ランキングと同じファンド)です。
各ファンドは 毎期定額でやや高めの分配金(いずれの決算でも毎期135円)が対象期間に出ています。

2.リターン内容

 ※以下の表は総利益が多い順
 ※順/分は、分配金ランキングでの順位

順位順/分運用会社投資信託名分配金手取分配金値上益総利益
12大和投信ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実)3カ月決算型85566088-3985026237
27ニッセイアセットニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン64042479-3222810251
39T&Dアセット世界物価連動国債ファンド(物価の優等生)61050557-433747183
46新光投信海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)(PIファンド(為替ヘッジなし))72060510-64432-3922
53AIG投信AIG新成長国債インカムオープン(レインボーシート)84070374-112543-42169
64シュローダー投信シュローダー・アジア債券オープン Bコース(為替ヘッジなし)80066198-114008-47810
75野村アセットハイブリッド・インカムオープン 74556340-119151-62810
81ピクテ投信ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型) 96071759-154980-83221
910三井住友アセット三井住友・USボンドオープン(為替ノーヘッジ型)(たのしみ)60053255-138462-85208
108野村アセットハイ・イールド ボンド オープン Dコース(為替ヘッジなし)61550224-188010-137786

総利益(元本の値上り益+分配金)でみると、総額で最も多いファンドは、前回調査結果と同様に、大和投資信託「ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実) 3カ月決算型」です。

なお、分配金ランキング1位のピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)は、総利益では8位です。手取り分配金は最も多いですが、元本の損失が2番目に多く、損失が分配金を上回っていることが影響しています。

順位をみると、上位は先進国の格付けの高い債券を投資対象にしているファンドが多いです。下位の方は、新興国向け、先進国のハイイールド債といった格付けの低い債券を投資対象にしているファンドが多いです(これらのカテゴリのファンドは損失になりました)。
下位の8位以降のファンドは米ドル建ての債券に投資しているファンドであり、最近のドル安が影響しているようです。

ベスト10のファンドの「総利益の平均値」をみると、前回18,705円に対し、今回-41,926円に減少しました。

軟調の影響で、対象ファンドは全て元本割れ(昨年を下回る基準価格)になりました。
元本の値下り損が最も少ないファンドは、ニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープンです。分配金ランキングでは7位であることから、運用益の分配を抑えていることが影響したようです。
元本の損失が少ないファンドは、先進国を投資対象にしたファンドが多いです(以下の1位~4位のファンド)。

<元本の損失が少ないファンド>
1位 ニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン
2位 ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実) 3カ月決算型
3位 世界物価連動国債ファンド(物価の優等生)
4位 海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)(PIファンド(為替ヘッジなし)) 
5位 AIG新成長国債インカムオープン(レインボーシート)

ベスト10のファンドの「元本の値上り益の平均値」をみると、前回-40,792円に対し、今回-100,704円と損失額が増加しました(約2.5倍)。

3.コスト

 ※信託報酬が低い順に列挙
 ※手数料(販売手数料:税込み)、信託報酬は上限値

順位運用会社投資信託名手数料信託報酬留保額
1T&Dアセット世界物価連動国債ファンド(物価の優等生)2.10.9450.2
2新光投信海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)(PIファンド(為替ヘッジなし))2.11.050.1
3ニッセイアセットニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン2.11.20750
4大和投信ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実)3カ月決算型2.6251.31250
4野村アセットハイブリッド・インカムオープン 3.151.31250
5三井住友アセット三井住友・USボンドオープン(為替ノーヘッジ型)(たのしみ)2.11.54350
6野村アセットハイ・イールド ボンド オープン Dコース(為替ヘッジなし)1.051.64850
7シュローダー投信シュローダー・アジア債券オープン Bコース(為替ヘッジなし)2.11.6590.3
8AIG投信AIG新成長国債インカムオープン(レインボーシート)2.11.680
9ピクテ投信ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型) 3.151.9950.3

販売手数料が最も低いファンドは1.05%です(ハイ・イールド ボンド オープン Dコース:為替ヘッジなし)。
販売手数料が最も高いファンドは3.15%で、ハイブリッド・インカムオープン、ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)の2本です。

信託報酬が最も低いファンドは0.945%で、T&Dアセット「世界物価連動国債ファンド(物価の優等生)」です。信託報酬が最も高いファンドは、ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)(1.995%)です。
ちなみに、対象ファンド(10本)の信託報酬の平均は、1.4354%です。

信託財産留保額では、なし(0)が最も多く(6本)、次に0.3%が多いです(2本)。

全般的にコストをみると、世界物価連動国債ファンド(物価の優等生)は比較的低く、ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)は高めです。


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  1. 2008/02/28(木) 07:00:00|
  2. 年4~6回分配の国際債券ファンドの状況
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年4回・年6回分配のバランス型ファンドの状況(08年2月版)

今回は、分配型ファンド(年4回、年6回:隔月)のバランス型ファンドの状況を調べました。
対象ファンド(72本)のうち、分配金ベスト10のファンドの分配金、リターン、コストの状況を調べました。調査対象期間は2007年2月から2008年1月です。

<調査結果の要約>

1)年間(及び半期)分配金が最も多いファンドは、BNPパリバ「NCドリーム 九州アジアファンド」(3104円)(前回も1位)

2)半期の分配金では、新興国関連のファンドがランクインし、「REITの投資比率が比較的高いファンド」がランキング外へ

3)対象ファンドは全て損失(軟調の影響)。リターン(元本の値上り益+分配金)で最も損失が少ないファンドは、BNPパリバ「NCドリーム 九州アジアファンド」
国際債券の投資比率の高いファンドは損失が少ない

4)対象ファンドは、前回調査結果と同様に全て元本割れ(軟調の影響)。元本の値下り損で最も少ないファンドは、住信アセット「住信 世界ダブルハイインカム」(前回も1位)

5)コストでは、「DIAMパッシブ資産分散ファンド(三本の矢)」は比較的低く、NCドリーム 九州アジアファンドは高め

1.分配金

※分配金総額が多い順に列挙
※リターン内容は、分配金の調査期間に合わせ、2007年1月31日と、2008年の1月31日の基準価格をもとに比較
※手取り分配金は、年間分配金に対し口数を掛けた概算値(普通分配金として課税10%を差し引いた値)
※値上り益は、税引き前の留保額の差引前(08年1月31日にファンドを所有していた前提での含み益/含み損)
※07年1月31日の基準価格で100万円分を購入した前提
※購入手数料は上限比率で試算(詳細は後述)
※総利益は、値上り益と手取り分配金の合計値

順位運用会社投資信託名分配金手取分配金値上益総利益
1BNPパリバNCドリーム 九州アジアファンド3104248860-261990-13131
2みずほ投信MHAM 6資産バランスファンド (六花選) 1400107868-242360-134492
3DIAMアセット世界6資産アクティブ・バランス・ファンド(キュービック・バランス)110087519-189930-102412
4フィデリティ投信フィデリティ・世界分散・ファンド(株式重視型)110082607-196837-114231
5大和投資信託ミルフィーユ(成長重視ポートフォリオ)104083040-202986-119946
6日興アセット日興スリートップ102086252-136424-50173
7DIAMアセットDIAMパッシブ資産分散ファンド(三本の矢)100080455-204892-124437
7DIAMアセットDIAM世界6資産バランスファンド(フルコース)100082927-214506-131578
7住信アセット住信 世界ダブルハイインカム100086217-113902-27685
8日興アセット日興アジア資産3分法95082807-150989-68182

分配金が最も多いファンドは、前回調査結果と同様に、BNPパリバ「NCドリーム 九州アジアファンド」(3104円)です。NCドリーム 九州アジアファンドの投資比率は、100%株式(国内、国際)という堅調時に利益を得やすい仕様が好影響していると思います。
なお、BNPパリバ「NCドリーム 九州アジアファンド」の過去1年間の分配金は以下のとおりです(本年1月は決算月ではない)。

 07年3月 573円
 07年6月 1076円
 07年9月 225円
 07年12月 1230円

<前回調査結果との比較>
2位以下は1月に決算を行ったファンドです。軟調のため、分配金が減少したファンドが多いです。

●年間分配金の増加

 ・世界6資産アクティブ・バランス・ファンド(キュービック・バランス)
  年間分配金10円増加(1月の分配金70円。昨年1月60円)

●年間分配金の減少

 ・ミルフィーユ(成長重視ポートフォリオ)
  年間分配金400円減少(1月の分配金40円。昨年1月440円)

 ・日興スリートップ
  年間分配金300円減少(1月の分配金70円。昨年1月370円)

 ・住信 世界ダブルハイインカム
  年間分配金420円減少(1月の分配金80円。昨年1月500円)

●新規にランクインしたファンド
投資内訳をみると、株式の比率が比較的高いファンドが多いです。

 ・フィデリティ投信「フィデリティ・世界分散・ファンド(株式重視型)」
  今回4位(前回9位)
  年間分配金30円増加(1月の分配金70円。昨年1月40円)
  年6回決算
  投資内訳:国際債券35%、国際株式50%、国際REIT15%

 ・DIAMアセット「DIAMパッシブ資産分散ファンド(三本の矢)」
  今回7位(前回12位)
  1月の分配金50円(昨年1月も同額)
  年6回決算
  投資内訳:国際債券53%、国内株式24%、国際REIT22%

 ・DIAMアセット「DIAM世界6資産バランスファンド(フルコース)」
  今回7位(前回13位)
  1月の分配金25円(通算6回目の分配。昨年1月の分配なし)
  年6回決算
  投資内訳:債券36%、株式32%、REIT31%(国内外が約半々)

 ・日興アセット「日興アジア資産3分法」
  今回8位(前回16位)
  1月の分配金100円(通算4回目の分配。昨年1月の分配なし)
  年6回決算
  投資内訳:国際債券30%、国際株式50%、国際REIT20%

●前回ランクインしていたが今回ランク外になったファンド
投資内訳をみると、債券の比率が比較的高いファンドが多いです。

 ・野村アセット「マイストーリー分配型(年6回)Bコース(為替ヘッジなし)」
  今回10位(前回2位)
  年間分配金894円
  年間分配金548円減少(1月の分配金58円。昨年1月606円)
  年6回決算
  投資内訳:国際債券75%(半分はハイイールド)、国内外の株式25%

 ・ニッセイ/パトナム・バランスアップオープン(トリプルスター)
  今回11位(前回4位)
  年間分配金880円
  年間分配金540円減少(1月の分配金40円。昨年1月580円)
  年6回決算
  投資内訳:国際債券66%(欧州と米国が半々)、国際株式33%

 ・大和投資信託「ダイワ・三資産分散ファンド」
  今回14位(前回4位)
  年間分配金840円
  年間分配金500円減少(1月の分配金40円。昨年1月540円)
  年6回決算
  投資内訳:国際債券50%、国内株式40%、REIT10%(国際・国内半々)

 ・野村グローバル・ファンズ・プレミアム(3ヵ月決算型)
  今回20位(前回8位)
  年間分配金700円
  年間分配金400円減少(1月の分配金50円。昨年1月450円)
  年4回決算
  投資内訳:債券50%(国際40%)、株式50%(国際35%)

<毎月分配型の分配金ベスト10との比較>

毎月分配型のバランス型ファンドと比較すると、平均値では、毎月分配型の方が分配金はやや多いです。

 年4回分配  1位:3104円~8位:950円  平均値1272円
 毎月分配   1位:2620円~10位:1124円  平均値1458円

 ※参考:バランス型ファンドの分配金ランキング(毎月分配)

<最新の半期との比較>

サブプライムローン問題の影響により、調査対象期間の前半(堅調)と後半(軟調)は相場が異なるので、最新6ヶ月(昨年8月~本年1月)の分配金を対象に分配金ランキングをまとめてみました。

 ※以下の表中の「順/年」は、年間ランキングでの順位
 ※「順/年」での「外」は、年間ランキングにないファンド

順位順/年運用会社投資信託名決算回数分配金
11BNPパリバNCドリーム 九州アジアファンド41455
2ゴールドマンサックスGS エマージング・資産分散ファンド4900
3大和投資信託ダイワ・バランス3資産(3つの恵み)4400
3三菱UFJ投信三菱UFJ 戦略資産分散ファンド4400
4中央三井アセットモーニングスター グローバルバランスファンド(バイナリースター)6365
5日興アセット日興・アシュモア・グローイング・マルチストラテジー・ファンド(ネクスト・スター)4350
6フィデリティ投信フィデリティ・世界分散・ファンド(株式重視型)6330
78日興アセット日興アジア資産3分法6300
7大和投資信託ミルフィーユ(インカム重視ポートフォリオ)6300
8三菱UFJ投信三菱UFJ 6資産バランスファンド6280

年間ランキングのファンド7本が入替っています。年間ランキングと特に異なることは、新興国関連のファンドがランクインし、サブプライムローン問題で最も悪影響が出る「REITの投資比率が比較的高いファンド」がランキング外になったことです。

●半期ランキングで新たにランクインしたファンド
新興国投資のファンドや、REITの投資比率の低いファンドが多いです。

 <新興国投資>
 ・GS エマージング・資産分散ファンド(年4回分配型)
  半期2位(年間9位 年間分配金900円) 10月分配金800円が影響

 ・日興・アシュモア・グローイング・マルチストラテジー・ファンド(ネクスト・スター)
  半期5位(年間32位 年間分配金350円)

 <REITの投資比率が低い(ない)ファンド>
 ・三菱UFJ 戦略資産分散ファンド(REITなし)
  半期3位(年間31位 年間分配金400円)

 ・モーニングスター グローバルバランスファンド(バイナリースター)(REITなし)
  半期4位(年間18位 年間分配金750円) 

 ・日興・アシュモア・グローイング・マルチストラテジー・ファンド(ネクスト・スター)(REITなし)
  半期5位(年間32位 年間分配金350円)

 ・ミルフィーユ(インカム重視ポートフォリオ)(REIT10%)
  半期7位(年間22位 年間分配金590円)

 ・三菱UFJ 6資産バランスファンド(REIT20%)
  半期8位(年間21位 年間分配金600円)

 <上記カテゴリ以外>
 ・ダイワ・バランス3資産(3つの恵み) ※債券、株式、REITに3等分
  半期3位(年間16位 年間分配金800円)

●半期ランキングでランク外になった年間ランキングのファンド
REITの投資比率が比較的高いファンドが多いです。REITや株式の投資比率が高いファンドの方が、半期順位が年間順位(年間分配金)よりも大幅に下がっています。

 ・MHAM6資産バランスファンド (六花選)
  年間2位(半期22位。半期120円)
  株式33%、REIT33%、債券33%

 ・世界6資産アクティブ・バランス・ファンド(キュービック・バランス)
  年間3位(半期10位。半期260円)
  株式25%、REIT25%、債券50%

 ・ミルフィーユ(成長重視ポートフォリオ)
  年間5位(半期22位。半期120円)
  株式70%、REIT10%、国際債券20%

 ・日興スリートップ
  年間6位(半期15位。半期210円)
  国際債券75%、国際株式25%

 ・DIAMパッシブ資産分散ファンド(三本の矢)
  年間7位(半期19位。半期150円)
  国際債券53%、国内株式24%、国際REIT22%

 ・DIAMアセット「DIAM世界6資産バランスファンド(フルコース)」
  年間7位(半期28位。半期75円)
  債券36%、株式32%、REIT31%(国内外が約半々)

 ・住信 世界ダブルハイインカム
  年間7位(半期12位。半期240円)
  国際債券70%、国際株式30%

2.リターン内容

 ※以下の表は総利益が多い順
 ※順/分は、分配金ランキングでの順位

順位順/分運用会社投資信託名分配金手取分配金値上益総利益
11BNPパリバNCドリーム 九州アジアファンド3104248860-261990-13131
27住信アセット住信 世界ダブルハイインカム100086217-113902-27685
36日興アセット日興スリートップ102086252-136424-50173
48日興アセット日興アジア資産3分法95082807-150989-68182
53DIAMアセット世界6資産アクティブ・バランス・ファンド(キュービック・バランス)110087519-189930-102412
64フィデリティ投信フィデリティ・世界分散・ファンド(株式重視型)110082607-196837-114231
75大和投資信託ミルフィーユ(成長重視ポートフォリオ)104083040-202986-119946
87DIAMアセットDIAMパッシブ資産分散ファンド(三本の矢)100080455-204892-124437
97DIAMアセットDIAM世界6資産バランスファンド(フルコース)100082927-214506-131578
102みずほ投信MHAM 6資産バランスファンド (六花選) 1400107868-242360-134492

軟調のため、対象ファンドは全て利益がなく、損失になりました。
総利益(元本の値上り益+分配金)でみると、損失が最も少ないファンドは、BNPパリバ「NCドリーム 九州アジアファンド」です。
2位は住信 世界ダブルハイインカムで、分配金は7位で少ない方になりますが、元本の減少が最も少ないことが影響しました。
なお、年間分配金2位のMHAM6資産バランスファンド (六花選)は、総利益では10位です。手取り分配金は多い方ですが、元本の損失が多いことが影響しています。

総利益の多いファンドは、国際債券の比率が高い(70%以上)ファンドが上位の方に多いです(2位、3位)。債券(外債)は円高の影響もあって下落しましたが、株式やREITよりも大幅に下がらなかったため、他のファンドに比べ元本の値下り損が少なくなったと思います。

総利益(損益)の平均値をみると、前回16,892円に対し、今回-88,627円と大幅に減少しました。

リターンの内訳をみると、軟調の影響により、対象ファンドは全て元本割れになりました(前回調査も10本全てが元本割れ)。
元本の損益の平均値をみると、前回-104,586円に対し、今回-191,482円となり、対象ファンドの運用は悪化しました(約1.8倍 損失が拡大)。

元本の値下り損が最も少ないファンドは、住信アセット「住信 世界ダブルハイインカム」です(前回も1位)。
元本の損失が最も多いのは、年間・半期ともに分配金ランキング1位の「NCドリーム 九州アジアファンド」です(前回5位)。その次に元本の損失が多いファンドは、年間分配金ランキング2位のMHAM6資産バランスファンド(六花選)であり、分配金の多いファンドは元本の損失が多い結果になりました。
以下の結果をみると、年間分配金が低いファンドの方が、元本の損失が少ないです(以下の1位と2位のファンドは、分配の仕方以外にも、国際債券の投資比率が高いことも影響しています)。

<元本の損失が少ないファンド>
※年間分配金ランキング上位ファンドを対象にした場合

1位 住信 世界ダブルハイインカム
 (年間分配金7位)
2位 日興スリートップ
 (年間分配金6位)
3位 日興アジア資産3分法
 (年間分配金8位)
4位 世界6資産アクティブ・バランス・ファンド(キュービック・バランス)
 (年間分配金3位)
5位 フィデリティ・世界分散・ファンド(株式重視型)
 (年間分配金4位)

3.コスト

 ※信託報酬が低い順に列挙
 ※手数料(販売手数料)、信託報酬は上限値

順位運用会社投資信託名手数料信託報酬留保額
1DIAMアセットDIAMパッシブ資産分散ファンド(三本の矢)3.151.050.3
2みずほ投信MHAM 6資産バランスファンド (六花選) 3.151.20750.2
3日興アセット日興アジア資産3分法3.151.21250.3
4住信アセット住信 世界ダブルハイインカム3.151.260
5フィデリティ投信フィデリティ・世界分散・ファンド(株式重視型)3.151.280.2
6日興アセット日興スリートップ3.151.399650
7大和投資信託ミルフィーユ(成長重視ポートフォリオ)2.11.41750
8DIAMアセット世界6資産アクティブ・バランス・ファンド(キュービック・バランス)2.11.496250.3
8DIAMアセットDIAM世界6資産バランスファンド(フルコース)3.151.496250.2
9BNPパリバNCドリーム 九州アジアファンド3.151.52250.1

販売手数料が最も低いファンドは2.1%で、「ミルフィーユ(成長重視ポートフォリオ)」、「世界6資産アクティブ・バランス・ファンド(キュービック・バランス)」です。
販売手数料が最も高いファンドは3.15%で8本あり、3.15%が大勢を占めています。

信託報酬が最も低いのは1.05%で、「DIAMパッシブ資産分散ファンド(三本の矢)」です。信託報酬が最も高いのは1.5225%で、NCドリーム 九州アジアファンドです。
ちなみに、対象ファンド(10本)の信託報酬の平均は、1.3342%です。

信託財産留保額では、なし(0)、0.2%、0.3%が最も多いです(各3本)。信託財産留保額のあるファンドが10本中7本を占めます。

全般的にコストをみると、「DIAMパッシブ資産分散ファンド(三本の矢)」は比較的低く、NCドリーム 九州アジアファンド、NCドリーム 九州アジアファンドは高めです(特に信託報酬で差がつきます)。


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テーマ:投資信託 - ジャンル:株式・投資・マネー

  1. 2008/02/27(水) 07:00:00|
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