調査の対象は、日本経済新聞の「オープン基準価格」の欄に掲載されている運用会社(計69社)のバランス型の投資信託(71アイテム)で、分配金は2006年7月から2007年6月までを対象にしました。
<調査結果の要約>
1)分配金が最も多いのは、前回調査結果と同様に、UBSニュー・メジャー・バランス・ファンド。次に、DIAM世界インカム・オープン(世界三重奏)が多い(前回2位は、りそな・世界資産分散ファンド:ブンさん)
2)12回の決算回数に満たないファンドが多い(8アイテム)
3)前回調査結果との違い
以下のファンドがランクアップ(ボーナス分配実施のため)
・DIAM世界インカム・オープン(世界三重奏)
・グローバル3資産ファンド(ワンプレートランチ)
・スーパーバランス(やじろべえ)
・三菱UFJ バランスインカム・グローバル
・フィデリティ・世界3資産・ファンド
・住信 グローバル・インカム&プラス
・DIAM高格付インカム・オープンSRI(ハッピークローバーSRI)
・世界三資産バランスファンド(セッション)
・世界6資産均等分散ファンド(ベストシックス)
・AIGイレブンプラス
4)ボーナス分配の仕方では年4回が最も多い(9アイテム)、次に毎月変動が多い(6アイテム)
5)ボーナス分配の割合が高いファンドが上位(ベスト7は85%以上)。
6)分配金は1位と9位以下では「2倍程度の差(年間約1500円以上)」がある
(1位のファンドは他のファンドに比べ特に分配金が多い)
7)国際REIT型等の他のタイプと比較して分配金は、3番目の水準
※以下の表中の「ボーナス分配」の所で、()になっているのは、目論見書に特に記載されていないが、通常の分配金より増配している月
※ボ分配金は、ボーナス分配金。ボ構成比は、ボーナス分配の構成比
※構成比の単位は%
| 順位 | 順/前 | 運用会社 | 投資信託名 | ボーナス分配月 | 分配金 | ボ分配金 | ボ構成比 |
| 1 | 1 | UBS | UBSニュー・メジャー・バランス・ファンド | 2、5、8、11月 | 2990 | 2750 | 92.0 |
| 2 | 4 | 興銀第一ライフ | DIAM世界インカム・オープン(世界三重奏) | 6月、12月 | 2555 | 2180 | 85.3 |
| 3 | 2 | 大和投資信託 | りそな・世界資産分散ファンド(ブンさん) | 毎月変動 | 2050 | 1840 | 89.8 |
| 4 | 3 | ゴールドマンサックス | GS 日本株・プラス 通貨分散コース | 2、5、8、11月 | 2015 | 1750 | 86.8 |
| 5 | 6 | 三井住友アセット | グローバル3資産ファンド(ワンプレートランチ) | 3、6、9、12月 | 1970 | 1690 | 85.8 |
| 6 | 5 | みずほ投信 | MHAMトリニティオープン (ファンド3兄弟) | 3、6、9、12月 | 1857 | 1673 | 90.1 |
| 7 | 7 | 住信アセット | 住信 財産四分法ファンド | 3、6、9、12月 | 1594 | 1370 | 85.9 |
| 8 | 9 | 明治ドレスナー | スーパーバランス(やじろべえ) | 6月、12月 | 1555 | 970 | 62.4 |
| 9 | 14 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ バランスインカム・グローバル | 毎月変動 | 1309 | なし | なし |
| 10 | 17 | フィデリティ投信 | フィデリティ・世界3資産・ファンド | 3、6、9、12月 | 1253 | 1000 | 79.8 |
| 11 | 16 | 住信アセット | 住信 グローバル・インカム&プラス | 3、6、9、12月 | 1230 | 950 | 77.2 |
| 12 | 外 | 興銀第一ライフ | DIAM高格付インカム・オープンSRI(ハッピークローバーSRI) | 6月、12月 | 1224 | 954 | 77.9 |
| 13 | 8 | 中央三井アセット | 3資産バランスオープン(トリプルインカム) | 1、4、7、10月 | 1130 | 860 | 76.1 |
| 14 | 10 | 国際投信 | グローバル財産3分法ファンド | 7月 | 1110 | 400 | 36.4 |
| 14 | 18 | 野村アセット | 世界三資産バランスファンド(セッション) | 6月、12月 | 1110 | 750 | 67.6 |
| 15 | 11 | 大和投資信託 | りそな・東京応援・資産分散ファンド(大江戸ブンさん) | 毎月変動 | 1080 | 1000 | 92.6 |
| 15 | 11 | 大和投資信託 | りそな・中部応援・資産分散ファンド(りそちゅーブンさん) | 毎月変動 | 1080 | 1000 | 92.6 |
| 16 | 外 | 大和投資信託 | 世界6資産均等分散ファンド(ベストシックス) | 6月、12月 | 1065 | 800 | 75.1 |
| 17 | 外 | AIG投信 | AIGイレブンプラス | 3、6、9、12月 | 1055 | 900 | 85.3 |
| 18 | 12 | レッグメイソン | LM・グローバル・プラス | 毎月変動 | 1030 | なし | なし |
| 18 | 13 | 大和投資信託 | りそな・ひょうご応援・資産分散ファンド(ひょうご元気ブンさん) | 毎月変動 | 1030 | 950 | 92.2 |
1.概況
バランス型のファンドで分配金(年間)が最も多いのは、前回調査結果と同様に、UBSニュー・メジャー・バランス・ファンドです。
次に分配金が多いのは、興銀第一ライフ「DIAM世界インカム・オープン(世界三重奏)」です。
なお、この2つのファンドは、分配金総合ベスト30に含まれたファンドであり、総合的に見ても分配金が多いファンドです。
このランキングに含まれたファンドは、年間の決算回数に満たない以下のファンド(8アイテム)があります(即ち、最近設定されたファンドです)。バランス型の場合、他のタイプのファンドに比べ、最近設定されたファンドが多いことが影響していると思います。これらのファンドは運用如何により、年間の分配金が多くなる可能性があります(順位も上位になる可能性があります)。
4位:ゴールドマンサックス「GS 日本株・プラス 通貨分散コース」 11回分
7位:住信アセット「住信 財産四分法ファンド」 11回分
9位:三菱UFJ投信「三菱UFJ バランスインカム・グローバル」 5回分
15位大和投資信託:「りそな・東京応援・資産分散ファンド(大江戸ブンさん)」 7回分
15位:大和投資信託「りそな・中部応援・資産分散ファンド(りそちゅーブンさん)」 7回分
16位:大和投資信託「世界6資産均等分散ファンド(ベストシックス)」 9回分
17位:AIG投信「AIGイレブンプラス」 9回分
18位:大和投資信託「りそな・ひょうご応援・資産分散ファンド(ひょうご元気ブンさん)」 7回分
<前回調査結果との違い>
以下の10アイテムのファンドが順位を上げました。ボーナス分配の実施によるものです。
順位が下降したファンドは、順位が上昇したファンド比べ、分配金があまり増加しなかった、もしくは増加しなかったため、順位が下降しました。
・DIAM世界インカム・オープン(世界三重奏)
6月のボーナス分配が、840円と最も多かったことが影響(昨年6月は135円:705円増加)。
・グローバル3資産ファンド(ワンプレートランチ)
6月の分配金が585円と、昨年6月の分配金(35円)より550円増加したことが影響。
・スーパーバランス(やじろべえ)
6月の分配金が480円と、昨年6月の分配金(50円)より430円増加したことが影響。
・三菱UFJ投信「三菱UFJ バランスインカム・グローバル」
6月の分配金(303円)が年間分配金として追加されたことが影響(昨年6月には設定されていない:設定月は昨年11月)。
・フィデリティ・世界3資産・ファンド
6月の分配金が340円と、昨年6月の分配金(28円)より312円増加したことが影響。
・住信 グローバル・インカム&プラス
6月の分配金が300円と、昨年6月の分配金(28円)より272円増加したことが影響。
・DIAM高格付インカム・オープンSRI(ハッピークローバーSRI)
6月の分配金が827円と、昨年6月の分配金(27円)より800円増加したことが影響。
・世界三資産バランスファンド(セッション)
6月の分配金が300円と、昨年6月の分配金(50円)より250円増加したことが影響。
・世界6資産均等分散ファンド(ベストシックス)
6月の分配金(660円)が年間分配金として追加されたことが影響(昨年6月は設定日の関係で無配:設定日は昨年6月28日)。
・AIGイレブンプラス
6月の分配金(500円)が年間分配金として追加されたことが影響(昨年6月には設定されていない:設定月は昨年9月)。
2.分配の仕方、商品特性でみた場合
分配の仕方でみると、全般的にボーナス分配実施のファンドが多いです。特に、年4回ボーナス実施が9アイテムと最も多く、次に毎月変動タイプが6アイテムと多くなっています。年2回は5アイテムです。
上位は、ボーナス分配の分配金全体での割合が高く、特にベスト7は85%以上になっています。
これらのボーナス分配の比率が高いファンドは、相場が堅調な時は、多額の分配金を得られる可能性は高いですが、相場が軟調な時は、年間の分配金はこの実績額より下がる可能性はあります。
この分野では、他のタイプのファンドと同様に、上位と下位で分配金の差が結構あり、特に、1位のファンドと9位以下のファンドでは2倍以上の差(年間1500円以上)」があります。
1位のUBSニュー・メジャー・バランス・ファンドは、他のファンドに比べ分配金が特に多いです。
また、ファンド特性をみると、比較的上位(8位以上)の方では、債券の比率が50%以下のファンドが多いです。債券の比率が低い(=株式やREIT等の比率が高い)ので、堅調な時期は運用益を確保しやすいです。
3.他のタイプと比較した場合
毎月分配型の他のタイプのベスト10と、分配金を比較した場合、バランス型は3番目になります。なお、前回調査結果よりも分配金の水準が上がっています(前回は2900円〜1100円)。
国際REIT型 1位:4520円〜10位:2070円
国際株式型 1位:4090円〜10位:2540円
バランス型 1位:2990円〜10位:1253円
国際債券型 1位:2100円〜10位:1090円
[バランス型ファンド関連情報]
・バランス型ファンドのコスト比較(07年7月版)
・バランス型ファンドのリターン内容比較(07年7月版)
・バランス型ファンドの特性(分配金ランキング対象ファンド)4月の結果
★追記★
この調査結果は毎月更新しています。最新の調査結果を見たい方は、以下をご参照ください。なお、閲覧される時期によっては、最初の記事でない場合もあります。
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