毎月分配型 投資信託情報

毎月分配型の投資信託(投信)の情報として、不動産投資信託(REIT:リート)を含む分配金や基準価格等の投資信託ランキングなどを紹介します。


国際債券型ファンドのリターン内容比較(07年7月版)

今回は、毎月分配型ファンドでの、国際債券型の分配金ランキング対象ファンドのリターン内容(値上り益、手取り分配金、総利益)を調べてみました。

<調査結果の要約>
1)元本の年間値上り益(含み益)が最も多いのは、大和住銀投信「短期豪ドル債オープン」(年間分配金ランキングでは14位)

2)分配金ランキング1位の「MHAM豪ドル債券ファンド」は、元本の年間値上り益(含み益)では15位。同1位の「みずほ豪ドル債券ファンド (コアラの森)」の元本の年間値上り益(含み益)では14位

3)年間総利益が最も多いファンドは、AIG投信「AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン)」

 ※以下の表は、総利益が多い順
 ※分配金の調査期間に合わせ、2006年6月30日と、2007年の6月29日を比較
 ※順/分は、分配金ランキングでの順位
 ※値上り益は、税引き前の留保額の差引前(07年6月29日にファンドを所有していた前提での含み益/含み損)
 ※06年6月30日の基準価格で100万円分を購入した前提
 ※購入手数料は上限比率で試算
 (各ファンドの手数料は、国際債券型ファンド・コスト比較を参照)
 ※総利益は、値上り益と手取り分配金の合計値

順位順/分運用会社投資信託名値上り益手取分配金総利益
113AIG投信AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) 17546187271262732
214大和住銀投信短期豪ドル債オープン18818273960262142
36新生インベストメントエマージング・カレンシー・債券ファンド111429128927240356
41みずほ投信みずほ豪ドル債券ファンド (コアラの森) 33347176052209400
51みずほ投信MHAM豪ドル債券ファンド32870175492208362
611PCAアセットPCAアジア・ソブリン・オープン10991388799198712
718大和住銀投信エマージング債券ファンド11960768244187851
810興銀第一ライフDIAM高格付インカム・オープン(ハッピークローバー)8091494382175296
94安田投信いろどり通貨分散ボンドオープン(いろどり)30200142276172476
1012大和投資信託ダイワ・グローバル債券ファンド9156680481172047
117ゴールドマンサックスGS新成長国債券ファンド(花ボンド)7014497649167793
1215国際投信エマージング・ソブリン・オープン9473872806167544
135みずほ投信ルーミス米国ハイイールドファンド25920132306158225
143CAアセットCA米国・ユーロ高利回り債ファンド (りそなペア・ハイ インカム)13717142863156580
159中央三井アセット中央三井高金利ソブリンオープン5114493257144400
162住信アセット住信 ヨーロッパ国債ファンド(ユーロ十二星)-25510144752119242
1715三井住友アセット三井住友・ヨーロッパ国債ファンド4299174111117023
1816JPモルガンJPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド3833775422113760
1917中央三井アセット物価連動債組入世界債券ファンド(花かご)4085572347113202
208コメルツ投信AAAソブリン・ファンド(トリプルアクセル)2328578498101783

1.基準価格の値上り率の比較

ファンドの利益は、分配金だけではなく、元本の値上り益(含み益)があります。そこで、この分配金ランキングベスト20のファンドでの「年間値上り益(含み益)」を比較してみました。

年間の元本の値上り益(含み益)で最も高いのは、大和住銀投信「短期豪ドル債オープン」です。分配金ランキングでは14位であることから、分配金を抑え目にしているようです(運用益のうち分配していない比率が高いようです)。
このようなこともあって、基準価格をグラフでみると上昇トレンドにあります。
 短期豪ドル債オープンの基準価格グラフ(Yahooファイナンス)

なお、分配金ランキング1位のみずほ投信「MHAM豪ドル債券ファンド」は15位、みずほ投信「みずほ豪ドル債券ファンド (コアラの森)」は14位になっています。調査対象期間中の運用益を分配する比率が高いため、元本の含み益が少なめになると思います。

2.総利益の比較

基準価格の値上り益(含み益)を含む「ファンド全体の利益」を分配金ランキングベスト20のファンドで比較しました。

年間の利益で最も多いのは、AIG投信「AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン)」です。総利益の中での値上り益(含み益)の割合が高く、手取り分配金の約2倍あります。
AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン)の分配金の出し方は、比較的抑え気味ですが、徐々に多くなっています。今回の調査期間(2006年7月〜2007年6月)の分配金をみると、以下のようになっています。

 2006年7月    70円(1万口あたり)
 2006年8〜11月 75円(同上)
 2006年12月
  〜2007年4月  80円(同上)
 2007年5月〜   90円(同上)

AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン)の基準価格の推移ですが、過去1年間でみると上昇トレンドにあります(ただし、最近2ヶ月間は、アップダウンがやや大きいです)
 AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン)の基準価格グラフ(Yahooファイナンス)

分配金ランキング上位(ベスト5)は、総利益ランキングの上位に含まれるファンドと、下位の方に含まれるファンドがあります。

分配金をなるべく多く獲得することを優先し、かつ総利益全体も多くしたいということであれば、上記の前者のファンドになり、みずほ投信「MHAM豪ドル債券ファンド」、みずほ投信「みずほ豪ドル債券ファンド (コアラの森)」が好ましく、総利益の獲得をやや優先するならば、新生インベストメント「エマージング・カレンシー・債券ファンド」が検討対象になりそうです。

分配金ランキング上位で、総利益ランキングでは下位の方になるファンドのうち、最も下位に位置するファンドは、分配金ランキング2位の「住信 ヨーロッパ国債ファンド(ユーロ十二星)」であり、総利益ランキングでは16位です。

このファンドは今年3月のボーナス分配で1438円と多額の分配金を出しましたが、世界同時株安の時期と重なったため、大幅に基準価格が下がりました。その後、この大幅に下がった基準価格の水準が、元の水準に戻りにくくなっています(債券型ファンドの特性上、株式型のファンドに比べ基準価格の上昇には多少時間がかかると思います)。
 住信 ヨーロッパ国債ファンド(ユーロ十二星)の基準価格グラフ(Yahooファイナンス)

なお、これらの結果は、あくまでも過去1年間の結果をもとにしたものなので、今後もこの傾向が続くとは限りません。当然のことながら、最近の情勢の勘案や、最近の基準価格で購入した場合での試算を行って検討することは必要です。

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  1. 2007/07/17(火) 07:00:00|
  2. 国際債券型分配金ランキング
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