なお、分配金の増減があったファンド(ボーナス分配含む)や設定後初回の分配があったファンドを対象にしました。
<調査結果の要約>
1)国際投信「グローバル財産3分法ファンド」の分配金が1260円と大幅増加(前月より1190円増加。今月は年1回のボーナス分配月)
2)分配金が増加したファンドの分類は「国際債券型」が多く(13アイテム)、次に「バランス型」が多い(6アイテム)
ただし、上位は国際株式型、バランス型が多い
3)今回増加したファンドでは、ボーナス分配月であったファンドが多い(ベスト4のファンド)
4)最も分配金が減少したのは三井住友アセット「三井住友・グローバル好配当株式オープン(世界の豆の木)」(40円。前月より1300円減少)
ボーナス分配が終わった影響。
1、分配金が前月より増加したファンド
※増減の単位は円
※増加額が多い順に列挙
※増配等の()は、目論見書には記載はないが、定期的にボーナス分配を実施していることを示す
※分配金の欄で「無」は、設定日の関係で分配が無かったことを示す
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 7月 | 増減 | 6月 | 5月 | 4月 | 増配等 |
| 1 | 国際投信 | グローバル財産3分法ファンド | バランス | 1260 | 1190 | 70 | 70 | 70 | 7月 |
| 2 | T&Dアセット | 世界優良株ファンド | 国際株式 | 1050 | 1000 | 50 | 50 | 50 | (1月、7月) |
| 3 | 野村アセット | 野村世界不動産投信 | 国際REIT | 540 | 500 | 40 | 40 | 40 | 1月、7月 |
| 4 | みずほ投信 | MHAMグローバル好配当株ファンド (世界配当紀行) | 国際株式 | 500 | 480 | 20 | 20 | 200 | 1、4、7、10月 |
| 5 | 野村アセット | グローバル・コモディティ・オープン | コモディティ | 320 | 300 | 20 | 20 | 20 | なし |
| 6 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ バランスインカムオープン | バランス | 232 | 161 | 71 | 32 | 38 | 毎回変動 |
| 7 | 大和投資信託 | りそな・ひょうご応援・資産分散ファンド(ひょうご元気ブンさん) | バランス | 160 | 140 | 20 | 20 | 20 | 毎回変動 |
| 8 | 大和投資信託 | りそな・京都滋賀応援・資産分散ファンド(京・近江ブンさん) | バランス | 120 | 100 | 20 | 20 | 20 | 毎回変動 |
| 9 | CAアセット | りそな ワールド・セレクト・ファンド(りそな オールスター) | バランス | 120 | 80 | 40 | 150 | 190 | 毎回変動 |
| 10 | 興銀第一ライフ | DIAM J-REITアクティブファンド(ハッピー・オーナー) | 国内REIT | 100 | 75 | 25 | 25 | 1000 | 1、4、7、10月 |
| 11 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし) | 国際株式 | 120 | 30 | 90 | 90 | 90 | なし |
| 11 | トヨタアセット | TAスマート・インカムファンド | バランス | 50 | 30 | 20 | 無 | 無 | 1、4、7、10月 |
| 12 | 安田投信 | パン・パシフィック外国債券オープン | 国際債券 | 70 | 10 | 60 | 60 | 60 | なし |
| 12 | 日興アセット | 世界のサイフ | 国際債券 | 60 | 10 | 50 | 50 | 50 | なし |
| 12 | 日興アセット | 日興五大陸債券ファンド | 国際債券 | 60 | 10 | 50 | 50 | 50 | なし |
| 12 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンドB(ヘッジあり) | 国際株式 | 60 | 10 | 50 | 50 | 50 | なし |
| 12 | PCAアセット | PCAアジア・ソブリン・オープン | 国際債券 | 40 | 10 | 30 | 30 | 30 | 3月、9月 |
| 13 | 大和投資信託 | ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実) | 国際債券 | 75 | 5 | 70 | 70 | 70 | なし |
| 13 | 三菱UFJ投信 | 世界好利回り短期債券ファンド(キュート) | 国際債券 | 50 | 5 | 45 | 42 | 42 | なし |
| 14 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ グローバル・ボンド・オープン(花こよみ) | 国際債券 | 50 | 4 | 46 | 46 | 46 | なし |
| 15 | 野村アセット | ノムラファンドマスターズ世界債券Bコース | 国際債券 | 44 | 2 | 42 | 42 | 42 | なし |
| 16 | 日興アセット | ピムコ・ハイイールド・ファンドAコース(為替ヘッジなし) | 国際債券 | 57 | 1 | 56 | 55 | 55 | 毎回変動 |
| 16 | レッグメイソン | LM・ユーロ毎月分配ファンド | 国際債券 | 47 | 1 | 46 | 44 | 42 | 毎回変動 |
| 16 | 野村アセット | 野村ファンドラップ外国債券 Bコース | 国際債券 | 41 | 1 | 40 | 39 | 40 | 毎回変動 |
| 16 | 野村アセット | 野村ファンドラップ世界REIT Bコース | 国際REIT | 41 | 1 | 40 | 39 | 40 | 毎回変動 |
| 16 | ニッセイアセット | ニッセイ/パトナム・毎月分配ユーロインカムオープン | 国際債券 | 33 | 1 | 32 | 30 | 30 | 毎回変動 |
| 16 | 日興アセット | ピムコ・ハイイールド・ファンドBコース(為替ヘッジあり) | 国際債券 | 12 | 1 | 11 | 11 | 12 | 毎回変動 |
分配金が前月に比べ最も増加したファンドは、国際投信「グローバル財産3分法ファンド」で1260円(1190円増加)の分配金がでました。今月は年1回のボーナス分配月ということもあって大幅な増配となりました。その次に分配金が多く増加したのは、T&Dアセット「世界優良株ファンド(毎月分配型)」です。今年1月以来の増配となりました。世界優良株ファンド(毎月分配型)は、目論見書等にボーナス分配時期の記載はないですが、増配の状況をみると、1月と7月にボーナス分配を実施する可能性があります。
投信分類では、国際債券型が最も多いです。ただし、増加額はあまり多くなく、順位では下位の方になります。国際債券型の内訳をみると、主に先進国を対象、高利回りの短期債券対象(12位の「世界のサイフ」、13位のキュート)のファンドが多いようです
次にバランス型のファンドが多く、国内外の株式、国際債券、国際REITに均等投資をしているファンド(1位、7位、8位)、国際債券の比率が70%以上のファンド(6位、9位、11位)が多いです。
なお、大幅に分配金が増加したベスト4のファンドは、今月がボーナス分配月であったことが影響しました。
12位のPCAアジア・ソブリン・オープンは、通常期(ボーナス分配でない決算期)のベースとなる分配金が10円増加し40円になりました。投資対象地域であるアジア・オセアニア市場の堅調さを示していると思います。
2.分配金が前月より減少したファンド
※増減の単位は円。
※減少額が多い順に列挙
※増配等の()は、目論見書には記載はないが、定期的にボーナス分配を実施していることを示す
※分配金の欄で「無」は、設定日の関係で分配が無かったことを示す
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 7月 | 増減 | 6月 | 5月 | 4月 | 増配等 |
| 1 | 三井住友アセット | 三井住友・グローバル好配当株式オープン(世界の豆の木) | 国際株式 | 40 | -1300 | 1340 | 40 | 40 | 3、6、9、12月 |
| 2 | 新光投信 | 新光ピクテ世界インカム株式ファンド | 国際株式 | 30 | -1070 | 1100 | 30 | 30 | 6月、12月 |
| 3 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバル好配当株ファンド | 国際株式 | 30 | -1000 | 1030 | 30 | 30 | 3、6、9、12月 |
| 4 | PCAアセット | PCAアジア・オセアニア好配当株式オープン | 国際株式 | 35 | -965 | 1000 | 35 | 35 | 3、6、9、12月 |
| 5 | JPモルガンアセット | JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド | 国際債券 | 70 | -800 | 870 | 無 | 無 | 3、6、9、12月 |
| 6 | 日本投信 | グローバル・リート・セレクション | 国際REIT | 45 | -655 | 700 | 45 | 45 | 6月、12月 |
| 7 | 三井住友アセット | グローバル3資産ファンド(ワンプレートランチ) | バランス | 35 | -550 | 585 | 35 | 35 | 3、6、9、12月 |
| 8 | AIG投信 | AIGイレブンプラス | バランス | 35 | -465 | 500 | 35 | 30 | 3、6、9、12月 |
| 9 | 住信アセット | 住信 財産四分法ファンド | バランス | 32 | -298 | 330 | 32 | 32 | 3、6、9、12月 |
| 10 | AIG投信 | AIG米国REITインカムファンド(バイリンガル)Bコース(為替ヘッジなし) | バランス | 30 | -270 | 300 | 30 | 30 | 6月、12月 |
| 11 | 住信アセット | 住信 グローバル・インカム&プラス | バランス | 32 | -268 | 300 | 32 | 32 | 3、6、9、12月 |
| 12 | 野村アセット | 世界三資産バランスファンド(セッション) | バランス | 40 | -260 | 300 | 40 | 40 | 6月、12月 |
| 13 | 大和投資信託 | りそな・ワールド・リートファンド(フドウさん) | 国際REIT | 70 | -230 | 300 | 70 | 70 | 3、6、9、12月 |
| 14 | ピクテ投信 | ピクテ・インカム・コレクション・ファンド(インカム・コレクション) | バランス | 40 | -160 | 200 | 40 | 40 | 3、6、9、12月 |
| 15 | シュローダー投信 | シュローダー・アジア公社債ファンド | 国際債券 | 60 | -140 | 200 | 50 | 50 | 6月 |
| 16 | 野村アセット | 米国不動産投信ハイ・インカムオープン(りそなリート) | 国際REIT | 60 | -100 | 160 | 60 | 60 | (6月、12月) |
| 16 | ゴールドマンサックス・アセット | GS新成長国債券ファンド(花ボンド) | 国際債券 | 70 | -100 | 170 | 70 | 70 | (3、6、9、12月) |
| 17 | 三井住友アセット | 世界高金利債券ファンド(債券万博) | 国際債券 | 70 | -70 | 140 | 60 | 60 | 6月、12月 |
| 18 | 野村アセット | 野村ファンドラップ世界REIT Aコース (為替ヘッジあり) | 国際REIT | 0 | -10 | 10 | 10 | 20 | 毎回変動 |
分配金が前月に比べ最も減少したファンドは、三井住友アセット「三井住友・グローバル好配当株式オープン(世界の豆の木)」です。前月の多額のボーナス分配実施後の反動といえます。
ここにリストアップされたファンドのほとんどは、前月ボーナス分配を実施したファンドで、通常の分配金に戻った結果、分配金が減少しています。
ボーナス分配を実施した前月比べ分配金が減少したものの、ボーナス分配の前の月よりも分配金が増えたファンドがあり、15位のシュローダー・アジア公社債ファンド、17位の世界高金利債券ファンド(債券万博)で分配金が10円増えています。特に、世界高金利債券ファンド(債券万博)の基準価格の推移をみると、過去1年間は、今年2月の世界同時株安を除き、上昇トレンドにあり、運用が比較的好調のようです。
世界高金利債券ファンド(債券万博)の基準価格グラフ(yahooファイナンス)
3.設定後初回分配があったファンド
調査対象期間に、初回分配があったファンドは以下のファンドです。
| 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 分配金 | ボーナス分配等 |
| AIG投信 | AIGニューグローバルファンド(メインアベニュー) | バランス | 180 | 1、4、7、10月 |
| 21世紀アセット | グローバル・バランス21(満天の星) | バランス | 70 | 5月、11月 |
| AIG投信 | AIG現地通貨建て新成長国債インカムオープン(パッション) | 国際債券 | 65 | 2、5、8、11月 |
| メロン | メロン世界新興国ソブリン・ファンド | 国際債券 | 60 | 5月、11月 |
| 日本投信 | ワールド・リート・セレクション(欧州) | 国際REIT | 40 | 6月、12月 |
| 日興アセット | 世界好配当インフラ株ファンド | 国際株式 | 30 | 3、6、9、12月 |
| ゴールドマンサックス・アセット | GS世界分散ファンド(三ッ星レシピ) | バランス | 30 | 3、6、9、12月 |
分配金が最も多かったのは、ボーナス分配月であったAIG投信「AIGニューグローバルファンド(メインアベニュー)」で分配金は180円でした。
対象ファンドは全てボーナス分配を実施するファンドであり、今後、順調に運用益を確保できた場合は、ボーナス分配が期待できそうです。
AIGニューグローバルファンド(メインアベニュー)以外は、ボーナス分配時期ではないので、それなりの分配金水準になっていますが、グローバル・バランス21(満天の星)は分配を開始した時期としては比較的高めの分配金(70円)になっています(他のファンドをみると、ボーナス分配時期でない初回分配は30〜40円位が多いです)。グローバル・バランス21(満天の星)の基準価格のグラフをみると、今年2月の世界同時株安以降、上昇トレンドにあり、その好調さが分配金にも反映されたようです。
グローバル・バランス21(満天の星)の基準価格のグラフ(yahooファイナンス)
GS世界分散ファンド(三ッ星レシピ)は、投資対象に債券が含まれず、バランス型としてはめずらしいタイプです(投資対象は、国際株式50%、国際REIT30%、コモディティ20%)。
国際債券が投資対象に含まれていないのでリスクは高くなりそうですが、市場が堅調な時は、多めのリターンが期待できそうです。
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