調査の対象は、上記調査と同じで、日本経済新聞の「オープン基準価格」の欄に掲載されている運用会社(計68社)の年6回(隔月)分配型の投資信託(62アイテム)です。
分配金は2006年8月から2007年7月までを対象にしました。
<調査結果の要約>
1)分配金が最も多いのは、「DIAM J-REITオープン(2カ月決算コース) (オーナーズ・インカム2M)」、次に、グローバル不動産投信(隔月決算型)(家主生活)が多い
(1位、2位はREIT)
※前回調査(5月)と同じ結果
2)DIAM J-REITオープン(2カ月決算コース) (オーナーズ・インカム2M)などが前回調査より分配金が大幅増
7月にボーナス分配をしたファンドが分配金を大幅に増加
3)順位が最も上がったのは、日興スリートップ(12ランク上昇)
4)順位が最も下がったのは、AIG新成長国債インカムオープン(レインボーシート)(9ランク下降)
5)年6回(隔月)分配型ファンドは、毎月分配型ファンドよりも分配金が全般的に少ない
6)年6回(隔月)分配型ファンドの分配金ベスト20では「バランス型」のファンドが最も多い
※バランス型:株式、債券、REIT、先物など異なった投資分野を組み合わせたタイプ
※順/前は、前回調査(5月)での順位。
※分配金/前は、前回調査(5月)での分配金
| 順位 | 順/前 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 分配金 | 分配金/前 | ボーナス分配 |
| 1 | 1 | 興銀第一ライフ | DIAM J-REITオープン(2カ月決算コース)(オーナーズ・インカム2M) | 国内REIT | 5600 | 4720 | 1月、7月 |
| 2 | 2 | 三井住友アセット | グローバル不動産投信(隔月決算型)(家主生活) | 国際REIT | 2300 | 2100 | 1月、7月 |
| 3 | 3 | みずほ投信 | MHAM 6資産バランスファンド (六花選) | バランス | 2100 | 2070 | 5月、11月 |
| 4 | 4 | 大和投資信託 | ミルフィーユ(成長重視ポートフォリオ) | バランス | 2040 | 1740 | なし |
| 5 | 6 | ニッセイアセット | ニッセイJ-REITファンド(2ヵ月決算型) | 国内REIT | 1920 | 1420 | なし |
| 6 | 5 | 興銀第一ライフ | DIAMパッシブ資産分散ファンド(三本の矢) | バランス | 1550 | 1545 | 5月、11月 |
| 7 | 8 | 野村アセット | マイストーリー分配型(年6回)Bコース(為替ヘッジなし) | バランス | 1438 | 1084 | 1月、7月 |
| 8 | 13 | ニッセイアセット | ニッセイ/パトナム・バランスアップオープン(トリプルスター) | バランス | 1420 | 810 | 1月、7月 |
| 9 | 19 | 大和投資信託 | ダイワ・三資産分散ファンド | バランス | 1340 | 700 | 1月、7月 |
| 10 | 20 | 住信アセット | 住信 世界ダブルハイインカム | バランス | 1260 | 660 | 1月、7月 |
| 11 | 15 | 興銀第一ライフ | 自然環境保護ファンド(尾瀬紀行) | バランス | 1190 | 770 | 1、5、9月 |
| 12 | 14 | 日興アセット | 日興スリートップ | バランス | 1180 | 510 | 1月、7月 |
| 13 | 7 | 興銀第一ライフ | 世界6資産アクティブ・バランス・ファンド(キュービック・バランス) | バランス | 1160 | 1090 | 5月、11月 |
| 14 | 9 | フィデリティ投信 | フィデリティ・世界分散・ファンド(株式重視型) | バランス | 980 | 958 | 3月、9月 |
| 15 | 17 | 中央三井アセット | 3資産バランスオープンアルファ(トリプルインカムアルファ) | バランス | 960 | 750 | なし |
| 16 | 18 | 興銀第一ライフ | DIAM世界6資産バランスファンド(フルコース) | バランス | 925 | 725 | 5月 |
| 17 | 11 | フィデリティ投信 | フィデリティ・世界分散・ファンド(債券重視型) | バランス | 860 | 836 | 3月、9月 |
| 18 | 12 | 中央三井アセット | モーニングスター グローバルバランスファンド | バランス | 850 | 815 | 5月、11月 |
| 19 | 20 | AIG投信 | AIG新成長国債インカムオープン(レインボーシート) | 国際債券 | 840 | 840 | なし |
| 20 | 14 | 日本投信 | 香川県応援ファンド | バランス | 829 | 796 | 1月 |
1.概況
年6回(隔月)分配のファンドで分配金(年間)が最も多いのは、前回調査結果と同様に、興銀第一ライフ「DIAM J-REITオープン(2カ月決算コース) (オーナーズ・インカム2M)」です。このファンドの分配金(年間)は、毎月分配型ファンドの分配金ランキング1位のファンド(日本Jリートオープン 5100円)よりも多いです。
次に分配金が多いのは、前回調査結果と同様に、三井住友アセット「グローバル不動産投信(隔月決算型)(家主生活)」です。毎月分配型ファンドの分配金ランキングと同様に、REITが1位、2位となりました。
2.前回調査結果より順位が大幅に上がったファンド
順位が最も上がったのは、日興アセット「日興スリートップ」で12ランク上昇しました。
前回調査結果に比べ、4ランク以上、順位を上げたファンドは、以下のファンドです。これらのファンドは、バランス型のファンドで、7月にボーナス分配を実施したファンドです。
なお、住信 世界ダブルハイインカム、日興スリートップの年間分配金は、年間の決算回数6回の合計値ではないです。今後、6回分の年間分配金の合計値になった場合は、さらに年間分配金は増加します。
・ニッセイアセット「ニッセイ/パトナム・バランスアップオープン(トリプルスター)」
バランス型
8位→13位。 810円/年→1420円/年
7月の分配金:680円(昨年7月の分配金 70円)
・大和投資信託「ダイワ・三資産分散ファンド」
バランス型
19位→9位。 700円/年→1340円/年
7月の分配金:640円(昨年7月の分配金は設定日の関係で分配なし)
・住信アセット「住信 世界ダブルハイインカム」
バランス型
20位→10位。 660円/年→1260円/年(※決算回数4回分)
7月の分配金:600円(昨年7月の分配金は設定日の関係で分配なし)
・興銀第一ライフ「自然環境保護ファンド(尾瀬紀行)」
バランス型
15位→11位。 770円/年→1190円/年
7月の分配金:420円(昨年7月の分配金は設定日の関係で分配なし)
・日興アセット「日興スリートップ」
バランス型
24位→12位。 510円/年→1180円/年(※決算回数4回分)
7月の分配金:670円(昨年7月の分配金は設定日の関係で分配なし)
3.前回調査結果より順位が大幅に下がったファンド
最も順位が下がったのは、AIG投信「AIG新成長国債インカムオープン(レインボーシート)」で9ランク下がりました。
前回調査結果に比べ、4ランク以上、順位を下げたファンドは、以下のファンドです。
これらのファンドは、順位が上がったファンドよりも分配金の増加額が少なかった、もしくは同じであったため、順位が下がりました。
・興銀第一ライフ「世界6資産アクティブ・バランス・ファンド(キュービック・バランス)」
バランス型
7位→13位。1090円/年→1160円/年
7月の分配金:70円(昨年7月の分配金は設定日の関係で分配なし)
・フィデリティ投信「フィデリティ・世界分散・ファンド(株式重視型)」
バランス型
9位→14位。958円/年→980円/年。
7月の分配金:60円(昨年7月の分配金 38円)
・フィデリティ投信「フィデリティ・世界分散・ファンド(債券重視型)」
バランス型
11位→17位。836円/年→860円/年。
7月の分配金:80円(昨年7月の分配金 56円)
・中央三井アセット「モーニングスター グローバルバランスファンド」
バランス型
12位→18位。815円/年→850円/年。
7月の分配金:35円(昨年7月の分配金は設定日の関係で分配なし)
・AIG投信「AIG新成長国債インカムオープン(レインボーシート)」
国際債券型
10位→19位。840円/年→840円/年。
7月の分配金:140円(昨年7月の分配金 140円)
・日本投信「香川県応援ファンド」
バランス型
14位→20位。796円/年→829円/年。
7月の分配金:33円(昨年7月の分配金 無配)
4.決算回数が少ないファンド
設定日の関係で決算回数が年間6回未満のファンドは、以下のファンドがあります。今後、年間規定回数の6回分になった場合、順位が変動する可能性があります。
◆決算5回
・興銀第一ライフ「世界6資産アクティブ・バランス・ファンド(キュービック・バランス)」
・中央三井アセット「モーニングスター グローバルバランスファンド」
◆決算4回
・住信アセット「住信 世界ダブルハイインカム」
・日興アセット「日興スリートップ」
◆決算3回
・興銀第一ライフ「DIAM世界6資産バランスファンド(フルコース)」
なお、決算月は、奇数月(1、3、5、7、9、11月)が大半を占め、ベスト20のファンドは全て奇数月の決算です。年6回(隔月)分配型の全アイテム(62アイテム)の中で、偶数月の決算をするファンドは、2つだけです(全体の3.2%にすぎません)。
このように決算が奇数月に多いのは、年金受給者を顧客として開拓したいことも影響していると思います。年金受給月は偶数月なので、年金が受給できない奇数月を年金の補填として、ファンドの分配金をあてられるメリットを打ち出せるからです。
5.毎月分配型ファンドとの分配金レベルの差
2位以下の「分配金ベスト20のファンド」の分配金をみると、以下のように毎月分配型より少ないです。
・年6回(隔月)分配型 2300円〜829円
・毎月分配型 4520円〜2700円
6.投信分類別状況
| 分配型 | 順位 | 投信分類 | 品数 | 構成比% |
| 年6回(隔月) | 1 | バランス | 16 | 80.0 |
| 2 | 国内REIT | 2 | 10.0 | |
| 3 | 国際債券 | 1 | 5.0 | |
| 4 | 国際REIT | 1 | 5.0 | |
| 毎月 | 1 | 国際株式 | 9 | 45.0 |
| 2 | 国際REIT | 7 | 35.0 | |
| 3 | 国内REIT | 3 | 15.0 | |
| 4 | バランス | 1 | 5.0 |
ベスト10でみると、毎月分配型では、国際株式型が最も多い(6アイテム)ですが、年6回(隔月)分配型ではバランス型が最も多く(7アイテム)、国際株式型はないです。
毎月分配型ファンド分配金ランキング上位に多い投信分類(国際株式、国際REIT、国内REIT)は、年6回(隔月)分配型のファンド全体からみると、以下のように非常に少ないです。
国際株式型:1つ(三井住友アセット「アジア優良株ファンド」)
国際REIT型:1つ(2位のファンド)
国内REIT型:2つ(1位、5位のファンド)
年6回(隔月)分配型ファンド全体では、バランス型が最も多く(41アイテム。構成比約66%)、そのことが年6回(隔月)分配型ファンドの分配金ランキングベスト20の結果に影響しています。
バランス型は比較的最近設定されたファンドが多く、従って年6回(隔月)分配型のファンドは、比較的最近設定されたファンドが多くなっています。
また、毎月分配型ファンドの分配金ランキング上位よりも、年6回(隔月)分配型ファンドの分配金ランキング上位の分配金が少ないのは、バランス型が多く、このタイプの特徴であるミドルリスク・ミドルリターン(国際株式や国際REITのみのファンドに比べ)の影響もあります。
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詳しくは
★追記★
この調査結果は毎月更新しています。最新の調査結果を見たい方は、以下をご参照ください。最初の記事が最新の調査結果になります。
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