毎月分配型 投資信託情報

毎月分配型の投資信託(投信)の情報として、不動産投資信託(REIT:リート)を含む分配金や基準価格等の投資信託ランキングなどを紹介します。


07年8月版 毎月分配型ファンド分配金ランキング(手堅く分配金を得たい場合)ベスト20

今回は、毎月分配型の投資信託の分配金を手堅く得たい人向けに、最新の結果(2006年8月〜2007年7月)を反映し、月毎の分配金の最小値が多い順ベスト20を調べ直しました。

過去1年間(2006年8月〜2007年7月)の実績から見て、少なくとも、この月毎の分配金は確保できるので、その結果をもとに年間の分配金総額がおおよそ予測できます。そのため、分配金を運用する計画が立てやすくなるメリットがあります。
ただし、相場が大幅に悪化した場合、この分配金がでない場合もありえます。

調査対象は、日本経済新聞の「オープン基準価格」の欄に掲載されている運用会社(計68社)の毎月分配型の投資信託(324アイテム)です。

<調査結果の要約>

1位が変わり、3つのファンドが新たにランクインしました。この他、あまり変化はないです。

1)最も「月毎の分配金の最小値が多いファンドは、みずほ投信「みずほ J-REITファンド」(1万口あたり100円)

2)前月に比べ分配金が増加したファンド
 ・AIG投信「AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン)」 75円(前月70円)
  昨年7月まで70円。昨年8月以降 75円が4回、80円が5回、90円が3回

3)新たにランクインしたのは、以下の3つのファンド
 ・JPモルガンアセット「JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド」
  7月は70円(6月はボーナス分配で870円) 決算回数2回のみ

 ・三菱UFJ投信「ピムコ・エマージング・ボンド・オープンAコース(為替ヘッジなし)」
  昨年7月まで63円(昨年8月以降 毎月66円)

 ・AIG投信「AIG現地通貨建て新成長国債インカムオープン(パッション)」
  7月が初回分配(65円) 決算回数1回のみ

4)ベスト10での投信分類では、国際REIT型、国際債券型が最も多い(各4つ)
 ただし、上位は国際REIT型が多い(ベスト5で3つ占める)

5)分配金総合ランキングと異なり、投信分類では国際債券型が多い(14アイテム)
 国際債券型のタイプの内訳(多い順):
  ・新興国投資型 8つ
  ・ハイイールド(主に社債)型 3つ
  ・グローバル分散型 2つ
  ・オーストラリア向け 1つ

 次に国際REIT型が多い(8アイテム)
  ・グローバル分散型 5つ
  ・米国向け 2つ
  ・オーストラリア向け 1つ

 ※月毎の分配金が同じ場合は、年間分配金が多いファンドを上位にしました。
 ※以下の表中の「順/前」は、前回調査結果の順位。「外」は前回ランキング外を示す
 ※以下の表中の「分配金/年」は、年間の分配金
 ※表中の以下のファンドは、年間決算回数12回未満のファンド
 (なお、決算回数が数回のファンドは、この分配金の水準で今後も実施されるかは不透明)
 ・PCA アジア・インカム・プラス(アジアンドリーム) 決算2回
 ・ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム) 決算8回
 ・りそな・ワールド・リートファンド(フドウさん) 決算8回
 ・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド 決算2回
 ・世界ソブリン債券・日本株ファンド(夢航路) 決算10回
 ・JPM米国高利回り社債ファンド 決算10回
 ・AIG現地通貨建て新成長国債インカムオープン(パッション) 決算1回

前回調査で1位のノムラ日米REITファンドは、7月の分配金は60円(それまでは毎月260円以上)になり、ランク外になりました。

順位順/前運用会社投資信託名投信分類分配金分配金/年
12みずほ投信みずほJ-REITファンド 国内REIT1002700
23国際投信ワールド・リート・オープン国際REIT901140
34PCAアセットPCAアジア・インカム・プラス(アジアンドリーム)バランス85170
45ゴールドマンサックスゴールドマンサックス米国REITファンドBコース(為替ヘッジなし)国際REIT802860
56日興アセット日興 AMPグローバルREITファンドA(ヘッジなし)国際REIT801430
67大和投資信託ダイワ グローバル債券ファンド国際債券80960
78大和投資信託ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)国際債券80720
814AIG投信AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) 国際債券75970
99大和住銀投信短期豪ドル債オープン国際債券75950
1010ゴールドマンサックスゴールドマンサックス米国REITファンドAコース(為替ヘッジなし)国際REIT701940
1111ゴールドマンサックスGS新成長国債券ファンド(花ボンド)国際債券701140
1212大和投資信託ダイワ・グローバルREITオープン(世界の街並み)国際REIT701090
1314大和投資信託りそな ワールド・リートファンド(フドウさん)国際REIT701020
1413日興アセット日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし)国際株式701010
15JPモルガンアセットJPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド国際債券70940
1615国際投信エマージング・ソブリン・オープン国際債券70910
1615三井住友アセット三井住友 グローバル・リート・オープン(世界の大家さん)国際REIT70910
1716日興アセット株ちょファンド日本(カブチョファンド)国内株式70840
1716大和住銀投信エマージング債券ファンド国際債券70840
18三菱UFJ投信ピムコ・エマージング・ボンド・オープンAコース(為替ヘッジなし)国際債券66792
1917三菱UFJ投信オーストラリア・リート・オープン国際REIT65840
2018JPモルガンアセットJPM新興国ソブリン・オープン国際債券65780
2018フィデリティ投信フィデリティ USハイ・イールド・ファンド 国際債券65780
2018ゴールドマンサックスGS ハイイールド・ボンド・ファンド国際債券65780
2119三菱UFJ投信世界ソブリン債券・日本株ファンド(夢航路)バランス65770
2220JPモルガンアセットJPM米国高利回り社債ファンド国際債券65650
23AIG投信AIG現地通貨建て新成長国債インカムオープン(パッション)国際債券6565


[修正を加えた調査の実施:分配金が段階的に増加してきたタイプを追加]

分配金の分配の仕方で、少しずつ上げてゆくタイプがあります。例えば、1〜6月が70円、7〜12月が80円といったような分配をする場合です。
このようなファンドの場合、一旦分配金が上がると、下がらないようです。このような特性からみて、直近の分配金がベース値(これより下がらないと思われる値)とみなすことにし、このようなタイプを、最小値が多い分配金ランキング対象に加えました。最小値は月毎75円以上を対象としました。

<調査結果の要約>

この切り口で調べても、前回調査結果に比べ、大きな変化はないです。

1)最も分配金が多いのは日興アセット「日興・AMPグローバルREITファンド A(ヘッジなし)」(前回は2位)。次に日興アセット「日興・CS世界高配当株式ファンド A(ヘッジなし)」の分配金が多い

2)前月に比べ分配金が増加したファンド(先に指摘したファンド除く)
 ・日興アセット「日興・CS世界高配当株式ファンド A(ヘッジなし)」 120円(前月90円)
 ・大和投資信託「ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実)」 75円(前月70円)
 ・大和投資信託「ダイワ外債ソブリン・ファンド」 75円(前月70円)

3)新たにランクインしたファンド
 ・ニッセイアセット「ニッセイ高金利国債券ファンド(スリーポイント)」 7月80円(6月70円)
  分配金の実施状況:40円、45円が各2回、50円1回、60円4回、70円1回
  ※決算回数11回分が対象

4)ベスト10の投信分類では、前回調査結果と同様に、国際REIT型が最も多く(4つ)、国内REIT型、および国際債券型が次に多い(各2つ)
国内REIT型を含めたREIT全体としてみると、ベスト10のうち、6つがREIT(前回調査結果と同様)

5)対象ファンド全ての投信分類では、国際債券型が多い(9アイテム)
 国際債券型のタイプの内訳(多い順):
  ・グローバル分散型 4つ(修正前に比べ増加)
  ・新興国投資型 2つ(修正前に比べ減少)
  ・オーストラリア向け 2つ(修正前に比べ増加)
  ・ヨーロッパ向け 1つ(修正前に比べ増加)

 次に国際REIT型が多い(7アイテム)
  ・グローバル分散型 5つ
  ・米国向け 1つ
  ・オーストラリア向け 1つ

 ※月毎の分配金が同じ場合は、年間分配金が多いファンドが上位
 ※以下の表中の「順/前」は、前回調査結果の順位。「外」は前回ランキング外を示す
 ※以下の表中の「分配金/年」は、年間の分配金
 ※表中の以下のファンドは、年間決算回数12回未満のファンド
 (なお、決算回数が数回のファンドは、この分配金の水準で今後も実施されるかは不透明)
  ・DIAM世界リートインデックスファンド 決算10回
  ・ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム) 決算8回
  ・PCA アジア・インカム・プラス(アジアンドリーム) 決算2回
  ・世界ソブリン債券・日本株ファンド(夢航路) 決算10回
  ・ダイワ外債ソブリン・ファンド 決算11回
   ※昨年9月から今年5月までの9期(決算9回)は無配。6月から分配開始

順位順/前運用会社投資信託名投信分類分配金分配金/年
12日興アセット日興 AMPグローバルREITファンドA(ヘッジなし)国際REIT1501430
28日興アセット日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし)国際株式1201010
33みずほ投信みずほJ-REITファンド 国内REIT1002700
44国際投信ワールド・リート・オープン国際REIT1001140
55大和投資信託ダイワ・グローバルREITオープン(世界の街並み)国際REIT1001090
66興銀第一ライフDIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)国際REIT1001080
718興銀第一ライフDIAM世界リートインデックスファンド国際REIT100745
87大和投資信託ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)国際債券100720
99AIG投信AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) 国際債券90970
1010PCAアセットPCAアジア・インカム・プラス(アジアンドリーム)バランス85170
1111ゴールドマンサックスゴールドマンサックス米国REITファンドBコース(為替ヘッジなし)国際REIT802860
1212大和投資信託ダイワ グローバル債券ファンド国際債券80960
1313大和住銀投信短期豪ドル債オープン国際債券80950
1414三井住友アセット三井住友・ヨーロッパ国債ファンド国際債券80930
1514国際投信エマージング・ソブリン・オープン国際債券80910
1514三井住友アセット三井住友 グローバル・リート・オープン(世界の大家さん)国際REIT80910
1615日興アセット財産3分法ファンドバランス80860
1716三菱UFJ投信オーストラリア・リート・オープン国際REIT80840
1817三菱UFJ投信世界ソブリン債券・日本株ファンド(夢航路)バランス80770
19ニッセイアセットニッセイ高金利国債券ファンド(スリーポイント)国際債券80610
20大和投資信託ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実)国際債券75800
21大和投資信託ダイワ外債ソブリン・ファンド国際債券75145


前回1位の「ノムラ日米REITファンド」は、7月の分配金は60円(前月260円)になり、分配金が減少したので対象から外しました(分配金が減らないことを前提にしたいため)

日興アセット「財産3分法」は、純資産額1兆5000億円を目処に、販売を一時停止することになりました。詳細は以下の運用会社の情報を参照ください。
 「財産3分法ファンド」取得お申込受付について


<最新の基準価格で手取分配金を試算>

1万口あたり分配金では、実際に分配金(税引き後)がいくら得られるのかわかりにくいので試算しました。
100万円を購入する前提で、販売手数料は上限値とし、購入価格は7月末の基準価格(7月31日)としました。
試算の仕方 (購入資金-手数料)÷基準価格×10000=購入口数
口数×分配金÷10000-税金(10%分)=手取分配金(税引き後)

順位運用会社投資信託名投信分類分配金7/31価格手数料手取分配金
1日興アセット日興 AMPグローバルREITファンドA(ヘッジなし)国際REIT150147743.158850
2大和投資信託ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)国際債券100108762.18101
3興銀第一ライフDIAM世界リートインデックスファンド国際REIT100112522.6257789
4大和投資信託ダイワ・グローバルREITオープン(世界の街並み)国際REIT100113982.6257689
5AIG投信AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) 国際債券90104843.6757442
6PCAアセットPCAアジア・インカム・プラス(アジアンドリーム)バランス85104482.6257130
7日興アセット日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし)国際株式120154193.156784
8ニッセイアセットニッセイ高金利国債券ファンド(スリーポイント)国際債券80106962.16590
9三菱UFJ投信世界ソブリン債券・日本株ファンド(夢航路)バランス80106632.6256575
10大和投資信託ダイワ グローバル債券ファンド国際債券80109982.16415
11三井住友アセット三井住友・ヨーロッパ国債ファンド国際債券80110792.16362
12国際投信エマージング・ソブリン・オープン国際債券80111943.156229
13国際投信ワールド・リート・オープン国際REIT100146612.6255978
14大和投資信託ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実)国際債券75111102.15948
15大和投資信託ダイワ外債ソブリン・ファンド国際債券75111812.15910
16ゴールドマンサックスゴールドマンサックス米国REITファンドBコース(為替ヘッジなし)国際REIT80120632.6255812
17みずほ投信みずほJ-REITファンド 国内REIT100157792.15577
18日興アセット財産3分法ファンドバランス80128793.155414
19大和住銀投信短期豪ドル債オープン国際債券80130972.15382
20興銀第一ライフDIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)国際REIT100164533.155298
21三菱UFJ投信オーストラリア・リート・オープン国際REIT80158302.6254429
22三井住友アセット三井住友 グローバル・リート・オープン(世界の大家さん)国際REIT80161293.154323

■国際債券型の方が分配金を多く得やすい(基準価格の関係)

分配金を得る上で購入口数が影響しますが、この口数はそのファンドの基準価格・購入手数料により変わってきます。
基準価格が比較的高いREITは、口数を多く買えないので、実際に得られる分配金はそんなに多くないです。逆に、基準価格がREITに比べ低い国際債券型は、口数を多く買えるので、分配金を多く得られます。

試算結果をみると、分配金が150円(1万口あたり)と最も多い「日興・AMPグローバルREITファンド A(ヘッジなし)」が、手取でも最も多くなります。
次に手取額が多いのはダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)です。基準価格・手数料ともに比較的低いためです。
分配金が120円(1万口あたり)の「日興・CS世界高配当株式ファンド A(ヘッジなし)」は、基準価格が比較的高めなので、手取の分配金が少なくなります。

REITは、昨今の基準価格の下落に見られるように、基準価格の変動が比較的激しく、リスクが高いタイプでもあることから、手堅さを重視する場合は、別のタイプを検討した方が無難です(7月末の国際REIT型ファンドの基準価格の状況は、「国際REITファンドの基準価格の下落状況:7月版」を参照ください)。
また、試算結果をみると、REITは基準価格が比較的高いので、手取りの分配金を多く得にくいです。

価格リスクや手取りの分配金を考慮すると、分配金を手堅く、かつなるべく多く得たい場合は国際債券型の方がよさそうです。
その国際債券型のファンドでも、分配金の最小値が比較的高く、基準価格・手数料も値ごろで、リスクの比較的低いグローバル分散タイプである「ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)」がよさそうです。

ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)の基準価格の推移(グラフ)は以下のとおりです。7月中旬まではゆるやかに上昇トレンドがありましたが、7月末の世界的な軟調時では、基準価格が大幅に下落しました。
このように債券型といっても常に安定しているわけではなく、比較的高値で購入した場合、購入価格以下でファンドを保有する時期は、特別分配金(元本戻し=利益なし)になる場合もありえます。
しかし、今は最近の基準価格の水準では「安値」といえますので、購入の機会でもあります。
 ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)の基準価格グラフ(yahooファイナンス)

★追記★
この調査結果は毎月更新しています。最新の調査結果を見たい方は、以下をご参照ください。最初の記事が最新の調査結果になります。
 手堅く分配を得たい場合



投資信託なら、フィデリティ・ダイレクト
フィデリティ証券では、手数料無料(ノーロード)のファンド75本を販売

SBI証券の投資信託
SBI証券は、手数料無料(ノーロード)のファンド110本を販売

投資関連ブログランキング参加中です。他にも投資に役立つ情報 多数掲載あり にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
  1. 2007/08/09(木) 07:00:00|
  2. 手堅く分配を得たい場合
  3. | トラックバック:2
  4. | コメント:0

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://maitukibunpai.blog101.fc2.com/tb.php/141-87875ce0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

-

管理人の承認後に表示されます
  1. 2007/08/15(水) 06:55:03 |

-

管理人の承認後に表示されます
  1. 2007/08/24(金) 02:38:46 |

FC2Ad

FC2ブログ