調査の対象は、前回調査と同じで、日本経済新聞の「オープン基準価格」の欄に掲載されている運用会社(計68社)の年4回、年6回(隔月)分配型の投資信託(199アイテム)です。
<調査結果の要約>
■国際株式型が好調
年間分配金が増加したファンドの分類をみると、国際株式型のファンドが多いです(2つ)。また、年間分配金が増加したファンドは、本年9月に決算を行ったファンドです。
年間分配金が増加したファンドを昨年の9月の分配金と比較すると以下のとおりです。
・フィデリティ・グローバル好配当株ファンド
国際株式型
今年:80円 昨年:60円
・フィデリティ・ワールド好配当株・ファンド
国際株式型
今年:80円 昨年:60円
・三井住友アセット「グローバル不動産投信(隔月決算型)(家主生活)」
国際REIT型
今年:100円 昨年:無配
・ニッセイJ-REITファンド(2ヵ月決算型)
国内REIT型
今年:200円 昨年:100円
年間分配金が減少したファンドは、BNPパリバ「NCドリーム 九州アジアファンド」だけです。
昨年の9月の分配金と比較すると以下のとおりです。
・BNPパリバ「NCドリーム 九州アジアファンド」 バランス型
今年:225円 昨年:443円
<ランク外になったファンド>
前回調査でベスト20にランクしていた以下のファンドは、年間分配金が減少したため、ランク外(今回20位)になりました。
・大和投資信託「ミルフィーユ(成長重視ポートフォリオ)」 年6回:隔月分配型
バランス型
年間1740円(前回結果2040円。300円減少)
今年9月分配金40円(昨年9月340円)
2006年10月〜2007年9月の1年間(12ヶ月間)で、年4回・年6回(隔月)の分配型の投資信託の年間分配金を多い順にすると、以下のようになりました。
※順/前は、前回調査(7月)での順位。8月は年6回:隔月分配型を含めたランキングを実施しなかったため7月結果と比較(8月は年6回:隔月分配型の決算が3つのファンドしかないため、年6回:隔月分配型を含めた調査は実施せず、年4回分配型だけを対象に調査を実施)。
※分配金/前は、前回調査(8月)での分配金
ランキングに掲載されたファンドのうち、前々月(8月)に決算があった年4回分配型ファンドはピクテ・プレミアム・ブランド・ファンド(3ヵ月決算型)のみで、その結果は反映しました。
※前月(9月)に決算のあったファンドは以下のファンド(順位のみ列挙)。
2位、5位、6位、7位、9位、10位(三井住友アセット)、11位、13位、15位、18位
| 順位 | 順/前 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 決算回数 | 分配金 | 分配金/前 |
| 1 | 1 | HSBC投信 | HSBC中国株式ファンド(3ヶ月決算型) | 国際株式 | 4 | 5960 | 5960 |
| 2 | 2 | 興銀第一ライフ | DIAM J-REIT(2カ月決算コース)(オーナーズ・インカム2M) | 国内REIT | 6 | 5600 | 5600 |
| 3 | 3 | シュローダー | シュローダーBRICs株式ファンド | 国際株式 | 4 | 4200 | 4200 |
| 4 | 4 | みずほ投信 | MHAM 海外好配当株ファンド | 国際株式 | 4 | 3950 | 3950 |
| 5 | 6 | 住信アセット | 住信 アジア・オセアニア配当利回り株オープン | 国際株式 | 4 | 3120 | 3120 |
| 6 | 5 | BNPパリバ | NCドリーム 九州アジアファンド | バランス | 4 | 3076 | 3294 |
| 7 | 7 | フィデリティ投信 | フィデリティ・グローバル好配当株ファンド | 国際株式 | 4 | 2910 | 2890 |
| 8 | 8 | 野村アセット | グローバル・ハイインカム・ストック・ファンド | 国際株式 | 4 | 2500 | 2500 |
| 9 | 10 | フィデリティ投信 | フィデリティ・ワールド好配当株・ファンド | 国際株式 | 4 | 2410 | 2390 |
| 10 | 9 | 損保ジャパンアセット | みずほ好配当日本株オープン | 国内株式 | 4 | 2400 | 2400 |
| 10 | 12 | 三井住友アセット | グローバル不動産投信(隔月決算型)(家主生活) | 国際REIT | 6 | 2400 | 2300 |
| 10 | 9 | JPモルガンアセット | JFグレート・アジア3・ファンド(グレート・アジア3) | 国際株式 | 4 | 2400 | 2400 |
| 11 | 11 | みずほ投信 | きらやかグローバル好配当株式オープン | 国際株式 | 4 | 2350 | 2350 |
| 12 | 13 | ニッセイアセット | ニッセイ日本勝ち組ファンド(3ヵ月決算型) | 国内株式 | 4 | 2200 | 2200 |
| 13 | 14 | みずほ投信 | MHAM6資産バランスファンド (六花選) | バランス | 6 | 2110 | 2110 |
| 14 | 11 | 野村アセット | J-REITオープン | 国内REIT | 4 | 2040 | 2040 |
| 15 | 18 | ニッセイアセット | ニッセイJ-REITファンド(2ヵ月決算型) | 国内REIT | 6 | 2020 | 1920 |
| 16 | 18 | T&Dアセット | 世界優良株ファンド(3ヵ月決算型)(プライムコレクション) | 国際株式 | 4 | 2000 | 2000 |
| 17 | 19 | ピクテ投信 | ピクテ・プレミアム・ブランド・ファンド(3ヵ月決算型) | 国際株式 | 4 | 1990 | 1990 |
| 18 | 17 | みずほ投信 | 北都好配当グローバル株式オープン (ほくと夢だより) | 国際株式 | 4 | 1950 | 1950 |
<分配回数別>
■年4回分配が16種類、年6回(隔月)が4種類
(年4回型が1つ増加し、年6回:隔月が1つ減少)
分配回数では、年4回分配型が80%と大半を占めます。ただし、前回調査と異なり、年4回分配型が1つ増加し、年6回(隔月)分配型は1つ減少しました。
<投信分類別>
| 順位 | 投信分類 | 品数 | 品数/前 |
| 1 | 国際株式 | 12 | 11 |
| 2 | 国内REIT | 3 | 3 |
| 3 | バランス | 2 | 3 |
| 4 | 国内株式 | 2 | 2 |
| 5 | 国際REIT | 1 | 1 |
■前回調査結果に比べ、国際株式型が増加
■毎月分配型にはなかった国内株式が多く、毎月分配型では多い国際REIT型が少ない
投信分類では、前回調査結果と同様に、国際株式型が最も多いです。国際株式型は前回調査結果よりも1つ増加しました。
また、毎月分配型ファンドに比べて国内株式型が多いです。これは毎月分配型では国内株式型が1つしかないためです(日興アセットの「株ちょファンド日本(カブチョファンド)」)。
また、毎月分配型では多かった国際REITが少ないのは、年4回型、年6回:隔月型では3つしかないためです(そのうち1つがベスト20に含まれています)。
<分配の仕方でみた場合>
■上位は分配時期での分配金のバラツキが大きい
ベスト10のファンドの分配の仕方をみると、決算時期によって分配金が極端に変動するファンドが多いです。特に、ベスト2のファンドは、決算時期による差が大きいです。
なお、ベスト10の中では、8位の野村アセットのグローバル・ハイインカム・ストック・ファンドが、比較的バラツキの少ない分配を行っています(2位のファンド、10位の三井住友アセットのファンドを除き、全て年4回分配型)
1位 HSBC中国株式ファンド
3000円:1回
2800円:1回
80円:2回
2位 DIAM J-REITオープン(2カ月決算コース)(オーナーズ・インカム2M)
※1月、7月にボーナス分配あり
4120円:1回
1000円:1回
120円:4回
3位 シュローダーBRICs株式ファンド
1300円:1回
1200円:1回
1000円:1回
700円:1回
4位 MHAM 海外好配当株ファンド
3500円:1回
150円:3回
5位 住信 アジア・オセアニア配当利回り株オープン
1900円:1回
1000円:1回
110円:2回
6位 BNPパリバ「NCドリーム 九州アジアファンド」
1202円:1回
1076円:1回
573円:1回
225円:1回
7位 フィデリティ・グローバル好配当株ファンド
1400円:1回
1350円:1回
80円:2回
8位 グローバル・ハイインカム・ストック・ファンド
700円:1回
600円:3回
9位 フィデリティ・ワールド好配当株ファンド
1250円:1回
1000円:1回
80円:2回
10位 損保ジャパンアセット「みずほ好配当日本株オープン」
1000円:2回
200円:2回
10位 三井住友アセット「グローバル不動産投信(隔月決算型)(家主生活)」
1800円:1回
200円:1回
100円:4回
10位 JPモルガンアセット「JFグレート・アジア3・ファンド(グレート・アジア3)」
1000円:2回
200円:2回
<運用会社別>
| 順位 | 運用会社名 | 品数 | 品数/前 |
| 1 | みずほ投信 | 4 | 4 |
| 2 | 野村アセット | 2 | 2 |
| ニッセイアセット | 2 | 2 | |
| フィデリティ投信 | 2 | 2 | |
| 3 | 三井住友アセット | 1 | 1 |
| BNPパリバ | 1 | 1 | |
| 興銀第一ライフ | 1 | 1 | |
| HSBC投信 | 1 | 1 | |
| T&Dアセット | 1 | 1 | |
| シュローダー | 1 | 1 | |
| 損保ジャパンアセット | 1 | 1 | |
| JPモルガンアセット | 1 | 1 | |
| 住信アセット | 1 | 1 | |
| ピクテ投信 | 1 | 0 |
運用会社別にみると、みずほ投信が最も多いです(前回調査結果と同じ)。大手の運用会社のファンドの割合は、35%で前回調査結果と同じです。ただし、大手運用会社のファンドで入れ替わりがあり、前回ランキングに含まれていた大和投資信託(1つ。ミルフィーユ:成長重視ポートフォリオ)がランク外となり、ピクテ投信(1つ)が新たにランクインしました。
なお、純資産総額で大手といえそうな運用会社(ベスト10)は、野村、大和、日興、国際、三菱UFJ、ピクテ、興銀第一ライフ、フィデリティ、三井住友、大和住銀があります(2007年9月27日 QUICK QBR調べを参考)。
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