前回記事に取り上げた毎月分配型のバランス型のファンドについて、その特性を調べてみました。
このバランス型の特性としては、どの投資分野にどの程度の割合で投資しているかが特にポイントとなります。
<調査結果の要約>
1)ベスト3は海外投資100%(為替リスクあり)
2)国内投資比率が最も多いのは「GS 日本株・プラス 通貨分散コース」
3)国内投資では株式が中心
4)債券、REITは海外投資が中心
※以下の表中の国内株式などにある数値は構成比(%)をさす
※信託報酬の単位は、%
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 国内株式 | 海外株式 | 国内債券 | 海外債券 | 国内REIT | 海外REIT | 先物 | 信託報酬 |
| 1 | UBS | UBSニュー・メジャー・バランス・ファンド | 50 | 50 | 1.848 | |||||
| 2 | 大和投資信託 | りそな・世界資産分散ファンド(ブンさん) | 33 | 33 | 33 | 1.365 | ||||
| 3 | 興銀第一ライフ | DIAM世界インカム・オープン(世界三重奏) | 25 | 50 | 25 | 1.26 | ||||
| 4 | ゴールドマンサックス | GS 日本株・プラス 通貨分散コース | 87 | 13 | 1.575 | |||||
| 5 | 第一勧業アセット | DKAトリニティオープン (ファンド3兄弟) | 25 | 50 | 25 | 1.155 | ||||
| 6 | 三井住友アセット | グローバル3資産ファンド(ワンプレートランチ) | 33 | 33 | 33 | 1.47 | ||||
| 7 | 住信アセット | 住信 財産四分法ファンド | 20 | 10 | 60 | 10 | 1.029 | |||
| 8 | 中央三井アセット | 3資産バランスオープン(トリプルインカム) | 20 | 70 | 10 | 1.2075 | ||||
| 9 | 明治ドレスナー | スーパーバランス(やじろべえ) | 30 | 10 | 10 | 30 | 1 | 19 | 1.365 | |
| 10 | 国際投信 | グローバル財産3分法ファンド | 33 | 33 | 33 | 1.5015 | ||||
| 11 | 大和投資信託 | りそな・東京応援・資産分散ファンド(大江戸ブンさん) | 33 | 33 | 33 | 1.3125 | ||||
| 11 | 大和投資信託 | りそな・中部応援・資産分散ファンド(りそちゅーブンさん) | 33 | 33 | 33 | 1.3125 | ||||
| 13 | 大和投資信託 | りそな・ひょうご応援・資産分散ファンド(ひょうご元気ブンさん) | 33 | 33 | 33 | 1.3125 | ||||
| 14 | 大和投資信託 | りそな・大阪応援・資産分散ファンド(上方ブンさん) | 33 | 33 | 33 | 1.3125 | ||||
| 14 | レッグメイソン | LM・グローバル・プラス | 30 | 70 | 1.26 | |||||
| 16 | 住信アセット | 住信 グローバル・インカム&プラス | 30 | 70 | 1.26 | |||||
| 17 | フィデリティ投信 | フィデリティ・世界3資産・ファンド | 1 | 14 | 1 | 69 | 1 | 14 | 0.819 | |
| 18 | 野村アセット | 世界三資産バランスファンド(セッション) | 20 | 70 | 10 | 1.155 | ||||
| 19 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ バランスインカム・グローバル | 30 | 70 | 1.26 | |||||
| 20 | 大和投資信託 | りそな・多摩応援・資産分散ファンド(多摩ブンさん) | 33 | 33 | 33 | 1.3125 | ||||
| 20 | 大和投資信託 | りそな・京都滋賀応援・資産分散ファンド(京・近江ブンさん) | 33 | 33 | 33 | 1.3125 | ||||
| 20 | 日興アセット | 財産3分法ファンド | 25 | 50 | 25 | 0.9975 |
バランス型ファンドの分配金ベスト3の投資分野・割合をみると、いずれも海外投資のみになっています。即ち、リスクとしては為替リスクのあるファンドといえます。
この結果は、国内投資分野では利益がでにくい現状を象徴的に表していると思います(下位の方が国内投資の割合が高いです)。
国内投資分野の比率が高いファンドは、GS 日本株・プラス 通貨分散コースで、株式主体のファンドです。国内REITの割合が比較的高いのは、DKAトリニティオープン (ファンド3兄弟)、財産3分法ファンドの25%ですが、全体的にみてJ-REITを投資分野に含めているファンドは少ないです。この結果だけをみれば、運用会社各社の判断として、J-REITは、投資分野として先が読みにくい分野(不確実性の高い分野)と見ているようです。
信託報酬でみると、1位のUBSニュー・メジャー・バランス・ファンドは最も高いです。信託報酬が1.5%を超えるファンドは、維持コストの高いファンドだと思いますので、それなりの運用益を要求したいものです。
どちらかといえば、分配金が多い(上位)ファンドは、信託報酬が高めで、そうでないファンドは、信託報酬が低めになっています。
信託報酬が1%未満のファンドは少なく、フィデリティ・世界3資産・ファンド、財産3分法ファンドだけとなります(ただし、分配金はそれなりになりますが)。分配金ベスト10では、住信 財産四分法ファンドが1%に近い信託報酬となっています。
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