毎月分配型 投資信託情報

毎月分配型の投資信託(投信)の情報として、不動産投資信託(REIT:リート)を含む分配金や基準価格等の投資信託ランキングなどを紹介します。


基準価格の変動からみた分配金の多い投資信託の状況 08年4月版

年間分配金ランキングベスト30の毎月分配型投資信託を対象に「基準価格のバラツキ」の状況を調べました。

前回は、定点比較として1年前の基準価格を比較しましたが、今回は、12ヶ月間内での基準価格の変動をみました。この変動をみるのに、標準偏差を算出しました。標準偏差は、各基準価格が平均値からどれだけ離れているかの合計を示すもので、この数値が大きいほど、変動が大きいことになり、この変動が大きいほど、投資リスクが高くなります。

<調査結果の要約>

1)基準価格の変動が最も小さいファンドは、「通貨分散ボンドオープン(いろどり)」

2)基準価格の変動が最も大きいファンドは、「MHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩)」(前回調査結果と同じ)

3)国際債券型は基準価格の変動が小さく、REITは大きい

4)年間分配金ランキング上位のファンドは基準価格の変動が大きい(特に、MHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩))

5)年間分配金ベスト10内で、価格変動が比較的小さいのは「三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実)」

1.基準価格のバラツキ・ランキング(標準偏差ランキング)

※調査対象期間は、2007年3月30日から2008年3月31日
※標準偏差のランキングは、この数値が低いほど基準価格の変動が少ないことになり、上位になる
※表中の「順/分」は、年間分配金ランキングでの順位
※表中の「順/前」は、前回調査結果での標準偏差ランキングの順位

順位順/分順/前運用会社投資信託名投信分類分配金標準偏差平均価格最高価格最小価格
1153安田投信通貨分散ボンドオープン(いろどり)国際債券160760710028113198805
2182みずほ投信MHAM豪ドル債券ファンド国際債券150061010351114919070
2182みずほ投信みずほ豪ドル債券ファンド (コアラの森) 国際債券150061010377115179093
3144UBSUBSニュー・メジャー・バランス・ファンドバランス165069210431119908386
418JPモルガンアセットJPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド国際債券15007269767112688141
522新生インベストメントエマージング・カレンシー・債券ファンド国際債券134075210545119908851
625DIAMアセットDIAM世界インカム・オープン(世界三重奏)バランス128090610047115548064
7195ピクテ投信ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド国際株式142094011762133219227
82010PCAアセットPCAアジア・オセアニア好配当株式オープン国際株式138596210145117547827
9129新光投信新光ピクテ世界インカム株式ファンド国際株式1720101111747135739241
1023みずほ投信ルーミス米国ハイイールドファンド国際債券132010519411110937176
1125大和投資信託世界6資産均等分散ファンド(ベストシックス)バランス1280106010329121038093
12311三井住友アセット三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実)国際株式2440114410800130527965
131013DIAMアセットDIAM世界好配当株オープン(世界配当倶楽部)国際株式1830117310222121307549
141712日興アセットグローバル高配当株式ファンド(軍配)国際株式1560118010300122537533
151315大和投資信託ダイワ・グローバル好配当株ファンド国際株式1660123910767127037776
161614T&Dアセット世界優良株ファンド(プライムコレクション)国際株式1570125511686136888524
17816三井住友アセット三井住友・グローバル好配当株式オープン(世界の豆の木)国際株式1930127510675128917779
18917みずほ投信みずほ好配当世界株オープン国際株式1860131410575129247682
19417大和住銀投信グローバル好配当株オープン国際株式2220135711621135898351
2024日興アセット日興・CS世界高配当株式ファンド A(ヘッジなし)国際株式1290135912398141318963
21618国際投信グローバル株式インカム国際株式2080144110011120456800
22720国際投信グローバル財産3分法ファンドバランス2030155410507128687474
2321DIAMアセットDIAM J-REITアクティブファンド(ハッピー・オーナー)国内REIT135017679336126915857
242323野村アセットノムラ日米REITファンド国際REIT1320177010792138247450
251324ゴールドマンサックスゴールドマンサックス 米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし)(コロンブスの卵)国際REIT1660205911926152088265
261125日興アセット日興・AMPグローバルREITファンド  A(ヘッジなし)国際REIT17402286145721784410002
27226岡三アセット日本Jリートオープン国内REIT313024959378142745732
28527みずほ投信みずほJ-REITファンド 国内REIT2100303915235208109468
29128みずほ投信MHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩)国内REIT5565389313763214897890

■国際債券型は基準価格の変動が小さく、REIT型は大きい

基準価格のバラツキが最も小さいファンドは、安田投信「通貨分散ボンドオープン(いろどり)」です。ベスト5のうち、1つ(3位)のファンドを除き、全て国際債券型になっています。

基準価格のバラツキが最も大きいファンドは、前回調査結果と同様に、「MHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩)」です。下位の3つのファンドは、全て国内REIT型のファンドです。

一般的に投資分野をリスクの低い順にした場合、1)債券、2)バランス、3)株式(REIT含む)と言われていますが、そのことを反映した結果になっています。

特に、REITの価格変動が大きく、23位以下は全てREITです。このREITをタイプ別にみると、国際REIT型(グローバル分散型、米国投資型含む)よりも、国内REIT(J-REIT)型の方が価格変動は大きいです。

国内REIT型の基準価格の変動は、東証J-REIT指数に良く表れています。特に今年になってからの下げがきつく、今年3月は昨年来最安値になりました。
(参考:東証REIT指数の過去1年間の推移

■分配金ランキング上位(特にベスト3)は価格変動が大きい

年間分配金ランキング上位のファンドは、前回調査結果と同様に、基準価格の変動が大きく(標準偏差の数値が多く)、ハイリターン=ハイリスク(価格リスク)となっています。
特に、年間分配金ランキング1位の「MHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩)」は最下位、2位の「日本Jリートオープン」は、下から3番目(27位)にあります。

<前回調査結果との比較>

■日本Jリートオープンが最も変動が少ない

前回調査結果に比べ、標準偏差(基準価格のバラツキ)の増加が最も少なかったファンドは、「日本Jリートオープン」です(前回2464:31プラス)。
基準価格の調査対象期間で、堅調であった昨年3月が調査対象期間から外れたため、価格差(基準価格のバラツキ)が減ったことなどが影響していると思います。ただし、昨年6月に多額(2800円)のボーナス分配実施後は、基準価格が低迷した状態が続いており、基準価格のバラツキが少なくなったことは、この基準価格が低迷した状態(上値が上がらない状態)の中で基準価格のバラツキが減ったことを示すものであり、運用がよい状態に近づいたとはいえないです。
 ・基準価格の推移(QUICK)

この他、標準偏差があまり増えなかったファンドは、国際債券型ファンドが多いです(標準偏差ベスト2の3本)。比較的手堅い投資である特徴が示されたようです。

■世界優良株ファンド(プライムコレクション)が最も増加

前回調査結果に比べ、標準偏差の増加(基準価格のバラツキの拡大)が目立つのは、「世界優良株ファンド(プライムコレクション)」です(前回1004:251プラス)。
今年初頭からの下げがきつく、昨年前半との差が大きくなったことが影響しているようです。
 ・基準価格の推移(QUICK)

この他、標準偏差が大幅に増えたファンドは、先進国を投資対象にした国際株式型ファンドが多いです(3月での世界的な株式相場の急落が影響したものと思います)。


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テーマ:投資信託 - ジャンル:株式・投資・マネー

  1. 2008/04/08(火) 07:00:00|
  2. 基準価格の変動で見た場合
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