1)基準価格が最も下落していない新興国投資のファンドは、新生インベストメント「エマージング・カレンシー・債券ファンド」
基準価格の下落が小さいファンドの特徴では、国際債券型ファンドが多い
2)基準価格が最も下落した新興国投資のファンドは、「UBSニュー・メジャー・バランス・ファンド」
基準価格の下落が大きいファンドの特徴では、分配金が多いタイプが多い
3)ボーナス分配を実施する可能性が高い新興国投資のファンドはない
4)ボーナス分配を実施した基準価格に最も近い新興国投資のファンドは、岡三アセット「アジア・オセアニア好配当成長株オープン」
5)ボーナス分配を実施した基準価格と最も差がある新興国投資のファンドは、ゴールドマンサックス・アセット「GS新成長国債券ファンド(花ボンド)」
毎月分配型ファンドでの新興国投資の分配金ランキング対象ファンド(分配金が多い毎月分配型の新興国投資ファンド)の運用状態をみるため、基準価格の状況を調べてみました。
各ファンドの騰落率(基準価格の定点比較)をみてゆきますが、従来、実施してきた1年前(堅調時)との比較を行うと、価格差がかなりあるため、直近の高値圏である昨年12月(28日)と比較することにしました。
1.昨年12月末の基準価格との比較
※以下の表は、昨年12月末と今年4月4日の価格比が少ない順
年間分配金の調査期間に合わせ、比較対象の基準価格は2008年3月31日にしようと思いましたが、4月に入って基準価格が上がってきたため、4月4日にしました
※価格比の単位は%
※「順/分」は、年間分配金ランキングでの順位
| 順位 | 順/分 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | ボーナス分配月 | 分配金 | 12月末価格 | 4/4価格 | 価格比 |
| 1 | 5 | 新生インベストメント | エマージング・カレンシー・債券ファンド | 国際債券 | 6月、12月 | 1340 | 10220 | 9272 | 90.7 |
| 1 | 14 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ グローバル・ボンド・ニューマーケット(星こよみ) | 国際債券 | なし | 708 | 10636 | 9649 | 90.7 |
| 2 | 11 | 三菱UFJ投信 | ピムコ・エマージング・ボンド・オープンAコース(為替ヘッジなし) | 国際債券 | なし | 786 | 11106 | 10043 | 90.4 |
| 3 | 13 | 新光投信 | フロンティア・ワールド・インカム・ファンド | 国際債券 | なし | 720 | 10063 | 9069 | 90.1 |
| 3 | 13 | 日興アセット | 日興・ピムコ・ハイインカム・ソブリン・ファンドA(ヘッジなし) | 国際債券 | なし | 720 | 10885 | 9805 | 90.1 |
| 4 | 3 | JPモルガンアセット | JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド | 国際債券 | 3、6、9、12月 | 1500 | 9670 | 8685 | 89.8 |
| 5 | 15 | シュローダー投信 | シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎) | 国際債券 | 2、5、8、11月 | 620 | 9840 | 8815 | 89.6 |
| 6 | 13 | ニッセイアセット | ニッセイ/パトナム・グローバル・エマージング債券ファンド | 国際債券 | なし | 720 | 10314 | 9188 | 89.1 |
| 7 | 8 | AIGインベストメンツ | AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) | 国際債券 | なし | 925 | 10220 | 9091 | 89.0 |
| 8 | 12 | ピクテ投信 | ピクテ・ハイインカム・ソブリン・ファンド(為替ヘッジなしコース) | 国際債券 | なし | 780 | 10077 | 8942 | 88.7 |
| 8 | 4 | PCAアセット | PCA アジア・オセアニア好配当株式オープン | 国際株式 | 3、6、9、12月 | 1385 | 9997 | 8870 | 88.7 |
| 8 | 6 | 国際投信 | エマージング・ソブリン・オープン | 国際債券 | なし | 960 | 10776 | 9556 | 88.7 |
| 9 | 16 | PCAアセット | PCA アジア・インカム・プラス(アジアンドリーム) | バランス | なし | 605 | 10278 | 9100 | 88.5 |
| 10 | 9 | 岡三アセット | アジア・オセアニア好配当成長株オープン | 国際株式 | 3月、9月 | 900 | 10690 | 9452 | 88.4 |
| 11 | 12 | JPモルガンアセット | JPM新興国ソブリン・オープン | 国際債券 | なし | 780 | 10311 | 9101 | 88.3 |
| 12 | 10 | シュローダー投信 | シュローダー・アジア公社債ファンド (アジアン円舞曲) | 国際債券 | 6月 | 840 | 10046 | 8852 | 88.1 |
| 13 | 7 | ゴールドマンサックス | GS新成長国債券ファンド(花ボンド) | 国際債券 | (3、6、9、12月) | 940 | 9994 | 8793 | 88.0 |
| 14 | 10 | 大和住銀投信 | エマージング債券ファンド | 国際債券 | なし | 840 | 11188 | 9757 | 87.2 |
| 15 | 1 | 三井住友アセット | 三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実) | 国際株式 | 5月、11月 | 2440 | 10656 | 9182 | 86.2 |
| 16 | 2 | UBS | UBSニュー・メジャー・バランス・ファンド | バランス | 2、5、8、11月 | 1650 | 11029 | 9191 | 83.3 |
1)1ヶ月前の基準価格との比較
対象ファンドの基準価格(4月4日)の平均値を、約1ヶ月前(2月29日)の基準価格と比較すると、3.4%減になっています(3月後半に相場が急落した影響です)。対象ファンド全ての4月4日の基準価格は、2月末よりも下がっています。
基準価格が最も減少しなかったのは、三菱UFJ グローバル・ボンド・ニューマーケット(星こよみ)(1.2%減)で、最も減少したのは、UBSニュー・メジャー・バランス・ファンド(7.1%減)です。
2)基準価格の差が少ないファンド
最近の高値圏である昨年12月末の基準価格と、本年4月4日の基準価格を比較した場合、最も差が少ないファンドは、新生インベストメント「エマージング・カレンシー・債券ファンド」です。
・基準価格の推移(QUICK)
基準価格の差が少ないファンドのタイプをみると、ほとんどが国際債券型のファンドになっています。
3)基準価格の差が大きいファンド
最近の高値圏である昨年12月末の基準価格と、本年4月4日の基準価格を比較した場合、最も価格差が大きいファンドは、「UBSニュー・メジャー・バランス・ファンド」です。基準価格の差が最も少ないファンドである「エマージング・カレンシー・債券ファンド」と比較すると、7.4ポイントの差があります。
・基準価格の推移(QUICK)
基準価格の差が大きいファンドのタイプをみると、分配金が多いファンドが多く、特に国際株式型ファンドが多いです。
2.ボーナス分配実施の可能性
今後のボーナス分配実施の可能性をみるため、最新のボーナス分配実施時の基準価格(分配落ちの基準価格)と、現在の基準価格を比較し、ボーナス分配実施の可能性をみてゆきたいと思います。
ボーナス分配が実施されるには、その目安として、最新のボーナス分配実施時の分配落ち価格(決算日の基準価格)が参考になると思います。この最新の決算期の分配方針を前提した場合、ボーナス分配の対象となる決算日の前に、この価格を上回っていないとボーナス分配は実施されないと思います。
※以下の表は、「ボーナス分配を実施した最新決算期」と今年4月4日の価格比が少ない順
※ボ分配価格は、ボーナス分配を実施した最新決算期の基準価格
※価格比の単位は%
※「順/分」は、年間分配金ランキングでの順位
| 順位 | 順/分 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | ボーナス分配月 | 分配金 | ボ分配価格 | 4/4価格 | 価格比 |
| 1 | 9 | 岡三アセット | アジア・オセアニア好配当成長株オープン | 国際株式 | 3月、9月 | 900 | 10354 | 9452 | 91.3 |
| 2 | 5 | 新生インベストメント | エマージング・カレンシー・債券ファンド | 国際債券 | 6月、12月 | 1340 | 10190 | 9272 | 91.0 |
| 3 | 2 | UBS | UBSニュー・メジャー・バランス・ファンド | バランス | 2、5、8、11月 | 1650 | 10116 | 9191 | 90.9 |
| 4 | 3 | JPモルガンアセット | JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド | 国際債券 | 3、6、9、12月 | 1500 | 10328 | 8685 | 84.1 |
| 5 | 4 | PCAアセット | PCA アジア・オセアニア好配当株式オープン | 国際株式 | 3、6、9、12月 | 1385 | 10551 | 8870 | 84.1 |
| 6 | 1 | 三井住友アセット | 三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実) | 国際株式 | 5月、11月 | 2440 | 11205 | 9182 | 81.9 |
| 7 | 10 | シュローダー投信 | シュローダー・アジア公社債ファンド (アジアン円舞曲) | 国際債券 | 6月 | 840 | 11048 | 8852 | 80.1 |
| 8 | 7 | ゴールドマンサックス | GS新成長国債券ファンド(花ボンド) | 国際債券 | (3、6、9、12月) | 940 | 10988 | 8793 | 80.0 |
1)ボーナス分配実施時の最新の決算期の価格を上回っているファンド
表題のような状態になっているファンドは、ボーナス分配が期待できそうなファンドですが、今回は「該当なし」です。
ボーナス分配が期待できそうな基準価格は、最新の決算期の基準価格に数百円上乗せした数値になっている場合だと思います。決算直前に相場が急落することもあるので、上乗せになっている額が多いほどボーナス分配の実施可能性が高くなります。
2) ボーナス分配実施時の最新の決算期の価格に近いファンド
ボーナス分配を実施した最新の決算期の価格に最も近いファンドは、岡三アセット「アジア・オセアニア好配当成長株オープン」です。
4月4日の基準価格は、最新の決算期の基準価格に対し約8.7%減(902円減)です。対象ファンドの中では、価格差が少ないですが、信用収縮懸念が高まると、価格が比較的下がりやすいタイプ(国際株式型)であることを留意しておく必要があります。
・基準価格の推移(QUICK)
3)ボーナス分配実施時の最新の決算期の価格と差が大きいファンド
ボーナス分配を実施した最新の決算期の価格と最も差があるファンドは、ゴールドマンサックス・アセット「GS新成長国債券ファンド(花ボンド)」です。
ボーナス分配を実施した最新の決算期の価格との差は、約20%減(2195円減)となっており、大きな差があります。市況がすぐに好転しそうな状況ではなさそうなので、この価格差が埋まるには時間がかかりそうであり、ボーナス分配実施の目安が11000円程度と比較的高いこともあって、次回(6月)のボーナス分配を実施する可能性は低いように思えます。
・基準価格の推移(QUICK)
4)来月ボーナス分配にあたるファンド
来月5月がボーナス分配対象月にあたるファンドは、UBSニュー・メジャー・バランス・ファンド、三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実)の2本です。
三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実)は、ボーナス分配を実施した決算期との価格差が約20%程度あるので、ボーナス分配は実施しないと思います。
UBSニュー・メジャー・バランス・ファンドは、ボーナス分配を実施した決算期との価格差が約10%程度あるので、市況を押し上げるような材料がすぐに出てこないと、ボーナス分配の実施は厳しいと思います。
投資信託なら、フィデリティ・ダイレクト
フィデリティ証券では、手数料無料(ノーロード)のファンド75本を販売
SBI証券の投資信託
SBI証券は、手数料無料(ノーロード)のファンド110本を販売
投資関連ブログランキング参加中です。他にも投資に役立つ情報 多数掲載あり





