毎月分配型 投資信託情報

毎月分配型の投資信託(投信)の情報として、不動産投資信託(REIT:リート)を含む分配金や基準価格等の投資信託ランキングなどを紹介します。


年4回・年6回分配のバランス型ファンドの状況(08年4月版)

分配型ファンド(年4回、年6回:隔月)のバランス型ファンドの状況を調べました。
対象ファンド(75本)のうち、年間分配金ベスト10のファンドの分配金、年間リターン(率)の状況を調べました。調査対象期間は2007年4月から2008年3月です。

<調査結果の要約>

1)年間分配金が最も多いバランス型ファンドは、BNPパリバ「NCドリーム 九州アジアファンド」(2531円)(前回も1位)

2)半期の分配金が最も多いバランス型ファンドは、BNPパリバ「NCドリーム 九州アジアファンド」(1230円)(前回も1位)
REITの投資比率が低めのファンド、国際債券の投資比率が高めのファンドが新規にランクイン

3)対象ファンドの年間リターン(率)は全て損失。
最も損失が少ないバランス型ファンドは、住信アセット「住信 世界ダブルハイインカム」(前回も1位)
国際債券の投資比率の高いファンドは損失が少ない

1.年間分配金

※年間分配金総額が多い順に列挙
※年間リターン(率)はモーニングスターのデータを使用(年間の騰落率が試算のベース:詳細
※年間の決算回数は、NCドリーム 九州アジアファンド、GSエマージング・資産分散ファンドの2本が4回で、これ以外は全て6回

順位運用会社投資信託名分配金前回差3月分配年間リターン
1BNPパリバNCドリーム 九州アジアファンド2531-5730-12.4
2みずほ投信MHAM 6資産バランスファンド (六花選) 1400040-19.7
3DIAMアセット世界6資産アクティブ・バランス・ファンド(キュービック・バランス)11201070-16.0
4日興アセット日興アジア資産3分法1050100100-13.9
5日興アセット日興スリートップ1020070-10.0
6DIAMアセットDIAMパッシブ資産分散ファンド(三本の矢)1000050-14.5
6住信アセット住信 世界ダブルハイインカム1000080-6.2
7DIAMアセットDIAM世界6資産バランスファンド(フルコース)900-10025-19.6
7ゴールドマンサックスGS エマージング・資産分散ファンド9000-11.7
8野村アセットマイストーリー分配型(年6回)Bコース(為替ヘッジなし) 896258-13.3

年間分配金が最も多いファンドは、BNPパリバ「NCドリーム 九州アジアファンド」(3104円)です(前回も1位)。NCドリーム 九州アジアファンドの投資比率は、100%株式(国内、国際)という堅調時に利益を得やすい仕様が好影響していると思います。ただし、本年になってからは市況が悪化したため、3月は無配となりました。

BNPパリバ「NCドリーム 九州アジアファンド」の過去1年間の分配金は以下のとおりです。
 07年6月 1076円
 07年9月 225円
 07年12月 1230円
 08年3月 0円(無配)

<前回調査結果との比較>

●年間分配金が増加(3本)

日興アジア資産3分法は、通算5回目の分配になり、3月分が加算された結果です。
日興アジア資産3分法を除けば、10円以下の微増程度です。

●年間分配金が減少(2本)

NCドリーム 九州アジアファンドが無配となり、最も年間分配金が減少しました(昨年4月の分配金は573円)。

●前回ランクインしたが、今回ランク外になったファンド(2本)

株式やREITの投資比率が高いファンドがランク外になりました。

・フィデリティ・世界分散・ファンド(株式重視型)
 前回4位(今回22位)
 前回年間分配金1100円(今回520円。580円減)
 昨年3月分配金650円(本年3月70円)
 投資比率:国際株式50%、国際REIT15%、国際債券35%

・ミルフィーユ(成長重視ポートフォリオ)
 前回5位(今回14位)
 前回年間分配金1040円(今回740円。300円減)
 昨年3月分配金340円(本年3月40円)
 投資比率:株式68%、REIT10%、債券20%

●前回ランクイン外だが、今回ランクインしたファンド(2本)

REITに投資しないファンドがランクインしました。前回次点の順位にありましたが、今回ランク外になったファンドの分配金が減り順位が下がったため、これら2本のファンドの順位が繰り上がりました。

・GSエマージング・資産分散ファンド
 前回9位(今回7位)
 前回年間分配金900円(今回900円)
 3月は決算月ではない
 投資比率:国際株式50%、国際REIT15%、国際債券35%

・マイストーリー分配型(年6回)Bコース(為替ヘッジなし)
 前回10位(今回8位)
 前回年間分配金894円(今回896円。2円増)
 昨年3月分配金56円(本年3月58円)
 投資比率:国際債券75%、国際株式25%

<毎月分配型の分配金ベスト10との比較>

毎月分配型のバランス型ファンドと比較すると、平均値では、毎月分配型よりも多いです。

 年4回、年6回分配  1位:2531円〜8位:896円  平均値1182円
 毎月分配         1位:2030円〜10位:800円   平均値1010円

 ※参考:バランス型ファンドの分配金ランキング(毎月分配)

2.半期分配金

サブプライムローン問題の影響により、調査対象期間の前半(堅調)と後半(軟調)は相場が異なるので、最新6ヶ月(昨年10月〜本年3月)の分配金を対象に分配金ランキングをまとめてみました。

 ※以下の表中の「順/年」は、年間ランキングでの順位
 ※「順/年」での「外」は、年間ランキングにないファンド

順位順/年運用会社投資信託名決算回数分配金
11BNPパリバNCドリーム 九州アジアファンド41230
27ゴールドマンサックスGSエマージング・資産分散ファンド4900
3三菱UFJ投信三菱UFJ 戦略資産分散ファンド4400
4日興アセット日興・アシュモア・グローイング・マルチストラテジー・ファンド(ネクスト・スター)4380
5中央三井アセットモーニングスター グローバルバランスファンド(バイナリースター)6365
64日興アセット日興アジア資産3分法6300
6大和投資信託ミルフィーユ(インカム重視ポートフォリオ)6300
7大和投資信託ダイワ世界資産分散ファンド(ライフハーモニー)6270
83DIAMアセット世界6資産アクティブ・バランス・ファンド(キュービック・バランス)6260
8大和投資信託ダイワ・バランス3資産(3つの恵み)4260

年間ランキングのファンド6本が入替っています。年間ランキングと特に異なることは、年間順位に含まれた新興国投資のファンドが半期順位でも残り、それ以外の大半はランク外になりました。
また、新たにランクインしたファンドはサブプライムローン問題で最も悪影響が出る「REITの投資比率が低い(ない)ファンド」や、国際債券の投資比率が高いファンドが多いです。

1)半期ランキングで新たにランクインしたファンド

REITの投資比率の低いファンド、国際債券の投資比率が高いファンドが多いです。

 <REITの投資比率が低い(ない)ファンド>

 ・三菱UFJ 戦略資産分散ファンド(REITなし)
  半期3位(年間28位 年間分配金400円)

 ・日興・アシュモア・グローイング・マルチストラテジー・ファンド(ネクスト・スター)
  半期4位(年間29位 年間分配金380円)(REITなし)

 ・モーニングスター グローバルバランスファンド(バイナリースター)(REITなし)
  半期5位(年間13位 年間分配金750円)

 ・ミルフィーユ(インカム重視ポートフォリオ)(REIT10%)
  半期6位(年間19位 年間分配金600円)

 ・ダイワ世界資産分散ファンド(ライフハーモニー)(REIT22%)
  半期7位(年間13位 年間分配金750円)

 <国際債券の投資比率が高いファンド>

 ・ミルフィーユ(インカム重視ポートフォリオ)(国際債券70%)
  半期6位(年間19位 年間分配金600円)

 ・ダイワ世界資産分散ファンド(ライフハーモニー)(国際債券60%)
  半期7位(年間13位 年間分配金750円)

2)半期ランキングでランク外になった年間ランキングのファンド

REITの投資比率が比較的高いファンドが多いです。MHAM6資産バランスファンド(六花選)などREITや株式の投資比率が高いファンドの方が、半期順位が年間順位(年間分配金)よりも大幅に下がっています。

 ・住信 世界ダブルハイインカム
  半期9位(年間6位)。半期240円
  国際債券70%、国際株式30%

 ・日興スリートップ
  半期11位(年間5位)。半期210円
  国際債券75%、国際株式25%

 ・マイストーリー分配型(年6回)Bコース(為替ヘッジなし)
  半期13位(年間8位)。半期174円
  国際債券75%、株式25%

 ・DIAMパッシブ資産分散ファンド(三本の矢)
  半期14位(年間6位)。半期150円
  国際債券52%、国内株式25%、国際REIT22%

 ・MHAM6資産バランスファンド (六花選)
  半期16位(年間2位)。半期120円
  株式33%、REIT33%、債券33%

 ・DIAM世界6資産バランスファンド(フルコース)
  半期21位(年間7位)。半期75円
  債券36%、株式32%、REIT32%

3)前回調査結果との違い(半期ランキングでの比較)

・前回ランクイン・今回ランク外になったファンド

今回対象となった3月の分配金が、前回対象となった9月の分配金に比べ減少したためです。

 フィデリティ・世界分散・ファンド(株式重視型)
  今回の半期順位12位(前回6位)
  今回の半期分配金200円(前回330円)
  3月の分配金が70円(9月200円。130円減)
  投資比率:国際株式50%、国際REIT15%、国際債券35%

 三菱UFJ 6資産バランスファンド
  今回の半期順位9位(前回8位)
  今回の半期分配金240円(前回280円)
  3月の分配金が60円(9月100円。40円減)
  投資比率は、債券60%、株式20%、REIT20%

・今回ランクイン・前回ランク外のファンド

以下のファンドは、前回、分配金が減少したファンドの次点の順位にありましたが、今回ランク外になったファンドの分配金が減少したため、順位が繰り上がりました。

 「世界6資産アクティブ・バランス・ファンド(キュービック・バランス)」
 今回半期8位(前回10位)
 今回半期分配金260円(前回と同額)
 投資比率は、債券50%、株式25%、REIT25%

 「ダイワ・バランス3資産(3つの恵み)」
 今回半期8位(前回10位)
 今回半期分配金260円(前回と同額)
 投資比率は、国際債券、国内株式、国際REITに3等分

3.年間リターン(率)

 ※以下の表は年間リターン(率)が多い順(今回は損失が少ない順)
 ※順/分は、分配金ランキングでの順位

順位順/分運用会社投資信託名分配金年間リターン
16住信アセット住信 世界ダブルハイインカム1000-6.2
25日興アセット日興スリートップ1020-10.0
37ゴールドマンサックスGS エマージング・資産分散ファンド900-11.7
41BNPパリバNCドリーム 九州アジアファンド2531-12.4
58野村アセットマイストーリー分配型(年6回)Bコース(為替ヘッジなし) 896-13.3
64日興アセット日興アジア資産3分法1050-13.9
76DIAMアセットDIAMパッシブ資産分散ファンド(三本の矢)1000-14.5
83DIAMアセット世界6資産アクティブ・バランス・ファンド(キュービック・バランス)1120-16.0
97DIAMアセットDIAM世界6資産バランスファンド(フルコース)900-19.6
102みずほ投信MHAM 6資産バランスファンド (六花選) 1400-19.7

軟調のため、対象ファンドは全て利益がなく、損失になりました。
年間リターン(率)でみると、損失が最も少ないファンドは、住信アセット「住信 世界ダブルハイインカム」です(前回も1位)。年間分配金は6位で少ない方になりますが、元本の減少が少ないことが影響したようです。
なお、年間分配金2位のMHAM6資産バランスファンド(六花選)は、年間リターン(率)では10位です。分配金は多い方ですが、元本の損失が多いことが影響したようです。

損失が少ないファンドは、国際債券の比率が高い(70%以上)ファンドが上位の方に多いです(1位、2位)。債券(外債)は円高の影響もあって下落しましたが、株式やREITよりも大幅に下がらなかったため、他のファンドに比べ損失が少なくなったと思います。
新興国投資のファンドも損失が少ない方に入っています(3位、4位)。

損失が多いファンドは(9位、10位)は、株式やREITの投資比率が高め(株式3分の1、REIT3分の1)のファンドです。


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  1. 2008/04/28(月) 07:00:00|
  2. 年4〜6回分配のバランス型ファンドの状況
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