毎月分配型 投資信託情報

毎月分配型の投資信託(投信)の情報として、不動産投資信託(REIT:リート)を含む分配金や基準価格等の投資信託ランキングなどを紹介します。


年4回・年6回分配の国際債券ファンドの状況 (08年4月版)

年4回、年6回:隔月分配型ファンドでの国際債券型ファンドの状況を調べました。
対象ファンド(60本)のうち、分配金ベスト10のファンドの分配金、リターン(率)の状況を調べました。調査対象期間は2007年4月から2008年3月です。

<調査結果の要約>

1)年間分配金が最も多い国際債券型ファンドは、ピクテ投信「ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)」(960円)(前回も1位)
上位は新興国投資のファンドが多い

2)半期分配金が最も多い国際債券型ファンドは、ピクテ投信「ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)」(480円)(前回も1位)
新興国対象のファンドの順位が下降、先進国対象のファンドの順位が上昇

3)年間リターン(率)で最も多い国際債券型ファンドは、ピクテ投信「ピクテ・ユーロ最高格付国債ファンド(3ヵ月決算型)(ユーロ・セレクト3M)」
分配金1位のピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)は8位
上位は先進国(特に欧州)の公債、下位は米ドル建て債券が多い

1.年間分配金

※年間分配金が多い順に列挙
※年間リターン(率)はモーニングスターのデータを使用(年間の騰落率が試算のベース:詳細

順位運用会社投資信託名分配金前回差3月分配年間リターン
1ピクテ投信ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)9600240-13.0
2大和投信ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実)3カ月決算型85530225-1.3
3AIG投信AIG新成長国債インカムオープン(レインボーシート)8400140-9.5
4ニッセイアセットニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン76001.3
5野村アセットハイブリッド・インカムオープン 695-5080-9.0
6野村アセットハイ・イールド ボンド オープン Dコース(為替ヘッジなし)6205106-18.8
7三井住友アセット三井住友・USボンドオープン(為替ノーヘッジ型)(たのしみ)6000150-13.5
8新光投信海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)(PIファンド 為替ヘッジなし)548-17228-1.7
9JPモルガンアセットJPM USトレジャリー・インカム・ファンド(3ヶ月決算型)(US・セレクト3M)5400-6.7
9ピクテ投信ピクテ・ユーロ最高格付国債ファンド(3ヵ月決算型)(ユーロ・セレクト3M)54002.7

年間分配金が最も多いファンドは、ピクテ投信「ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)」(960円)です(前回も1位)。
国際債券型ファンドは分配金の水準が全般的に低く、年4回、年6回:隔月分配型ファンドの分配金ベスト20に含まれたファンドはないです。
ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)の過去1年間の分配金は以下のとおりです(本年2月に決算はなし)。

 07年6月 240円
 07年9月 240円
 07年12月 240円
 08年3月 240円

年間分配金ベスト10をみると、どちらかといえば、新興国を投資対象にしたファンドが、上位の方に多いです(1位、3位)

<前回調査結果との比較>

●年間分配金の増加(2本)

・ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実3M)3カ月決算型
 30円増加(3月分配金225円。昨年3月195円)

・ハイ・イールド ボンド オープン Dコース(為替ヘッジなし)
 5円増加(3月分配金106円。昨年3月101円)

●年間分配金の減少(2本)

・ハイブリッド・インカムオープン
 50円減少(3月分配金80円。昨年3月130円)
 分配金が2期連続減少(昨年11月125円、本年1月105円、同80円)

・海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)(PIファンド 為替ヘッジなし)
 172円減少(3月分配金28円。昨年3月200円)
 分配金が3期連続減少
 (昨年6月280円、同9月140円、同12月100円、本年3月28円)

●前回ランクインしたが、今回ランク外になったファンド(1本)

・世界物価連動国債ファンド(物価の優等生)
 前回8位(今回15位)
 前回年間分配金610円(今回470円。140円減)
 昨年3月分配金200円(本年3月60円)
 分配金が4期連続減少
 (昨年3月200円、同6月160円、同9月130円、同12月120円、本年3月60円)

前回調査では同じ順位のファンドがあったため(11本が対象であったため)、このファンドと入れ替えで新たにランクインしたファンドはありません。

<毎月分配型の分配金ベスト10との比較>

毎月分配型の国際債券ファンドと比較すると、年4回、年6回分配の国際債券ファンドは、毎月分配型の半分位の分配金の水準になっています。

 年4回・年6回分配  1位:960円〜10位:540円(平均699円)
 毎月分配       1位:1607円〜10位:885円(平均1125円)

 ※参考:国際債券型ファンドの分配金ランキング(毎月分配)

2.半期分配金

サブプライムローン問題の影響により、調査対象期間の前半(堅調)と後半(軟調)は相場が異なるので、最新6ヶ月(昨年10月〜本年3月)の分配金を対象に分配金ランキングをまとめてみました。

 ※以下の表中の「順/年」は、年間ランキングでの順位
 ※「順/年」での「外」は、年間ランキングにないファンド

順位順/年運用会社投資信託名決算回数分配金
11ピクテ投信ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)4480
22大和投信ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実)3カ月決算型4450
34ニッセイアセットニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン4440
43AIGインベストメンツAIG新成長国債インカムオープン(レインボーシート)6420
56野村アセットハイ・イールド ボンド オープン Dコース(為替ヘッジなし)6316
65野村アセットハイブリッド・インカムオープン 6310
77三井住友アセット三井住友・USボンドオープン(為替ノーヘッジ型)(たのしみ)4300
89JPモルガンアセットJPM USトレジャリー・インカム・ファンド(3ヶ月決算型)(US・セレクト3M)4270
89ピクテ投信ピクテ・ユーロ最高格付国債ファンド(3ヵ月決算型)(ユーロ・セレクト3M)4270
9三菱UFJ投信三菱UFJ 海外債券オープン(四季の恵み 海外債券)4265

●順位の特徴

年間ランキングと異なることは、新興国対象のファンド(AIG新成長国債インカムオープン(レインボーシート))の順位が下がり、先進国対象のファンド(ニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープンなど)の順位が上がっています(前回調査結果と同じ傾向)。

●半期ランキングでランク外になった年間ランキングのファンド

 ・海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)(PIファンド(為替ヘッジなし))
  年間8位(半期25位:半期分配金128円)

●半期ランキングで新たにランクインしたファンド

 ・三菱UFJ 海外債券オープン(四季の恵み(海外債券))
  半期9位(年間10位 年間分配金535円)

複数の先進国の債券を投資対象にしたファンドです(北米29%、欧州71% 08年3月末時点)。毎期定額でやや高めの分配金(12月135円、3月130円)が対象期間に出ています。

2.年間リターン(率)

 ※以下の表は年間リターン(率)が多い順
 ※順/分は、分配金ランキングでの順位

順位順/分運用会社投資信託名分配金年間リターン
19ピクテ投信ピクテ・ユーロ最高格付国債ファンド(3ヵ月決算型)(ユーロ・セレクト3M)5402.7
24ニッセイアセットニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン7601.3
32大和投信ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実)3カ月決算型855-1.3
48新光投信海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)(PIファンド 為替ヘッジなし)548-1.7
59JPモルガンアセットJPM USトレジャリー・インカム・ファンド(3ヶ月決算型)(US・セレクト3M)540-6.7
65野村アセットハイブリッド・インカムオープン 695-9.0
73AIG投信AIG新成長国債インカムオープン(レインボーシート)840-9.5
81ピクテ投信ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)960-13.0
97三井住友アセット三井住友・USボンドオープン(為替ノーヘッジ型)(たのしみ)600-13.5
106野村アセットハイ・イールド ボンド オープン Dコース(為替ヘッジなし)620-18.8

年間リターン(率)でみると、最も多いファンドは、ピクテ投信「ピクテ・ユーロ最高格付国債ファンド(3ヵ月決算型)(ユーロ・セレクト3M)」です。

分配金ランキング1位のピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)は、年間リターンでは8位です。分配金は最も多いですが、元本の損失が多いことが影響しているようです。

順位をみると、上位は先進国(特に欧州)の格付けの高い債券を投資対象にしているファンドが多いです。下位の方は、新興国向け、先進国のハイイールド債といった格付けの低い債券を投資対象にしているファンドが多いです(これらのカテゴリのファンドは損失になりました)。
下位(7位以下)のファンドには主に米ドル建ての債券に投資しているファンドであり、最近のドル安が影響しているようです。


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  1. 2008/04/28(月) 07:01:00|
  2. 年4〜6回分配の国際債券ファンドの状況
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