前回まとめました年間の分配金ランキングの場合、調査対象期間前半の堅調な相場での「分配金」が反映されてしまい、軟調の現状に合わない面があります。そこで、最近の状態をなるべく反映させるため、最近の半期(6ヶ月:昨年11月〜今年4月)だけに絞って、分配金ランキングをまとめました。
調査対象は、毎月分配型の投資信託378本です。
<調査結果の要約>
●国際株式型が減少、国際債券型、国際REIT型が増加
堅調時(昨年8月以前)に多額のボーナス分配を行った国際株式型ファンドがランクアウト
通常時の分配金が高めの国際債券型や国際REIT型、国際REITの投資比率が低い(10%以下)のバランス型がランクイン
ボーナス分配を実施しないが高めの分配金を出すファンドがランクイン
※順/年は、年間分配金ランキングでの順位
順/年での「外」は、年間ランキングにランクインしていないことを示す
※前回差は、前回調査結果の半期分配金との差額
※ボーナス分配での()は、目論見書等に明記されていないが定期的に実施していることを示す
| 順位 | 順/年 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 分配金 | 前回差 | 4月分配 | ボーナス分配 |
| 1 | 11 | 日興アセット | 日興・AMPグローバルREITファンドA(ヘッジなし) | 国際REIT | 810 | -30 | 120 | なし |
| 2 | 13 | UBS | UBSニュー・メジャー・バランス・ファンド | バランス | 800 | 0 | 30 | 2、5、8、11月 |
| 3 | 1 | みずほ投信 | MHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩) | 国内REIT | 780 | -5 | 35 | 3、6、9、12月 |
| 4 | 外 | 中央三井アセット | グローバル3資産バランスオープン (3つの泉) | バランス | 730 | 0 | 35 | 2、5、8、11月 |
| 5 | 外 | 21世紀アセット | グローバル・バランス21(満天の星) | バランス | 700 | 0 | 30 | 5月、11月 |
| 6 | 26 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンド A(ヘッジなし) | 国際株式 | 660 | -30 | 90 | なし |
| 7 | 20 | 野村アセット | グローバル・コモディティ・オープン | 商品 | 620 | 100 | 520 | (1、4、7、10月) |
| 8 | 外 | 日興アセット | ラサール・グローバルREITファンド | 国際REIT | 600 | 40 | 100 | なし |
| 8 | 外 | 国際投信 | ワールド・リート・オープン | 国際REIT | 600 | 0 | 100 | なし |
| 8 | 外 | DIAMアセット | DIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム) | 国内REIT | 600 | 0 | 100 | なし |
| 9 | 外 | 大和投資信託 | ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム) | 国際債券 | 580 | -20 | 80 | なし |
| 9 | 12 | ゴールドマンサックス | ゴールドマン・サックス 米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし) | 国際REIT | 580 | 0 | 80 | (2、5、8、11月) |
| 10 | 外 | フィデリティ投信 | フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド | 国際債券 | 570 | 30 | 95 | なし |
| 11 | 外 | 大和住銀投信 | 短期豪ドル債オープン | 国際債券 | 550 | 10 | 100 | なし |
| 11 | 4 | みずほ投信 | みずほJ-REITファンド | 国内REIT | 550 | -50 | 50 | 3、6、9、12月 |
| 11 | 21 | ピクテ投信 | ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド | 国際株式 | 550 | 0 | 30 | 3、6、9、12月 |
| 12 | 外 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバルREITオープン(世界の街並み) | 国際REIT | 540 | -20 | 80 | なし |
| 12 | 23 | 新生インベストメント | エマージング・カレンシー・債券ファンド | 国際債券 | 540 | 0 | 60 | 6月、12月 |
| 13 | 外 | DIAMアセット | DIAM世界リートインデックスファンド | 国際REIT | 520 | -20 | 80 | なし |
| 14 | 外 | シュローダー投信 | シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配) | 国際債券 | 510 | 20 | 85 | 2、5、8、11月 |
| 14 | 外 | フィデリティ投信 | フィデリティ・US リート・ファンドB(為替ヘッジなし) | 国際REIT | 510 | 40 | 85 | 6月、12月 |
| 15 | 外 | 三井住友アセット | 世界高金利債券ファンド(債券万博) | 国際債券 | 490 | 0 | 70 | 6月、12月 |
| 16 | 外 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバル債券ファンド | 国際債券 | 480 | 0 | 80 | なし |
| 16 | 外 | 国際投信 | エマージング・ソブリン・オープン | 国際債券 | 480 | 0 | 80 | なし |
| 16 | 外 | 日興アセット | 財産3分法ファンド | バランス | 480 | 0 | 80 | なし |
| 16 | 外 | 三菱UFJ投信 | オーストラリア・リート・オープン | 国際REIT | 480 | 0 | 80 | なし |
| 16 | 外 | 三井住友アセット | 三井住友・グローバル・リート・オープン(世界の大家さん) | 国際REIT | 480 | 0 | 80 | なし |
| 16 | 外 | 三井住友アセット | 三井住友・ヨーロッパ国債ファンド | 国際債券 | 480 | 0 | 80 | なし |
| 16 | 外 | ニッセイアセット | ニッセイ高金利国債券ファンド(スリーポイント) | 国際債券 | 480 | 0 | 80 | なし |
| 17 | 10 | 新光投信 | 新光ピクテ世界インカム株式ファンド | 国際株式 | 470 | 0 | 30 | 6月、12月 |
| 17 | 外 | 安田投信 | パン・パシフィック外国債券オープン | 国際債券 | 470 | 10 | 80 | なし |
| 順位 | 投信分類 | 品数 | 品数/年 |
| 1 | 国際債券 | 11 | 6 |
| 2 | 国際REIT | 9 | 2 |
| 3 | バランス | 4 | 4 |
| 4 | 国際株式 | 3 | 14 |
| 国内REIT | 3 | 3 | |
| 5 | 商品 | 1 | 1 |
年間分配金ランキング内にあって、半期ランキングではランク外になった国際株式型や国内REIT型のファンドの特徴をみると、堅調時(昨年8月以前)に多額のボーナス分配を実施したファンドが多いです。即ち、調査対象期間(昨年11月〜今年4月)は投資環境がよくないため、これらのファンドでボーナス分配を実施しなかった(もしくは減った)ことが影響しています。
国際株式型や国内REIT型のファンドの順位が下がったため、通常時の分配金の多い国際債券型ファンドや国際REIT型の順位が繰り上がりました。これら通常時の分配金の多いファンドは、当ブログに掲載している手堅く分配を得たい場合のランキングに含まれるファンドが多いです。
年間ランキングに含まれていないが、半期ランキングに含まれた国際債券型ファンドの特徴をみると、先進国を対象にしたファンドが多く(7本)、特にグローバル分散タイプが多いです(4本)。
・グローバル分散投資型(先進国主体) 4本
ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)
世界高金利債券ファンド(債券万博)
ダイワ・グローバル債券ファンド
ニッセイ高金利国債券ファンド(スリーポイント)
・新興国投資 3本
エマージング・カレンシー・債券ファンド
シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド
(さいけん太郎 毎月分配)
エマージング・ソブリン・オープン
・オーストラリア投資 1本
・ヨーロッパ投資 1本
・米国ハイイールド(社債等) 1本
年間ランキングに含まれていないが、半期ランキングに含まれたバランス型ファンドの特徴をみると、サブプライムローン問題で悪影響を受ける国際REITの投資比率が低い(10%以下)ファンドです。
・グローバル3資産バランスオープン (3つの泉)
国際債券70%(A以上、高金利)、国際株式20%(好配当)、国際REIT10%
・グローバル・バランス21(満天の星)
国内外の株式・債券・通貨、商品に分散投資(公社債はBBB-以上)
※国際REITは投資対象外
・財産3分法ファンド
国際債券50%、国内株式25%、国内REIT25%
※国際REITは投資対象外
分配の仕方でみると、年間ランキングに比べ、ボーナス分配を実施しないファンドが多いです(徐々に分配金を増やしてゆくタイプ含む)。ボーナス分配を行うファンドは、軟調のため、ボーナス分配を実施しない(もしくは減額した)ファンドが多いためです。
半期ランキングで最近の経済情勢が反映されていることとしては、商品(原油、農作物など)系のファンド(グローバル・コモディティ・オープン)が年間ランキングよりも上位にあることです。
<年間ランキングにあるが半期ランキングにないファンド>
投信分類別で本数の多い順にすると、以下のようになります。
1位 国際株式型11本
2位 国際債券型5本
3位 バランス型3本
4位 国内REIT型1本
これらのファンドは、計算対象から外れた前半の6ヶ月間(昨年5月〜10月)で多額のボーナス分配を行ったファンドです。
堅調の時は、ボーナス分配の多いファンドはよいですが、軟調になると堅調時の分配金よりも減少します。このようになることをよく理解して、購入するファンドを考えてゆく必要があります。
※順位は年間ランキングでの順位。()内は半期の順位と分配金
※◎は国内REIT型ファンド
※○は国際株式型ファンド
※▲は国際債券型ファンド
※■はバランス型ファンド
◎日本Jリートオープン
2位(86位 180円)
○三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実)
3位(57位 270円)
■グローバル財産3分法ファンド
5位(21位 420円)
○三井住友・グローバル好配当株式オープン(世界の豆の木)
6位(36位 340円)
○みずほ好配当世界株オープン
7位(28位 380円)
○DIAM世界好配当株オープン(世界配当倶楽部)
8位(51位 290円)
○グローバル好配当株オープン
9位(22位 410円)
○ダイワ・グローバル好配当株ファンド
12位(54位 280円)
▲通貨分散ボンドオープン(いろどり)
14位(74位 222円)
▲JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド
15位(21位 420円)
○グローバル高配当株式ファンド(軍配)
16位(68位 240円)
○世界優良株ファンド(プライムコレクション)
17位(70位 230円)
▲MHAM豪ドル債券ファンド
18位(46位 300円)
▲みずほ豪ドル債券ファンド (コアラの森)
18位(46位 300円)
○グローバル株式インカム
19位(86位 180円)
○PCA アジア・オセアニア好配当株式オープン
22位(77位 210円)
▲ルーミス米国ハイイールドファンド
24位(32位 360円)
■世界6資産均等分散ファンド(ベストシックス)
25位(32位 360円)
■DIAM世界インカム・オープン(世界三重奏)
27位(68位 240円)
○ニッセイ/パトナム・グローバル好配当株式オープン(12のどんぐり)
28位(103位 120円)
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