調査の対象は30本で、決算期間は2007年5月から2008年4月までを対象にしました。
<調査結果の要約>
1)年間分配金が最も多いファンドは、三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実)(前回も1位)。
次に、三井住友・グローバル好配当株式オープン(世界の豆の木)が多い(前回4位)
2)前回調査結果との違い
4月にボーナス分配を実施したファンドはなし
年間分配金の増加2本(通常の分配金が微増)
年間分配金の減少3本(ボーナス分配の未実施2本)
3)国際REIT型等の他のタイプと比較して「分配金は最も高い水準」
4)半期分配金で最も多いファンドは、日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし)(前回2位)
5)半期分配金ランキングで、年間ランキングに比べ順位が上がったファンドは、公益株に投資するファンドや、ボーナス分配ではない通常時の分配金が多いファンド。順位が下がったファンドは、対象期間でボーナス分配の未実施、もしくは減額したファンド
※以下の表中の「順/前」は、前回調査結果での順位
※以下の表中の「ボーナス分配」の所で、()になっているのは、目論見書に特に記載されていないが、通常の分配金より増配している月
※「前回差」は、前回調査結果との年間分配金の差額
※ボ分配金は、ボーナス分配金。ボ構成比は、ボーナス分配の構成比
| 順位 | 順/前 | 運用会社 | 投資信託名 | ボーナス分配月 | 分配金 | 前回差 | ボ分配金 | 4月分配 |
| 1 | 1 | 三井住友アセット | 三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実) | 5月、11月 | 2440 | 0 | 1945 | 45 |
| 2 | 4 | 三井住友アセット | 三井住友・グローバル好配当株式オープン(世界の豆の木) | 3、6、9、12月 | 1930 | 0 | 1570 | 40 |
| 3 | 5 | みずほ投信 | みずほ好配当世界株オープン | 3、6、9、12月 | 1860 | 0 | 1560 | 30 |
| 4 | 6 | DIAMアセット | DIAM世界好配当株オープン(世界配当倶楽部) | 3、6、9、12月 | 1830 | 0 | 1470 | 40 |
| 5 | 2 | 大和住銀投信 | グローバル好配当株オープン | (1、4、7、10月) | 1770 | -450 | 1230 | 60 |
| 6 | 7 | 新光投信 | 新光ピクテ世界インカム株式ファンド | 6月、12月 | 1720 | 0 | 1420 | 30 |
| 7 | 8 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバル好配当株ファンド | 3、6、9、12月 | 1660 | 0 | 1390 | 30 |
| 8 | 10 | 日興アセット | グローバル高配当株式ファンド(軍配) | (3、6、9、12月) | 1560 | 0 | 1160 | 40 |
| 9 | 9 | T&Dアセット | 世界優良株ファンド(プライムコレクション) | (1月、7月) | 1530 | -40 | 1050 | 10 |
| 10 | 3 | 国際投信 | グローバル株式インカム | (1、4、7、10月) | 1470 | -610 | 1170 | 30 |
| 11 | 11 | ピクテ投信 | ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド | 3、6、9、12月 | 1420 | 0 | 1150 | 30 |
| 12 | 12 | PCAアセット | PCAアジア・オセアニア好配当株式オープン | 3、6、9、12月 | 1385 | 0 | 1000 | 35 |
| 13 | 13 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし) | なし | 1290 | 0 | なし | 90 |
| 14 | 14 | ニッセイアセット | ニッセイ/パトナム・グローバル好配当株式オープン(12のどんぐり) | 毎月変動 | 1240 | 0 | 1040 | 20 |
| 15 | 15 | SGアセット | SG 世界好配当株式ファンド(グローバル・ドリーム) | 1月、7月 | 1080 | 0 | 750 | 30 |
| 15 | 15 | SGアセット | たんぎん世界好配当株式ファンド(ワールド・ドリーム) | 1月、7月 | 1080 | 0 | 750 | 30 |
| 16 | 16 | ドイチェアセット | ドイチェ・グローバル好配当株式ファンド | 3月、9月 | 990 | 0 | 550 | 40 |
| 17 | 17 | 岡三アセット | アジア・オセアニア好配当成長株オープン | 3月、9月 | 905 | 5 | 200 | 65 |
| 18 | 18 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンド B(ヘッジあり) | なし | 670 | 0 | なし | 50 |
| 19 | 19 | しんきんアセット | しんきん世界好配当利回り株ファンド | なし | 570 | 10 | なし | 50 |
1.概況
国際株式型のファンドで年間分配金が最も多いファンドは、三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実)です(前回も1位)。昨年の堅調時の分配金(5月1945円)が大きく影響しており、昨年8月以降、軟調になってからはボーナス分配(年2回実施)が実施されていません。
次に年間分配金が多いファンドは、三井住友・グローバル好配当株式オープン(世界の豆の木)です(前回4位)。このファンドも、昨年の堅調時の分配金(6月1340円)が大きく影響しており、昨年8月以降、軟調になってからはボーナス分配が少なくなっています(9月90円。12月140円、3月ボーナスなし)。
なお、この2つのファンドは、年間分配金総合ベスト30に含まれたファンドです。
ここで取り上げた国際株式型のファンドの1位から14位までは、年間分配金総合ベスト30に含まれたファンドであり、毎月分配型投資信託全体から見ても分配金が多いファンドです。
<前回調査結果との違い>
●年間分配金が増加したファンドは2本
「アジア・オセアニア好配当成長株オープン」などで微増した程度です。
●年間分配金が減少したファンドは3本
4月にボーナス分配を実施しなかったため、年間分配金が大幅に減少したファンドが多いです(2本)。
最も年間分配金が減少したファンドは、グローバル株式インカム(-610円。昨年4月のボーナス分配640円)です。
2.分配の仕方、商品特性でみた場合
分配の仕方でみると、全般的にボーナス分配実施のファンドが多いです。上位の方が特にボーナス分配が多いです。
ボーナス分配が多いファンドは、相場が堅調な時は、多額の分配金を得られる可能性は高いですが、相場が軟調な時は、年間の分配金はこの実績額より下がる可能性はあります。
また、商品特性をみると、全般的に先進国を対象にした好配当株式投資型が多いです。
3.他のタイプと比較した場合
毎月分配型投資信託の他のタイプのベスト10と、分配金を比較した場合、国際株式型は最も高い水準になります。
国際株式型 1位:2440円〜10位:1470円(前回10位は1560円)
ベスト10の平均値:1777円(前回1887円)
国際債券型 1位:1607円〜10位:970円(前回10位は940円)
ベスト10の平均値:1277円(前回1197円)
バランス型 1位:2030円〜10位:900円(前回10位は895円)
ベスト10の平均値:1230円(前回1217円)
国際REIT型 1位:1710円〜10位:980円
(前回1位は1740円、前回10位は1050円)
ベスト10の平均値:1209円(前回1252円)
なお、年間でなく月間(4月のみ対象)の投信分類別ベスト10は、前述の「毎月分配型投資信託 投信分類別月間分配金ベスト10(08年4月分)」を参照ください。
4.半期分配金
サブプライムローン問題の影響により、調査対象期間の前半(堅調)と後半(軟調)は相場が異なるので、最新6ヶ月(昨年11月〜本年月)の分配金を対象に分配金ランキングをまとめてみました。
※以下の表中の「順/年」は、年間ランキングでの順位
※「前回差」は、前回調査結果との半期分配金の差額
| 順位 | 順/年 | 運用会社 | 投資信託名 | ボーナス分配月 | 分配金 | 前回差 | ボ分配金 | 4月分配 |
| 1 | 13 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし) | なし | 660 | -30 | なし | 90 |
| 2 | 11 | ピクテ投信 | ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド | 3、6、9、12月 | 550 | 0 | 400 | 30 |
| 3 | 6 | 新光投信 | 新光ピクテ世界インカム株式ファンド | 6月、12月 | 470 | 0 | 320 | 30 |
| 4 | 5 | 大和住銀投信 | グローバル好配当株オープン | (1、4、7、10月) | 410 | -350 | 110 | 60 |
| 5 | 17 | 岡三アセット | アジア・オセアニア好配当成長株オープン | 3月、9月 | 390 | 0 | 0 | 65 |
| 6 | 3 | みずほ投信 | みずほ好配当世界株オープン | 3、6、9、12月 | 380 | 0 | 230 | 30 |
| 7 | 2 | 三井住友アセット | 三井住友・グローバル好配当株式オープン(世界の豆の木) | 3、6、9、12月 | 340 | 0 | 140 | 40 |
| 8 | 18 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンドB(ヘッジあり) | なし | 330 | -10 | なし | 50 |
| 9 | 19 | しんきんアセット | しんきん世界好配当利回り株ファンド | なし | 300 | 0 | なし | 50 |
| 10 | 4 | DIAMアセット | DIAM世界好配当株オープン(世界配当倶楽部) | 3、6、9、12月 | 290 | 0 | 90 | 40 |
| 11 | 7 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバル好配当株ファンド | 3、6、9、12月 | 280 | 0 | 130 | 30 |
| 12 | 1 | 三井住友アセット | 三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実) | 5月、11月 | 270 | 0 | 0 | 45 |
| 13 | 外 | ブラックロック | ブラックロック世界好配当株式オープン(世界の息吹) | 2月、8月 | 250 | 0 | 100 | 30 |
| 14 | 8 | 日興アセット | グローバル高配当株式ファンド(軍配) | (3、6、9、12月) | 240 | 0 | 0 | 40 |
| 14 | 16 | ドイチェアセット | ドイチェ・グローバル好配当株式ファンド | 3月、9月 | 240 | 0 | 0 | 40 |
| 15 | 9 | T&Dアセット | 世界優良株ファンド(プライムコレクション) | (1月、7月) | 230 | -40 | 0 | 10 |
| 16 | 12 | PCAアセット | PCA アジア・オセアニア好配当株式オープン | 3、6、9、12月 | 210 | 0 | 0 | 35 |
| 17 | 10 | 国際投信 | グローバル株式インカム | (1、4、7、10月) | 180 | -440 | 0 | 30 |
| 17 | 15 | SGアセット | SG 世界好配当株式ファンド(グローバル・ドリーム) | 1月、7月 | 180 | 0 | 0 | 30 |
| 17 | 15 | SGアセット | たんぎん世界好配当株式ファンド(ワールド・ドリーム) | 1月、7月 | 180 | 0 | 0 | 30 |
| 17 | 外 | BNPパリバ | BNPパリバ欧州高配当・成長株式ファンド(ドリーム パスポート) | 2、5、8、11月 | 180 | 0 | 0 | 30 |
| 17 | 外 | 日興アセット | 世界好配当インフラ株ファンド | 3、6、9、12月 | 180 | 0 | 0 | 30 |
| 17 | 外 | 住信アセット | 住信 世界好配当株オープン(世界配当物語) | 3、6、9、12月 | 180 | 0 | 0 | 30 |
<年間分配金ランキングとの違い>
1)順位の特徴(順位が上がったファンド)
年間ランキングに比べ、順位が特に上昇したファンドをみると、公益株に投資するファンドや、ボーナス分配ではない通常時の分配金が多いファンドです。軟調のため、ボーナス分配を実施するファンドのボーナス分配が少なくなっていることが影響しています。
<公益株に投資するファンド>
2位 ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド
3位 新光ピクテ世界インカム株式ファンド
<通常時の分配金が多いファンド>
1位 日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし) 90円
5位 アジア・オセアニア好配当成長株オープン 65円
8位 日興・CS世界高配当株式ファンドB(ヘッジあり) 50円
9位 しんきん世界好配当利回り株ファンド) 50円
2)順位が下がったファンド
年間ランキングに比べ、順位が特に下降したファンドをみると、対象期間でボーナス分配を実施しなかったファンド、もしくはボーナス分配が減額されたファンドが多いです。
順位が最も下がったファンドは、三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実)で1位から12位になりました。対象期間内でボーナス分配を実施していないことが影響しています(ボーナス分配は年2回実施予定)。
3)半期ランキングで新たにランクインしたファンド
新たにランクインしたファンドは、他のファンドに比べ、分配金が多いということではないです。軟調の影響でボーナス分配を行うファンドがなく、対象ファンドの内の分配金の差が少なくなくなり、同じ順位になる場合(例:17位が6本)が増えたので、ランクインするファンド数が増えたためです。
17位のファンド6本は、毎期30円の分配金であり、月毎の分配金としては多い方ではないです。
4)半期ランキングでランク外になった年間ランキングのファンド
・ニッセイ/パトナム・グローバル好配当株式オープン(12のどんぐり)
半期19位。半期分配金120円(20円/月×6回)
(年間14位。年間分配金1240円)
多額のボーナス分配を行った月がある昨年11月以前が、計算対象期間から外れたためです(昨年5月720円。7月320円)。
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