1)4月末の基準価格は、前回調査結果(4月4日時点)よりも上昇(平均2.0%増)
2)基準価格が最も下落していない国際株式型ファンドは、PCA アジア・オセアニア好配当株式オープン
基準価格の下落が小さいファンドの特徴では、新興国投資タイプが多い(前回調査よりも順位がアップ)
前回調査で基準価格の下落が大きかった公益株投資タイプは、基準価格が他のタイプより上昇
3)基準価格が最も下落した国際株式型ファンドは、ドイチェ・グローバル好配当株式ファンド(前回調査と同じ)
基準価格の下落が大きいファンドの特徴では、先進国を対象にしたグローバル分散タイプが多い
4)ボーナス分配を実施する可能性が高い国際株式型ファンドはなし
5)ボーナス分配を実施した基準価格に最も近い国際株式型ファンドは、グローバル好配当株オープン
6)ボーナス分配を実施した基準価格と最も差がある国際株式型ファンドは、ニッセイ/パトナム・グローバル好配当株式オープン(12のどんぐり)(前回調査と同じ)
毎月分配型ファンドでの国際株式型の分配金ランキング対象ファンド20本(分配金が多い毎月分配型の国際株式型ファンド20本)の運用状態をみるため、基準価格の状況を調べてみました。
各ファンドの騰落率(基準価格の定点比較)をみてゆきますが、従来、実施してきた1年前(堅調時)との比較を行うと、価格差がかなりあるため、直近の高値圏である昨年12月(28日)と比較することにしました。
1.昨年12月末の基準価格との比較
※以下の表は、昨年12月末と今年4月30日の価格比が少ない順
年間分配金ランキングの調査期間(2008年4月まで)に合わせました。
※価格比の単位は%
※「順/分」は、年間分配金ランキングでの順位
| 順位 | 順/分 | 運用会社 | 投資信託名 | ボーナス分配月 | 分配金 | 12月末価格 | 4/30価格 | 価格比 |
| 1 | 12 | PCAアセット | PCAアジア・オセアニア好配当株式オープン | 3、6、9、12月 | 1385 | 9997 | 9032 | 90.3 |
| 2 | 17 | 岡三アセット | アジア・オセアニア好配当成長株オープン | 3月、9月 | 905 | 10690 | 9592 | 89.7 |
| 2 | 1 | 三井住友アセット | 三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実) | 5月、11月 | 2440 | 10656 | 9556 | 89.7 |
| 3 | 18 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンド B(ヘッジあり) | なし | 670 | 10311 | 9147 | 88.7 |
| 4 | 7 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバル好配当株ファンド | 3、6、9、12月 | 1660 | 10513 | 9096 | 86.5 |
| 5 | 5 | 大和住銀投信 | グローバル好配当株オープン | (1、4、7、10月) | 1770 | 11446 | 9792 | 85.5 |
| 6 | 11 | ピクテ投信 | ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド | 3、6、9、12月 | 1420 | 12171 | 10385 | 85.3 |
| 7 | 14 | ニッセイアセット | ニッセイ/パトナム・グローバル好配当株式オープン(12のどんぐり) | 毎月変動 | 1240 | 8671 | 7391 | 85.2 |
| 8 | 6 | 新光投信 | 新光ピクテ世界インカム株式ファンド | 6月、12月 | 1720 | 12153 | 10344 | 85.1 |
| 9 | 9 | T&Dアセット | 世界優良株ファンド(プライムコレクション) | (1月、7月) | 1530 | 11856 | 10029 | 84.6 |
| 10 | 4 | DIAMアセット | DIAM世界好配当株オープン(世界配当倶楽部) | 3、6、9、12月 | 1830 | 10101 | 8531 | 84.5 |
| 11 | 3 | みずほ投信 | みずほ好配当世界株オープン | 3、6、9、12月 | 1860 | 10298 | 8684 | 84.3 |
| 12 | 19 | しんきんアセット | しんきん世界好配当利回り株ファンド | なし | 570 | 12342 | 10397 | 84.2 |
| 12 | 8 | 日興アセット | グローバル高配当株式ファンド(軍配) | (3、6、9、12月) | 1560 | 10262 | 8638 | 84.2 |
| 13 | 15 | SGアセット | たんぎん世界好配当株式ファンド(ワールド・ドリーム) | 1月、7月 | 1080 | 10781 | 9070 | 84.1 |
| 13 | 15 | SGアセット | SG 世界好配当株式ファンド(グローバル・ドリーム) | 1月、7月 | 1080 | 10768 | 9056 | 84.1 |
| 14 | 2 | 三井住友アセット | 三井住友・グローバル好配当株式オープン(世界の豆の木) | 3、6、9、12月 | 1930 | 10494 | 8807 | 83.9 |
| 15 | 13 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし) | なし | 1290 | 12353 | 10182 | 82.4 |
| 16 | 10 | 国際投信 | グローバル株式インカム | (1、4、7、10月) | 1470 | 9556 | 7867 | 82.3 |
| 17 | 16 | ドイチェアセット | ドイチェ・グローバル好配当株式ファンド | 3月、9月 | 990 | 11197 | 8991 | 80.3 |
1)前回調査との比較(平均値)
対象ファンドの基準価格(4月30日)の平均値を、前回調査結果(4月4日の基準価格)と比較すると、2.0%増になっています。「日興・CS世界高配当株式ファンド B(ヘッジあり)」を除き、対象ファンド全ての基準価格は、前回調査結果よりも上昇しました。
前回調査結果に比べ、基準価格の増加率が最も高いのは、三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実)です(3.5ポイント増)。
2)基準価格の差が少ないファンド
最近の高値圏である昨年12月末の価格と、本年4月30日の基準価格を比較した場合、最も差が少ないファンドは、PCAアジア・オセアニア好配当株式オープンです。
このファンドを前回調査結果と比較すると、価格比は1.6ポイント増加しています(12月末との価格差が小さくなっています)。
参考:基準価格の推移(QUICK)
価格差が少ないファンドのタイプをみると、1位〜3位の3本は全て新興国投資のファンドになっています。新興国投資のファンドの方が、軟調時の高値圏に近いです(前回調査結果でも同じ傾向でしたが、前回は2位〜4位であったのに対し、順位が上昇しています)。
前回調査結果では、下位の方(13位、14位)にあった公共株投資タイプ(6位のピクテ・グローバル・インカム株式ファンド、8位の新光ピクテ世界インカム株式ファンド)は、今回価格差が小さくなっています。
3)基準価格の差が大きいファンド
最近の高値圏である昨年12月末の価格と、本年4月30日の価格を比較した場合、最も差が大きいファンドは、ドイチェ・グローバル好配当株式ファンドです(前回調査と同じ)。最も差が少ないファンドである「PCA アジア・オセアニア好配当株式オープン」と比較すると、約10.0ポイントの差があります。
参考:基準価格の推移(QUICK)
価格差が大きいファンドのタイプをみると、先進国を対象にしたグローバル分散タイプが多いです。
2.ボーナス分配実施の可能性
今後のボーナス分配実施の可能性をみるため、最新のボーナス分配実施時の基準価格(分配落ちの基準価格)と、現在の基準価格を比較し、ボーナス分配実施の可能性を調べてみました。
ボーナス分配が実施されるには、その目安として、最新のボーナス分配実施時の分配落ち価格(決算日の基準価格)が参考になると思います。この最新の決算期の分配方針を前提した場合、ボーナス分配の対象となる決算日の前に、この価格を上回っていないとボーナス分配は実施されないと思います。
※以下の表は、「ボーナス分配を実施した最新決算期」と今年4月30日の価格比が少ない順
※ボ分配価格は、ボーナス分配を実施した最新決算期の基準価格
※価格比の単位は%
※「順/分」は、年間分配金ランキングでの順位
| 順位 | 順/分 | 運用会社 | 投資信託名 | ボーナス分配月 | 分配金 | ボ分配価格 | 4/30価格 | 価格比 |
| 1 | 5 | 大和住銀投信 | グローバル好配当株オープン | (1、4、7、10月) | 1770 | 10525 | 9792 | 93.0 |
| 2 | 17 | 岡三アセット | アジア・オセアニア好配当成長株オープン | 3月、9月 | 905 | 10354 | 9592 | 92.6 |
| 3 | 7 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバル好配当株ファンド | 3、6、9、12月 | 1660 | 10409 | 9096 | 87.4 |
| 4 | 11 | ピクテ投信 | ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド | 3、6、9、12月 | 1420 | 12060 | 10385 | 86.1 |
| 5 | 6 | 新光投信 | 新光ピクテ世界インカム株式ファンド | 6月、12月 | 1720 | 12068 | 10344 | 85.7 |
| 6 | 12 | PCAアセット | PCAアジア・オセアニア好配当株式オープン | 3、6、9、12月 | 1385 | 10551 | 9032 | 85.6 |
| 7 | 1 | 三井住友アセット | 三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実) | 5月、11月 | 2440 | 11205 | 9556 | 85.3 |
| 8 | 4 | DIAMアセット | DIAM世界好配当株オープン(世界配当倶楽部) | 3、6、9、12月 | 1830 | 10046 | 8531 | 84.9 |
| 9 | 2 | 三井住友アセット | 三井住友・グローバル好配当株式オープン(世界の豆の木) | 3、6、9、12月 | 1930 | 10436 | 8807 | 84.4 |
| 9 | 3 | みずほ投信 | みずほ好配当世界株オープン | 3、6、9、12月 | 1860 | 10293 | 8684 | 84.4 |
| 10 | 16 | ドイチェアセット | ドイチェ・グローバル好配当株式ファンド | 3月、9月 | 990 | 10763 | 8991 | 83.5 |
| 11 | 8 | 日興アセット | グローバル高配当株式ファンド(軍配) | (3、6、9、12月) | 1560 | 10386 | 8638 | 83.2 |
| 12 | 15 | SGアセット | たんぎん世界好配当株式ファンド(ワールド・ドリーム) | 1月、7月 | 1080 | 11220 | 9070 | 80.8 |
| 12 | 15 | SGアセット | SG 世界好配当株式ファンド(グローバル・ドリーム) | 1月、7月 | 1080 | 11209 | 9056 | 80.8 |
| 13 | 9 | T&Dアセット | 世界優良株ファンド(プライムコレクション) | (1月、7月) | 1530 | 12664 | 10029 | 79.2 |
| 14 | 10 | 国際投信 | グローバル株式インカム | (1、4、7、10月) | 1470 | 10401 | 7867 | 75.6 |
| 15 | 14 | ニッセイアセット | ニッセイ/パトナム・グローバル好配当株式オープン(12のどんぐり) | 毎月変動 | 1240 | 10299 | 7391 | 71.8 |
1)ボーナス分配実施時の最新の決算期の価格を上回っているファンド
表題のような状態になっているファンドは、ボーナス分配が期待できそうなファンドですが、今回は「該当なし」です。
ボーナス分配が期待できそうな基準価格は、最新の決算期の基準価格に数百円上乗せした基準価格になっている場合だと思います。決算直前に相場が急落することもあるので、上乗せになっている額が多いほどボーナス分配の実施可能性が高くなります。
2)ボーナス分配実施時の最新の決算期の価格に近いファンド
ボーナス分配を実施した最新の決算期の価格に最も近いファンドは、「グローバル好配当株オープン」です。4月30日の基準価格は、最新の決算期の基準価格に対し約7.0%減(733円減)です。
4月末の基準価格は前回調査結果(4月4日)に比べ、2.0ポイント増(215円増)となっており、価格差が狭まっています。なお、このファンドの先月(4月)のボーナス分配は実施なしです。
参考:基準価格の推移(QUICK)
3)ボーナス分配実施時の最新の決算期の価格と差が大きいファンド
ボーナス分配を実施した最新の決算期の価格と最も差があるファンドは、「ニッセイ/パトナム・グローバル好配当株式オープン(12のどんぐり)」です(前回調査と同じ)。このファンドは決算日の基準価格によって分配金が毎期変動するタイプで、増配をしない時の月あたりの分配金(最低額)は20円です。
ボーナス分配を実施した最新の決算期の価格との差は、約28.1%減(2908円減)となっており、大きな差があります。前回調査結果に比べれば、1.5ポイント増(155円増)となっており、価格差が狭まっています。
株式市況がすぐに好転しそうな状況ではなさそうなので、この価格差が埋まるとは思えず、従って、当面、増配はないと思います(今年一杯は月20円の分配金が続くのではないかと思います)。
参考:基準価格の推移(QUICK)
2番目に価格差が大きいグローバル株式インカムは、先月(4月)がボーナス分配の対象月でしたが、ボーナス分配は実施されませんでした。このファンドと同様に先月(4月)がボーナス分配対象月であった「グローバル好配当株オープン」は、価格差が最も少なく、明暗を分けた運用結果になっています(このファンドも4月のボーナス分配なし)。
参考:基準価格の推移(QUICK)
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