調査の対象は209本で、決算期間は2007年5月から2008年4月までを対象にしました。
<調査結果の要約>
1)年間分配金が最も多いファンドは、通貨分散ボンドオープン(いろどり)(前回も1位)
2)前回調査結果との違い
・年間分配金の増加6本(JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンドなど)
・年間分配金の減少3本(ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)など)
昨年4月に増配したが、今期増配をしなかったCA米国・ユーロ高利回り債ファンド (りそなペア・ハイ インカム)が最も減少
3)国際株式型等の他のタイプと比較して、年間分配金は2番目に高い水準(前回調査では4番目の水準)
4)半期分配金で最も多いファンドは、ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)(前回も1位)
5)半期分配金ランキングで、年間ランキングに比べ順位が上がったファンドは、ボーナス分配ではない通常時の分配金が多いファンド(主に先進国の格付けの高い債券が投資対象)。順位が下がったファンドは、新興国を投資対象にしたファンド
6)年間ランキングになく半期ランキングにあるファンドは、新興国を投資対象にしたファンドが最も多い
7)年間ランキングにあって半期ランキングにないファンドは、半期内にボーナス分配を実施しなかったファンド
※以下の表中の「順/前」は、前回調査結果での順位
※以下の表中の「ボーナス分配」の所で、()になっているのは、目論見書に特に記載されていないが、通常の分配金より増配している月
※「前回差」は、前回調査結果との年間分配金の差額
※ボ分配金は、ボーナス分配金
| 順位 | 順/前 | 運用会社 | 投資信託名 | ボーナス分配月 | 分配金 | 前回差 | ボ分配金 | 4月分配 |
| 1 | 1 | 安田投信 | 通貨分散ボンドオープン(いろどり) | 6月 | 1607 | 0 | 1200 | 37 |
| 2 | 2 | JPモルガン | JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド | 3、6、9、12月 | 1570 | 70 | 870 | 70 |
| 3 | 2 | みずほ投信 | MHAM豪ドル債券ファンド | 5月、11月 | 1500 | 0 | 950 | 50 |
| 3 | 2 | みずほ投信 | みずほ豪ドル債券ファンド (コアラの森) | 5月、11月 | 1500 | 0 | 950 | 50 |
| 4 | 3 | 新生インベストメント | エマージング・カレンシー・債券ファンド | 6月、12月 | 1340 | 0 | 740 | 60 |
| 5 | 4 | みずほ投信 | ルーミス米国ハイイールドファンド | 6月、12月 | 1320 | 0 | 660 | 60 |
| 6 | 5 | 大和投資信託 | ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム) | なし | 1180 | -20 | なし | 80 |
| 7 | 7 | 大和住銀投信 | 短期豪ドル債オープン | なし | 1060 | 20 | なし | 100 |
| 8 | 8 | DIAMアセット | DIAM高格付インカム・オープン(ハッピークローバー) | 6月、12月 | 1020 | 0 | 635 | 35 |
| 9 | 6 | CAアセット | CA米国・ユーロ高利回り債ファンド (りそなペア・ハイ インカム) | 毎月変動 | 985 | -159 | なし | 68 |
| 10 | 9 | 三井住友アセット | 世界高金利債券ファンド(債券万博) | 6月、12月 | 970 | 10 | 280 | 70 |
| 11 | 11 | フィデリティ投信 | フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド | なし | 960 | 30 | なし | 95 |
| 11 | 9 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバル債券ファンド | なし | 960 | 0 | なし | 80 |
| 11 | 9 | 国際投信 | エマージング・ソブリン・オープン | なし | 960 | 0 | なし | 80 |
| 11 | 9 | 三井住友アセット | 三井住友・ヨーロッパ国債ファンド | なし | 960 | 0 | なし | 80 |
| 12 | 10 | ゴールドマンサックス | GS新成長国債券ファンド(花ボンド) | (3、6、9、12月) | 940 | 0 | 170 | 70 |
| 13 | 13 | ニッセイアセット | ニッセイ高金利国債券ファンド(スリーポイント) | なし | 930 | 20 | なし | 80 |
| 14 | 12 | AIG投信 | AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) | なし | 915 | -10 | なし | 70 |
| 15 | 15 | 大和投資信託 | ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実) | なし | 890 | 5 | なし | 75 |
| 15 | 14 | 中央三井アセット | 中央三井高金利ソブリンオープン | (5、11月) | 890 | 0 | 395 | 45 |
1.概況
国際債券型のファンドで年間分配金が最も多いファンドは、通貨分散ボンドオープン(いろどり)です(前回も1位)。昨年の堅調時の分配金(6月1200円)が大きく影響しています。
次に年間分配金が多いファンドは、JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンドです。これらのファンドも、昨年の堅調時の分配金(6月870円)が大きく影響しており、昨年8月以降、軟調になってからはボーナス分配が実施されていません。
ベスト5のファンド6本は、年間分配金総合ベスト30に含まれたファンドであり、毎月分配型投資信託全体から見ても分配金が多いファンドです。
<前回調査結果との違い>
●年間分配金が増加したファンドは6本
ボーナス分配による増額ではなく、微増した程度です。
年間分配金が最も増加したファンドは、JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンドです。通算11回目の分配金であり(年12回の決算回数に満たないため)、4月の分配金70円が加算された結果です。
●年間分配金が減少したファンドは3本
昨年4月に増配を行ったCA米国・ユーロ高利回り債ファンド (りそなペア・ハイ インカム)は、今期は増配を実施しなかったため、年間分配金が最も減少しました(-159円。昨年4月のボーナス分配227円)。
ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)は、過去12期(12ヶ月)連続100円の分配を行ってきましたが、今期は12期前の80円に戻りました。
2.分配の仕方、商品特性でみた場合
分配の仕方でみると、全般的にボーナス分配実施のファンドが多いです。上位の方が特にボーナス分配が多いです。
ボーナス分配が多いファンドは、相場が堅調な時は、多額の分配金を得られる可能性は高いですが、相場が軟調な時は、年間の分配金はこの実績額より下がる可能性はあります。
ベスト5のファンドの投資対象地域は、先進国が最も多いです。
・先進国 4本(1位、3位の2本、5位)
・新興国 2本(2位、4位)
3.他のタイプと比較した場合
毎月分配型投資信託の他のタイプのベスト10と、分配金を比較した場合、国際債券型は2番目高い水準になります。
国際債券型は、前回調査では4番目に高い水準でしたが、今回順位が上がりました。
国際株式型 1位:2440円〜10位:1470円(前回10位は1560円)
ベスト10の平均値:1777円(前回1887円)
国際債券型 1位:1607円〜10位:970円(前回10位は940円)
ベスト10の平均値:1277円(前回1197円)
バランス型 1位:2030円〜10位:900円(前回10位は895円)
ベスト10の平均値:1230円(前回1217円)
国際REIT型 1位:1710円〜10位:980円
(前回1位は1740円、前回10位は1050円)
ベスト10の平均値:1209円(前回1252円)
なお、年間でなく月間(4月のみ対象)の投信分類別ベスト10は、前述の「毎月分配型投資信託 投信分類別月間分配金ベスト10(08年4月分)」を参照ください。
4.半期分配金
サブプライムローン問題の影響により、調査対象期間の前半(堅調)と後半(軟調)は相場が異なるので、最新6ヶ月(昨年11月〜本年4月)の分配金を対象に分配金ランキングをまとめてみました。
※以下の表中の「順/年」は、年間ランキングでの順位
※「前回差」は、前回調査結果との半期分配金の差額
※ボ分配金は、ボーナス分配金
| 順位 | 順/年 | 運用会社 | 投資信託名 | ボーナス分配月 | 分配金 | 前回差 | ボ分配金 | 4月分配 |
| 1 | 6 | 大和投資信託 | ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム) | なし | 580 | -20 | なし | 80 |
| 2 | 11 | フィデリティ投信 | フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド | なし | 570 | 30 | なし | 95 |
| 3 | 7 | 大和住銀投信 | 短期豪ドル債オープン | なし | 550 | 10 | なし | 100 |
| 4 | 4 | 新生インベストメント | エマージング・カレンシー・債券ファンド | 6月、12月 | 540 | 0 | 240 | 60 |
| 5 | 外 | シュローダー投信 | シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配) | 2、5、8、11月 | 510 | 20 | 0 | 85 |
| 6 | 10 | 三井住友アセット | 世界高金利債券ファンド(債券万博) | 6月、12月 | 490 | 0 | 140 | 70 |
| 7 | 11 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバル債券ファンド | なし | 480 | 0 | なし | 80 |
| 7 | 11 | 国際投信 | エマージング・ソブリン・オープン | なし | 480 | 0 | なし | 80 |
| 7 | 11 | 三井住友アセット | 三井住友・ヨーロッパ国債ファンド | なし | 480 | 0 | なし | 80 |
| 7 | 13 | ニッセイアセット | ニッセイ高金利国債券ファンド(スリーポイント) | なし | 480 | 0 | なし | 80 |
| 8 | 外 | 安田投信 | パン・パシフィック外国債券オープン | なし | 470 | 10 | なし | 80 |
| 9 | 外 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ 新興国通貨建て債券ファンド | 6月、12月 | 455 | 65 | 130 | 65 |
| 10 | 15 | 大和投資信託 | ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実) | なし | 450 | 0 | なし | 75 |
| 10 | 外 | 大和投資信託 | ダイワ外債ソブリン・ファンド | なし | 450 | 0 | なし | 75 |
| 10 | 外 | 大和投資信託 | りそな ハイグレード・ソブリン・ファンド | なし | 450 | 0 | なし | 75 |
| 11 | 14 | AIGインベストメンツ | AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) | なし | 425 | -5 | なし | 70 |
| 12 | 2 | JPモルガン | JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド | 3、6、9、12月 | 420 | 0 | 0 | 70 |
| 12 | 12 | ゴールドマンサックス | GS新成長国債券ファンド(花ボンド) | (3、6、9、12月) | 420 | 0 | 0 | 70 |
| 12 | 外 | 大和住銀投信 | エマージング債券ファンド | なし | 420 | 0 | なし | 70 |
| 12 | 外 | フィデリティ投信 | フィデリティ・ハイ・イールド・ボンド・オープン ポートフォリオA(為替ヘッジなし) | なし | 420 | 15 | なし | 70 |
| 12 | 外 | 岡三アセット | 新興国国債オープン(毎月決算型)(アトラス) | 1、4、7、10月 | 420 | 80 | 100 | 80 |
<年間分配金ランキングとの違い>
1)順位の特徴(順位が上がったファンド)
年間ランキングに比べ、年間ランキングに含まれたファンドのうち、順位が上昇したファンドには、ボーナス分配はないが通常の分配金が多いファンドが多いです。
年間ランキングに比べ、順位が上がったファンドの投資対象地域は、先進国が多く、分散投資タイプの方が多いです。
・主に先進国対象 8本(1位、2位、3位、6位、7位の国際投信除く3本、10位の杏の実)
このうち、グローバル分散型 4本(1位、6位、7位のダイワ・グローバル債券ファンドとスリーポイント)
・新興国対象 2本(7位の国際投信、11位のAIG)
2)順位が下がったファンド
年間ランキングに比べ、順位が特に下降したのは、12位のJPM新興国現地通貨ソブリン・ファンドです。
3)半期ランキングで新たにランクインしたファンド
タイプ別でみると、新興国投資が最も多いです。次に先進国を対象にしたグローバル(地域)分散タイプが多いです。
・新興国 4本
シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド
(さいけん太郎 毎月分配)
三菱UFJ 新興国通貨建て債券ファンド(今回からランクイン)
エマージング債券ファンド
新興国国債オープン(毎月決算型) (アトラス)(今回からランクイン)
・グローバル(地域)分散タイプ(先進国対象) 3本
パン・パシフィック外国債券オープン
ダイワ外債ソブリン・ファンド
りそな ハイグレード・ソブリン・ファンド
4)半期ランキングでランク外になった年間ランキングのファンド
昨年前半の堅調時に実施された多額のボーナス分配が計算対象から外れたため、分配金が減少しました。ボーナス分配を年1回実施する「いどろり」を除いたファンドは、軟調になった昨年後半、ボーナス分配を実施していません。
以下、半期順位に沿って列挙
・ルーミス米国ハイイールドファンド
半期21位 360円(年間5位)
ボーナス分配 6月660円 12月なし
・MHAM豪ドル債券ファンド
半期33位 300円(年間3位)
ボーナス分配 5月950円 11月なし
・みずほ豪ドル債券ファンド (コアラの森)
半期33位 300円(年間3位)
ボーナス分配 5月950円 11月なし
・中央三井高金利ソブリンオープン
半期42位 270円(年間15位)
ボーナス分配 5月395円 11月なし
・通貨分散ボンドオープン(いろどり)
半期54位 222円(年間1位)
ボーナス分配 6月1200円(年1回実施)
・DIAM高格付インカム・オープン(ハッピークローバー)
半期58位 210円(年間8位)
ボーナス分配 6月635円 12月なし
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