1)基準価格が最も下落していない国際REIT型ファンドは、「ゴールドマン・サックス米国REITファンドAコース(為替ヘッジあり)(コロンブスの卵)」(前回調査結果と同じ)
基準価格の下落が小さいファンドの特徴では、米国投資タイプが多い
2)基準価格が最も下落した国際REIT型ファンドは、三菱UFJ投信「オーストラリア・リート・オープン」(前回調査結果と同じ)
基準価格の下落が大きいファンドの特徴では、グローバル分散タイプが多い
3)ボーナス分配を実施する可能性が高い国際REIT型ファンドはない
4)ボーナス分配を実施した基準価格と最も差がない国際REIT型ファンドは、「ゴールドマン・サックス米国REITファンドBコース(為替ヘッジなし)(コロンブスの卵)」(前回調査結果と同じ)
5)ボーナス分配を実施した基準価格と最も差がある国際REIT型ファンドは、「DIAMワールド・リート・インカム・オープン(世界家主倶楽部)」(前回調査結果と同じ)
毎月分配型投資信託での、国際REIT型の分配金ランキング対象ファンド(分配金の多い国際REIT型投信)の運用状態をみるため、基準価格の状況を調べてみました。
各ファンドの騰落率(基準価格の定点比較)をみてゆきますが、従来、実施してきた1年前(堅調時)との比較を行うと、価格差がかなりあるため、直近の高値圏である昨年12月(28日)と比較することにしました。
1.昨年12月末の基準価格との比較
※以下の表は、昨年12月末と今年4月30日の価格比が少ない順
年間分配金の調査期間(本年4月まで)に合わせました。
※価格比の単位は%
※「順/分」は、年間分配金ランキングでの順位
| 順位 | 順/分 | 運用会社 | 投資信託名 | ボーナス分配月 | 分配金 | 12月末価格 | 4/30価格 | 価格比 |
| 1 | 5 | ゴールドマンサックス | ゴールドマンサックス米国REITファンド Aコース(為替ヘッジあり) | (2、5、8、11月) | 1140 | 9420 | 9915 | 105.3 |
| 2 | 15 | 大和投資信託 | ダイワUS-REITオープンBコース(為替ヘッジなし) | なし | 720 | 10787 | 10612 | 98.4 |
| 3 | 12 | フィデリティ投信 | フィデリティ・US リート・ファンドB(為替ヘッジなし) | なし | 780 | 13318 | 13016 | 97.7 |
| 4 | 13 | 野村アセット | 米国不動産投信ハイ・インカムオープン(りそなリート) | (6月、12月) | 775 | 7858 | 7640 | 97.2 |
| 5 | 2 | ゴールドマンサックス | ゴールドマンサックス米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし) | (2、5、8、11月) | 1660 | 10265 | 9945 | 96.9 |
| 5 | 14 | 日興アセット | 日興・AMPグローバルREITファンドB(ヘッジあり) | なし | 750 | 9062 | 8757 | 96.6 |
| 6 | 15 | ニッセイアセット | ニッセイ/AEW・米国リートオープンBコース(為替ヘッジなし) | (3月、9月) | 720 | 7773 | 7430 | 95.6 |
| 7 | 8 | 大和投資信託 | りそな・ワールド・リートファンド(フドウさん) | 3、6、9、12月 | 1070 | 8998 | 8374 | 93.1 |
| 8 | 5 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバルREITオープン(世界の街並み) | なし | 1140 | 9644 | 8945 | 92.8 |
| 9 | 11 | 日興アセット | ラサール・グローバルREITファンド | なし | 960 | 13393 | 12368 | 92.3 |
| 10 | 6 | 野村アセット | ノムラ日米REITファンド | なし | 1120 | 9818 | 8988 | 91.5 |
| 11 | 10 | 野村アセット | 野村世界不動産投信 | 1月、7月 | 980 | 9744 | 8915 | 91.5 |
| 11 | 9 | 野村アセット | グローバルREITオープン | (3、6、9、12月) | 1050 | 9136 | 8284 | 90.7 |
| 12 | 3 | 国際投信 | ワールド・リート・オープン | なし | 1200 | 13211 | 11900 | 90.1 |
| 13 | 7 | DIAMアセット | DIAM世界リートインデックスファンド | なし | 1100 | 9893 | 8904 | 90.0 |
| 14 | 5 | DIAMアセット | DIAMワールド・リート・インカム・オープン(世界家主倶楽部) | 6月、12月 | 1140 | 8476 | 7600 | 89.7 |
| 14 | 1 | 日興アセット | 日興・AMPグローバルREITファンドA(ヘッジなし) | なし | 1710 | 13180 | 11789 | 89.4 |
| 15 | 11 | 三井住友アセット | 三井住友・グローバル・リート・オープン(世界の大家さん) | なし | 960 | 15102 | 13499 | 89.4 |
| 16 | 4 | 岡三アセット | グローバル・リート・セレクション | 6月、12月 | 1195 | 8145 | 7266 | 89.2 |
| 17 | 11 | 三菱UFJ投信 | オーストラリア・リート・オープン | なし | 960 | 14465 | 11499 | 79.5 |
1)前回調査との比較(平均値)
対象ファンドの基準価格(4月30日)の平均値を、前回調査結果(4月4日の基準価格)と比較すると、0.9%増になっています。対象ファンド20本中17本の基準価格が前回調査に比べ上昇しました。
基準価格が最も上昇したのは、オーストラリア・リート・オープン(4.1%増。448円増)です。基準価格が最も減少したのは、日興・AMPグローバルREITファンドB(ヘッジあり)(1.2%減。105円減)です。このファンドと同じ為替ヘッジ対応タイプの「ゴールドマン・サックス 米国REITファンド Aコース(為替ヘッジあり)」も、基準価格が減少しました(0.5%減。46円減)
2)基準価格の差が少ないファンド
最近の高値圏である昨年12月末の基準価格と、本年4月30日の基準価格を比較した場合、最も価格差が少ないファンドは、「ゴールドマン・サックス米国REITファンドAコース(為替ヘッジあり)(コロンブスの卵)」です(前回調査結果と同じ)。
・基準価格の推移(QUICK)
価格差が少ないファンドのタイプをみると、ベスト5(5位の日興アセット除く)は、全て米国投資タイプです。米国のREIT指数の推移をみても、本年3月後半以降、今の所、回復(上昇)の傾向がでてきています。
参考:S&Pシティグループ・グローバルREITインデックス(野村アセット)
円高の影響だと思いますが「為替ヘッジ対応タイプ」も多いです(1位と5位の日興アセット)。
3)基準価格の差が大きいファンド
最近の高値圏である昨年12月末の価格と、本年4月30日の価格を比較した場合、最も差が大きいファンドは、三菱UFJ投信「オーストラリア・リート・オープン」です(前回調査結果と同じ)。
このファンドと最も差が少ないファンドである「ゴールドマン・サックス米国REITファンドAコース(為替ヘッジあり)(コロンブスの卵)」を比較すると、約25.8ポイントの差があります。
・基準価格の推移(QUICK)
差が大きいファンドのタイプをみると、グローバル分散タイプが多いです。米国以外の地域では、まだ基準価格が回復の兆しがみえにくいようです。
2.ボーナス分配実施の可能性
今後のボーナス分配実施の可能性をみるため、最新のボーナス分配実施時の基準価格(分配落ちの基準価格)と、現在の基準価格を比較し、ボーナス分配実施の可能性を調べてみました。
ボーナス分配が実施されるには、その目安として、最新のボーナス分配実施時の分配落ち価格(決算日の基準価格)が参考になると思います。この最新の決算期の分配方針を前提した場合、ボーナス分配の対象となる決算日の前に、この価格を上回っていないとボーナス分配は実施されないと思います。
※以下の表は、「ボーナス分配を実施した最新決算期」と今年4月30日の価格比が少ない順
※ボ分配価格は、ボーナス分配を実施した最新決算期の基準価格
ノムラ日米REITファンドは、月260円以上の分配金を出した決算日で、最も低い基準価格(2006年8月)
※価格比の単位は%
※「順/分」は、年間分配金ランキングでの順位
| 順位 | 順/分 | 運用会社 | 投資信託名 | ボーナス分配月 | 分配金 | ボ分配価格 | 4/30価格 | 価格比 |
| 1 | 2 | ゴールドマンサックス | ゴールドマンサックス米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし) | (2、5、8、11月) | 1660 | 10185 | 9945 | 97.6 |
| 2 | 5 | ゴールドマンサックス | ゴールドマンサックス米国REITファンド Aコース(為替ヘッジあり) | (2、5、8、11月) | 1140 | 12210 | 9915 | 81.2 |
| 3 | 9 | 野村アセット | グローバルREITオープン | (3、6、9、12月) | 1050 | 10425 | 8284 | 79.5 |
| 4 | 10 | 野村アセット | 野村世界不動産投信 | 1月、7月 | 980 | 11839 | 8915 | 75.3 |
| 5 | 6 | 野村アセット | ノムラ日米REITファンド | なし | 1120 | 12420 | 8988 | 72.4 |
| 6 | 13 | 野村アセット | 米国不動産投信ハイ・インカムオープン(りそなリート) | (6月、12月) | 775 | 10576 | 7640 | 72.2 |
| 7 | 4 | 岡三アセット | グローバル・リート・セレクション | 6月、12月 | 1195 | 10299 | 7266 | 70.6 |
| 8 | 15 | ニッセイアセット | ニッセイ/AEW・米国リートオープンBコース(為替ヘッジなし) | (3月、9月) | 720 | 10536 | 7430 | 70.5 |
| 9 | 8 | 大和投資信託 | りそな・ワールド・リートファンド(フドウさん) | 3、6、9、12月 | 1070 | 11992 | 8374 | 69.8 |
| 10 | 5 | DIAMアセット | DIAMワールド・リート・インカム・オープン(世界家主倶楽部) | 6月、12月 | 1140 | 10941 | 7600 | 69.5 |
1)ボーナス分配実施時の最新の決算期の価格を上回っているファンド
表題のような状態になっているファンドは、ボーナス分配が期待できそうなファンドですが、今回は「該当なし」です。
ボーナス分配が期待できそうな基準価格は、最新の決算期の基準価格に数百円上乗せした数値になっている場合だと思います。決算直前に相場が急落することもあるので、上乗せになっている額が多いほどボーナス分配の実施可能性が高くなります。
国際REIT型ファンドの基準価格は、ボーナス分配が出ていた時期(昨年前半)に比べ、かなり低く、市況が早期に回復しそうな展開も今所なさそうなので、当分(年内)ボーナス分配はないと思った方がよいと思います。
2)ボーナス分配実施時の最新の決算期の価格に近いファンド
ボーナス分配を実施した最新の決算期の価格に最も近いファンドは、「ゴールドマン・サックス米国REITファンドBコース(為替ヘッジなし)(コロンブスの卵)」です(前回調査結果と同じ)。4月30日の基準価格は、最新のボーナス分配実施時の決算期の基準価格に対し約2.4%減(240円減)です。
前回調査に比べ基準価格が上がったので、価格差が少なくなりましたが、米国REIT市況が力強く回復しそうな展開がまだ期待できそうもない状況なので、ボーナス分配が出るまでは時間がかかると思います(今月のボーナス分配を含む今年前半でのボーナス分配実施は難しいと思います)。
・基準価格の推移(QUICK)
3)ボーナス分配実施時の最新の決算期の価格と差が大きいファンド
ボーナス分配を実施した最新の決算期の価格と最も差があるファンドは、DIAMワールド・リート・インカム・オープン(世界家主倶楽部)です(前回調査結果と同じ)。
ボーナス分配を実施した最新の決算期の価格との差は、約30.5%減(3341円減)となっており、大きな差があります。市況がすぐに好転しそうな状況ではなさそうなので、この価格差が埋まるには結構時間がかかりそうであり、少なくとも年内は月45円(市況がさらに悪化した場合、これ以下)の分配金が続くと思います。
・基準価格の推移(QUICK)
投資信託なら、フィデリティ・ダイレクト
フィデリティ証券では、手数料無料(ノーロード)のファンド75本を販売
SBI証券の投資信託
SBI証券は、手数料無料(ノーロード)のファンド110本を販売
投資関連ブログランキング参加中です。他にも投資に役立つ情報 多数掲載あり





