なお、分配金の増減があったファンド(ボーナス分配含む)や設定後初回の分配があったファンドを対象にしました。
<調査結果の要約>
1)分配金が最も増加したファンドは、「ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)」(150円。120円増加)
2)分配金が増加したファンドの分類は、国際債券型が最も多い(20本中15本)。ただし、下位の方に多い
3)分配金が最も減少したファンドは、DIAMアセット「みずほBNY米国バンクローンファンド」、「アライアンス・バーンスタイン・グローバル・ハイ・インカム・オープンB(為替ヘッジあり)(NK・コンパス)」
4)分配金が減少したファンドの分類は「国際債券型」が最も多い(3本中2本)
5)ボーナス分配を実施しなかったファンドは9本(この期間がボーナス分配対象月のファンドは10本)
投信分類では国際債券型が最も多い(4本)
6)初回分配のファンドは1本(投資対象は国際債券)
1.分配金が前期より増加したファンド
※増額が多い順に列挙。増額の単位は円
※分配金での「無」は、設定日の関係で分配をしなかったことを示す
※基準価格は、決算日の基準価格(分配落ち)
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 5月 | 増額 | 4月 | 3月 | 2月 | 昨年5月 | 増配等 | 基準価格 |
| 1 | ピクテ投信 | ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型) | 国際株式 | 150 | 120 | 30 | 30 | 無 | 無 | 2、5、8、11月 | 10160 |
| 2 | 野村アセット | 野村US-REITオープンDコース | 国際REIT | 40 | 20 | 20 | 20 | 20 | 40 | なし | 11024 |
| 3 | 野村アセット | 野村US-REITオープンCコース(為替ヘッジあり) | 国際REIT | 20 | 15 | 5 | 0 | 0 | 20 | なし | 11023 |
| 3 | 大和投資信託 | ダイワ日本国債ファンド | 国内債券 | 20 | 15 | 5 | 5 | 5 | 0 | なし | 10318 |
| 4 | レッグメイソン | LM・グローバル・プラス | バランス | 80 | 10 | 70 | 20 | 20 | 140 | 毎期変動 | 9568 |
| 5 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ 豪ドル債券インカム オープン(夢実月) | 国際債券 | 62 | 9 | 53 | 59 | 57 | 60 | 毎期変動 | 12697 |
| 6 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ オーストラリアボンドファンド(夢満債)豪ドルコース | 国際債券 | 64 | 5 | 59 | 54 | 69 | 65 | 毎期変動 | 11877 |
| 6 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ ユーロ債券インカム オープン(夢舞月) | 国際債券 | 46 | 5 | 41 | 42 | 43 | 43 | 毎期変動 | 12369 |
| 7 | 野村アセット | 野村豪州債券ファンドDコース | 国際債券 | 55 | 4 | 51 | 55 | 51 | 57 | 毎期変動 | 12697 |
| 7 | 野村アセット | オーストラリア債券ファンド(毎コアラ) | 国際債券 | 51 | 4 | 47 | 51 | 47 | 52 | 毎期変動 | 12269 |
| 8 | レッグメイソン | LM・オーストラリア毎月分配ファンド | 国際債券 | 63 | 3 | 60 | 60 | 58 | 52 | 毎期変動 | 10940 |
| 8 | 野村アセット | 野村ユーロ・ハイ・イールド ボンド オープン Bコース | 国際債券 | 52 | 3 | 49 | 49 | 52 | 52 | 毎期変動 | 10102 |
| 8 | 三菱UFJ投信 | 世界ソブリン債券インカム オープン(夢逢月) | 国際債券 | 39 | 3 | 36 | 42 | 40 | 42 | 毎期変動 | 10964 |
| 8 | 野村アセット | アセットバック証券オープンDコース(為替ヘッジなし) | 国際債券 | 27 | 3 | 24 | 26 | 27 | 33 | 毎期変動 | 7730 |
| 9 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ ユーロ国債インカム オープン(ユーロ物語) | 国際債券 | 50 | 2 | 48 | 43 | 52 | 52 | 毎期変動 | 12781 |
| 9 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ ユーロボンドファンド(夢満債 ユーロコース) | 国際債券 | 45 | 2 | 43 | 40 | 49 | 43 | 毎期変動 | 12060 |
| 10 | モルガン・スタンレー | モルガン・スタンレー・ワールドワイド・ハイ・インカム・ファンド | 国際債券 | 29 | 1 | 28 | 24 | 32 | 31 | 毎期変動 | 5974 |
| 10 | 野村アセット | 先進国通貨オープン(スクラムファイブ) | 国際債券 | 26 | 1 | 25 | 26 | 28 | 無 | 毎期変動 | 9532 |
| 10 | モルガン・スタンレー | モルガン・スタンレー・マンスリー・インカム・ファンド | 国際債券 | 24 | 1 | 23 | 20 | 25 | 25 | 毎期変動 | 4339 |
| 10 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ USボンドファンド(夢満債)米ドルコース | 国際債券 | 23 | 1 | 22 | 20 | 28 | 30 | 毎期変動 | 8775 |
分配金が前期に比べ最も増加したファンドは、「ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)」で150円(120円増加)の分配金(ボーナス分配)がでました。
国際株式型ファンドのボーナス分配は3月と4月は1本もなく、国際株式型ファンドでは久しぶりにボーナス分配が実施されたことになります。
分配金が増加したファンドの本数は、今年になってからでは最も多いです。ただし、2位以下のファンドの増額は20円以下です。
分配金を増額するファンドが増えたことからみて、相場(円高)はひとまず落ち着いてきたようです。
投信分類では、国際債券型が最も多くなりました(20本中15本)。これら国際債券型ファンドの特徴をみると、大半が先進国を投資対象にしたファンドで、内訳は以下のとおりです。
・オーストラリア 5本
・高利回り債(先進国の社債、新興国債券等) 3本
・ヨーロッパ公債 3本
・グローバル分散 2本
・アメリカ 1本
・アメリカ不動産系債券 1本
2.分配金が前期より減少したファンド
※減額が多い順に列挙。減額の単位は円
※分配金での「無」は、設定日の関係で分配をしなかったことを示す
※基準価格は、決算日の基準価格(分配落ち)
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 5月 | 増減 | 4月 | 3月 | 2月 | 昨年5月 | 増配等 | 基準価格 |
| 1 | DIAMアセット | みずほBNY米国バンクローンファンド | バランス | 45 | -5 | 50 | 50 | 50 | 50 | なし | 8739 |
| 1 | アライアンス | アライアンス・バーンスタイン・グローバル・ハイ・インカム・オープンB(為替ヘッジあり)(NK・コンパス) | 国際債券 | 15 | -5 | 20 | 20 | 20 | 20 | なし | 7205 |
| 2 | 野村アセット | 野村米国好利回り社債投信Cコース(為替ヘッジあり) | 国際債券 | 36 | -4 | 40 | 39 | 37 | 12 | 6月、12月 | 8906 |
分配金が前期に比べ最も減少したファンドは、DIAMアセット「みずほBNY米国バンクローンファンド」、「アライアンス・バーンスタイン・グローバル・ハイ・インカム・オープンB(為替ヘッジあり)(NK・コンパス)」です。減額が最も多いといっても5円です。
3本中2本は為替ヘッジ対応タイプであり、このようなファンドの運用が低下することからみて、そろそろ円高も落ち着いてきたようです。
3.ボーナス分配を実施しなかったファンド
※昨年との差額が多い順に列挙
※「昨年」は、昨年5月の分配金(ボーナス分配含む)
※分配金での「無」は、設定日の関係で分配をしなかったことを示す
※基準価格は、決算日の基準価格(分配落ち)
| 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 5月 | 昨年 | 金額差 | 基準価格 | ボーナス分配 |
| ゴールドマンサックス | GS日本株・プラス 通貨分散コース | バランス | 45 | 320 | -275 | 7641 | 2、5、8、11月 |
| みずほ投信 | ルーミス・グローバル債券ファンド | 国際債券 | 55 | 155 | -100 | 8964 | 5月、11月 |
| 三井住友アセット | 三井住友グローバル債券オープン | 国際債券 | 43 | 100 | -57 | 9284 | 2、5、8、11月 |
| ゴールドマンサックス | GSグローバル REIT ポートフォリオ (リートマスター) | 国際REIT | 40 | 90 | -50 | 7598 | 2、5、8、11月 |
| AIGインベストメンツ | AIG現地通貨建て新成長国債インカムオープン(パッション) | 国際債券 | 65 | 無 | - | 8177 | 2、5、8、11月 |
| DIAMアセット | DIAM高金利ソブリン債券ファンド(毎月決算型)(サラダボウル) | 国際債券 | 47 | 無 | - | 9654 | 2、5、8、11月 |
| DIAMアセット | DIAM世界3資産オープン(ハッピーハーモニー) | バランス | 35 | 無 | - | 8213 | 2、5、8、11月 |
| 中央三井アセット | グローバル3資産バランスオープン (3つの泉) | バランス | 35 | 無 | - | 8903 | 2、5、8、11月 |
| BNPパリバ | BNPパリバ欧州高配当・成長株式ファンド(ドリーム パスポート) | 国際株式 | 30 | 無 | - | 8205 | 2、5、8、11月 |
対象期間にボーナス分配を予定していた10本中9本で、ボーナス分配はありませんでした。
これらのファンドの決算日の基準価格をみると、全て10000円未満になっており、昨年の分配金と最も差がある「GS 日本株・プラス 通貨分散コース」は7000円台まで下がっています(このファンドは国内株式の投資比率が約84%あります)。
投信分類では国際債券型が4本と最も多いです。比較的格付けの低い債券に投資しているファンド(AIG現地通貨建て新成長国債インカムオープン(パッション))の方が基準価格は低くなっています。
4.設定後初回分配があったファンド
調査対象期間に、初回分配があったファンドは以下のファンドです。
| 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 分配金 | 基準価格 | ボーナス分配 |
| 日興アセット | 高金利通貨コレクション | 国際債券 | 70 | 10195 | なし |
比較的手堅い投資対象である債券(高格付け)に投資するファンドです。基準価格をみると、本年3月末に設定以降10000円を下回ったことがなく、投資環境がよくない時期に設定したファンドとしては、健闘している方だと思います。
・参考:基準価格の推移(QUICK)
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