<調査結果の要約>
◎調査結果は前回調査とほぼ同じ結果
1)基準価格が最も下落していない国際株式型ファンドは、三菱UFJ投信「三菱UFJ ワールド資源株オープン(3カ月決算型)」(前回調査と同じ)。
基準価格の下落が少ないファンドの特徴は、前回調査よりも新興国投資タイプが増加
2)基準価格が最も下落した国際株式型ファンドは、HSBC投信「HSBC中国株式ファンド(3ヶ月決算型)」(前回調査と同じ)。
基準価格の下落が大きいファンドの特徴は、新興国の株式に投資するタイプが多い(前回調査と同じ)
3)基準価格が最も下落していないバランス型ファンドは、DIAMアセット「DIAMパッシブ資産分散ファンド(三本の矢)」(前回調査と同じ)。
基準価格の下落が少ないファンドは、REITに投資していないタイプ
4)基準価格が最も下落したバランス型ファンドは、BNPパリバ「NCドリーム 九州アジアファンド」(前回調査と同じ)。
基準価格の下落が大きいファンドの特徴は、新興国投資で、株式の投資比率が高いタイプが多い(前回調査と同じ)
5)基準価格が最も下落していない国際債券型ファンドは、ピクテ投信「ピクテ・ユーロ最高格付国債ファンド(3ヵ月決算型)(ユーロ・セレクト3M)」(前回調査と同じ)。
基準価格の下落が少ないファンドの特徴は、先進国の公債に投資するタイプが多い(前回調査と同じ)
6)基準価格が最も下落した国際債券型ファンドは、野村アセット「ハイ・イールド ボンド オープン Dコース(為替ヘッジなし)」(前回調査と同じ)。
基準価格の下落が大きいファンドの特徴は、新興国の債券や、米ドル建ての債券に投資するタイプが多い(前回調査と同じ)
年4回、年6回分配するファンドでの、年間分配金の多いファンドの運用状態をみるために、基準価格の状況を調べてみました。
対象にしたファンドは、以下の投信分類別 年間分配金ベスト10に含まれたファンドです。
・年4回・年6回分配の国際株式ファンドの状況(08年5月版)
・年4回・年6回分配のバランス型ファンドの状況(08年5月版)
・年4回・年6回分配の国際債券ファンドの状況(08年5月版)
各ファンドの騰落率(基準価格の定点比較)をみてゆきますが、比較対象は、「昨年8月以降の軟調になってからの最近の高値圏(12月末)」での基準価格と、最近の基準価格を比較しました。
従来実施してきた1年前との比較を行った場合、「堅調時(昨年8月以前)と軟調の現在の比較を行うことになり、差が大きくなりすぎること」や、「堅調時(昨年8月以前)の基準価格に戻るには、結構時間がかかりそうな状況」から、軟調時の高値圏の価格にどれだけ近づいたかを調べることで(価格の回復状況を調べることで)、ファンドの運用状態をみてゆきたいと思います。
1.国際株式型
3つの投信分類のうち、価格比の平均値(84.6%)は、最も低いです(基準比較の減少率が最も高いです)。
今回調査対象となった4月末の基準価格平均値は、前回調査(4月初頭)の基準価格平均値と比べ、4.2%増となっています。
※以下の表は、昨年12月末と今年4月30日の価格比が少ない順
年間分配金の調査期間(本年4月まで)に合わせました。
※価格比の単位は%
※「順/分」は、年間分配金ランキングでの順位
| 順位 | 順/分 | 運用会社 | 投資信託名 | 年間分配金 | 12月末価格 | 4/30価格 | 価格比 |
| 1 | 2 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ ワールド資源株オープン(3カ月決算型) | 2700 | 9948 | 9583 | 96.3 |
| 2 | 4 | 住信アセット | 住信 アジア・オセアニア配当利回り株オープン | 2470 | 10592 | 9205 | 86.9 |
| 3 | 9 | シュローダー投信 | シュローダー・エマージング株式ファンド(3ヵ月決算型)(かぶしき花子 3ヵ月分配) | 1500 | 10743 | 9297 | 86.5 |
| 4 | 7 | みずほ投信 | きらやかグローバル好配当株式オープン | 1700 | 10272 | 8771 | 85.4 |
| 5 | 5 | フィデリティ投信 | フィデリティ・グローバル好配当株ファンド | 1860 | 10701 | 9114 | 85.2 |
| 6 | 6 | 大和住銀投信 | アジア好配当株ファンド | 1850 | 10960 | 9253 | 84.4 |
| 7 | 2 | シュローダー | シュローダーBRICs株式ファンド | 2700 | 12233 | 10242 | 83.7 |
| 8 | 8 | 三井住友アセット | アジア優良株ファンド | 1630 | 10449 | 8468 | 81.0 |
| 9 | 3 | JPモルガンアセット | JFグレート・アジア3・ファンド(グレート・アジア3) | 2500 | 12456 | 9987 | 80.2 |
| 10 | 1 | HSBC投信 | HSBC中国株式ファンド(3ヶ月決算型) | 6110 | 10896 | 8288 | 76.1 |
1)基準価格の差が少ないファンド
最近の高値圏である昨年12月末の価格と、本年4月30日の価格を比較した場合、最も差が少ないファンドは、三菱UFJ投信「三菱UFJ ワールド資源株オープン(3カ月決算型)」です(前回調査と同じ)。
・基準価格の推移(QUICK)
基準価格の差が少ないファンド(ベスト3)のタイプをみると、1位を除き、2位と3位のファンドは新興国に投資するタイプです。なお、前回調査での2位と3位は、先進国を投資対象にしたファンドでした(2位:きらやかグローバル好配当株式オープン、3位:グローバル・ハイインカム・ストック・ファンド)。
2)基準価格の差が大きいファンド
最近の高値圏である昨年12月末の価格と、本年4月30日の価格を比較した場合、最も差が大きいファンドは、HSBC投信「HSBC中国株式ファンド(3ヶ月決算型)」です(前回調査と同じ)。最も差が少ないファンドである「三菱UFJ ワールド資源株オープン(3カ月決算型)」と比較すると、20.3ポイントの差があります。
・基準価格の推移(QUICK)
基準価格の差が大きいファンド(6位以下)のタイプをみると、新興国の株式に投資するタイプです。基準価格の差が少ないファンドも新興国投資のファンドが多く、同じ新興国投資タイプでもファンドによって運用結果に差がでています。
2.バランス型
3つの投信分類のうち、価格比の平均値(90.0%)は、2番目です(基準比較の減少率は2番目に高いです)。
今回調査対象となった4月末の基準価格平均値は、前回調査(4月初頭)の基準価格平均値と比べ、2.7%増になっています。
※以下の表は、昨年12月末と今年4月30日の価格比が少ない順
年間分配金の調査期間(本年4月まで)に合わせました。
※価格比の単位は%
※「順/分」は、年間分配金ランキングでの順位
| 順位 | 順/分 | 運用会社 | 投資信託名 | 年間分配金 | 12月末価格 | 4/30価格 | 価格比 |
| 1 | 6 | DIAMアセット | DIAMパッシブ資産分散ファンド(三本の矢) | 1000 | 9257 | 8672 | 93.7 |
| 2 | 6 | ゴールドマンサックス | GSエマージング・資産分散ファンド | 1000 | 10661 | 9827 | 92.2 |
| 3 | 8 | 野村アセット | マイストーリー分配型(年6回)Bコース(為替ヘッジなし) | 896 | 9854 | 9044 | 91.8 |
| 4 | 6 | 住信アセット | 住信 世界ダブルハイインカム | 1000 | 9703 | 8849 | 91.2 |
| 5 | 2 | みずほ投信 | MHAM 6資産バランスファンド (六花選) | 1400 | 9327 | 8487 | 91.0 |
| 6 | 5 | 日興アセット | 日興スリートップ | 1020 | 9639 | 8720 | 90.5 |
| 7 | 3 | DIAMアセット | 世界6資産アクティブ・バランス・ファンド(キュービック・バランス) | 1120 | 9922 | 8966 | 90.4 |
| 8 | 7 | DIAMアセット | DIAM世界6資産バランスファンド(フルコース) | 900 | 9095 | 8201 | 90.2 |
| 9 | 4 | 日興アセット | 日興アジア資産3分法 | 1050 | 9680 | 8297 | 85.7 |
| 10 | 1 | BNPパリバ | NCドリーム 九州アジアファンド | 2531 | 9676 | 8038 | 83.1 |
1)基準価格の差が少ないファンド
最近の高値圏である昨年12月末の価格と、本年4月30日の価格を比較した場合、最も差が少ないファンドは、DIAMアセット「DIAMパッシブ資産分散ファンド(三本の矢)」です(前回調査と同じ)。
・基準価格の推移(QUICK)
基準価格の差が少ないファンド(2〜4位)のタイプをみると、REITに投資していないタイプです。
今回は2位(前回8位)の新興国を投資対象にしたファンドの順位が特に上がりました。
2)基準価格の差が大きいファンド
最近の高値圏である昨年12月末の価格と、本年4月30日の価格を比較した場合、最も差が大きいファンドは、BNPパリバ「NCドリーム 九州アジアファンド」です(前回調査と同じ)。最も差が少ないファンドである「DIAMパッシブ資産分散ファンド(三本の矢)」と比較すると、10.6ポイントの差があります。
・基準価格の推移(QUICK)
基準価格の差が大きいファンド(9位以下)のタイプをみると、新興国投資のファンドで、株式の投資比率が高い(約50%以上)タイプが多いです。
3.国際債券型
3つの投信分類のうち、価格比の平均値(92.8%)は、最も高いです(基準比較の減少率が最も低いです)。
今回調査対象となった4月末の基準価格平均値は、前回調査(4月初頭)の基準価格平均値と比べ、1.5%増となっています。
※以下の表は、昨年12月末と今年4月30日の価格比が少ない順
年間分配金の調査期間(本年4月まで)に合わせました。
※価格比の単位は%
※「順/分」は、年間分配金ランキングでの順位
| 順位 | 順/分 | 運用会社 | 投資信託名 | 決算回数 | 年間分配金 | 12月末価格 | 4/30価格 | 価格比 |
| 1 | 9 | ピクテ投信 | ピクテ・ユーロ最高格付国債ファンド(3ヵ月決算型)(ユーロ・セレクト3M) | 4 | 540 | 12261 | 11947 | 97.4 |
| 2 | 2 | 大和投信 | ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実)3カ月決算型 | 4 | 885 | 11335 | 10931 | 96.4 |
| 3 | 4 | ニッセイアセット | ニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン | 4 | 760 | 13359 | 12807 | 95.9 |
| 4 | 8 | 新光投信 | 海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)(PIファンド(為替ヘッジなし)) | 4 | 548 | 10174 | 9677 | 95.1 |
| 5 | 5 | 野村アセット | ハイブリッド・インカムオープン | 6 | 695 | 10851 | 10052 | 92.6 |
| 6 | 9 | JPモルガンアセット | JPM USトレジャリー・インカム・ファンド(3ヶ月決算型)(US・セレクト3M) | 4 | 540 | 10077 | 9177 | 91.1 |
| 7 | 7 | 三井住友アセット | 三井住友・USボンドオープン(為替ノーヘッジ型)(たのしみ) | 4 | 600 | 9044 | 8192 | 90.6 |
| 8 | 3 | AIGインベストメンツ | AIG新成長国債インカムオープン(レインボーシート) | 6 | 840 | 10081 | 9097 | 90.2 |
| 9 | 1 | ピクテ投信 | ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型) | 4 | 960 | 10401 | 9298 | 89.4 |
| 10 | 6 | 野村アセット | ハイ・イールド ボンド オープン Dコース(為替ヘッジなし) | 6 | 620 | 9742 | 8656 | 88.9 |
1)基準価格の差が少ないファンド
最近の高値圏である昨年12月末の価格と、本年4月30日の価格を比較した場合、最も差が少ないファンドは、ピクテ投信「ピクテ・ユーロ最高格付国債ファンド(3ヵ月決算型)(ユーロ・セレクト3M)」です(前回調査と同じ)。
・基準価格の推移(QUICK)
基準価格の差が少ないファンド(ベスト4)のタイプをみると、先進国の公債に投資するタイプが多いです。特に欧州の公債(高格付け)を投資対象にしたファンドが上位にあります。
今回は2位(前回4位)のオーストラリアを投資対象にしたファンドの順位が特に上がりました。
2)基準価格の差が大きいファンド
最近の高値圏である昨年12月末の価格と、本年4月30日の価格を比較した場合、最も差が大きいファンドは、野村アセット「ハイ・イールド ボンド オープン Dコース(為替ヘッジなし)」です(前回調査と同じ)。
最も差が少ないファンドである「ピクテ・ユーロ最高格付国債ファンド(3ヵ月決算型)(ユーロ・セレクト3M)」と比較すると、8.6ポイントの差があります。
・基準価格の推移(QUICK)
基準価格の差が大きいファンド(6位以下)のタイプをみると、先進国の公債に比べ格付けが低い「新興国の債券」や、主に米ドル建ての債券に投資するタイプが多いです。
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