なお、分配金の増減があったファンド(ボーナス分配含む)や設定後初回の分配があったファンドを対象にしました。
<調査結果の要約>
1)分配金が最も増加したファンドは、「HSBC新興国現地通貨建債券オープン(毎月決算型)(エマボン毎月)」(60円。60円増加:前期無配)
2)分配金が増加したファンドの分類は、国際債券型が最も多い(12本中11本)
3)分配金が最も減少したファンドは、野村アセット「グローバル・コモディティ・オープン」。前期ではボーナス分配を実施したが、今期では通常時の分配金に戻したため
4)分配金が減少したファンドの分類は「国際REIT型」が最も多い(6本中3本)
5)ボーナス分配を実施しなかったファンドは11本(この期間がボーナス分配対象月のファンド全て実施なし)
投信分類では国際債券型が最も多い(6本)
6)初回分配のファンドは2本(投資分類は2本とも国際債券)
1.分配金が前期より増加したファンド
※増額が多い順に列挙。増額の単位は円
※分配金での「無」は、設定日の関係で分配をしなかったことを示す
※基準価格は、決算日の基準価格(分配落ち)
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 5月 | 増額 | 4月 | 3月 | 2月 | 昨年5月 | 増配等 | 基準価格 |
| 1 | HSBC投信 | HSBC新興国現地通貨建債券オープン(毎月決算型)(エマボン毎月) | 国際債券 | 60 | 60 | 0 | 0 | 無 | 無 | なし | 9511 |
| 2 | AIGインベストメンツ | AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) | 国際債券 | 90 | 20 | 70 | 70 | 70 | 90 | なし | 9248 |
| 2 | 三菱UFJ投信 | ピムコ・エマージング・ボンド・オープンBコース(為替ヘッジあり) | 国際債券 | 40 | 20 | 20 | 20 | 20 | 16 | なし | 10137 |
| 3 | AIGインベストメンツ | AIGニューワールドバランスファンド(グッドハーモニー) | バランス | 50 | 10 | 40 | 無 | 無 | 無 | なし | 10351 |
| 4 | 三菱UFJ投信 | 豪ドル毎月分配型ファンド | 国際債券 | 60 | 7 | 53 | 53 | 53 | 49 | 毎期変動 | 12477 |
| 5 | レッグメイソン | LM・ユーロ毎月分配ファンド | 国際債券 | 50 | 3 | 47 | 47 | 49 | 44 | 毎期変動 | 13119 |
| 6 | レッグメイソン | LM・米ドル毎月分配ファンド | 国際債券 | 24 | 2 | 22 | 25 | 28 | 40 | 毎期変動 | 7771 |
| 7 | 日興アセット | ピムコ・ハイイールド・ファンド Aコース(為替ヘッジなし) | 国際債券 | 51 | 1 | 50 | 53 | 53 | 55 | 毎期変動 | 9092 |
| 7 | モルガン・スタンレー | モルガン・スタンレー・エマージング・ボンド・オープンDコース(為替ヘッジなし) | 国際債券 | 48 | 1 | 47 | 46 | 49 | 46 | 毎期変動 | 11371 |
| 7 | モルガン・スタンレー | モルガン・スタンレー・エマージング・ボンド・オープンCコース(為替ヘッジあり) | 国際債券 | 35 | 1 | 34 | 26 | 24 | 0 | 毎期変動 | 11647 |
| 7 | フランクリン・テンプルトン | フランクリン・テンプルトン 米国政府証券ファンド(メイフラワー号) | 国際債券 | 31 | 1 | 30 | 29 | 32 | 35 | 毎期変動 | 7322 |
| 7 | 野村アセット | 野村ファンドラップ外国債券 Aコース (為替ヘッジあり) | 国際債券 | 15 | 1 | 14 | 13 | 5 | 1 | なし | 9564 |
分配金が前期に比べ最も増加したファンドは、「HSBC新興国現地通貨建債券オープン(毎月決算型)(エマボン毎月)」で60円(60円増加:前期は無配)の分配金がでました。
このファンドの基準価格の推移をみると、3ヶ月近く10000円を下回った状態が続いており、運用が良好な状態とは言い難いです。
・参考:基準価格の推移(QUICK)
ボーナス分配による分配金の増額はなく、60円以下になっています。
投信分類では、国際債券型が最も多くなりました(12本中11本)。これら国際債券型ファンドの特徴をみると、内訳は以下のとおりです。半分強(6本)が先進国を投資対象にしたファンドですが、新興国を対象にしたファンドも結構多いです。
・新興国 5本
・アメリカ公債 2本
・オーストラリア 1本
・ヨーロッパ 1本
・高利回り債(社債等) 1本
・グローバル分散 1本
2.分配金が前期より減少したファンド
※減額が多い順に列挙。減額の単位は円
※分配金での「無」は、設定日の関係で分配をしなかったことを示す
※基準価格は、決算日の基準価格(分配落ち)
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 5月 | 減額 | 4月 | 3月 | 2月 | 昨年5月 | 増配等 | 基準価格 |
| 1 | 野村アセット | グローバル・コモディティ・オープン | 商品 | 20 | -500 | 520 | 20 | 20 | 20 | (1、4、7、10月) | 12491 |
| 2 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ バランスインカムオープン | バランス | 18 | -25 | 43 | 19 | 17 | 32 | 毎期変動 | 8862 |
| 3 | フィデリティ投信 | フィデリティ・US リート・ファンドB(為替ヘッジなし) | 国際REIT | 75 | -10 | 85 | 85 | 85 | 45 | なし | 13052 |
| 4 | 野村アセット | 野村ファンドラップ世界REIT Aコース (為替ヘッジあり) | 国際REIT | 6 | -3 | 9 | 0 | 0 | 10 | 毎期変動 | 8614 |
| 5 | 日興アセット | ピムコ・ハイイールド・ファンドBコース(為替ヘッジあり) | 国際債券 | 38 | -2 | 40 | 37 | 34 | 11 | 毎期変動 | 9600 |
| 5 | 野村アセット | 野村ファンドラップ世界REIT Bコース | 国際REIT | 27 | -2 | 29 | 15 | 15 | 39 | 毎期変動 | 8311 |
分配金が前期に比べ最も減少したファンドは、野村アセット「グローバル・コモディティ・オープン」です。前期ではボーナス分配を実施しましたが、今期は通常時の分配金に戻したことによる減配です。
このファンドの基準価格の推移をみると、投資対象に含まれる原油高の影響もあると思いますが、上昇基調にあります。
・参考:基準価格の推移(QUICK)
投信分類では、国際REIT型が最も多くなりました(6本中3本)。国際REIT型ファンドへのサブプライムローン問題の影響は一服してきましたが、減配するファンドがあることからみて、REIT市況がしっかりした回復過程に入っていないことを示しているようです。
3.ボーナス分配を実施しなかったファンド
※昨年との差額が多い順に列挙
※「昨年」は、昨年5月の分配金(ボーナス分配含む)
※分配金での「無」は、設定日の関係で分配をしなかったことを示す
※基準価格は、決算日の基準価格(分配落ち)
| 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 5月 | 昨年 | 金額差 | 基準価格 | ボーナス分配 |
| 三井住友アセット | 三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実) | 国際株式 | 45 | 1945 | -1900 | 9700 | 5月、11月 |
| みずほ投信 | MHAM豪ドル債券ファンド | 国際債券 | 50 | 950 | -900 | 10056 | 5月、11月 |
| みずほ投信 | みずほ豪ドル債券ファンド (コアラの森) | 国際債券 | 50 | 950 | -900 | 10081 | 5月、11月 |
| 中央三井アセット | 中央三井Jリートファンド | 国内REIT | 30 | 530 | -500 | 11126 | (2、5、8、11月) |
| 中央三井アセット | 中央三井高金利ソブリンオープン | 国際債券 | 45 | 395 | -350 | 9899 | (5月、11月) |
| シュローダー投信 | シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配) | 国際債券 | 85 | 無 | - | 8917 | 2、5、8、11月 |
| BNYメロン | メロン世界新興国ソブリン・ファンド | 国際債券 | 60 | 無 | - | 8922 | 5月、11月 |
| 大和投資信託 | ダイワ高金利通貨ファンド(金利のチカラ) | 国際債券 | 50 | 無 | - | 9091 | 5月、11月 |
| 大和投資信託 | 地球環境株・外債バランス・ファンド(地球くん) | バランス | 30 | 無 | - | 9620 | 2、5、8、11月 |
| みずほ投信 | アジア3資産ファンド(アジアンスイーツ)(分配コース) | バランス | 30 | 無 | - | 8928 | 2、5、8、11月 |
| 21世紀アセット | グローバル・バランス21(満天の星) | バランス | 30 | 無 | - | 8678 | 5月、11月 |
対象期間(13日〜21日)にボーナス分配を予定していた11本全てで、ボーナス分配はありませんでした。
ボーナス分配を実施した昨年5月に比べ、最も分配金が減少したファンドは、三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実)です(1900円減)。この結果、最新の年間分配金(昨年6月から本年5月の12ヶ月)は540円になります(この期間のボーナス分配はなく、毎月45円×12回)。
投信分類では国際債券型が6本と最も多いです。この国際債券型の中ではMHAM豪ドル債券ファンド、みずほ豪ドル債券ファンド (コアラの森)は、昨年5月に比べ900円減と大幅減になりました。
比較的格付けの低い新興国の債券に投資しているファンド(シュローダー投信、BNYメロンのファンド)の方が、基準価格は低くなっています。
4.設定後初回分配があったファンド
調査対象期間に、初回分配があったファンドは以下のファンドです。
| 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 分配金 | 基準価格 | ボーナス分配 |
| JPモルガンアセット | りそな・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド(毎月決算型) | 国際債券 | 70 | 9983 | なし |
| 大和住銀投信 | 高金利通貨オープン(ワールドエイト) | 国際債券 | 70 | 9809 | なし |
2本とも比較的手堅い投資対象である債券に投資するファンドです。最近の基準価格をみると、10000円近辺にあり、投資環境がよくない時期に設定したファンドとしては、健闘している方だと思います。
・りそな・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド(毎月決算型)
・参考:基準価格の推移(QUICK)
・高金利通貨オープン(ワールドエイト)
・参考:基準価格の推移(QUICK)
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