今回は、毎月分配型の投資信託ではなく、年4回、年6回(隔月)の分配を行う投信の分配金について、最近1年間(2006年4月〜2007年3月)の結果を調べてみました。毎月分配でなくとも、年間の分配頻度が多い投信で、年間の分配金が多い投信がないものかと思い、調査しました。
調査の仕様は、毎月分配型と同じで、日本経済新聞の「オープン基準価格」の欄に掲載されている運用会社(計69社)の毎月分配型の投資信託です。
調査時期は、2007年4月上旬で、上記69社のWEBサイトに掲載された毎月分配型の投信信託(182商品)を対象としました。毎月分配型の投信の数(314)より少ない結果(約60%)となりました。
2006年4月〜2007年3月の1年間(12ヶ月間)で、年4回と年6回(隔月)の分配型の投資信託の分配金(左記の合計値)を多い順にすると、以下のようになりました。
毎月分配型よりも分配金が少ない投信が多くなりました。
●年4回・年6回(隔月)分配型 投資信託 分配金ランキング ベスト20
1位 DIAM J-REITオープン(2カ月決算コース) (オーナーズ・インカム2M) 4720円
運用会社:興銀第一ライフ・アセットマネジメント
投信分類:国内REIT(リート)
※REIT(リート)は、「不動産投資信託」のこと。
2位 DKA海外好配当株ファンド(年4回分配) 3810円
運用会社:第一勧業アセットマネジメント
投信分類:国際株式
3位 HSBC中国株式ファンド(3ヶ月決算型) 2960円
運用会社:HSBC投信
投信分類:国際株式
※年4回分配だが、3回分の分配が対象
4位 グローバル・ハイインカム・ストック・ファンド(年4回分配) 2450円
運用会社:野村アセットマネジメント
投信分類:国際株式
5位 NCドリーム 九州アジアファンド(年4回分配) 2218円
運用会社:ビー・エヌ・ビー・パリバ アセットマネジメント
投信分類:バランス型(国内株式40%、国際株式60%)
6位 グローバル不動産投信(隔月決算型)(家主生活) 2000円
運用会社:三井住友アセットマネジメント
投信分類:国際REIT(リート)
※年6回分配だが、4回分の分配が対象
7位 フィデリティ・グローバル好配当株ファンド(年4回分配) 1940円
運用会社:フィデリティ投信
投信分類:国際株式
8位 シュローダーBRICs株式ファンド(年4回分配) 1900円
運用会社:シュローダー投信投資顧問
投信分類:国際株式
※年4回分配だが、3回分の分配が対象
9位 ミルフィーユ(成長重視ポートフォリオ)(隔月分配) 1840円
運用会社:大和投資信託
投信分類:バランス型(国内株式35%、国際株式35%、国際債券20%、国内REIT5%、国際REIT5%)
10位 みずほ好配当日本株オープン(年4回分配) 1700円
運用会社:損保ジャパン アセットマネジメント
投信分類:国内株式
10位 世界優良株ファンド(3ヵ月決算型)(プライムコレクション) 1700円
運用会社:T&Dアセットマネジメント
投信分類:国際株式
12位 J-REITオープン(年4回分配) 1640円
運用会社:野村アセットマネジメント
投信分類:国内REIT(リート)
13位 九州特化型日本株式ファンド(3ヵ月決算型)(がんばれ九州 3ヵ月決算型) 1551円
運用会社:ビー・エヌ・ビー・パリバ アセットマネジメント
投信分類:国内株式(九州銘柄関連)
※年4回分配だが、3回分の分配が対象
14位 好配当日本株式オープン(好配当ニッポン)(年4回分配) 1415円
運用会社:野村アセットマネジメント
投信分類:国内株式
15位 世界好配当株投信(年4回決算型) 1400円
運用会社:野村アセットマネジメント
投信分類:国際株式
16位 ピクテ・プレミアム・ブランド・ファンド(3ヵ月決算型) 1390円
運用会社:ピクテ投信投資顧問
投信分類:国際株式
※年4回分配だが、3回分の分配が対象
17位 住信 アジア・オセアニア配当利回り株オープン(年4回分配) 1330円
運用会社:住信アセットマネジメント
投信分類:国際株式
18位 フィデリティ・ワールド好配当株・ファンド(年4回分配) 1270円
運用会社:フィデリティ投信
投信分類:国際株式
19位 きらやかグローバル好配当株式オープン(年4回分配) 1250円
運用会社:富士投信投資顧問
投信分類:国際株式
20位 ニッセイ日本勝ち組ファンド(3ヵ月決算型) 1210円
運用会社:ニッセイ アセットマネジメント
投信分類:国内株式
※年4回分配だが、2回分の分配が対象
<分配回数別>
■年4回分配が17種類、年6回(隔月)が3種類
分配回数では、年4回分配型が85%を占めます。しかし、年6回(隔月)分配型は、全てベスト10内にあり、上位の方にあります。
■年間の規定分配回数に満たない投信が多い(最近設定した投信が多い)
設定が調査期間内(最近の設定)であったため、年間の規定分配回数に満たなかった投信が6つあります。即ち、今後の年間の規定回数分の分配金の合計値になると、さらに増える可能性があります。
<投信分類別>
■投信分類では国際株式が最も多い。毎月分配にはなかった国内株式も多い
投信分類では、国際株式が最も多く、次に国内株式が多いです。年4回、年6回で国内株式が多いのは、毎月分配では国内株式タイプが1つしかないためです。日興アセットの「株ちょファンド日本(カブチョファンド)」が該当しますが、12ヶ月分の分配金は840円(70円×12回)です。
また、毎月分配では多かった国際REITが少ないのは、年4回、年6回では2つしかないためで、6位の投信以外には、三井住友・グローバル・リート・プラス:年4回分配(分配金1000円。2回分のみ対象)があるだけです。
●投信分類別商品数ランキング
1位 国際株式 11商品
2位 国内株式 4商品
3位 バランス型 2商品
3位 国内REIT(リート) 2商品
5位 国際REIT(リート) 1商品
<分配の仕方でみた場合>
■上位は分配時期での分配金のバラツキが大きい
ベスト10の投信の分配の仕方をみると、分配時期によって分配金が極端に変動する投信が多いです。特に、ベスト2の2つの投信は、分配時期による差が大きいです。
なお、ベスト20の中では、4位の野村アセットのグローバル・ハイインカム・ストック・ファンドが、比較的バラツキの少ない分配を行っています。
1位 DIAM J-REITオープン(2カ月決算コース) (オーナーズ・インカム2M) 1月、7月にボーナス分配あり
4120円:1回
120円:5回
2位 DKA海外好配当株ファンド(年4回分配)
3500円:1回
150円:1回
80円:2回
3位 HSBC中国株式ファンド(3ヶ月決算型) ※年4回分配だが、3回分の分配が対象
2800円:1回
80円:2回
4位 グローバル・ハイインカム・ストック・ファンド(年4回分配)
700円:1回
650円:1回
600円:1回
500円:1回
<運用会社別>
■毎月分配型に比べ大手が多い
運用会社別にみると、野村アセットが最も多いです。毎月分配型に比べ、大手が多く半分(10)を占めます(毎月分配型のベスト20では大手は6)。
なお、純資産総額で大手といえそうな運用会社(ベスト10)は、野村、大和、日興、国際、三菱UFJ、ピクテ、興銀第一ライフ、フィデリティ、大和住銀、三井住友 等があります(2007年4月18日 QUICK QBR調べを参考にしました)。
●分配金ベスト20にランキングされた商品の多い運用会社
1位 4商品:野村アセット
2位 2商品:フィデリティ投信
ビー・エヌ・ビー・パリバ アセット
3位 1商品:興銀第一ライフ アセット
第一勧業アセット
HSBC投信
三井住友アセット
シュローダー投信
大和投信
損保ジャパンアセット
T&Dアセット
ピクテ投信
住信アセット
富士投信
ニッセイ アセット
[PR]今回紹介しましたファンドのインターネットでの購入先
「HSBC中国株式ファンド(3ヶ月決算型)」は、楽天証券やイーバンク銀行で購入できます。税込み販売手数料は、両社とも、100万円未満:3.15%、100万円以上500万円未満2.1%、500万円以上1.05%です。なお、分配金の再投資型での購入はイーバンク銀行のみです。
詳しくは、楽天証券(投信スーパーステーション)
★追記★
この調査結果は毎月更新しています。最新の調査結果を見たい方は、以下をご参照ください。最初の記事が最新の調査結果になります。
年4回・年6回:隔月分配型ファンド分配金ランキング
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