毎月分配型 投資信託情報

毎月分配型の投資信託(投信)の情報として、不動産投資信託(REIT:リート)を含む分配金や基準価格等の投資信託ランキングなどを紹介します。


年4回・年6回分配の国際債券ファンドの分配金/リターンの状況 (08年6月版)

年4回、年6回:隔月分配型ファンドでの国際債券型ファンドの状況を調べました。
対象ファンド(60本)のうち、分配金ベスト10のファンドの分配金、リターン(率)の状況を調べました。調査対象期間は2007年6月から2008年5月です。

<調査結果の要約>

1)年間分配金が最も多い国際債券型ファンドは、ピクテ投信「ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)」(960円)(前回も1位)
先進国対象のファンドが多い(上位は新興国を投資対象にしたファンドが多い)

2)半期分配金が最も多い国際債券型ファンドは、ピクテ投信「ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)」(480円)(前回も1位)
先進国対象のファンドが多い(上位は新興国を投資対象にしたファンドが多い)
半期リターンでの上位は、欧州を対象にしたファンドが多い

3)年間リターン(率)で最も多い国際債券型ファンドは、「ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン3カ月決算型(杏の実3M)」(前回3位)
年間分配金1位のピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)は9位
上位は先進国(特に欧州)の公債、下位は米ドル建て債券が多い(前回調査と同じ)

1.年間分配金

※年間分配金が多い順に列挙
※年間リターン(率)はモーニングスターのデータを使用(年間の騰落率が試算のベース:詳細
※5月の分配金での「外」は、5月が決算(分配)実施月ではないことを示す

順位運用会社投資信託名分配金前回差5月分配金年間リターン
1ピクテ投信ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)9600-10.9
2大和投信ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実3M)3カ月決算型88502.6
3ニッセイアセットニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン8801202200.4
4AIGインベストメンツAIG新成長国債インカムオープン(レインボーシート)8400140-8.8
5野村アセットハイブリッド・インカムオープン 645-5080-7.7
6野村アセットハイ・イールド ボンド オープン Dコース(為替ヘッジなし)6266106-15.3
7三井住友アセット三井住友・USボンドオープン(為替ノーヘッジ型)(たのしみ)6000-11.0
8新光投信海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)(PIファンド 為替ヘッジなし)5480-0.6
9JPモルガンアセットJPM USトレジャリー・インカム・ファンド(3ヶ月決算型)(US・セレクト3M)5400-6.7
9ピクテ投信ピクテ・ユーロ最高格付国債ファンド(3ヵ月決算型)(ユーロ・セレクト3M)54001352.1
9三菱UFJ投信三菱UFJ 欧州債券オープン(四季の恵み(欧州債券)) 540201502.2

年間分配金が最も多いファンドは、ピクテ投信「ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)」(960円)です(前回も1位)。
ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)の過去1年間の分配金は以下のとおりです(本年5月は決算期ではない)。

 07年6月 240円
 07年9月 240円
 07年12月 240円
 08年3月 240円

国際債券型ファンドは分配金の水準が全般的に低く、年4回分配型では、1位のピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)」のみ、年4回分配型ファンドの分配金ベスト20に含まれています。

年6回:隔月分配型では、4位〜6位の3本が、年6回:隔月分配型ファンドの分配金ベスト20に含まれています。

年間分配金ベスト10をみると、どちらかといえば、新興国を投資対象にしたファンドが、上位の方に多いです(1位、4位)

<前回調査結果との比較>

●年間分配金の増加(3本)

先進国を対象にしたファンドの年間分配金が増加しました。特に欧州の公債を投資対象にしたファンド2本の年間分配金が増加しました。

・ニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン
 5月の分配金220円(昨年5月の分配金100円。120円増)
 これにより、順位が上昇(前回4位:今回3位)

・三菱UFJ 欧州債券オープン(四季の恵み(欧州債券))
 5月の分配金150円(昨年5月の分配金130円。20円増)
 これにより、順位が上昇(前回11位:今回9位)
 ※今回からランクイン

・ハイ・イールド ボンド オープン Dコース(為替ヘッジなし)
 5月の分配金106円(昨年5月の分配金100円。6円増)
 順位は前回と同じ

●年間分配金の減少(1本)

・ハイブリッド・インカムオープン
 5月の分配金80円(昨年5月の分配金130円。50円減)
 順位は前回と同じ
 投資対象は、高格付け債50%、高利回り債50%

<毎月分配型の分配金ベスト10との比較>

毎月分配型の国際債券ファンドと比較すると、年4回、年6回分配型の国際債券ファンドは、毎月分配型の半分位の分配金の水準になっています。

年4回・年6回分配  1位:960円〜10位:540円(平均691円。前回699円)
毎月分配         1位:1640円〜10位:960円(平均1168円。前回1277円)

 ※参考:国際債券型ファンドの分配金ランキング(毎月分配)

2.半期分配金

サブプライムローン問題の影響により、調査対象期間の前半(堅調)と後半(軟調)は相場が異なるので、最新6ヶ月(昨年12月〜本年5月)の分配金を対象に分配金ランキングをまとめてみました。

 ※以下の表中の「順/年」は、年間ランキングでの順位
 ※「順/年」での「外」は、年間ランキングにないファンド

順位順/年運用会社投資信託名決算回数半期分配金半期リターン
11ピクテ投信ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)4480-2.7
22大和投信ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実3M)3カ月決算型44504.3
33ニッセイアセットニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン4440-1.2
44AIGインベストメンツAIG新成長国債インカムオープン(レインボーシート)6420-0.1
56野村アセットハイ・イールド ボンド オープン Dコース(為替ヘッジなし)6318-3.4
67三井住友アセット三井住友・USボンドオープン(為替ノーヘッジ型)(たのしみ)4300-4.7
7新光投信海外国債ファンド4285-1.5
89三菱UFJ投信三菱UFJ 欧州債券オープン(四季の恵み(欧州債券)) 42800.2
99JPモルガンアセットJPM USトレジャリー・インカム・ファンド(3ヶ月決算型)(US・セレクト3M)4270-3.3
99ピクテ投信ピクテ・ユーロ最高格付国債ファンド(3ヵ月決算型)(ユーロ・セレクト3M)4270-0.5

1)順位の特徴

ベスト4は、年間ランキングと同じファンドです(順位も同じ)。
年間ランキングと異なることは、7位の海外国債ファンドが新たにランクインし、年間5位のハイブリッド・インカムオープン、年間8位の「海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)(PIファンド(為替ヘッジなし))」がランク外になりました。

2)半期ランキングでランク外になった年間ランキングのファンド

 ・ハイブリッド・インカムオープン
  年間5位(半期10位:半期分配金265円)
  過去1年間で最低の分配金(80円)が、最新の2期に連続した。
  (昨年7月130円、9月と11月125円、本年1月105円、3月と5月80円)

 ・海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)(PIファンド(為替ヘッジなし))
  年間8位(半期23位:半期分配金128円)
  3期前の決算から、毎期連続で分配金が減少
  (昨年6月280円、同9月140円、同12月100円、本年3月28円)

3)半期ランキングで新たにランクインしたファンド

 ・海外国債ファンド(3ヵ月決算型)
  半期7位(年間10位 年間分配金535円)

日本を除くG7構成国(アメリカ、ドイツ、フランス、イタリア、イギリス、カナダ)が発行する国債と政府機関債に分散投資を行うファンドです。
毎期定額でやや高めの分配金が対象期間に出ています(昨年8月、11月、本年2月は125円、本年5月は130円)。

4)前回の半期ランキングとの比較

●前回ランクインしたが、今回ランク外になったファンド

・ハイブリッド・インカムオープン
 前回6位。310円(今回10位。265円)

・三菱UFJ 海外債券オープン(四季の恵み(海外債券))
 前回9位。265円(今回10位。265円)

●前回ランク外で、今回ランクインしたファンド

・海外国債ファンド(3ヵ月決算型)
 前回11位。250円(今回7位。285円)

・三菱UFJ 欧州債券オープン(四季の恵み(欧州債券))
 前回10位。260円(今回8位。280円)

5)半期リターン

半期リターンでみると、最も増加したファンドは、「ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン 3カ月決算型(杏の実3M)」の4.3です。このファンド以外はマイナス(損失)ですが、損失が少ないファンドは、欧州を対象にしたファンドが多いです。
損失が最も多いファンドは「三井住友・USボンドオープン(為替ノーヘッジ型)(たのしみ)」で-4.7です。損失が多いファンドは米ドル建てのファンドが多いです。

2.年間リターン(率)

※以下の表は年間リターン(率)が多い順
※順/分は、分配金ランキングでの順位
※5月の分配金での「外」は、5月が決算(分配)実施月ではないことを示す

順位順/分運用会社投資信託名分配金前回差5月分配金年間リターン
12大和投信ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実3M)3カ月決算型88502.6
29三菱UFJ投信三菱UFJ 欧州債券オープン(四季の恵み(欧州債券)) 540201502.2
39ピクテ投信ピクテ・ユーロ最高格付国債ファンド(3ヵ月決算型)(ユーロ・セレクト3M)54001352.1
43ニッセイアセットニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン8801202200.4
58新光投信海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)(PIファンド 為替ヘッジなし)5480-0.6
69JPモルガンアセットJPM USトレジャリー・インカム・ファンド(3ヶ月決算型)(US・セレクト3M)5400-6.7
75野村アセットハイブリッド・インカムオープン645-5080-7.7
84AIGインベストメンツAIG新成長国債インカムオープン(レインボーシート)8400140-8.8
91ピクテ投信ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)9600-10.9
107三井住友アセット三井住友・USボンドオープン(為替ノーヘッジ型)(たのしみ)6000-11.0
116野村アセットハイ・イールド ボンド オープン Dコース(為替ヘッジなし)6266106-15.3

年間リターン(率)でみると、最も多いファンドは、「ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン3カ月決算型(杏の実3M)」です(前回3位)。

年間分配金ランキング1位のピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型)は、年間リターンでは9位です。分配金は最も多いですが、元本の損失が多いことが影響しているようです。

順位をみると、上位は先進国の格付けの高い債券を投資対象にしているファンドが多いです(特に欧州対象のファンドは2〜4位を占める)。下位の方は、新興国向け、先進国のハイイールド債といった格付けの低い債券を投資対象にしているファンドが多いです(これらのカテゴリのファンドは損失になりました)。
下位(9位以下)のファンドには主に米ドル建ての債券に投資しているファンドであり、ドル安が影響しているようです。


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  1. 2008/06/23(月) 06:53:00|
  2. 年4〜6回分配の国際債券ファンドの状況
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