<調査結果の要約>
6月にボーナス分配を実施しなかったファンドの順位が大幅下降。前回調査でランクインしたファンドの半分(16本)がランク外へ。
対象にしたファンドで6月にボーナス分配を行ったファンドは2本のみ。
1)年間分配金の増加(4本)
短期豪ドル債オープンなどで、通常時の分配金が増加
2)年間分配金の減少(9本)
ボーナス分配の未実施(国内REIT型2本)、ボーナス分配の減額(2本)、通常時の分配金の減配(5本。このうち国際REIT型が3本)
3)前回ランクインしたが、今回ランク外になったファンド(16本)
ボーナス分配未実施の影響(国際株式型が7本と最も多い)
4)前回ランク外だが、今回ランクインしたファンド(18本)
増配によるものではなく、ランク外になったファンドの順位下降により、順位が繰り上がった(国際債券型、国際REIT型が最も多い)
5)ベスト10の分配金の特徴
昨年8月以前の堅調時でのボーナス分配の影響が大きい(昨年8月以降のボーナス分配は減配、もしくは未実施)
※上位30本(30位)のファンドを対象にしてきましたが、今回は同じ順位になった場合が多いため、順位は21位までになっています(今回の対象ファンド数は33本)
※順/前は、前回調査での順位。背景色が黄色の所は、前回ベスト30外での順位(同じ順位になったファンドがあるため、前回の最下位は27位)
※前回差は、前回調査結果の年間分配金との差額
※ボーナス回数での()は、目論見書等に記載されていないが、ボーナス分配が実施された回数
※バランス型は、異なる分野の投資対象(株式、債券、REIT、先物等)があるタイプを対象
※昨6分配は、昨年6月の分配金
| 順位 | 順/前 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 分配金 | 前回差 | 6月分配 | 昨6分配 | ボーナス回数 |
| 1 | 1 | みずほ投信 | MHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩) | 国内REIT | 2070 | -3465 | 35 | 3500 | 4回 |
| 2 | 3 | 国際投信 | グローバル財産3分法ファンド | バランス | 2030 | 0 | 70 | 70 | 1回 |
| 3 | 8 | 大和住銀投信 | グローバル好配当株オープン | 国際株式 | 1770 | 0 | 60 | 60 | (4回) |
| 4 | 10 | 日興アセット | 日興・AMPグローバルREITファンドA(ヘッジなし) | 国際REIT | 1650 | -30 | 120 | 150 | なし |
| 5 | 16 | 国際投信 | グローバル株式インカム | 国際株式 | 1470 | 0 | 30 | 30 | (4回) |
| 6 | 15 | T&Dアセット | 世界優良株ファンド(プライムコレクション) | 国際株式 | 1450 | -40 | 10 | 50 | (2回) |
| 7 | 17 | 野村アセット | グローバル・コモディティ・オープン | 商品 | 1440 | 0 | 20 | 20 | (4回) |
| 8 | 22 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし) | 国際株式 | 1290 | 0 | 90 | 90 | なし |
| 9 | 24 | 国際投信 | ワールド・リート・オープン | 国際REIT | 1200 | 0 | 100 | 100 | なし |
| 9 | 24 | DIAMアセット | DIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム) | 国内REIT | 1200 | 0 | 100 | 100 | なし |
| 10 | 18 | ピクテ投信 | ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド | 国際株式 | 1170 | -250 | 350 | 600 | 4回 |
| 11 | 26 | ゴールドマンサックス | ゴールドマンサックス 米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし) | 国際REIT | 1160 | 0 | 80 | 80 | (4回) |
| 12 | 26 | 大和投資信託 | ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム) | 国際債券 | 1140 | -20 | 80 | 100 | なし |
| 13 | 31 | 大和住銀投信 | 短期豪ドル債オープン | 国際債券 | 1100 | 20 | 100 | 80 | なし |
| 13 | 29 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバルREITオープン(世界の街並み) | 国際REIT | 1100 | -20 | 80 | 100 | なし |
| 14 | 30 | DIAMアセット | DIAM世界リートインデックスファンド | 国際REIT | 1080 | -20 | 80 | 100 | なし |
| 14 | 31 | SGアセット | SG 世界好配当株式ファンド(グローバル・ドリーム) | 国際株式 | 1080 | 0 | 30 | 30 | 2回 |
| 14 | 31 | SGアセット | たんぎん世界好配当株式ファンド(ワールド・ドリーム) | 国際株式 | 1080 | 0 | 30 | 30 | 2回 |
| 15 | 4 | みずほ投信 | みずほJ-REITファンド | 国内REIT | 1050 | -950 | 50 | 1000 | 4回 |
| 16 | 36 | 日興アセット | ラサール・グローバルREITファンド | 国際REIT | 1040 | 40 | 100 | 60 | なし |
| 17 | 37 | フィデリティ投信 | フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド | 国際債券 | 1020 | 30 | 95 | 65 | なし |
| 18 | 37 | ドイチェアセット | ドイチェ・グローバル好配当株式ファンド | 国際株式 | 990 | 0 | 40 | 40 | 2回 |
| 19 | 38 | 野村アセット | 野村世界不動産投信 | 国際REIT | 980 | 0 | 40 | 40 | 2回 |
| 19 | 38 | UBS | UBSニュー・メジャー・バランス・ファンド | バランス | 980 | 0 | 30 | 30 | 4回 |
| 20 | 39 | みずほ投信 | MHAM J-REITインデックスファンド(ビルオーナー) | 国内REIT | 962 | 0 | 42 | 42 | 2回 |
| 21 | 40 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバル債券ファンド | 国際債券 | 960 | 0 | 80 | 80 | なし |
| 21 | 40 | 国際投信 | エマージング・ソブリン・オープン | 国際債券 | 960 | 0 | 80 | 80 | なし |
| 21 | 40 | 日興アセット | 財産3分法ファンド | バランス | 960 | 0 | 80 | 80 | なし |
| 21 | 40 | 三菱UFJ投信 | オーストラリア・リート・オープン | 国際REIT | 960 | 0 | 80 | 80 | なし |
| 21 | 40 | 三井住友アセット | 三井住友・グローバル・リート・オープン(世界の大家さん) | 国際REIT | 960 | 0 | 80 | 80 | なし |
| 21 | 40 | 三井住友アセット | 三井住友・ヨーロッパ国債ファンド | 国際債券 | 960 | 0 | 80 | 80 | なし |
| 21 | 41 | ニッセイアセット | ニッセイ高金利国債券ファンド(スリーポイント) | 国際債券 | 960 | 10 | 80 | 70 | なし |
| 21 | 21 | 新生インベストメント | エマージング・カレンシー・債券ファンド | 国際債券 | 960 | -380 | 120 | 500 | 2回 |
| 順位 | 投信分類 | 本数 | 本数/前 |
| 1 | 国際REIT | 9 | 5 |
| 2 | 国際株式 | 8 | 12 |
| 国際債券 | 8 | 5 | |
| 3 | 国内REIT | 4 | 4 |
| 4 | バランス | 3 | 4 |
| 5 | 商品 | 1 | 1 |
1)概況
前回調査結果に比べ、ランクインしたファンドの順位に大幅な変動があり、ボーナス分配を実施しなかった16本(前回調査での半数)がランク外になり、そのファンドに代わって、下位の方に新たにランクインしたファンドが18本あります。
上位(ベスト10)のファンドの特徴をみると、ボーナス分配を行うタイプでは、昨年8月以前の堅調時でのボーナス分配の影響が大きく、昨年8月以降の軟調時では、ボーナス分配は減配、もしくはボーナス分配を実施していません。今回は、上位でもボーナス分配はないが通常の分配金が多いファンドが多くなっています。これらのファンドは、手堅く分配金が得られる投資信託ランキングにランクインしているファンドが大半を占めます。
投信分類では、国際REIT型が最も多く(前回は2位)、次に、国際株式型(前回1位)、国際債券型(前回も2位)が多いです。前回調査よりも国際REIT型が増えていますが、増配によるものでなく、ランク外になったファンドの代わりに、順位が繰り上がった影響によるものです(前回調査では次点の順位にありました)
2)年間分配金が増加したファンド(4本)
年間分配金が最も増加したファンドは、ラサール・グローバルREITファンドの40円増です。ボーナス分配による増加はなく、通常時の分配金が増加しました。
3)年間分配金が減少したファンド(9本)
年間分配金が最も減少したファンドは、MHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩)の3465円減です。ボーナス分配未実施による年間分配金の減少は、このファンドを含め2本あります。また、昨年6月のボーナス分配よりも、ボーナス分配を減額したファンドは2本で、このうちピクテ・グローバル・インカム株式ファンドが最も減少しました(250円減)。
4)前回調査でランクインしたが、今回ランク外になったファンド(16本)
ボーナス分配未実施の影響であり、16本と前回調査の半数がランク外になりました。国際株式型が最も多く(年間分配金の減額も多い)、内訳は、国際株式型7本、国際債券型3本、バランス型3本、国際REIT型2本、国内REIT型1本です。
※前回調査での順位にそって列挙
※順/前は、前回調査での順位。順/今は、今回調査での順位
※昨6分配は昨年6月の分配金
| 順/前 | 順/今 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 分配金 | 前回差 | 6月分配 | 昨6分配 | ボーナス回数 |
| 2 | 114 | 岡三アセット | 日本Jリートオープン | 国内REIT | 360 | -2770 | 30 | 2800 | 2回 |
| 5 | 60 | 三井住友アセット | 三井住友・グローバル好配当株式オープン(世界の豆の木) | 国際株式 | 630 | -1300 | 40 | 1340 | 4回 |
| 6 | 74 | みずほ投信 | みずほ好配当世界株オープン | 国際株式 | 560 | -1300 | 30 | 1330 | 4回 |
| 7 | 48 | 興銀第一ライフ | DIAM世界好配当株オープン(世界配当倶楽部) | 国際株式 | 680 | -1150 | 40 | 1190 | 4回 |
| 9 | 54 | 新光投信 | 新光ピクテ世界インカム株式ファンド | 国際株式 | 650 | -1070 | 30 | 1100 | 2回 |
| 11 | 52 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバル好配当株ファンド | 国際株式 | 660 | -1000 | 30 | 1030 | 4回 |
| 12 | 30 | JPモルガンアセット | JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド | 国際債券 | 840 | -800 | 70 | 870 | 4回 |
| 13 | 99 | 安田投信 | 通貨分散ボンドオープン(いろどり) | 国際債券 | 444 | -1163 | 37 | 1200 | 1回 |
| 14 | 65 | 日興アセット | グローバル高配当株式ファンド(軍配) | 国際株式 | 600 | -960 | 40 | 1000 | (4回) |
| 19 | 101 | PCAアセット | PCAアジア・オセアニア好配当株式オープン | 国際株式 | 420 | -965 | 35 | 1000 | 4回 |
| 21 | 42 | 大和投資信託 | 世界6資産均等分散ファンド(ベストシックス) | バランス | 720 | -600 | 60 | 660 | 2回 |
| 21 | 42 | みずほ投信 | ルーミス米国ハイイールドファンド | 国際債券 | 720 | -600 | 60 | 660 | 2回 |
| 23 | 95 | DIAMアセット | DIAM世界インカム・オープン(世界三重奏) | バランス | 480 | -800 | 40 | 840 | 2回 |
| 25 | 82 | 岡三アセット | グローバル・リート・セレクション | 国際REIT | 540 | -655 | 45 | 700 | 2回 |
| 27 | 42 | 明治ドレスナー | スーパーバランス(やじろべえ) | バランス | 720 | -420 | 60 | 480 | 2回 |
| 27 | 82 | DIAMアセット | DIAMワールド・リート・インカム・オープン(世界家主倶楽部) | 国際REIT | 540 | -600 | 45 | 645 | 2回 |
5)前回調査ではランク外だが、今回ランクインしたファンド(18本)
3本を除く大半のファンド(15本)は、増配によってランクインしたわけではなく、ランク外になったファンドの順位下降により、順位が繰り上がりました(前回調査では、次点の順位にあったファンドです)。
投信分類では国際債券型、国際REIT型が最も多く、内訳は、国際債券型6本、国際REIT型6本、国際株式型3本、バランス型2本、国内REIT型1本です。
6)分配の仕方でみた場合
ベスト10のファンドの分配の仕方をみると、ボーナス分配が極端に多いファンドが多いです。
即ち、これらファンドの購入者は、ボーナス分配にかなり依存することになります(ボーナス分配頼りの状態になります)。
なお、堅調時(特に昨年8月以前)でのボーナス分配は、今後も同じような額が出るとは限りません。最近の基準価格の水準が続いた場合、ベスト10内のファンドで今月(7月)のボーナス分配を行うファンドは、恐らく、グローバル・コモディティ・オープン以外はないと思います(ただし、グローバル・コモディティ・オープンは、投資比率の高い原油相場の急落等があった場合は、ボーナス分配未実施の可能性はあります)。
これらのファンドは、ボーナス分配が実施されない場合、年間分配金が大幅に減少することになります。
●分配金ランキング ベスト10での年間12回の分配の内訳
1位 みずほ投信「J-REITアクティブオープン(物件満彩)」
1100円:1回(昨年9月のボーナス分配)
600円:1回(昨年12月のボーナス分配)
45円:1回
40円:2回
35円:7回(本年3月、6月のボーナス分配なし)
2位 国際投信「グローバル財産3分法ファンド」
1260円:1回(昨年7月のボーナス分配)
70円:11回
3位 大和住銀投信「グローバル好配当株オープン」
710円:1回(昨年7月のボーナス分配)
410円:1回(昨年10月のボーナス分配)
110円:1回(本年1月のボーナス分配)
60円:9回(本年4月のボーナス分配なし)
4位 日興アセット「日興・AMPグローバルREITファンドA(ヘッジなし)」
150円:7回(本年1月まで)
120円:5回(本年2月から)
5位 国際投信「グローバル株式インカム」
700円:1回(昨年7月のボーナス分配)
470円:1回(昨年10月のボーナス分配)
30円:10回(本年1月、4月のボーナス分配なし)
6位 T&Dアセット「世界優良株ファンド(プライムコレクション)」
1050円:1回(昨年7月のボーナス分配)
50円:5回(昨年12月まで)
40円:3回(本年1月〜3月。本年1月のボーナス分配なし)
10円:3回(本年4月から)
7位 野村アセット「グローバル・コモディティ・オープン」
520円:1回(本年4月のボーナス分配)
420円:1回(昨年10月のボーナス分配)
320円:1回(昨年7月のボーナス分配)
20円:9回(本年1月のボーナス分配なし)
8位 日興アセット「日興・CS世界高配当株式ファンド A(ヘッジなし)」
120円:7回(本年1月まで)
90円:5回(本年2月から)
9位 国際投信「ワールド・リート・オープン」
100円:12回
9位 DIAMアセット「DIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)」
100円:12回
10位 ピクテ投信「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド」
400円:1回(昨年12月のボーナス分配)
350円:1回(本年6月のボーナス分配)
150円:1回(昨年9月のボーナス分配)
30円:9回(本年3月のボーナス分配なし)
◆分配金ベスト21のファンドでの「ボーナス分配の実施回数」
前回調査に比べ、「なし」が最も増えました。
1位 なし(17本:51.5%) 前回3位:5本
2位 年4回(8本:24.2%) 前回1位:14本
3位 年2回(7本:21.2%) 前回2位:10本
4位 年1回(1本:3.0%) 前回4位:2本
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