調査の対象は30本で、決算期間は2007年7月から2008年6月までを対象にしました。
<調査結果の要約>
1)6月にボーナス分配を実施しなかったファンドが大半を占めたため、順位が大幅に変動
2)年間分配金が最も多いファンドは、グローバル好配当株オープン(前回4位)。次に、グローバル株式インカムが多い(前回9位)
3)前回調査結果との違い
6月にボーナス分配を実施したファンドは1本のみ(ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド)。
年間分配金の増加3本(通常の分配金が微増)
年間分配金の減少8本(ボーナス分配の未実施6本)
特に、前回1位の三井住友・グローバル好配当株式オープン(世界の豆の木)が大幅減(1300円減)
4)国際REIT型等の他のタイプと比較して「分配金は最も高い水準」
5)半期分配金で最も多いファンドは、日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし)(前回も1位)
6)半期分配金ランキングで、年間ランキングに比べ順位が上がったファンドは、ボーナス分配ではない通常時の分配金が多いファンド。順位が下がったファンドは、対象期間でボーナス分配の未実施、もしくは減額したファンド
※以下の表中の「順/前」は、前回調査結果での順位
※以下の表中の「ボーナス分配」の所で、()になっているのは、目論見書に特に記載されていないが、通常の分配金より増配している月
※「前回差」は、前回調査結果との年間分配金の差額
※ボ分配金は、ボーナス分配金。ボ構成比は、ボーナス分配の構成比
| 順位 | 順/前 | 運用会社 | 投資信託名 | ボーナス分配月 | 分配金 | 前回差 | ボ分配金 | 6月分配金 |
| 1 | 4 | 大和住銀投信 | グローバル好配当株オープン | (1、4、7、10月) | 1770 | 0 | 1230 | 60 |
| 2 | 9 | 国際投信 | グローバル株式インカム | (1、4、7、10月) | 1470 | 0 | 1170 | 30 |
| 3 | 8 | T&Dアセット | 世界優良株ファンド(プライムコレクション) | (1月、7月) | 1450 | -40 | 1050 | 10 |
| 4 | 12 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし) | なし | 1290 | 0 | なし | 90 |
| 5 | 10 | ピクテ投信 | ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド | 3、6、9、12月 | 1170 | -250 | 900 | 350 |
| 6 | 13 | SGアセット | SG 世界好配当株式ファンド(グローバル・ドリーム) | 1月、7月 | 1080 | 0 | 750 | 30 |
| 6 | 13 | SGアセット | たんぎん世界好配当株式ファンド(ワールド・ドリーム) | 1月、7月 | 1080 | 0 | 750 | 30 |
| 7 | 14 | ドイチェアセット | ドイチェ・グローバル好配当株式ファンド | 3月、9月 | 990 | 0 | 550 | 40 |
| 8 | 15 | 岡三アセット | アジア・オセアニア好配当成長株オープン | 3月、9月 | 915 | 5 | 200 | 65 |
| 9 | 3 | DIAMアセット | DIAM世界好配当株オープン(世界配当倶楽部) | 3、6、9、12月 | 680 | -1150 | 280 | 40 |
| 10 | 18 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンド B(ヘッジあり) | なし | 670 | 0 | なし | 50 |
| 11 | 6 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバル好配当株ファンド | 3、6、9、12月 | 660 | -1000 | 360 | 30 |
| 12 | 5 | 新光投信 | 新光ピクテ世界インカム株式ファンド | 6月、12月 | 650 | -1070 | 320 | 30 |
| 13 | 1 | 三井住友アセット | 三井住友・グローバル好配当株式オープン(世界の豆の木) | 3、6、9、12月 | 630 | -1300 | 230 | 40 |
| 14 | 7 | 日興アセット | グローバル高配当株式ファンド(軍配) | (3、6、9、12月) | 600 | -960 | 160 | 40 |
| 15 | 17 | しんきんアセット | しんきん世界好配当利回り株ファンド | なし | 590 | 10 | なし | 50 |
| 16 | 2 | みずほ投信 | みずほ好配当世界株オープン | 3、6、9、12月 | 560 | -1300 | 230 | 30 |
| 17 | 18 | 三井住友アセット | 三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実) | 5月、11月 | 540 | 0 | 0 | 45 |
| 17 | 18 | ニッセイアセット | ニッセイ/パトナム・グローバル好配当株式オープン(12のどんぐり) | 毎月変動 | 540 | 0 | 320 | 20 |
| 18 | 19 | ブラックロック | ブラックロック世界好配当株式オープン(世界の息吹) | 2月、8月 | 530 | 10 | 250 | 30 |
1.概況
6月にボーナス分配を実施しなかったファンドが大半を占め(12本中11本がボーナス分配なし)、この結果、年間分配金が減少したため、順位が大幅に変動しました。今回上位になったファンドは、ボーナス分配未実施により順位が下降したファンドがあったため、順位が繰り上がりました(以下の1位、2位のファンドも該当)。
国際株式型のファンドで年間分配金が最も多いファンドは、グローバル好配当株オープンです(前回4位)。昨年の堅調時の分配金(7月710円)が大きく影響しており、昨年8月以降、軟調になってからはボーナス分配が少なくなっています(10月410円。1月110円、4月ボーナスなし)。
次に年間分配金が多いファンドは、グローバル株式インカムです(前回9位)。このファンドも、昨年の堅調時の分配金(7月700円)が大きく影響しており、昨年8月以降、軟調になってからはボーナス分配が少なくなっています(10月470円、1月と4月ボーナスなし)。
最新の分配金(今月7月分)では、上記の2本ともにボーナス分配を実施していません。
この2つのファンドは、毎月分配型投資信託 年間分配金総合ベスト30に含まれたファンドです。
ここで取り上げた国際株式型のファンドの1位から7位までは、年間分配金総合ベスト30に含まれたファンドであり、毎月分配型投資信託全体から見ても分配金が多いファンドです。
<前回調査結果との違い>
●年間分配金が増加したファンド(3本)
「アジア・オセアニア好配当成長株オープン」などで、10円以下の微増です。
●年間分配金が減少したファンド(8本)
6月にボーナス分配を実施したファンドは1本のみ(ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド)です。ただし、昨年6月のボーナス分配600円に比べ、250円減少しました。
上記以外の6月がボーナス分配実施時期のファンドは、ボーナス分配は実施されなかったため、年間分配金が減少しました。
年間分配金が最も減少したファンドは、前回調査のベスト2のファンドで以下の2本です。
・三井住友・グローバル好配当株式オープン(世界の豆の木)(前回1位。-1300円。昨年6月のボーナス分配1340円)
・みずほ好配当世界株オープン(前回2位。-1300円。昨年6月のボーナス分配1330円)
●ランクインしたファンドの入替
・ランクアウト:PCAアジア・オセアニア好配当株式オープン
・ランクイン:ブラックロック世界好配当株式オープン(世界の息吹)
「PCAアジア・オセアニア好配当株式オープン」は、6月にボーナス分配を実施しなかったため、年間分配金が減少し、ランク外になりました。
前回11位:年間分配金1385円(今回19位:年間分配金420円。965円減)
昨年6月分配金1000円(本年6月分配金35円)
ブラックロック世界好配当株式オープン(世界の息吹)は、前回調査で次点の順位でしたが、PCAアジア・オセアニア好配当株式オープンの年間分配金減少により、順位が繰り上がりました。
2.分配の仕方、商品特性でみた場合
分配の仕方でみると、全般的にボーナス分配実施のファンドが多いです。上位の方が特にボーナス分配が多いです。
ボーナス分配が多いファンドは、相場が堅調な時は、多額の分配金を得られる可能性は高いですが、相場が軟調な時は、年間の分配金はこの実績額より下がる可能性はあります。
商品特性をみると、全般的に先進国を対象にした好配当株式投資型が多いです。特に上位は先進国対象が多く、新興国対象は8位以下になります(新興国対象は8位と17位のファンド)。
3.他のタイプと比較した場合
毎月分配型投資信託の他のタイプのベスト10と、分配金を比較した場合、国際株式型は最も高い水準になります。
※ベスト10は上位10本が目安。同じ順位になるファンドがある場合は、10位より前までが対象。
※以下、ベスト10の平均値が多い順に列挙
国際株式型 1770円〜680円(前回1930円〜1420円)
ベスト10の平均値:1190円(前回1671円)
国際REIT型 1650円〜840円(前回1680円〜1000円)
ベスト10の平均値:1054円(前回1172円)
国際債券型 1140円〜910円(前回1640円〜960円)
ベスト10の平均値:981円(前回1168.1円)
バランス型 2030円〜720円(前回2030円〜900円)
ベスト10の平均値:965円(前回1168.4円)
年間でなく月間(6月のみ対象)の投信分類別ベスト10は、前述の「毎月分配型投資信託 投信分類別月間分配金ベスト10(08年6月分)」を参照ください。
4.半期分配金
最近の運用結果を反映した状況をみるため、最新の6ヶ月(本年1月〜6月)の分配金を対象に分配金ランキングをまとめてみました。
※以下の表中の「順/年」は、年間ランキングでの順位
※「前回差」は、前回調査結果との半期分配金の差額
※ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)は4期分が対象(設定日の関係による)。6月の分配金30円の加算によって、半期分配金が増加
| 順位 | 順/年 | 運用会社 | 投資信託名 | ボーナス分配月 | 分配金 | 前回差 | ボ分配金 | 6月分配金 |
| 1 | 4 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし) | なし | 570 | -30 | なし | 90 |
| 2 | 5 | ピクテ投信 | ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド | 3、6、9、12月 | 500 | -50 | 350 | 350 |
| 3 | 1 | 大和住銀投信 | グローバル好配当株オープン | (1、4、7、10月) | 410 | 0 | 110 | 60 |
| 4 | 8 | 岡三アセット | アジア・オセアニア好配当成長株オープン | 3月、9月 | 390 | 0 | 0 | 65 |
| 5 | 10 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンドB(ヘッジあり) | なし | 310 | -10 | なし | 50 |
| 6 | 15 | しんきんアセット | しんきん世界好配当利回り株ファンド | なし | 300 | 0 | なし | 50 |
| 7 | 17 | 三井住友アセット | 三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実) | 5月、11月 | 270 | 0 | 0 | 45 |
| 8 | 18 | ブラックロック | ブラックロック世界好配当株式オープン(世界の息吹) | 2月、8月 | 250 | 0 | 100 | 30 |
| 9 | 7 | ドイチェアセット | ドイチェ・グローバル好配当株式ファンド | 3月、9月 | 240 | 0 | 0 | 40 |
| 9 | 9 | DIAMアセット | DIAM世界好配当株オープン(世界配当倶楽部) | 3、6、9、12月 | 240 | -50 | 0 | 40 |
| 9 | 13 | 三井住友アセット | 三井住友・グローバル好配当株式オープン(世界の豆の木) | 3、6、9、12月 | 240 | -100 | 0 | 40 |
| 9 | 14 | 日興アセット | グローバル高配当株式ファンド(軍配) | (3、6、9、12月) | 240 | 0 | 0 | 40 |
| 9 | 外 | ピクテ投信 | ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型) | 2、5、8、11月 | 240 | 30 | 150 | 30 |
| 10 | 外 | PCAアセット | PCA アジア・オセアニア好配当株式オープン | 3、6、9、12月 | 210 | 0 | 0 | 35 |
| 11 | 2 | 国際投信 | グローバル株式インカム | (1、4、7、10月) | 180 | 0 | 0 | 30 |
| 11 | 6 | SGアセット | SG 世界好配当株式ファンド(グローバル・ドリーム) | 1月、7月 | 180 | 0 | 0 | 30 |
| 11 | 6 | SGアセット | たんぎん世界好配当株式ファンド(ワールド・ドリーム) | 1月、7月 | 180 | 0 | 0 | 30 |
| 11 | 11 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバル好配当株ファンド | 3、6、9、12月 | 180 | -100 | 0 | 30 |
| 11 | 12 | 新光投信 | 新光ピクテ世界インカム株式ファンド | 6月、12月 | 180 | -290 | 0 | 30 |
| 11 | 16 | みずほ投信 | みずほ好配当世界株オープン | 3、6、9、12月 | 180 | -200 | 0 | 30 |
| 11 | 外 | BNPパリバ | BNPパリバ欧州高配当・成長株式ファンド(ドリーム パスポート) | 2、5、8、11月 | 180 | 0 | 0 | 30 |
| 11 | 外 | 日興アセット | 世界好配当インフラ株ファンド | 3、6、9、12月 | 180 | 0 | 0 | 30 |
| 11 | 外 | 住信アセット | 住信 世界好配当株オープン(世界配当物語) | 3、6、9、12月 | 180 | 0 | 0 | 30 |
<年間分配金ランキングとの違い>
1)順位の特徴(順位が上がったファンド)
年間ランキングに比べ、順位が特に上昇したファンドをみると、ボーナス分配ではない通常時の分配金が多いファンドです。軟調のため、ボーナス分配を実施するファンドが、未実施や減額になっていることが影響しています。
<通常時の分配金が多い 主なファンド>
1位 日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし) 90円
4位 アジア・オセアニア好配当成長株オープン 65円
5位 日興・CS世界高配当株式ファンドB(ヘッジあり) 50円
6位 しんきん世界好配当利回り株ファンド) 50円
2)順位が下がったファンド
年間ランキングに比べ、順位が特に下降したファンドをみると、対象期間でボーナス分配を実施しなかったファンド、もしくはボーナス分配が減額されたファンドが多いです。
ランクインしたファンドで、本年1月以降の半年間にボーナス分配を実施しなかったファンドは16本と大半を占めています(ボーナス分配を行う仕様のファンド20本に対し、80%を占める)。
3)半期ランキングで新たにランクインしたファンド
新たにランクインしたファンドは、他のファンドに比べ、分配金が多いということではないです。軟調の影響でボーナス分配を行うファンドがなく、対象ファンドの内の分配金の差が少なくなくなり、同じ順位になる場合が増えたので、ランクインするファンド数が増えたためです。
11位のファンドは、毎期30円の分配金であり、月毎の分配金としては多い方ではないです。
4)半期ランキングでランク外になった年間ランキングのファンド(2本)
・世界優良株ファンド(プライムコレクション)
半期12位。半期分配金150円(40円/月×3回、10円/月×3回)
(年間3位。年間分配金1450円)
ボーナス分配を行った月がある昨年12月以前が、計算対象期間から外れたためです(昨年7月1050円)。
このファンドは、前回調査の半期分配金ランキングでランクインしていましたが、今回ランク外になりました。通常時の分配金が減額(40円から10円へ)になった期間が増え(前回は2期、今回3期が対象)、半期分配金が減少しました。
・ニッセイ/パトナム・グローバル好配当株式オープン(12のどんぐり)
半期13位。半期分配金120円(20円/月×6回)
(年間17位。年間分配金540円)
ボーナス分配を行った月がある昨年12月以前が、計算対象期間から外れたためです(昨年7月320円)。
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