なお、分配金の増減があったファンド(ボーナス分配を含む)や設定後初回の分配があったファンドを対象にしました。
<調査結果の要約>
1)分配金が前期に比べ増加したファンド3本(アジア好配当株投信など)。増額は130円以下
2)分配金が前期に比べ減少したファンドは3本(好配当日本株式オープン(好配当ニッポン)など)。減額は70円以下
ボーナス分配を実施しなかったファンドは9本(ボーナス分配実施対象は11本)。「みずほ好配当日本株オープン」が昨年に比べ最も減額(900円減)
3)初回分配のファンドは2本(ともに国内株式型)
1.分配金が前期より増加したファンド
※増額が多い順に列挙。増額の単位は円
※基準価格は、決算日の基準価格(分配落ち)
※対象ファンドの決算回数は全て年4回
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 7月 | 増額 | 前期 | 2期前 | 3期前 | 昨年7月 | 基準価格 |
| 1 | 野村アセット | アジア好配当株投信 | 国際株式 | 130 | 130 | 0 | 130 | 500 | 130 | 9384 |
| 2 | 野村アセット | 日本好配当株投信 | 国内株式 | 100 | 45 | 55 | 200 | 50 | 600 | 9912 |
| 3 | フィデリティ投信 | フィデリティ・日本配当成長株・ファンド(分配重視型) | 国内株式 | 45 | 5 | 40 | 40 | 40 | 650 | 8249 |
分配金が前期に比べ増加したファンドの投信分類は、全て株式型です。分配金の増額は130円以下となりました。
日本好配当株投信、フィデリティ・日本配当成長株・ファンド(分配重視型)の2本は、7月がボーナス分配実施時期(年2回実施)となりますが、ボーナス分配としては小額の分配金となりました。特に、「フィデリティ・日本配当成長株・ファンド(分配重視型)」はボーナス分配とはいえないような小額であり、通常時の分配金の増額の可能性もあります。
2.分配金が前期より減少したファンド
※減額が多い順に列挙。減額の単位は円
※基準価格は、決算日の基準価格(分配落ち)
※対象ファンドの決算回数は1位のファンドは年4回、これ以外は年6回
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 7月 | 減額 | 前期 | 2期前 | 3期前 | 昨年7月 | 基準価格 |
| 1 | 野村アセット | 好配当日本株式オープン(好配当ニッポン) | 国内株式 | 0 | -70 | 70 | 0 | 190 | 350 | 9303 |
| 2 | 野村アセット | 野村世界6資産分散投信(成長コース) | バランス | 30 | -20 | 50 | 50 | 50 | 100 | 9468 |
| 3 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ 米国債券インカム オープン (夢咲月) | 国際債券 | 60 | -5 | 65 | 70 | 75 | 80 | 7620 |
分配金が前期に比べ減少したファンドの分配金の減額は、70円以下の小幅な減額となっています。
「好配当日本株式オープン(好配当ニッポン)」は、7月がボーナス分配実施時期(年2回実施)となりますが、ボーナス分配はなく、0円(無配)に減額となりました。
「三菱UFJ 米国債券インカム オープン (夢咲月)」は、ここの所、毎期、分配金が減少しています。
<ボーナス分配を実施しなかったファンド>
※昨年7月の分配金で「無」は、設定日の関係で、分配を実施しなかったことを示す
| 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 決算回数 | 7月 | 昨年7月 | 金額差 | 基準価格 | ボーナス分配 |
| 損保ジャパンアセット | みずほ好配当日本株オープン | 国内株式 | 4 | 100 | 1000 | -900 | 8581 | 1月、7月 |
| 三井住友アセット | 三井住友・フォーカス・ジャパン・オープン | 国内株式 | 4 | 20 | 820 | -800 | 7382 | 1月、7月 |
| ニッセイアセット | ニッセイ/パトナム・バランスアップオープン(トリプルスター) | バランス | 6 | 40 | 680 | -640 | 8907 | 1月、7月 |
| 野村アセット | 世界好配当株投信(年4回決算型) | 国際株式 | 4 | 100 | 700 | -600 | 9051 | 1月、7月 |
| 損保ジャパンアセット | 好配当ジャパンオープン(株式時代) | 国内株式 | 4 | 50 | 600 | -550 | 8199 | 1月、7月 |
| 岡三アセット | 山口県応援ファンド | バランス | 6 | 24 | 400 | -376 | 8767 | 1月、7月 |
| 野村アセット | 好配当日本株式オープン(好配当ニッポン) | 国内株式 | 4 | 0 | 350 | -350 | 9303 | 1月、7月 |
| 三井住友アセット | ニュー・グローバル・バランス・ファンド | バランス | 6 | 80 | 280 | -200 | 8621 | 1月、7月 |
| 住信アセット | SBI資産設計オープン(分配型)(スゴ6) | バランス | 6 | 33 | 無 | - | 9267 | 1月、7月 |
ボーナス分配を実施しなかったファンドは9本で、7月上旬にボーナス分配を予定していた11本のうち、大半のファンドがボーナス分配を実施しませんでした。
昨年7月の分配金に比べ、最も分配金が減少したファンドは、「みずほ好配当日本株オープン」で、900円減の大幅減となりました。
投信分類では、国内株式型、バランス型が多く、国内株式型の方が減額は多くなっています。
3.設定後初回分配があったファンド
調査対象期間に、初回分配があったファンドは以下の2本のファンドです。
| 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 決算回数 | 分配金 | 基準価格 |
| 農中全共連アセット | NZAM 日本好配当株オープン(3ヵ月決算型)(四季の便り) | 国内株式 | 4 | 150 | 10163 |
| 損保ジャパンアセット | 損保ジャパン・エコ・オープン(配当利回り重視型) | 国内株式 | 4 | 0 | 10272 |
今回は全て国内株式型です。決算時の基準価格をみると、2本とも設定時の募集価格10000円を上回っています。
四季の便りは、設定当初10000円を下回る時期もありましたが、4月以降、基準価格が10000円を超えています。6月以降は国内株式市場の軟化に伴い、下降トレンドになっています。
参考:基準価格の推移(QUICK)
損保ジャパン・エコ・オープンは、環境問題への取組状況を考慮した投資銘柄の選定を行うファンドです。設定以降、基準価格が10000円を下回っていないので、基準価格が10000円を割る国内株式型ファンドが多い中、健闘している方だと思います。今回、無配であったのは、今期の分配落ち基準価格から推察すると、分配を行う決算時の基準価格が10300円位を超える価格になるためだと思われます。
参考:基準価格の推移(QUICK)
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