調査の対象は214本で、決算期間は2007年7月から2008年6月までを対象にしました。
<調査結果の要約>
1)年間分配金が最も多いファンドは、ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)(前回5位)
2)前回調査結果との違い
・年間分配金の増加8本(短期豪ドル債オープンなど)
ボーナス分配ではなく通常時の分配金が微増した程度が大半
・年間分配金の減少5本(ボーナス分配を実施しなかったファンド4本)
JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンドが最も減少(800円減)
・6月にボーナス分配を実施しなかった、もしくはボーナス分配を減額したファンドがランク外へ
・上位には、ボーナス分配ではない通常時の分配金が多いファンドが大半を占める(ベスト3は全て該当)
3)国際株式型等の他のタイプと比較して、年間分配金は3番目に高い水準(前回調査では4番目の水準)
4)半期分配金が最も多いファンドは、短期豪ドル債オープン(前回2位)
5)半期分配金ランキングで、年間ランキングに比べ順位が上がったファンドは、ボーナス分配ではない通常時の分配金が多いファンド。特に順位が下がったファンドは、エマージング・カレンシー・債券ファンド(ボーナス分配減額の影響)
6)年間ランキングにあって半期ランキングにないファンドは、半期内にボーナス分配を実施しなかったファンド
※以下の表中の「順/前」は、前回調査結果での順位
※以下の表中の「順位の背景色が黄色の所」は、前回ランク外のファンドでの順位(前回調査での最下位は17位)
※以下の表中の「ボーナス分配」の所で、()になっているのは、目論見書に特に記載されていないが、通常の分配金より増配している月
※「前回差」は、前回調査結果との年間分配金の差額
※ボ分配金は、ボーナス分配金
| 順位 | 順/前 | 運用会社 | 投資信託名 | ボーナス分配月 | 分配金 | 前回差 | ボ分配金 | 6月分配金 |
| 1 | 5 | 大和投資信託 | ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム) | なし | 1140 | -20 | なし | 80 |
| 2 | 6 | 大和住銀投信 | 短期豪ドル債オープン | なし | 1100 | 20 | なし | 100 |
| 3 | 8 | フィデリティ投信 | フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド | なし | 1020 | 30 | なし | 95 |
| 4 | 3 | 新生インベストメント | エマージング・カレンシー・債券ファンド | 6月、12月 | 960 | -380 | 360 | 120 |
| 4 | 10 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバル債券ファンド | なし | 960 | 0 | なし | 80 |
| 4 | 10 | 国際投信 | エマージング・ソブリン・オープン | なし | 960 | 0 | なし | 80 |
| 4 | 10 | 三井住友アセット | 三井住友・ヨーロッパ国債ファンド | なし | 960 | 0 | なし | 80 |
| 4 | 11 | ニッセイアセット | ニッセイ高金利国債券ファンド(スリーポイント) | なし | 960 | 10 | なし | 80 |
| 5 | 13 | AIGインベストメンツ | AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) | なし | 915 | 0 | なし | 90 |
| 6 | 15 | 安田投信 | パン・パシフィック外国債券オープン | なし | 910 | 20 | なし | 80 |
| 6 | 9 | 三井住友アセット | 世界高金利債券ファンド(債券万博) | 6月、12月 | 910 | -70 | 140 | 70 |
| 7 | 14 | 大和投資信託 | ダイワ外債ソブリン・ファンド | なし | 900 | 5 | なし | 75 |
| 7 | 14 | 大和投資信託 | ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実) | なし | 900 | 5 | なし | 75 |
| 8 | 16 | 大和投資信託 | りそな ハイグレード・ソブリン・ファンド | なし | 885 | 5 | なし | 75 |
| 9 | 23 | シュローダー投信 | シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配) | 2、5、8、11月 | 875 | 85 | 0 | 85 |
| 10 | 18 | 安田投信 | 通貨分散外国債券ファンド(十二航路) | 3月、9月 | 844 | 0 | 437 | 37 |
| 11 | 1 | JPモルガン | JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド | 3、6、9、12月 | 840 | -800 | 0 | 70 |
| 11 | 12 | ゴールドマンサックス | GS新成長国債券ファンド(花ボンド) | (3、6、9、12月) | 840 | -100 | 0 | 70 |
| 11 | 19 | 大和住銀投信 | エマージング債券ファンド | なし | 840 | 0 | なし | 70 |
| 12 | 20 | CAアセット | CA米国・ユーロ高利回り債ファンド (りそなペア・ハイ インカム) | なし | 816 | 0 | なし | 68 |
1.概況
国際債券型のファンドで年間分配金が最も多いファンドは、ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)です(前回5位)。ボーナス分配はないですが、高めの定額の分配金を出しています(本年3月まで9期は100円。本年4月から3期は80円)。
次に年間分配金が多いファンドは、短期豪ドル債オープンです(前回6位)。このファンドも、ボーナス分配はないですが、高めの定額の分配金を出しています(昨年7月80円、昨年8月から8期は90円。本年4月から3期は100円)。
なお、上記2本が上位になったのは、前回調査でベスト4のファンドが、6月にボーナス分配がなかった、もしくは減額によって順位が下降したため、順位が繰上がったことによります。
ベスト4は、毎月分配型投資信託 年間分配金総合ベスト30に含まれたファンドであり、毎月分配型投資信託全体から見ても分配金が多いファンドです。
<前回調査結果との違い>
●年間分配金が増加したファンド(8本)
8本中7本は、ボーナス分配による増額ではなく、通常の分配金が微増した程度です。
シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配)は、今回の決算が通算11回目にあたり、6月分の分配金が年間分配金に加算されました。
●年間分配金が減少したファンド(5本)
5本中4本が、6月にボーナス分配を実施しなかったファンドです。
特に、JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンドは、最も年間分配金が減少しました(800円減)。
●前回ランクインしたが、今回ランク外になったファンド(4本)
6月にボーナス分配を実施しなかった、もしくはボーナス分配を減額したことが影響しました(以下、前回の年間分配金順位にそって列挙)。
・通貨分散ボンドオープン(いろどり)
前回2位(今回65位)
前回1607円(今回年間分配金444円)
年間1163円減少(6月の分配金37円。昨年6月1200円)
※ボーナス分配は年1回(過去1年間でのボーナス分配なし)
・ルーミス米国ハイイールドファンド
前回4位(今回22位)
前回1320円(今回年間分配金720円)
年間600円減少(6月の分配金60円。昨年6月660円)
※ボーナス分配は年2回(過去1年間でのボーナス分配なし)
・DIAM高格付インカム・オープン(ハッピークローバー)
前回7位(今回66位)
前回1020円(今回年間分配金420円)
年間600円減少(6月の分配金35円。昨年6月635円)
※ボーナス分配は年2回(過去1年間でのボーナス分配なし)
・シュローダー・アジア公社債ファンド(アジアン円舞曲)
前回17位(今回18位)
前回860円(今回年間分配金760円)
年間100円減少(6月の分配金100円。昨年6月200円)
※ボーナス分配は年1回(昨年に比べボーナス分配は半減)
●今回からランクインしたファンド
前述のランク外になったファンドがあったため、前回調査で次点の順位にあったファンドの順位が繰り上がりました。
特に、通常時の分配金が多め(85円)の「シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配)」は、順位が最も上がりました。
2.分配の仕方、商品特性でみた場合
分配の仕方でみると、上位の方は、ボーナス分配ではない通常時の分配金が多いファンドが多いです(ベスト3は全てこのタイプ)。軟調な投資環境の中、ボーナス分配を行うタイプのファンドは、ボーナス分配を実施しない、もしくは減額をした影響によります。
ベスト3のファンドの投資対象地域は先進国であり、上位の大半(ベスト6の11本中8本)は先進国を投資対象にしています。
3.他のタイプと比較した場合
毎月分配型投資信託の他のタイプのベスト10と、年間分配金を比較した場合、国際債券型は3番目の水準になります。
上位の分配金の平均は、前回調査よりも減少しました(約16%減)。
国際債券型は、前回調査では4番目に高い水準でしたが、バランス型の分配金の方が、さらに減少したため(約17%減)、今回順位が上がりました。
※ベスト10は上位10本が目安。同じ順位になるファンドがある場合は、10位より前までが対象。
※以下、ベスト10の平均値が多い順に列挙
国際株式型 1770円〜680円(前回1930円〜1420円)
ベスト10の平均値:1190円(前回1671円)
国際REIT型 1650円〜840円(前回1680円〜1000円)
ベスト10の平均値:1054円(前回1172円)
国際債券型 1140円〜910円(前回1640円〜960円)
ベスト10の平均値:981円(前回1168.1円)
バランス型 2030円〜720円(前回2030円〜900円)
ベスト10の平均値:965円(前回1168.4円)
年間でなく月間(6月のみ対象)の投信分類別ベスト10は、前述の「毎月分配型投資信託 投信分類別月間分配金ベスト10(08年6月分)」を参照ください。
4.半期分配金
最近の運用結果を反映した状況をみるため、最新の6ヶ月(本年1月〜6月)の分配金を対象に分配金ランキングをまとめてみました。
※以下の表中の「順/年」は、年間ランキングでの順位、「外」はランク外を示す
※「前回差」は、前回調査結果との半期分配金の差額
※ボ分配金は、ボーナス分配金
| 順位 | 順/年 | 運用会社 | 投資信託名 | ボーナス分配月 | 分配金 | 前回差 | ボ分配金 | 6月分配金 |
| 1 | 2 | 大和住銀投信 | 短期豪ドル債オープン | なし | 570 | 10 | なし | 100 |
| 1 | 3 | フィデリティ投信 | フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド | なし | 570 | 0 | なし | 95 |
| 2 | 1 | 大和投資信託 | ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム) | なし | 540 | -20 | なし | 80 |
| 3 | 9 | シュローダー投信 | シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配) | 2、5、8、11月 | 510 | 0 | 0 | 85 |
| 4 | 外 | 岡三アセット | 新興国国債オープン(毎月決算型)(アトラス) | 1、4、7、10月 | 500 | 0 | 100 | 80 |
| 5 | 4 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバル債券ファンド | なし | 480 | 0 | なし | 80 |
| 5 | 4 | 国際投信 | エマージング・ソブリン・オープン | なし | 480 | 0 | なし | 80 |
| 5 | 4 | 三井住友アセット | 三井住友・ヨーロッパ国債ファンド | なし | 480 | 0 | なし | 80 |
| 5 | 4 | ニッセイアセット | ニッセイ高金利国債券ファンド(スリーポイント) | なし | 480 | 0 | なし | 80 |
| 5 | 6 | 安田投信 | パン・パシフィック外国債券オープン | なし | 480 | 10 | なし | 80 |
| 6 | 5 | AIGインベストメンツ | AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) | なし | 460 | 15 | なし | 90 |
| 7 | 7 | 大和投資信託 | ダイワ外債ソブリン・ファンド | なし | 450 | 0 | なし | 75 |
| 7 | 7 | 大和投資信託 | ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実) | なし | 450 | 0 | なし | 75 |
| 7 | 8 | 大和投資信託 | りそな ハイグレード・ソブリン・ファンド | なし | 450 | 0 | なし | 75 |
| 8 | 4 | 新生インベストメント | エマージング・カレンシー・債券ファンド | 6月、12月 | 420 | -120 | 120 | 120 |
| 8 | 6 | 三井住友アセット | 世界高金利債券ファンド(債券万博) | 6月、12月 | 420 | -70 | 0 | 70 |
| 8 | 11 | JPモルガン | JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド | 3、6、9、12月 | 420 | 0 | 0 | 70 |
| 8 | 11 | ゴールドマンサックス | GS新成長国債券ファンド(花ボンド) | (3、6、9、12月) | 420 | 0 | 0 | 70 |
| 8 | 11 | 大和住銀投信 | エマージング債券ファンド | なし | 420 | 0 | なし | 70 |
| 9 | 12 | CAアセット | CA米国・ユーロ高利回り債ファンド (りそなペア・ハイ インカム) | なし | 408 | 0 | なし | 68 |
<年間分配金ランキングとの違い>
1)順位の特徴
年間ランキングにも含まれたファンドのうち、年間順位よりも半期順位が上昇したファンドで、3位以上のファンドでは、6月分配金が多いファンドが多いです。即ち、通常時の分配金が多いファンドが、年間順位よりも上位になっています。
年間1位のワールドプライムの6月の分配金は80円であり、3位のファンドの分配金(85円)よりも少ないです。
年間順位に比べ、半期順位が特に下がったファンドは、「エマージング債券ファンド」です(年間4位:半期8位)。半期内に実施したボーナス分配が半減となったことが影響しました(昨年12月240円。本年6月120円)。
2)年間順位にあって半期順位にないファンド
半期内でボーナス分配がなく、半期分配金が減少したためです。
・通貨分散外国債券ファンド(十二航路)
年間10位(半期51位 半期分配金222円)
※ボーナス分配は年2回(本年3月のボーナス分配なし)
3)年間順位になく半期順位にあるファンド
半期内でボーナス分配を実施し、かつ通常時の分配金も多い(80円)ためです。
・新興国国債オープン(毎月決算型)(アトラス)
半期4位(年間42位 年間580円。決算回数は通算7期)
※ボーナス分配は年4回(本年1月100円。4月はボーナス分配なし)
4)前回半期順位でランクインしたが、今回ランク外になったファンド
60円に減配した決算期が1期増え、半期分配金が減少したためです。
・フィデリティ・ハイ・イールド・ボンド・オープン ポートフォリオA(為替ヘッジなし)
前回11位410円(今回10位400円)
6月分配金60円(昨年12月70円。10円減)
本年4月まで70円、5月から60円
5)前回半期順位でランク外だが、今回ランクインしたファンド
上記のファンドの分配金減少により、順位が繰り上がりました(前回は次点の順位)。
・CA米国・ユーロ高利回り債ファンド (りそなペア・ハイ インカム)
今回9位(前回12位)
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