なお、分配金の増減があったファンド(ボーナス分配を含む)や設定後初回の分配があったファンドを対象にしました。
<調査結果の要約>
1)分配金が前期に比べ増加したファンド9本(コモディティ・セレクション(食糧)など)。増額は、1位(170円)を除くと52円以下
2)分配金が前期に比べ減少したファンドは5本(三菱UFJ 戦略資産分散ファンドなど)。減額は35円以下
ボーナス分配を実施しなかったファンドは12本(ボーナス分配実施対象は14本)。「DIAM J-REITオープン(2カ月決算コース)(オーナーズ・インカム2M)」が昨年に比べ最も減額(880円減)
3)初回分配のファンドは5本(新興国対象の国際株式型3本含む)
1.分配金が前期より増加したファンド
※増額が多い順に列挙。増額の単位は円
※基準価格は、決算日の基準価格(分配落ち)
※対象ファンドの決算回数は1位、4位、5位の米国優先証券オープン、6位の4本が年4回、これ以外は年6回
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 7月 | 増額 | 前期 | 2期前 | 3期前 | 昨年7月 | 基準価格 |
| 1 | 岡三アセット | コモディティ・セレクション(食糧) | 商品 | 200 | 170 | 30 | 無 | 無 | 無 | 10262 |
| 2 | 野村アセット | マイストーリー分配型(年6回)Aコース (為替ヘッジあり) | バランス | 68 | 52 | 16 | 10 | 2 | 202 | 9057 |
| 3 | 野村アセット | マイストーリー分配型(年6回)Bコース(為替ヘッジなし) | バランス | 108 | 50 | 58 | 58 | 58 | 608 | 8755 |
| 4 | 野村アセット | グローバル 公益・インフラ株ファンド(きらめきセレクト) | 国際株式 | 75 | 25 | 50 | 50 | 無 | 無 | 8376 |
| 5 | 野村アセット | 米国優先証券オープン | 国際債券 | 117 | 5 | 112 | 125 | 131 | 138 | 6741 |
| 5 | 野村アセット | ハイブリッド・インカムオープン | 国際債券 | 85 | 5 | 80 | 80 | 105 | 130 | 9991 |
| 5 | 野村アセット | ノムラ・ボンド&ローン・ファンド | 国際債券 | 55 | 5 | 50 | 35 | 30 | 30 | 8456 |
| 5 | 新光投信 | 環境保全・グローバル・バランス(地球力プラス) | バランス | 35 | 5 | 30 | 30 | 無 | 無 | 9657 |
| 6 | 国際投信 | ホープ(3ヵ月決算型)1号 | 国内債券 | 18.81 | 0.44 | 18.37 | 18.39 | 17.06 | 13.89 | 10000 |
分配金が前期に比べ最も増加したファンドは、コモディティ・セレクション(食糧)であり、堅調な商品市況を反映したようです。
増額では、1位以外は52円以下に止まっています。2位と3位のマイストーリー分配型は、今期ボーナス分配実施時期(年2回実施予定)でしたが、昨年7月のボーナス分配に比べ大幅に減少しました。
投信分類は、国際債券型(社債を含む)が最も多いですが、下位の方(増額が少ない方)に多いです。
2.分配金が前期より減少したファンド
※減額が多い順に列挙。減額の単位は円
※基準価格は、決算日の基準価格(分配落ち)
※対象ファンドの決算回数は2位のファンドは年6回、これ以外は年4回
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 7月 | 減額 | 前期 | 2期前 | 3期前 | 昨年7月 | 基準価格 |
| 1 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ 戦略資産分散ファンド | バランス | 120 | -35 | 155 | 200 | 200 | 0 | 7958 |
| 2 | 日興アセット | 日興アジア資産3分法 | バランス | 70 | -30 | 100 | 100 | 100 | 650 | 7349 |
| 3 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ 米国債券オープン(四季の恵み 米国債券) | 国際債券 | 80 | -5 | 85 | 90 | 90 | 95 | 9281 |
| 4 | ピムコ | ピムコ変動利付日本国債ファンド | 国内債券 | 17 | -3 | 20 | 23 | 22 | 21 | 8799 |
| 5 | 三菱UFJ投信 | S-FUND A号(マネーシャトルA号) | 国内債券 | 11.37 | -0.25 | 11.62 | 11.17 | 10.52 | 9.46 | 10000 |
分配金が前期に比べ減少したファンドの分配金の減額は、35円以下の小幅な減額となっています。
「日興アジア資産3分法」は、7月がボーナス分配実施時期(年2回実施)となりますが、ボーナス分配はなく、70円に減額となりました。
三菱UFJ 戦略資産分散ファンドなど、2期連続で減配になったファンドが3本あります
<ボーナス分配を実施しなかったファンド>
※昨年7月の分配金で「無」は、設定日の関係で、分配を実施しなかったことを示す
| 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 決算回数 | 7月 | 昨年7月 | 金額差 | 基準価格 | ボーナス分配 |
| DIAMアセット | DIAM J-REITオープン(2カ月決算コース)(オーナーズ・インカム2M) | 国内REIT | 6 | 120 | 1000 | -880 | 6744 | 1月、7月 |
| 日興アセット | 日興スリートップ | バランス | 6 | 70 | 670 | -600 | 8461 | 1月、7月 |
| 大和投資信託 | ダイワ・三資産分散ファンド | バランス | 6 | 40 | 640 | -600 | 8457 | 1月、7月 |
| 日興アセット | 日興アジア資産3分法 | バランス | 6 | 70 | 650 | -580 | 7349 | 1月、7月 |
| 住信アセット | 住信 世界ダブルハイインカム | バランス | 6 | 80 | 600 | -520 | 8870 | 1月、7月 |
| 大和投資信託 | ダイワ・好配当日本株投信(季節点描) | 国内株式 | 4 | 30 | 530 | -500 | 9988 | 1月、7月 |
| 大和投資信託 | しがぎん SRI三資産バランス・オープン(OHみらい) | バランス | 6 | 30 | 400 | -370 | 8365 | 1月、7月 |
| 三井住友アセット | グローバル不動産投信(隔月決算型)(家主生活) | 国際REIT | 6 | 70 | 200 | -130 | 6000 | 1月、7月 |
| 野村アセット | ノムラ・グローバル・オールスターズ(GA10) | バランス | 6 | 40 | 150 | -110 | 8523 | 1月、7月 |
| 野村アセット | 内外リートファンド | 国際REIT | 6 | 50 | 無 | - | 9530 | 1月、7月 |
| 日興アセット | アジアの財産3分法ファンド | バランス | 6 | 50 | 無 | - | 8157 | 1月、7月 |
| フィデリティ投信 | フィデリティ・日本配当成長株投信 | 国内株式 | 4 | 25 | 無 | - | 7841 | 1月、7月 |
ボーナス分配を実施しなかったファンドは12本で、7月中旬にボーナス分配を予定していた14本のうち、大半のファンドがボーナス分配を実施しませんでした。
昨年7月の分配金に比べ、最も分配金が減少したファンドは、「DIAM J-REITオープン(2カ月決算コース)(オーナーズ・インカム2M)」で、880円減の大幅減となりました。
投信分類では、バランス型が最も多く、次にREITが多いです。バランス型では「住信 世界ダブルハイインカム」のように、比較的手堅い投資を行うタイプ(高格付けの国際債券が70%を占める)も含まれています。
3.設定後初回分配があったファンド
調査対象期間に、初回分配があったファンドは以下の5本のファンドです。投信分類は国際株式型(新興国対象)が最も多いです。
| 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 決算回数 | 分配金 | 基準価格 |
| 野村アセット | 内外リートファンド | 国際REIT | 6 | 50 | 9530 |
| JPモルガンアセット | JPM・BRICS5・ファンド(3ヶ月決算型)(ブリックスの果実) | 国際株式 | 4 | 20 | 10364 |
| 野村アセット | 野村日本債券インデックスファンド | 国内債券 | 4 | 20 | 9867 |
| ゴールドマンサックス | BRICs株式インデックス・ファンド | 国際株式 | 4 | 0 | 9365 |
| T&Dアセット | 中国株厳選ファンド3カ月決算型(百花繚乱3カ月決算型) | 国際株式 | 4 | 0 | 8345 |
決算時の基準価格をみると、設定時の募集価格10000円を上回っているのは「JPM・BRICS5・ファンド(3ヶ月決算型)(ブリックスの果実)」だけです。このファンドと同様に新興国投資の「中国株厳選ファンド3カ月決算型(百花繚乱3カ月決算型)」の基準価格は8000円前半まで下がっており、投資対象国の選定の違いで運用の明暗がでたようです。
<新興国投資ファンドの基準価格の状況(QUICK)>
・ JPM・BRICS5・ファンド(3ヶ月決算型)(ブリックスの果実)
・ BRICs株式インデックス
・ 中国株厳選ファンド3カ月決算型(百花繚乱3カ月決算型)
内外リートファンドは、同様なREIT系のファンドが9000円を下回る場合が多い中、比較的価格が下がっていません。
参考:基準価格の推移(QUICK)
野村日本債券インデックスファンドは、投資対象としては手堅い国内債券となっているわりには、10000円を下回っている運用期間が長いです(4月半ば以降、10000円未満)。
参考:基準価格の推移(QUICK)
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