なお、分配金の増減があったファンド(ボーナス分配含む)や設定後初回の分配があったファンドを対象にしました。
<調査結果の要約>
1)分配金が最も増加したファンドは、「グローバル・コモディティ・オープン」(520円。500円増加)
2)分配金が増加したファンドの分類は、国際債券型が最も多い(22本中16本)。ボーナス分配実施ファンドは3本
3)分配金が最も減少したファンドは、「GSエマージング通貨債券ファンド(毎月分配型)」(70円。230円減)。前期のボーナス分配から通常時の分配金に戻ったため(同様な理由による減配は5本中3本を占める)
4)分配金が減少したファンドの分類は全て「国際債券型」(5本。このうち4本は新興国対象)
5)ボーナス分配を実施しなかったファンドは7本(この期間がボーナス分配対象時期のファンドは10本)
グローバル財産3分法ファンドの分配金が最も減少(昨年7月に比べ1190円減)
6)初回分配のファンドは3本(国際債券型2本を含む。この2本は運用が比較的堅調)
1.分配金が前期より増加したファンド
※増額が多い順に列挙。増額の単位は円
※分配金での「無」は、設定日の関係で分配をしなかったことを示す
※ボーナス分配実施時期での()は、目論見書等に記載されていないが、実施されている場合を示す
※基準価格は、決算日の基準価格(分配落ち)
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 7月 | 増額 | 6月 | 5月 | 4月 | 昨年7月 | 増配等 | 基準価格 |
| 1 | 野村アセット | グローバル・コモディティ・オープン | 商品 | 520 | 500 | 20 | 20 | 520 | 320 | (1、4、7、10月) | 12487 |
| 2 | 大和投資信託 | ダイワ・エマージング高金利債券ファンド(毎月分配型) | 国際債券 | 370 | 300 | 70 | 無 | 無 | 無 | 1月、7月 | 10426 |
| 3 | 野村アセット | ノムラファンドマスターズ世界債券Bコース | 国際債券 | 85 | 41 | 44 | 44 | 44 | 44 | なし | 10369 |
| 4 | 大和住銀投信 | エマージング債券ファンド | 国際債券 | 100 | 30 | 70 | 70 | 70 | 70 | なし | 9677 |
| 4 | トヨタアセット | TAスマート・インカムファンド | バランス | 50 | 30 | 20 | 20 | 20 | 50 | 1、4、7、10月 | 9049 |
| 5 | フォルティス・アセット | 世界3資産アクティブ・バランス・ファンド(資産工房) | バランス | 20 | 20 | 0 | 0 | 0 | 無 | なし | 10081 |
| 6 | 日興アセット | 日興高金利通貨ファンド(毎月分配型) | 国際債券 | 80 | 10 | 70 | 無 | 無 | 無 | 4月、10月 | 10338 |
| 7 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ グローバル・ボンド・オープン(花こよみ) | 国際債券 | 60 | 7 | 53 | 53 | 53 | 50 | 毎期変動 | 11215 |
| 8 | 野村アセット | 野村世界高金利通貨投信 | 国際債券 | 70 | 5 | 65 | 60 | 60 | 無 | 3月、9月 | 10184 |
| 8 | フィデリティ投信 | フィデリティ・ストラテジック・インカム・ファンド Aコース(為替ヘッジあり) | 国際債券 | 55 | 5 | 50 | 50 | 50 | 10 | なし | 9168 |
| 8 | フィデリティ投信 | フィデリティ・US リート・ファンドA(為替ヘッジあり) | 国際債券 | 50 | 5 | 45 | 45 | 45 | 35 | なし | 9699 |
| 8 | 野村アセット | 世界好金利通貨ファンド(コース2) | 国際債券 | 45 | 5 | 40 | 40 | 40 | 無 | なし | 10036 |
| 9 | モルガン・スタンレー | モルガン・スタンレー・エマージング・ボンド・オープン Cコース(為替ヘッジあり) | 国際債券 | 37 | 3 | 34 | 35 | 34 | 0 | 毎期変動 | 11225 |
| 9 | 野村アセット | 野村ファンドラップ世界REIT Bコース | 国際REIT | 31 | 3 | 28 | 27 | 29 | 41 | 毎期変動 | 7143 |
| 9 | 野村アセット | 野村ファンドラップ世界REIT Aコース (為替ヘッジあり) | 国際REIT | 11 | 3 | 8 | 6 | 9 | 0 | 毎期変動 | 7206 |
| 10 | レッグメイソン | LM・ユーロ毎月分配ファンド | 国際債券 | 53 | 2 | 51 | 50 | 47 | 47 | 毎期変動 | 13569 |
| 10 | 野村アセット | ノムラファンドマスターズ世界債券Aコース(為替ヘッジあり) | 国際債券 | 16 | 2 | 14 | 14 | 14 | 2 | なし | 9660 |
| 10 | 野村アセット | 野村ファンドラップ外国債券 Aコース (為替ヘッジあり) | 国際債券 | 16 | 2 | 14 | 15 | 14 | 1 | なし | 9247 |
| 11 | モルガン・スタンレー | モルガン・スタンレー・エマージング・ボンド・オープン Dコース(為替ヘッジなし) | 国際債券 | 49 | 1 | 48 | 48 | 47 | 49 | 毎期変動 | 11256 |
| 11 | 日興アセット | ピムコ・ハイイールド・ファンド Bコース(為替ヘッジあり) | 国際債券 | 41 | 1 | 40 | 38 | 40 | 12 | 毎期変動 | 8954 |
| 11 | 野村アセット | 野村ファンドラップ外国債券 Bコース | 国際債券 | 38 | 1 | 37 | 37 | 37 | 41 | 毎期変動 | 9302 |
| 11 | 野村アセット | 先進国通貨オープン(スクラムファイブ) | 国際債券 | 27 | 1 | 26 | 26 | 25 | 無 | 毎期変動 | 10028 |
分配金が前期に比べ最も増加したファンドは、「グローバル・コモディティ・オープン」で520円(500円増加)の分配金となりました。
ボーナス分配によって分配金が増額されたファンドは、上記のファンドを含め3本あります(2位と4位のTAスマート・インカムファンド)。
4位の「エマージング債券ファンド」は今期100円になったことで、国際債券型でのボーナス分配以外の分配金としては、「短期豪ドル債オープン」と並び、最も月毎の分配金が多いファンドになりました。
投信分類では、国際債券型が最も多くなりました(22本中16本)。これら国際債券型ファンドの特徴をみると、先進国を投資対象にしたファンドで、内訳は以下のとおりです。
・グローバル分散型(新興国を一部含む場合あり) 10本
・新興国 4本
・ヨーロッパ公債 1本
・高利回り債(社債等) 1本
2.分配金が前期より減少したファンド
※減額が多い順に列挙。減額の単位は円
※分配金での「無」は、設定日の関係で分配をしなかったことを示す
※基準価格は、決算日の基準価格(分配落ち)
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 7月 | 減額 | 6月 | 5月 | 4月 | 昨年7月 | 増配等 | 基準価格 |
| 1 | ゴールドマンサックス | GSエマージング通貨債券ファンド(毎月分配型) | 国際債券 | 70 | -230 | 300 | 70 | 無 | 無 | 3、6、9、12月 | 10460 |
| 2 | シュローダー投信 | シュローダー・アジア公社債ファンド (アジアン円舞曲) | 国際債券 | 60 | -40 | 100 | 60 | 60 | 60 | 6月 | 8856 |
| 3 | シュローダー投信 | シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎) | 国際債券 | 60 | -25 | 85 | 85 | 85 | 0 | 2、5、8、11月 | 9105 |
| 4 | みずほ投信 | 新興国高金利通貨ファンド(毎月決算型)(セレクト・ファイブ) | 国際債券 | 80 | -20 | 100 | 無 | 無 | 無 | 6月、12月 | 10635 |
| 5 | フランクリン・テンプルトン | フランクリン・テンプルトン 米国政府証券ファンド(メイフラワー号) | 国際債券 | 30 | -1 | 31 | 31 | 30 | 36 | 毎期変動 | 7329 |
分配金が前期に比べ最も減少したファンドは、「GSエマージング通貨債券ファンド(毎月分配型)」(70円。230円減)です。前期のボーナス分配から通常時の分配金に戻ったためです。
なお、シュローダー・アジア公社債ファンド(アジアン円舞曲)、新興国高金利通貨ファンド(毎月決算型)(セレクト・ファイブ)も同様な理由による減配です。ボーナス分配と通常時の分配金の差額は、1位のファンドに比べ少ないです(ボーナス分配が少なかったため)。
投信分類は5本全て国際債券型で、新興国対象が4本を占めます。
「シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配)」は8期連続、毎月85円の分配を行っていましたが、6月は60円に下がりました。
3.ボーナス分配を実施しなかったファンド
※昨年同月との差額が多い順に列挙
※「昨年」は、昨年7月の分配金(ボーナス分配含む)
※分配金での「無」は、設定日の関係で分配をしなかったことを示す
※基準価格は、決算日の基準価格(分配落ち)
| 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 7月 | 昨年7月 | 金額差 | 基準価格 | ボーナス分配 |
| 国際投信 | グローバル財産3分法ファンド | バランス | 70 | 1260 | -1190 | 7586 | 7月 |
| T&Dアセット | 世界優良株ファンド(プライムコレクション) | 国際株式 | 10 | 1050 | -1040 | 9084 | (1月、7月) |
| 野村アセット | 野村世界不動産投信 | 国際REIT | 40 | 520 | -480 | 7279 | 1月、7月 |
| AIGインベストメンツ | AIGニューグローバルファンド(メインアベニュー) | バランス | 30 | 180 | -150 | 8998 | 1、4、7、10月 |
| DIAMアセット | DIAM J-REITアクティブファンド(ハッピー・オーナー) | 国内REIT | 25 | 100 | -75 | 6175 | 1、4、7、10月 |
| 岡三アセット | 新興国国債オープン(毎月決算型)(アトラス) | 国際債券 | 80 | 無 | - | 9722 | 1、4、7、10月 |
| 野村アセット | グローバル・インフラ公共株・ファンド(インフラくん) | 国際株式 | 25 | 無 | - | 8384 | 1、4、7、10月 |
対象期間にボーナス分配を予定していた10本中7本が、ボーナス分配を実施しませんでした。
昨年7月の分配金と最も差があるのは、グローバル財産3分法ファンドの分配金であり、1190円減の大幅減になりました。
ボーナス分配がなかったファンドの決算日の基準価格をみると、全て10000円未満になっています。最も基準価格が低いのは「DIAM J-REITアクティブファンド(ハッピー・オーナー)」で、6000円前半まで下がっています。
4.設定後初回分配があったファンド
調査対象期間に、初回分配があったファンドは以下のファンドです。
| 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 分配金 | 基準価格 | ボーナス分配 |
| DIAMアセット | DIAMエマージング債券ファンド(ライジングネクスト) | 国際債券 | 70 | 10625 | 2、5、8、11月 |
| みずほ投信 | 世界債券ファンド(ドリームハーモニー) | 国際債券 | 50 | 10467 | 2、5、8、11月 |
| ニッセイアセット | シンプルバランス(毎月決算型) | バランス | 0 | 9762 | なし |
国際債券型2本の決算日の基準価格をみると、10000円台の半ばになっており、軟調な運用環境のわりに高めの価格になっています。
・DIAMエマージング債券ファンド(ライジングネクスト)
参考:基準価格の推移(QUICK)
・世界債券ファンド(ドリームハーモニー)
参考:基準価格の推移(QUICK)
シンプルバランス(毎月決算型)は、株式の投資比率が50%を占めることもあって、最近の軟調な株式相場の影響の受け、設定直後から10000円を下回っています。
参考:基準価格の推移(QUICK)
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