<調査結果の要約>
■年間分配金が最も多いファンドは、HSBC中国株式ファンド(3ヶ月決算型)(前回も1位)
■年間分配金が増加したファンドは1本、年間分配金が減少したファンドは5本
「シュローダーBRICs株式ファンド」は年間分配金が最も減少(1200円減)
■投信分類では「国際株式型」が最も多い。上位は新興国を対象にした国際株式型ファンドが多い
■上位は分配時期(決算期)での分配金のバラツキが大きい(最新決算期の分配金は、過去1年以内で最も少ない場合が多い)
■半期分配金が最も多いファンドは、ダイワ・ブラジル株式ファンド(前回も1位)
■半期分配金が増加したファンドはなく、減少したファンドは2本(80円以下の減額)
■半期の分配金では、国際債券型が最も多い(前回は2位)
■半期での上位は、年間ランキングよりも新興国投資タイプが少ない。上位では年間ランキングよりも国際債券型が多い
※順/前は、前回調査(6月実績)での順位。背景色が黄色の所は、今回からランクインしたファンドを示す
※前回差は、前回調査(6月実績)との差額
※昨7分配は、昨年7月の分配金
※分配での「外」は、対象とした決算月は決算月ではなかったことを示す
※昨7分配での「無」は、設定日の関係で分配を実施しなかったことを示す
| 順位 | 順/前 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 分配金 | 前回差 | 7月分配 | 昨7分配 |
| 1 | 1 | HSBC投信 | HSBC中国株式ファンド(3ヶ月決算型) | 国際株式 | 3140 | 0 | 外 | 外 |
| 2 | 2 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJワールド資源株オープン(3カ月決算型) | 国際株式 | 2700 | 0 | 0 | 無 |
| 3 | 4 | シュローダー投信 | シュローダー・エマージング株式ファンド(3ヵ月決算型)(かぶしき花子 3ヵ月分配) | 国際株式 | 1500 | 0 | 外 | 外 |
| 3 | 3 | JPモルガンアセット | JFグレート・アジア3・ファンド(グレート・アジア3) | 国際株式 | 1500 | -1000 | 0 | 1000 |
| 3 | 2 | シュローダー | シュローダーBRICs株式ファンド | 国際株式 | 1500 | -1200 | 100 | 1300 |
| 4 | 5 | BNPパリバ | NCドリーム 九州アジアファンド | バランス | 1455 | 0 | 外 | 外 |
| 5 | 6 | 大和住銀投信 | アジア好配当株ファンド | 国際株式 | 1400 | 0 | 外 | 外 |
| 6 | 10 | ゴールドマンサックス | GSエマージング・資産分散ファンド | バランス | 1100 | 100 | 100 | 無 |
| 7 | 10 | 大和投資信託 | ダイワ・ブラジル株式ファンド | 国際株式 | 1000 | 0 | 外 | 無 |
| 8 | 11 | ピクテ投信 | ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型) | 国際債券 | 960 | 0 | 外 | 外 |
| 8 | 11 | 三井住友アセット | 三井住友・グローバル・リート・オープン(3ヵ月決算型)(世界ビル紀行) | 国際REIT | 960 | 0 | 外 | 外 |
| 9 | 13 | 大和投資信託 | ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン 3カ月決算型(杏の実3M) | 国際債券 | 900 | 0 | 外 | 外 |
| 10 | 14 | ユナイテッド | グローバル高配当プラスファンド(世界資産) | 国際株式 | 880 | 0 | 外 | 外 |
| 10 | 14 | ニッセイアセット | ニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン | 国際債券 | 880 | 0 | 外 | 外 |
| 11 | 7 | 野村アセット | グローバル・ハイインカム・ストック・ファンド | 国際株式 | 850 | -500 | 100 | 600 |
| 12 | 13 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ Jリートオープン | 国内REIT | 840 | -60 | 180 | 240 |
| 13 | 18 | フォルティス・アセット | クロッキー日本株プラス(3ヵ月決算型)(ダブルインカム) | 国内株式 | 800 | 0 | 外 | 外 |
| 13 | 18 | 三菱UFJ投信 | 地球温暖化対策株式ファンド(青い地球) | 国際株式 | 800 | 0 | 外 | 外 |
| 14 | 20 | 野村アセット | アジア好配当株投信 | 国際株式 | 760 | 0 | 130 | 130 |
| 15 | 8 | 野村アセット | 世界好配当株投信(年4回決算型) | 国際株式 | 740 | -600 | 100 | 700 |
1.概況
年4回分配型のファンドで年間分配金が最も多いファンドは、HSBC投信「HSBC中国株式ファンド(3ヶ月決算型)」です(前回も1位)。他のファンドに比べても特に分配金が多いです。
年間分配金ランキング ベスト20で、7月に決算のあったファンドのうち、年間分配金が増加したファンドは1本だけで、年間分配金が減少したファンドは5本あります。
「シュローダーBRICs株式ファンド」は、7月の分配金が昨年7月に比べ最も減少しました(1200円減。約44%減)。「JFグレート・アジア3・ファンド(グレート・アジア3)」は、7月が無配となった結果、年間分配金が大幅減(1000円減。約40%減)となりました。
前回調査でベスト20にあったが、今回ベスト20外になったファンドは以下の4本です。国内株式型が3本と最も多いです。
| 順/前 | 順/今 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 分配金 | 前回差 | 前回分配金 | 7月分配 | 昨7分配 |
| 6 | 27 | 損保ジャパンアセット | みずほ好配当日本株オープン | 国内株式 | 500 | -900 | 1400 | 100 | 1000 |
| 9 | 17 | T&Dアセット | 世界優良株ファンド(3ヵ月決算型)(プライムコレクション) | 国際株式 | 700 | -500 | 1200 | 50 | 550 |
| 12 | 36 | 野村アセット | 日本好配当株投信 | 国内株式 | 405 | -500 | 905 | 100 | 600 |
| 14 | 68 | 三井住友アセット | 三井住友・フォーカス・ジャパン・オープン | 国内株式 | 80 | -800 | 880 | 20 | 820 |
これらのファンドに代わって今回ランクインしたファンドは、前回調査で次点周辺の順位にあったファンドです。前回調査でランクインしたファンドが、年間分配金の減少により、ランク外になったので、順位が繰り上がりました。
2.投信分類
| 順位 | 投信分類 | 本数 | 本数/前 |
| 1 | 国際株式 | 12 | 11 |
| 2 | 国際債券 | 3 | 3 |
| 3 | バランス | 2 | 2 |
| 4 | 国際REIT | 1 | 1 |
| 国内REIT | 1 | 1 | |
| 国内株式 | 1 | 3 |
■投信分類では国際株式が最も多い(6月実績と同じ傾向)
投信分類では、前回調査結果と同様に、国際株式型が最も多く、次に国際債券型が多いです。
国際株式型の投資対象は、新興国対象(上位の方)、先進国企業(下位の方)が多いです。ベスト8の11本中9本は、新興国投資に関連したファンドです。
<毎月分配型ファンドとの相違点>
| 分配型 | 順位 | 投信分類 | 本数 | 構成比% |
| 年4回 | 1 | 国際株式 | 12 | 60.0 |
| 2 | 国際債券 | 3 | 15.0 | |
| 3 | バランス | 2 | 10.0 | |
| 4 | 国際REIT | 1 | 5.0 | |
| 国内REIT | 1 | 5.0 | ||
| 国内株式 | 1 | 5.0 | ||
| 毎月 | 1 | 国際REIT | 6 | 31.6 |
| 2 | 国内REIT | 4 | 21.1 | |
| 国際株式 | 4 | 21.1 | ||
| 3 | 国際債券 | 3 | 15.8 | |
| 4 | 商品 | 1 | 5.3 | |
| バランス | 1 | 5.3 |
国内REIT型(年4回5本、毎月14本)
国際REIT型(年4回2本、毎月41本)
年4回分配型は、毎月分配型に比べれば国内株式型が多いです。これは毎月分配型では国内株式型が1本しかないためです(日興アセットの「株ちょファンド日本(カブチョファンド)」)。
3.分配の仕方でみた場合
■上位は分配時期での分配金のバラツキが大きい
ベスト3のファンドの分配の仕方をみると、決算時期によって分配金が極端に変動するファンドが多いです。最新決算期の分配金が、過去1年(決算4期分)でみると最も少ないファンドが大半を占めます。
1位 HSBC中国株式ファンド(3ヶ月決算型)
3000円:1回
80円:1回
30円:2回(最新決算月:5月の分配金)
2位 三菱UFJ ワールド資源株オープン(3カ月決算型)
2700円:1回
0円(無配):3回(最新決算月:7月の分配金)
3位 シュローダー・エマージング株式ファンド(3ヵ月決算型)(かぶしき花子 3ヵ月分配)
1200円:1回
300円:1回
0円(無配):2回(最新決算月:5月の分配金)
3位 JFグレート・アジア3・ファンド(グレート・アジア3)
1400円:1回
100円:1回
0円(無配):2回(最新決算月:7月の分配金)
3位 シュローダーBRICs株式ファンド
1300円:1回
100円:2回(最新決算月:7月の分配金)
0円(無配):1回(1月の分配金)
4.半期分配金
最近の運用結果を反映した分配金の状況を把握するため、最新6ヶ月(本年2月〜7月)の分配金を対象に分配金ランキングをまとめてみました。
※順/年は、年間分配金ランキングでの順位。「外」は年間ランキング外を示す
※前回差は、6月実績との差額
※1月分配は、本年1月の分配金(7月の半期前の分配金として比較)
※分配での「外」は、対象とした決算月は決算月ではなかったことを示す
※1月分配での「無」は、設定日の関係で分配を実施しなかったことを示す
| 順位 | 順/年 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 分配金 | 前回差 | 7月分配 | 1月分配 |
| 1 | 7 | 大和投資信託 | ダイワ・ブラジル株式ファンド | 国際株式 | 1000 | 0 | 外 | 無 |
| 2 | 13 | 三菱UFJ投信 | 地球温暖化対策株式ファンド(青い地球) | 国際株式 | 800 | 0 | 外 | 無 |
| 3 | 外 | ブラックロック | ブラックロック天然資源株ファンド | 国際株式 | 700 | 0 | 外 | 無 |
| 4 | 外 | ゴールドマンサックス | GS BRICs株式ファンド | 国際株式 | 500 | 0 | 外 | 無 |
| 5 | 8 | ピクテ投信 | ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型) | 国際債券 | 480 | 0 | 外 | 外 |
| 5 | 8 | 三井住友アセット | 三井住友・グローバル・リート・オープン(3ヵ月決算型)(世界ビル紀行) | 国際REIT | 480 | 0 | 外 | 外 |
| 6 | 9 | 大和投資信託 | ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン3カ月決算型(杏の実3M) | 国際債券 | 450 | 0 | 外 | 外 |
| 7 | 10 | ユナイテッド | グローバル高配当プラスファンド(世界資産) | 国際株式 | 440 | 0 | 外 | 外 |
| 7 | 10 | ニッセイアセット | ニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン | 国際債券 | 440 | 0 | 外 | 外 |
| 8 | 13 | フォルティス・アセット | クロッキー日本株プラス(3ヵ月決算型)(ダブルインカム) | 国内株式 | 400 | 0 | 外 | 外 |
| 8 | 外 | クレディ・スイス | クレディ・スイス・ブラジル債券ファンド(アマゾンの恵み) | 国際債券 | 400 | 0 | 外 | 無 |
| 9 | 12 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ Jリートオープン | 国内REIT | 360 | -60 | 180 | 240 |
| 9 | 外 | 大和投資信託 | ダイワ・J-REITオープン | 国内REIT | 360 | 0 | 外 | 外 |
| 10 | 外 | みずほ投信 | MHAM海外好配当株ファンド | 国際株式 | 300 | 0 | 150 | 150 |
| 10 | 外 | 三井住友アセット | 三井住友USボンドオープン(為替ノーヘッジ型)(たのしみ) | 国際債券 | 300 | 0 | 外 | 外 |
| 11 | 外 | 新光投信 | 海外国債ファンド | 国際債券 | 285 | 0 | 外 | 外 |
| 12 | 外 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ 欧州債券オープン(四季の恵み 欧州債券) | 国際債券 | 280 | 0 | 外 | 外 |
| 13 | 外 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ 戦略資産分散ファンド | バランス | 275 | -80 | 120 | 200 |
| 14 | 外 | JPモルガンアセット | JPM USトレジャリー・インカム・ファンド(3ヶ月決算型)(US・セレクト3M) | 国際債券 | 270 | 0 | 135 | 135 |
| 14 | 外 | ピクテ投信 | ピクテ・ユーロ最高格付国債ファンド(3ヵ月決算型)(ユーロ・セレクト3M) | 国際債券 | 270 | 0 | 外 | 外 |
| 順位 | 投信分類 | 本数/半期 | 本数/年間 |
| 1 | 国際債券 | 9 | 3 |
| 2 | 国際株式 | 6 | 12 |
| 3 | 国内REIT | 2 | 1 |
| 4 | 国際REIT | 1 | 1 |
| 国内株式 | 1 | 1 | |
| バランス | 1 | 2 |
<年間分配金ランキングとの違い>
1)順位の特徴
べスト5のうち新興国投資は3本であり、年間ランキングよりも少ないです。ベスト5には、話題性のあるテーマ(環境、資源)のファンドが2本含まれています。
ダイワ・ブラジル株式ファンドは6月が初回分配でしたが、1000円の分配金となったため、早くも1位になっています。
半期分配金が増加したファンドはなく、分配金が減少したファンドは2本です(減少額は80円以下)。
投信分類では、国際債券型が最も多いです(前回は2位。前回1位は国際株式型)。半期は年間に比べ、国際債券型が多く、国際株式型が少ないです。半期ランキングに含まれた国際債券型のファンドは、やや高め分配を安定して分配しているファンドです。
2)年間ランキングになく、半期ランキングで新たにランクインしたファンド
上位は国際株式型、下位の方は、国際債券型(6本、このうち5本は先進国の債券に投資するタイプ)が多いです。
3)年間ランキングにあるが半期ランキングでランク外になったファンド
国際株式型ファンドが最も多く(11本中9本)、内訳をみると、新興国を投資対象にした国際株式型ファンドが6本と最も多いです。年間順位1位〜6位の8本全てが、半期順位ではランク外になっています。
※年間順位にそって列挙
※○は国際株式(主に先進国)、●は国際株式(新興国)、◎は国内株式、▲バランス型
●HSBC中国株式ファンド(3ヶ月決算型)
年間1位 3140円(半期42位 60円)
○三菱UFJ ワールド資源株オープン(3カ月決算型)
年間2位 2700円(半期58位:最下位 0円)
●シュローダー・エマージング株式ファンド(3ヵ月決算型)(かぶしき花子 3ヵ月分配)
年間3位 1500円(半期58位:最下位 0円)
●JFグレート・アジア3・ファンド(グレート・アジア3)
年間3位 1500円(半期58位:最下位 0円)
●シュローダーBRICs株式ファンド
年間3位 1500円(半期21位 200円)
▲NCドリーム 九州アジアファンド
年間4位 1455円(半期58位:最下位 0円)
●アジア好配当株ファンド
年間5位 1400円(半期35位 100円)
▲GS エマージング・資産分散ファンド
年間6位 1100円(半期21位 200円)
○グローバル・ハイインカム・ストック・ファンド
年間11位 850円(半期21位 200円)
●アジア好配当株投信
年間14位 760円(半期30位 130円)
○世界好配当株投信(年4回決算型)
年間15位 740円(半期21位 200円)
4)前回半期ランキングにあったが、今回半期ランキングでランク外になったファンド(2本)
本年7月の分配金が、対象期間から外れた本年1月の分配金より減少したことが影響しました。投信分類では、2本とも国際株式型(先進国対象)です。
※前回の半期順位にそって列挙
○世界好配当株投信(年4回決算型)
前回4位 530円(今回21位 200円)
本年7月100円(1月430円。330円減)
○グローバル・ハイインカム・ストック・ファンド
前回13位 350円(今回21位 200円)
本年7月100円(1月250円。150円減)
4)前回半期ランキングでランク外にあったが、今回ランクインしたファンド(2本)
前回調査では次点の順位にあった国際債券型(先進国対象)ファンド2本が、今回ランク外になった前述の2本のファンドに代わって、順位が繰り上がりました。
・14位(前回17位) JPM USトレジャリー・インカム・ファンド(3ヶ月決算型)(US・セレクト3M)
・14位(前回17位) ピクテ・ユーロ最高格付国債ファンド(3ヵ月決算型)(ユーロ・セレクト3M)
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