調査対象は、21本で、分配金は2007年8月から2008年7月までを対象にしました。
<調査結果の要約>
1)年間分配金が最も多い年4回分配以上分配を行う国内REIT型ファンドは、MHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩)(前回も1位)。次に、DIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム) が多い(前回4位)
2)前回調査結果との違い
●年間分配金の増加
新光J-REITオープンなど 3本
ボーナス分配以外での分配金が微増した程度
●年間分配金の減少
MHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩)など 7本
特にDIAM J-REITオープン(2カ月決算コース)(オーナーズ・インカム2M)が最も減少(880円減)
ボーナス分配を過去1年以内に実施したファンドが2本に減少(前回調査より2本減)
3)半期分配金が最も多い国内REIT型ファンドは、DIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)(前回も1位)。次に、みずほJ-REITファンドが多い(前回も2位)
年間ランキングに比べ、上位には「ボーナス分配はないが通常の分配金が比較的多いファンド」が多い
半期(本年2月以降)でみると、ボーナス分配を実施したファンドがない(前回調査結果と同じ傾向)
4)リターンでは、野村アセット「J-REITオープン」が年間、6ヶ月、3ヶ月の3つとも1位。
年間や半期での分配金が多くないファンドの方が上位に含まれる
年間分配金ランキング1位のMHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩)は、年間、6ヶ月、3ヶ月、1ヶ月のリターンで、上位5本内に含まれる
※以下の表中の「順/前」は、前回調査結果での順位
※以下の表中の「ボーナス分配」の所で、()になっているのは、目論見書に特に記載されていないが、通常の分配金より増配している月
※前回差は、前回調査結果との年間分配金の差額(単位は円)
※ボ分配金は、ボーナス分配金
※7月の分配金で「外」は、今期決算対象月でないことを示す
※損保ジャパンJ-REITファンド(毎月分配型)は、設定日の関係で決算2回分の分配金
※ダイワJリート・ファンドは、設定日の関係で決算を行っていないので未掲載
| 順位 | 順/前 | 運用会社 | 投資信託名 | 決算回数 | ボーナス分配月 | 分配金 | 前回差 | ボ分配金 | 7月分配金 |
| 1 | 1 | みずほ投信 | MHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩) | 12 | 3、6、9、12月 | 2060 | -10 | 1700 | 35 |
| 2 | 4 | DIAMアセット | DIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム) | 12 | なし | 1200 | 0 | なし | 100 |
| 3 | 5 | みずほ投信 | みずほJ-REITファンド | 12 | 3、6、9、12月 | 1000 | -50 | 0 | 50 |
| 4 | 6 | みずほ投信 | MHAM J-REITインデックスファンド(ビルオーナー) | 12 | 2月、8月 | 962 | 0 | 500 | 42 |
| 5 | 3 | ニッセイアセット | ニッセイJ-REITファンド(2ヵ月決算型) | 6 | なし | 900 | -400 | なし | 100 |
| 6 | 7 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ Jリートオープン | 4 | なし | 840 | -60 | なし | 180 |
| 7 | 9 | 大和投資信託 | ダイワJ-REITオープン(毎月決算型) | 12 | なし | 720 | 0 | なし | 60 |
| 7 | 9 | 大和投資信託 | ダイワJ-REITオープン | 4 | なし | 720 | 0 | なし | 外 |
| 7 | 9 | 住信アセット | 住信J-REIT・リサーチ・オープン | 12 | なし | 720 | 0 | なし | 60 |
| 7 | 9 | しんきんアセット | しんきんJリートオープン | 12 | なし | 720 | 0 | なし | 60 |
| 7 | 2 | DIAMアセット | DIAM J-REITオープン(2カ月決算コース)(オーナーズ・インカム2M) | 6 | 1月、7月 | 720 | -880 | 0 | 120 |
| 8 | 10 | 新光投信 | 新光J-REITオープン | 12 | なし | 690 | 5 | なし | 60 |
| 8 | 10 | 新光投信 | J-REITパッケージ | 12 | なし | 690 | 5 | なし | 60 |
| 9 | 11 | 日興アセット | インデックスファンド Jリート | 4 | なし | 640 | 0 | なし | 外 |
| 10 | 8 | 野村アセット | J-REITオープン | 4 | なし | 440 | -400 | なし | 60 |
| 11 | 13 | 中央三井アセット | 中央三井Jリートファンド | 12 | (2、5、8、11月) | 360 | 0 | 0 | 30 |
| 11 | 13 | 岡三アセット | 日本Jリートオープン | 12 | 6月、12月 | 360 | 0 | 0 | 30 |
| 12 | 12 | DIAMアセット | DIAM J-REITアクティブファンド(ハッピー・オーナー) | 12 | 1、4、7、10月 | 300 | -75 | 0 | 25 |
| 13 | 14 | 野村アセット | 野村日本不動産投信 | 12 | 4月、10月 | 240 | 0 | 0 | 20 |
| 14 | 15 | 損保ジャパンアセット | 損保ジャパンJ-REITファンド(毎月分配型) | 4 | なし | 60 | 30 | なし | 30 |
1.概況
国内REIT型のファンドで年間分配金が最も多いファンドは、みずほ投信「MHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩)」です(前回も1位)。昨年9月のボーナス分配1100円が影響しています。昨年9月以降のボーナス分配は減少しています(昨年12月600円、本年3月と6月のボーナス分配なし)。
次に年間分配金が多いファンドは、「DIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)」です(前回4位)。ボーナス分配はないですが、通常時の分配金が高めです(毎月100円)。
4位までの毎月分配型投資信託4本は、毎月分配型投資信託 年間分配金総合ベスト30に含まれたファンドであり、毎月分配型投資信託全体で見ても分配金が多いファンドです。
<前回調査結果との違い>
●年間分配金の増加(3本)
新光J-REITオープンなどで、分配金が5円増の微増となりました。
損保ジャパンJ-REITファンド(毎月分配型)は、今回の決算が通算2回目にあたり、7月分の分配金30円が年間分配金に加算されました。
●年間分配金の減少(7本)
7月にボーナス分配を実施しなかった「DIAM J-REITオープン(2カ月決算コース)(オーナーズ・インカム2M)」は、年間880円減の大幅減となりました。年間分配金は前回(1600円)に比べ、半分以下の55%減まで急落しました。
ニッセイJ-REITファンド(2ヵ月決算型)、J-REITオープンは、ともに400円減の大幅減になりました。特にJ-REITオープンは、年間分配金は前回(840円)に比べ半分の約48%減まで急落しました。
DIAM J-REITアクティブファンド(ハッピー・オーナー)は7月のボーナス分配がなく、過去1年以内ではボーナス分配を実施していません(ボーナス分配は年4回実施予定)。
2.分配の仕方、商品特性でみた場合
分配の仕方でみると、上位(ベスト4)は、ボーナス分配実施のファンドが多いですが、本年になってボーナス分配を行ったファンドはありません。
ボーナス分配を過去1年以内(昨年8月以降)に実施したファンドは2本だけで、前回調査(4本)より2本減少しました。
3.他のタイプと比較した場合
国際株式型など他のタイプの年間分配金に比べ、上位10本の分配金の水準は、3番目に高いです(前回調査では2位)。
国際REIT型に比べると、分配金の水準は低いです(前回調査は国内REITの方が高かった)。
※ベスト10は上位10本が目安。同じ順位になるファンドがある場合は、10位より前までが対象。
※以下、ベスト10の平均値が多い順に列挙(国内REIT型以外は毎月分配型だけが対象)
<ベスト10の比較>
国際REIT型 1620円〜840円(前回1650円〜840円)
ベスト10の平均値:1061円(前回1054円)
国際債券型 1120円〜920円(前回1140円〜910円)
ベスト10の平均値:995円(前回981円)
★国内REIT型 2060円〜720円(前回2070円〜720円)
ベスト10の平均値:960円(前回1067円)
国際株式型 1260円〜650円(前回1770円〜680円)
ベスト10の平均値:891円(前回1190円)
バランス型 980円〜720円(前回2030円〜720円)
ベスト10の平均値:856円(前回965円)
国内REIT型では毎月分配型のみになりますが、年間でなく月間(7月のみ対象)の投信分類別ベスト10は、前述の「毎月分配型投資信託 投信分類別月間分配金ベスト10(08年7月分)」を参照ください。
4.半期分配金
最近の運用結果を反映した状況をみるため、最新の6ヶ月(本年2月〜7月)の分配金を対象に分配金ランキングをまとめてみました。
※以下の表中の「順/年」は、年間ランキングでの順位
※以下の表中の「ボーナス分配」の所で、()になっているのは、目論見書に特に記載されていないが、通常の分配金より増配している月
※前回差は、前回調査結果との年間分配金の差額(単位は円)
※ボ分配金は、ボーナス分配金
※7月の分配金で「外」は、今期決算対象月でないことを示す
| 順位 | 順/年 | 運用会社 | 投資信託名 | 決算回数 | ボーナス分配月 | 分配金 | 前回差 | ボ分配金 | 7月分配金 |
| 1 | 2 | DIAMアセット | DIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム) | 12 | なし | 600 | 0 | なし | 100 |
| 2 | 3 | みずほ投信 | みずほJ-REITファンド | 12 | 3、6、9、12月 | 400 | -50 | 0 | 50 |
| 3 | 6 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ Jリートオープン | 4 | なし | 360 | -40 | なし | 180 |
| 3 | 7 | 大和投資信託 | ダイワJ-REITオープン(毎月決算型) | 12 | なし | 360 | 0 | なし | 60 |
| 3 | 7 | 大和投資信託 | ダイワJ-REITオープン | 4 | なし | 360 | 0 | なし | 外 |
| 3 | 7 | 住信アセット | 住信J-REIT・リサーチ・オープン | 12 | なし | 360 | 0 | なし | 60 |
| 3 | 7 | しんきんアセット | しんきんJリートオープン | 12 | なし | 360 | 0 | なし | 60 |
| 3 | 7 | DIAMアセット | DIAM J-REITオープン(2カ月決算コース)(オーナーズ・インカム2M) | 6 | 1月、7月 | 360 | 0 | 0 | 120 |
| 3 | 8 | 新光投信 | 新光J-REITオープン | 12 | なし | 360 | 5 | なし | 60 |
| 3 | 8 | 新光投信 | J-REITパッケージ | 12 | なし | 360 | 5 | なし | 60 |
| 4 | 5 | ニッセイアセット | ニッセイJ-REITファンド(2ヵ月決算型) | 6 | なし | 300 | -100 | なし | 100 |
| 5 | 4 | みずほ投信 | MHAM J-REITインデックスファンド(ビルオーナー) | 12 | 2月、8月 | 252 | 0 | 0 | 42 |
| 6 | 1 | みずほ投信 | MHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩) | 12 | 3、6、9、12月 | 210 | 0 | 0 | 35 |
| 7 | 9 | 日興アセット | インデックスファンド Jリート | 4 | なし | 180 | 0 | なし | 外 |
| 7 | 11 | 中央三井アセット | 中央三井Jリートファンド | 12 | (2、5、8、11月) | 180 | 0 | 0 | 30 |
| 7 | 11 | 岡三アセット | 日本Jリートオープン | 12 | 6月、12月 | 180 | 0 | 0 | 30 |
| 8 | 12 | DIAMアセット | DIAM J-REITアクティブファンド(ハッピー・オーナー) | 12 | 1、4、7、10月 | 150 | 0 | 0 | 25 |
| 9 | 10 | 野村アセット | J-REITオープン | 4 | なし | 120 | 0 | なし | 60 |
| 9 | 13 | 野村アセット | 野村日本不動産投信 | 12 | 4月、10月 | 120 | 0 | 0 | 20 |
| 10 | 14 | 損保ジャパンアセット | 損保ジャパンJ-REITファンド(毎月分配型) | 12 | なし | 60 | 30 | なし | 30 |
<年間分配金ランキングとの違い>
上位は、「ボーナス分配はないが通常の分配金が多いファンド」が多くなっています。
軟調の影響で、「ボーナス分配実施のファンド」が、ボーナス分配を実施できないため、下位(5位以下)の方に多いです。これらのファンドの通常時の分配金(月あたり。年4回分配型は2期分を6で割る)は20〜42円であり、ボーナス分配を実施しないと分配金の合計額が少なくなります。
なお、この半期内(本年2月以降)にボーナス分配を行ったファンドはありません。
5.リターン
1)損失が少ないファンド
リターンでみた場合、年間、6ヶ月、3ヶ月、1ヶ月ともに全てのファンドがマイナス(損失)になりました。損失が少ないファンド(上位5本)をみると、年間、6ヶ月、3ヶ月ともに、野村アセット「J-REITオープン」が最も損失が少ないです(1ヶ月リターンでは3位)。
「分配金が多い=リターンがよい」というわけではなく、分配金が少ないファンドの方が、損失が少なくなっています。
年間分配金が多いファンドでは、1位のMHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩)は、年間、6ヶ月、3ヶ月、1ヶ月のリターンで、上位5本内に含まれています。
※以下の表中の「順/分」は、分配金ランキングでの順位
※リターンが高い(損失が少ない)上位5本程度を対象
※ダイワJリート・ファンドは、設定日の関係で決算(分配)を行っていない
| 順位 | 順/分 | 運用会社 | 投資信託名 | 決算回数 | 年間リターン | 年間分配金 | 最新分配金 |
| 1 | 10 | 野村アセット | J-REITオープン | 4 | -26.2 | 440 | 60 |
| 2 | 11 | 岡三アセット | 日本Jリートオープン | 12 | -29.3 | 360 | 30 |
| 3 | 11 | 中央三井アセット | 中央三井Jリートファンド | 12 | -29.6 | 360 | 30 |
| 4 | 1 | みずほ投信 | MHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩) | 12 | -29.7 | 2060 | 35 |
| 5 | 3 | みずほ投信 | みずほJ-REITファンド | 12 | -30.4 | 1000 | 50 |
| 5 | 5 | ニッセイアセット | ニッセイJ-REITファンド(2ヵ月決算型) | 6 | -30.4 | 900 | 100 |
| 順位 | 順/分 | 運用会社 | 投資信託名 | 決算回数 | 6ヶ月リターン | 年間分配金 | 最新分配金 |
| 1 | 10 | 野村アセット | J-REITオープン | 4 | -6.9 | 440 | 60 |
| 2 | 11 | 中央三井アセット | 中央三井Jリートファンド | 12 | -9.3 | 360 | 30 |
| 3 | 1 | みずほ投信 | MHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩) | 12 | -9.5 | 2060 | 35 |
| 4 | 11 | 岡三アセット | 日本Jリートオープン | 12 | -10.0 | 360 | 30 |
| 5 | 3 | みずほ投信 | みずほJ-REITファンド | 12 | -10.2 | 1000 | 50 |
| 5 | 5 | ニッセイアセット | ニッセイJ-REITファンド(2ヵ月決算型) | 6 | -10.2 | 900 | 100 |
| 5 | 7 | しんきんアセット | しんきんJリートオープン | 12 | -10.2 | 720 | 60 |
| 順位 | 順/分 | 運用会社 | 投資信託名 | 決算回数 | 3ヶ月リターン | 年間分配金 | 最新分配金 |
| 1 | 10 | 野村アセット | J-REITオープン | 4 | -6.8 | 440 | 60 |
| 2 | 1 | みずほ投信 | MHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩) | 12 | -7.8 | 2060 | 35 |
| 3 | 5 | ニッセイアセット | ニッセイJ-REITファンド(2ヵ月決算型) | 6 | -7.9 | 900 | 100 |
| 3 | 11 | 中央三井アセット | 中央三井Jリートファンド | 12 | -7.9 | 360 | 30 |
| 4 | 3 | みずほ投信 | みずほJ-REITファンド | 12 | -8.1 | 1000 | 50 |
| 4 | 6 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ Jリートオープン | 4 | -8.1 | 840 | 180 |
| 順位 | 順/分 | 運用会社 | 投資信託名 | 決算回数 | 1ヶ月リターン | 年間分配金 | 最新分配金 |
| 1 | 1 | みずほ投信 | MHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩) | 12 | -3.2 | 2060 | 35 |
| 1 | 5 | ニッセイアセット | ニッセイJ-REITファンド(2ヵ月決算型) | 6 | -3.2 | 900 | 100 |
| 1 | 14 | 損保ジャパンアセット | 損保ジャパンJ-REITファンド(毎月分配型) | 12 | -3.2 | 60 | 30 |
| 2 | 外 | 大和投資信託 | ダイワJリート・ファンド | 4 | -3.3 | 無 | 無 |
| 3 | 4 | みずほ投信 | MHAM J-REITインデックスファンド(ビルオーナー) | 12 | -3.4 | 962 | 42 |
| 3 | 10 | 野村アセット | J-REITオープン | 4 | -3.4 | 440 | 60 |
| 3 | 11 | 岡三アセット | 日本Jリートオープン | 12 | -3.4 | 360 | 30 |
2)損失が多いファンド
年間、6ヶ月、3ヶ月、1ヶ月の各リターンで、最も損失が多いファンドは以下のファンドです。リターンの比較対象期間が長くなるほど、最上位と最下位のリターンの差が大きくなっています(年間7.2、6ヶ月6.4、3ヶ月2.4、1ヶ月0.7)。1ヶ月リターンでは0.7の差しかなく、ファンド間での差があまりないです。
<年間リターン>
DIAM J-REITアクティブファンド(ハッピー・オーナー) -33.4
<6ヶ月リターン>
損保ジャパンJ-REITファンド(毎月分配型) -13.3
<3ヶ月リターン>
損保ジャパンJ-REITファンド(毎月分配型) -9.2
<1ヶ月リターン>
住信 J-REIT・リサーチ・オープン -3.9
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