なお、分配金の増減があったファンド(ボーナス分配含む)や設定後初回の分配があったファンドを対象にしました。
<調査結果の要約>
1)分配金が最も増加したファンドは、「りそな・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド(毎月決算型)」(300円。230円増加。8月はボーナス分配:年4回実施)
2)分配金が増加したファンドの分類は、1本を除き全て国際債券型(18本中17本)
ボーナス分配は4本で実施(全て国際債券型)
3)分配金が最も減少したファンドは、「グローバル・コモディティ・オープン」(20円。500円減)。
前期のボーナス分配から通常時の分配金に戻ったため。
4)分配金が減少したファンドの分類は「国際債券型」が最も多い(8本中3本)。
上位3本は、前期のボーナス分配から通常時の分配金に戻ったファンド
5)ボーナス分配を実施しなかったファンドは7本(この期間がボーナス分配対象時期のファンド11本)
投信分類では国際債券型が最も多い(3本)。新興国投資のバランス型ファンドの基準価格が最も低い
6)初回分配のファンドは2本(国際債券型)
1.分配金が前期より増加したファンド
※増額が多い順に列挙。増額の単位は円
※分配金での「無」は、設定日の関係で分配をしなかったことを示す
※基準価格は、決算日の基準価格(分配落ち)
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 8月 | 増額 | 7月 | 6月 | 5月 | 昨年8月 | 増配等 | 基準価格 |
| 1 | JPモルガンアセット | りそな・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド(毎月決算型) | 国際債券 | 300 | 230 | 70 | 70 | 70 | 無 | 2、5、8、11月 | 10252 |
| 2 | DIAMアセット | DIAMエマージング債券ファンド(ライジングネクスト) | 国際債券 | 200 | 130 | 70 | 無 | 無 | 無 | 2、5、8、11月 | 10857 |
| 3 | みずほ投信 | 世界債券ファンド(ドリームハーモニー) | 国際債券 | 100 | 50 | 50 | 無 | 無 | 無 | 2、5、8、11月 | 10507 |
| 3 | 中央三井アセット | 物価連動債組入世界債券ファンド(花かご) | 国際債券 | 75 | 50 | 25 | 25 | 25 | 25 | (2月、8月) | 10535 |
| 4 | HSBC投信 | HSBC新興国現地通貨建債券オープン(毎月決算型)(エマボン毎月) | 国際債券 | 100 | 35 | 65 | 65 | 60 | 無 | なし | 9905 |
| 5 | UBS | オーストラリア債券オープン | 国際債券 | 80 | 30 | 50 | 50 | 50 | 50 | なし | 11980 |
| 5 | インベスコ | インベスコ オーストラリア債券ファンド | 国際債券 | 80 | 30 | 50 | 50 | 50 | 50 | なし | 12183 |
| 6 | インベスコ | インベスコ ユーロ債券ファンド | 国際債券 | 70 | 20 | 50 | 50 | 50 | 50 | なし | 12517 |
| 7 | 三菱UFJ投信 | 豪ドル毎月分配型ファンド | 国際債券 | 75 | 15 | 60 | 60 | 60 | 53 | 毎期変動 | 12185 |
| 8 | 日興アセット | 高金利通貨コレクション | 国際債券 | 80 | 10 | 70 | 70 | 70 | 無 | なし | 10728 |
| 8 | 日興アセット | りそな 世界高金利通貨オープン | 国際債券 | 60 | 10 | 50 | 50 | 50 | 無 | なし | 9690 |
| 8 | ニッセイアセット | ニッセイ/パトナム・高金利通貨ファンド | 国際債券 | 60 | 10 | 50 | 50 | 50 | 無 | なし | 9653 |
| 9 | みずほ投信 | 新興国高金利通貨ファンド(毎月決算型)(セレクト・ファイブ) | 国際債券 | 85 | 5 | 80 | 100 | 無 | 無 | 6月、12月 | 10884 |
| 10 | モルガン・スタンレー | モルガン・スタンレー・エマージング・ボンド・オープンDコース(為替ヘッジなし) | 国際債券 | 52 | 3 | 49 | 48 | 48 | 55 | 毎期変動 | 11689 |
| 11 | 日興アセット | ピムコ・ハイイールド・ファンド Aコース(為替ヘッジなし) | 国際債券 | 54 | 2 | 52 | 52 | 51 | 55 | 毎期変動 | 8868 |
| 12 | レッグメイソン | LM・ユーロ毎月分配ファンド | 国際債券 | 54 | 1 | 53 | 51 | 50 | 46 | 毎期変動 | 13040 |
| 12 | フランクリン・テンプルトン | フランクリン・テンプルトン 米国政府証券ファンド(メイフラワー号) | 国際債券 | 31 | 1 | 30 | 31 | 31 | 34 | 毎期変動 | 7494 |
| 12 | 野村アセット | 野村ファンドラップ世界REIT Aコース(為替ヘッジあり) | 国際REIT | 12 | 1 | 11 | 8 | 6 | 0 | 毎期変動 | 7220 |
分配金が前期に比べ最も増加したファンドは、「りそな・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド(毎月決算型)」で300円(230円増加)の分配金となりました。8月はボーナス分配を行いました(ボーナス分配は年4回実施予定)。
投信分類では、1本を除き全て国際債券型となりました(18本中17本)。これら国際債券型ファンドの特徴をみると、主に先進国を投資対象にしたファンドで、内訳は以下のとおりです。
・新興国 5本
・地域分散(主に先進国) 5本
・オーストラリア 3本
・ヨーロッパ 2本
・アメリカ 2本(高利回り債1本)
対象期間にボーナス分配を実施したファンドはベスト3の4本であり、全て国際債券型です。
2.分配金が前期より減少したファンド
※減額が多い順に列挙。減額の単位は円
※分配金での「無」は、設定日の関係で分配をしなかったことを示す
※基準価格は、決算日の基準価格(分配落ち)
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 8月 | 減額 | 7月 | 6月 | 5月 | 昨年8月 | 増配等 | 基準価格 |
| 1 | 野村アセット | グローバル・コモディティ・オープン | 商品 | 20 | -500 | 520 | 20 | 20 | 20 | (1、4、7、10月) | 11325 |
| 2 | 大和投資信託 | ダイワ・エマージング高金利債券ファンド(毎月分配型) | 国際債券 | 70 | -300 | 370 | 70 | 無 | 無 | 1月、7月 | 10742 |
| 3 | トヨタアセット | TAスマート・インカムファンド | バランス | 20 | -30 | 50 | 20 | 20 | 20 | 1、4、7、10月 | 9006 |
| 4 | DIAMアセット | DIAM世界リートインデックスファンド | 国際REIT | 60 | -20 | 80 | 80 | 80 | 100 | なし | 8033 |
| 5 | 住信アセット | 住信J-REIT・リサーチ・オープン | 国内REIT | 50 | -10 | 60 | 60 | 60 | 60 | なし | 9120 |
| 6 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJバランスインカムオープン | バランス | 18 | -3 | 21 | 21 | 18 | 23 | 毎期変動 | 8502 |
| 7 | モルガン・スタンレー | モルガン・スタンレー・エマージング・ボンド・オープンCコース(為替ヘッジあり) | 国際債券 | 36 | -1 | 37 | 34 | 35 | 0 | 毎期変動 | 11256 |
| 7 | 野村アセット | 野村ファンドラップ外国債券 Aコース(為替ヘッジあり) | 国際債券 | 15 | -1 | 16 | 14 | 15 | 1 | なし | 9306 |
分配金が前期に比べ最も減少したファンドは、「グローバル・コモディティ・オープン」(20円。500円減)です。これは、前期のボーナス分配から通常時の分配金に戻ったためです。ベスト3の3本は同様な理由によるものです。
投信分類では国際債券型が最も多いです(8本中3本)。
ボーナス分配に関連しないファンドではREITが多いです。DIAM世界リートインデックスファンドは徐々に分配金が減額しています(100円から80円。80円からさらに60円へ)
3.ボーナス分配を実施しなかったファンド
※昨年同月との差額が多い順に列挙
※「昨年8月」は、昨年8月の分配金(ボーナス分配含む)
※分配金での「無」は、設定日の関係で分配をしなかったことを示す
※基準価格は、決算日の基準価格(分配落ち)
| 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 8月 | 昨年8月 | 金額差 | 基準価格 | ボーナス分配 |
| みずほ投信 | MHAM J-REITインデックスファンド(ビルオーナー) | 国内REIT | 42 | 500 | -458 | 10906 | 2月、8月 |
| 三井住友アセット | 三井住友グローバル債券オープン | 国際債券 | 43 | 100 | -57 | 9632 | 2、5、8、11月 |
| シュローダー投信 | シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配) | 国際債券 | 60 | 65 | -5 | 9246 | 2、5、8、11月 |
| AIGインベストメンツ | AIG現地通貨建て新成長国債インカムオープン(パッション) | 国際債券 | 65 | 65 | 0 | 8733 | 2、5、8、11月 |
| 中央三井アセット | 中央三井Jリートファンド | 国内REIT | 30 | 30 | 0 | 9445 | (2、5、8、11月) |
| みずほ投信 | アジア3資産ファンド(アジアンスイーツ)(分配コース) | バランス | 30 | 無 | - | 8531 | 2、5、8、11月 |
| 大和投資信託 | 地球環境株・外債バランス・ファンド(地球くん) | バランス | 30 | 無 | - | 9365 | 2、5、8、11月 |
対象期間にボーナス分配を予定していた11本中7本で、ボーナス分配はありませんでした。
このうち3本は、昨年8月でもボーナス分配を実施していません。昨年8月はサブプライムローン問題が顕在化し、相場急落した時期ですが、それから1年経っても状況がよくなっていないことを示しているようです。
投信分類では国際債券型が3本と最も多く、次にREIT、バランス型(各2本)が多いです。
今回分配金を増額(ボーナス分配を含む)したファンドでは新興国投資の国際債券型が多くありましたが、ボーナス分配を実施していないファンドでも、新興国投資の国際債券型が2本含まれています。このタイプでは、ファンドによって運用の差が出てきているようです。
これらのファンドの決算日の基準価格をみると、基準価格が最も低いのは新興国投資のバランス型の「アジア3資産ファンド(アジアンスイーツ)(分配コース)」で、8000円台半ばまで下がっています。
4.設定後初回分配があったファンド
調査対象期間に、初回分配があったファンドは以下のファンドです。
| 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 分配金 | 基準価格 | ボーナス分配 |
| ピクテ投信 | ピクテ資源国ソブリン・ファンド(毎月分配) | 国際債券 | 60 | 10206 | なし |
| トヨタアセット | TA高格付海外債券ファンド(毎月分配型)(きらきら星) | 国際債券 | 40 | 10076 | なし |
2本とも国際債券型で、資源国の債券や高金利通貨建て債券といった比較的運用成果が期待できそうな投資対象になっています。
基準価格をみると、ピクテ資源国ソブリン・ファンド(毎月分配)は、7月後半以降10000円を超えており、投資環境がよくない時期に設定したファンドとしては、健闘している方だと思います。上値は10400円位で基準価格の推移は横バイ基調でしたが、最近は10200円位に下がった横バイ基調になっています。
参考:基準価格の推移(QUICK)
「TA高格付海外債券ファンド(毎月分配型)(きらきら星)」は、設定以降ほとんどの期間で10000円を超えています。上値は10300円位で基準価格の推移は横バイ基調でしたが、最近は10000円台に下がった横バイ基調になっています
参考:基準価格の推移(QUICK)
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