<調査結果の要約>
◎今回は、前回調査結果とほとんど同じような状況
■年間分配金が最も多いファンドは、HSBC中国株式ファンド(3ヶ月決算型)(前回も1位)
■年間分配金が増加したファンドはなく、年間分配金が減少したファンドは1本(NCドリーム 九州アジアファンド)
■投信分類では「国際株式型」が最も多い。上位は新興国を対象にした国際株式型ファンドが多い
■上位のファンドは分配時期(決算期)での分配金のバラツキが大きい(最新決算期の分配金は、過去1年以内で最も少ない場合が多い)
■半期分配金が最も多いファンドは、ダイワ・ブラジル株式ファンド(前回も1位)
■半期分配金が増加および減少したファンドなし
■半期分配金上位の投信分類では、国際債券型が最も多い(前回も1位)
■半期での上位は、年間ランキングよりも新興国投資タイプが少ない
※順/前は、前回調査(8月実績)での順位
※前回差は、前回調査(8月実績)との差額
※昨9分配は、昨年9月の分配金
※分配での「外」は、対象とした決算月は決算月ではなかったことを示す
※昨9分配(昨年9月の分配金)での「無」は、設定日の関係で分配を実施しなかったことを示す
| 順位 | 順/前 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 分配金 | 前回差 | 9月分配 | 昨9分配 |
| 1 | 1 | HSBC投信 | HSBC中国株式ファンド(3ヶ月決算型) | 国際株式 | 3090 | 0 | 外 | 外 |
| 2 | 2 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJワールド資源株オープン(3カ月決算型) | 国際株式 | 2700 | 0 | 外 | 外 |
| 3 | 3 | JPモルガンアセット | JFグレート・アジア3・ファンド(グレート・アジア3) | 国際株式 | 1500 | 0 | 外 | 外 |
| 3 | 3 | シュローダー | シュローダーBRICs株式ファンド | 国際株式 | 1500 | 0 | 外 | 外 |
| 4 | 4 | BNPパリバ | NCドリーム 九州アジアファンド | バランス | 1230 | -225 | 0 | 225 |
| 5 | 5 | シュローダー投信 | シュローダー・エマージング株式ファンド(3ヵ月決算型)(かぶしき花子 3ヵ月分配) | 国際株式 | 1200 | 0 | 外 | 外 |
| 6 | 6 | ゴールドマンサックス | GSエマージング・資産分散ファンド | バランス | 1100 | 0 | 外 | 外 |
| 7 | 7 | 大和投資信託 | ダイワ・ブラジル株式ファンド | 国際株式 | 1000 | 0 | 0 | 無 |
| 8 | 8 | ピクテ投信 | ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型) | 国際債券 | 960 | 0 | 240 | 240 |
| 8 | 8 | 三井住友アセット | 三井住友・グローバル・リート・オープン(3ヵ月決算型)(世界ビル紀行) | 国際REIT | 960 | 0 | 240 | 240 |
| 9 | 9 | 大和住銀投信 | アジア好配当株ファンド | 国際株式 | 950 | 0 | 外 | 外 |
| 10 | 10 | 大和投資信託 | ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン 3カ月決算型(杏の実3M) | 国際債券 | 900 | 0 | 225 | 225 |
| 11 | 11 | ユナイテッド | グローバル高配当プラスファンド(世界資産) | 国際株式 | 880 | 0 | 200 | 200 |
| 11 | 11 | ニッセイアセット | ニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン | 国際債券 | 880 | 0 | 外 | 外 |
| 12 | 12 | 野村アセット | グローバル・ハイインカム・ストック・ファンド | 国際株式 | 850 | 0 | 外 | 外 |
| 13 | 13 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ Jリートオープン | 国内REIT | 840 | 0 | 外 | 外 |
| 14 | 14 | 三菱UFJ投信 | 地球温暖化対策株式ファンド(青い地球) | 国際株式 | 810 | 0 | 外 | 外 |
| 15 | 15 | フォルティス・アセット | クロッキー日本株プラス(3ヵ月決算型)(ダブルインカム) | 国内株式 | 800 | 0 | 200 | 200 |
| 16 | 16 | 野村アセット | アジア好配当株投信 | 国際株式 | 760 | 0 | 外 | 外 |
| 17 | 17 | 野村アセット | 世界好配当株投信(年4回決算型) | 国際株式 | 740 | 0 | 外 | 外 |
1.概況
全体的にみて大きな変化はなく、前回調査結果とほぼ同じような状況です。
年4回分配型のファンドで年間分配金が最も多いファンドは、HSBC投信「HSBC中国株式ファンド(3ヶ月決算型)」です(前回も1位)。他のファンドに比べても特に分配金が多いです。
年間分配金ランキング ベスト20で、9月に決算のあったファンドのうち、年間分配金が増加したファンドはなく、年間分配金が減少したファンドは1本で、「NCドリーム 九州アジアファンド」のみです。
9月決算を行ったファンドでは無配になったファンドが2本あり、「NCドリーム 九州アジアファンド」と「ダイワ・ブラジル株式ファンド」であり、双方とも新興国投資に関連したファンドです。「NCドリーム 九州アジアファンド」の投資対象(純資産比率)は、国内株式37.5%、新興国株式62.7%、現金その他-0.2%です(本年8月29日時点)。
2.投信分類
| 分配型 | 順位 | 投信分類 | 本数 | 構成比% |
| 年4回 | 1 | 国際株式 | 12 | 60.0 |
| 2 | 国際債券 | 3 | 15.0 | |
| 3 | バランス | 2 | 10.0 | |
| 4 | 国際REIT | 1 | 5.0 | |
| 国内REIT | 1 | 5.0 | ||
| 国内株式 | 1 | 5.0 | ||
| 毎月 | 1 | 国際REIT | 8 | 33.3 |
| 国際債券 | 8 | 33.3 | ||
| 2 | 国際株式 | 3 | 12.5 | |
| 3 | 国内REIT | 2 | 8.3 | |
| バランス | 2 | 8.3 | ||
| 4 | 商品 | 1 | 4.2 |
■投信分類では国際株式が最も多い(8月実績と同じ)
投信分類では、前回調査結果と同様に、国際株式型が最も多く、次に国際債券型が多いです。
国際株式型の投資対象は、新興国対象(上位の方)、先進国企業(下位の方)が多いです。ベスト8の10本中8本は、新興国投資に関連したファンドです。
<毎月分配型ファンドとの相違点>
年4回分配型は、毎月分配型に比べ国際株式型が多く、国内REIT型や国際REIT型が少ないです。REITが少ないのは、本数が毎月分配型よりも少ないことが影響しています。
国内REIT型(年4回6本、毎月15本)
国際REIT型(年4回2本、毎月41本)
| 順位 | 投信分類 | 本数 | 本数/前 |
| 1 | 国際株式 | 12 | 12 |
| 2 | 国際債券 | 3 | 3 |
| 3 | バランス | 2 | 2 |
| 4 | 国際REIT | 1 | 1 |
| 国内REIT | 1 | 1 | |
| 国内株式 | 1 | 1 |
年4回分配型は、毎月分配型に比べれば国内株式型が多いです。これは毎月分配型では国内株式型が1本しかないためです(日興アセット「株ちょファンド日本(カブチョファンド)」)。
3.分配の仕方でみた場合
■上位は分配時期での分配金のバラツキが大きい
ベスト4の5本の分配の仕方をみると、決算時期によって分配金が極端に変動するファンドが多いです。最も分配金は多い決算期は過去1年間で最も古い決算期となっており、かつ最新決算期の分配金が過去1年間で最も少ないファンドが大半を占めます(最新決算期では、5本中3本が無配)
1位 HSBC中国株式ファンド(3ヶ月決算型)
3000円:1回(07年11月)
30円:3回(最新決算月:8月の分配金)
2位 三菱UFJ ワールド資源株オープン(3カ月決算型)
2700円:1回(07年10月)
0円(無配):3回(最新決算月:7月の分配金)
3位 JFグレート・アジア3・ファンド(グレート・アジア3)
1400円:1回(07年10月)
100円:1回
0円(無配):2回(最新決算月:7月の分配金)
3位 シュローダーBRICs株式ファンド
1300円:1回(07年10月)
100円:2回(最新決算月:7月の分配金)
0円(無配):1回(1月の分配金)
4位 NCドリーム 九州アジアファンド
1230円:1回(07年12月)
0円(無配):3回(最新決算月:9月の分配金)
4.半期分配金
最近の運用結果を反映した分配金の状況を把握するため、最新6ヶ月(本年4月〜9月)の分配金を対象に分配金ランキングをまとめてみました。
※順/年は、年間分配金ランキングでの順位。「外」は年間ランキング外を示す
※前回差は、半期分配金の8月実績との差額
※3月分配は、本年3月の分配金(9月の半期前の分配金として比較)
※分配での「外」は、対象とした決算月は決算月ではなかったことを示す
※3月分配での「無」は、設定日の関係で分配を実施しなかったことを示す
| 順位 | 順/年 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 分配金 | 前回差 | 9月分配 | 3月分配 |
| 1 | 7 | 大和投資信託 | ダイワ・ブラジル株式ファンド | 国際株式 | 1000 | 0 | 0 | 無 |
| 2 | 14 | 三菱UFJ投信 | 地球温暖化対策株式ファンド(青い地球) | 国際株式 | 810 | 0 | 外 | 外 |
| 3 | 外 | ブラックロック | ブラックロック天然資源株ファンド | 国際株式 | 700 | 0 | 外 | 外 |
| 4 | 外 | ゴールドマンサックス | GS BRICs株式ファンド | 国際株式 | 500 | 0 | 外 | 外 |
| 5 | 8 | ピクテ投信 | ピクテ・NSPB・エマージング・ソブリン・ファンド(3ヵ月分配型) | 国際債券 | 480 | 0 | 240 | 240 |
| 5 | 8 | 三井住友アセット | 三井住友・グローバル・リート・オープン(3ヵ月決算型)(世界ビル紀行) | 国際REIT | 480 | 0 | 240 | 240 |
| 6 | 10 | 大和投資信託 | ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン3カ月決算型(杏の実3M) | 国際債券 | 450 | 0 | 225 | 225 |
| 7 | 11 | ユナイテッド | グローバル高配当プラスファンド(世界資産) | 国際株式 | 440 | 0 | 200 | 200 |
| 7 | 11 | ニッセイアセット | ニッセイ/パトナム・ユーロインカムオープン | 国際債券 | 440 | 0 | 外 | 外 |
| 8 | 15 | フォルティス・アセット | クロッキー日本株プラス(3ヵ月決算型)(ダブルインカム) | 国内株式 | 400 | 0 | 200 | 200 |
| 8 | 外 | クレディ・スイス | クレディ・スイス・ブラジル債券ファンド(アマゾンの恵み) | 国際債券 | 400 | 0 | 200 | 200 |
| 9 | 13 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ Jリートオープン | 国内REIT | 360 | 0 | 外 | 外 |
| 9 | 外 | 大和投資信託 | ダイワ・J-REITオープン | 国内REIT | 360 | 0 | 180 | 180 |
| 10 | 外 | 新光投信 | 海外国債ファンド | 国際債券 | 320 | 0 | 外 | 外 |
| 11 | 外 | みずほ投信 | MHAM海外好配当株ファンド | 国際株式 | 300 | 0 | 外 | 外 |
| 11 | 外 | 三井住友アセット | 三井住友USボンドオープン(為替ノーヘッジ型)(たのしみ) | 国際債券 | 300 | 0 | 150 | 150 |
| 11 | 外 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ 欧州債券オープン(四季の恵み 欧州債券) | 国際債券 | 300 | 0 | 外 | 外 |
| 12 | 外 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ 戦略資産分散ファンド | バランス | 275 | 0 | 外 | 外 |
| 13 | 外 | JPモルガンアセット | JPM USトレジャリー・インカム・ファンド(3ヶ月決算型)(US・セレクト3M) | 国際債券 | 270 | 0 | 外 | 外 |
| 13 | 外 | ピクテ投信 | ピクテ・ユーロ最高格付国債ファンド(3ヵ月決算型)(ユーロ・セレクト3M) | 国際債券 | 270 | 0 | 外 | 外 |
| 順位 | 投信分類 | 本数/半 | 本数/年 |
| 1 | 国際債券 | 9 | 3 |
| 2 | 国際株式 | 6 | 12 |
| 3 | 国内REIT | 2 | 1 |
| 4 | 国際REIT | 1 | 1 |
| 国内株式 | 1 | 1 | |
| バランス | 1 | 2 |
<年間分配金ランキングとの違い>
1)順位の特徴
全体的にみて大きな変化はなく、前回調査結果と同じような状況です。
べスト5の6本のうち新興国投資は3本であり、年間ランキングよりも少ないです。ベスト5には、話題性のあるテーマ(環境、資源)のファンドが2本含まれています。
ダイワ・ブラジル株式ファンドは6月が初回分配でしたが、1000円の分配金となったため、1位になっています。ただし、9月の決算では無配になっています。
前回調査結果と比べ、半期分配金の増加や減少はありません。
投信分類では、国際債券型が最も多いです(前回も1位)。半期は年間に比べ、国際債券型が多く、国際株式型が少ないです。半期ランキングに含まれた国際債券型のファンドは、やや高めの分配を安定して分配しているファンドです。
2)年間ランキングになく、半期ランキングにあるファンド
上位は国際株式型、下位の方は、国際債券型(6本、このうち5本は先進国の債券に投資するタイプ)が多いです。
3)年間ランキングにあって、半期ランキングにないファンド
国際株式型ファンドが最も多く(11本中9本)、内訳をみると、新興国を投資対象にした国際株式型ファンドが6本と最も多いです。年間順位1位〜6位の7本全てが、半期順位ではランク外になっています。
※年間順位にそって列挙
※○は国際株式(主に先進国)、●は国際株式(新興国)、◎は国内株式、▲バランス型
●HSBC中国株式ファンド(3ヶ月決算型)
年間1位 3090円(半期37位 60円)
○三菱UFJ ワールド資源株オープン(3カ月決算型)
年間2位 2700円(半期51位:最下位 0円)
●JFグレート・アジア3・ファンド(グレート・アジア3)
年間3位 1500円(半期51位:最下位 0円)
●シュローダーBRICs株式ファンド
年間3位 1500円(半期20位 200円)
▲NCドリーム 九州アジアファンド
年間4位 1230円(半期51位:最下位 0円)
●シュローダー・エマージング株式ファンド(3ヵ月決算型)(かぶしき花子 3ヵ月分配)
年間5位 1200円(半期51位:最下位 0円)
▲GS エマージング・資産分散ファンド
年間6位 1100円(半期20位 200円)
●アジア好配当株ファンド
年間9位 950円(半期30位 100円)
○グローバル・ハイインカム・ストック・ファンド
年間12位 850円(半期20位 200円)
●アジア好配当株投信
年間16位 760円(半期27位 130円)
○世界好配当株投信(年4回決算型)
年間17位 740円(半期20位 200円)
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