調査の対象は224本で、決算期間は2007年10月から2008年9月までを対象にしました。
<調査結果の要約>
1)年間分配金が最も多いファンドは、短期豪ドル債オープン(前回も1位)
2)前回調査結果との違い
・年間分配金の増加8本(短期豪ドル債オープンなど)
ボーナス分配ではなく通常時の分配金が微増(80円以下の増額)
・年間分配金の減少2本(ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)など)
・上位には、ボーナス分配ではない通常時の分配金が多いファンドが大半を占める(上位11本中10本が該当)
3)国際株式型等の他のタイプと比較して、上位10本の平均年間分配金は2番目に高い水準(前回調査も2番目の水準)
4)半期分配金が最も多いファンドは、短期豪ドル債オープン(前回も1位)
5)年間ランキングにあって半期ランキングにないファンドは、半期内にボーナス分配を実施しなかったファンドやボーナス分配を減額したファンドを含む
6)年間ランキングになく、半期ランキングにあるファンドは、半期内にボーナス分配を実施したファンドや、通常時の分配金が多いファンド(両タイプとも新興国を対象にしたファンド)
※以下の表中の「順/前」は、前回調査結果での順位
※以下の表中の「ボーナス分配」の所で、()になっているのは、目論見書に特に記載されていないが、通常の分配金より増配している月
※「前回差」は、前回調査結果との年間分配金の差額
※ボ分配金は、ボーナス分配金
| 順位 | 順/前 | 運用会社 | 投資信託名 | ボーナス分配月 | 分配金 | 前回差 | ボ分配金 | 9月分配金 |
| 1 | 1 | 大和住銀投信 | 短期豪ドル債オープン | なし | 1140 | 10 | なし | 100 |
| 2 | 3 | フィデリティ投信 | フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド | なし | 1110 | 30 | なし | 95 |
| 3 | 2 | 大和投資信託 | ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム) | なし | 1080 | -20 | なし | 80 |
| 4 | 4 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバル債券ファンド | なし | 960 | 0 | なし | 80 |
| 4 | 4 | 国際投信 | エマージング・ソブリン・オープン | なし | 960 | 0 | なし | 80 |
| 4 | 4 | 三井住友アセット | 三井住友・ヨーロッパ国債ファンド | なし | 960 | 0 | なし | 80 |
| 4 | 4 | ニッセイアセット | ニッセイ高金利国債券ファンド(スリーポイント) | なし | 960 | 0 | なし | 80 |
| 4 | 4 | 新生インベストメント | エマージング・カレンシー債券ファンド | 6月、12月 | 960 | 0 | 360 | 60 |
| 5 | 5 | AIGインベストメンツ | AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) | なし | 950 | 15 | なし | 90 |
| 6 | 6 | 安田投信 | パン・パシフィック外国債券オープン | なし | 940 | 10 | なし | 80 |
| 7 | 8 | 大和住銀投信 | エマージング債券ファンド | なし | 930 | 30 | なし | 100 |
| 8 | 6 | シュローダー投信 | シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配) | 2、5、8、11月 | 925 | -5 | 0 | 60 |
| 9 | 7 | 三井住友アセット | 世界高金利債券ファンド(債券万博) | 6月、12月 | 910 | 0 | 140 | 70 |
| 10 | 9 | 大和投資信託 | りそな ハイグレード・ソブリン・ファンド | なし | 900 | 5 | なし | 75 |
| 10 | 8 | 大和投資信託 | ダイワ外債ソブリン・ファンド | なし | 900 | 0 | なし | 75 |
| 10 | 8 | 大和投資信託 | ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実) | なし | 900 | 0 | なし | 75 |
| 11 | 11 | JPモルガン | JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド | 3、6、9、12月 | 850 | 10 | 0 | 80 |
| 12 | 11 | ゴールドマンサックス | GS新成長国債券ファンド(花ボンド) | (3、6、9、12月) | 840 | 0 | 0 | 70 |
| 13 | 22 | 岡三アセット | 新興国国債オープン(毎月決算型)(アトラス) | 1、4、7、10月 | 820 | 80 | 100 | 80 |
| 14 | 12 | CAアセット | CA米国・ユーロ高利回り債ファンド (りそなペア・ハイ インカム) | なし | 816 | 0 | なし | 68 |
1.概況
国際債券型のファンドで年間分配金が最も多いファンドは、短期豪ドル債オープンです(前回も1位)。
ボーナス分配はないですが、高めの定額の分配金を出しています(本年3月まで6期の分配金は毎月90円。本年4月から6期は毎月100円)。
次に年間分配金が多いファンドは、フィデリティ・USハイ・イールド・ファンドです(前回3位)。このファンドも、ボーナス分配はないですが、高めの定額の分配金を出しています(昨年11月から11期は毎月95円。その前は65円)。
ベスト8の12本は、毎月分配型投資信託 年間分配金総合ベスト30に含まれたファンドであり、毎月分配型投資信託全体から見ても分配金が多いファンドです。
<前回調査結果との違い>
●年間分配金が増加したファンド(8本)
ボーナス分配による増額ではなく、通常の分配金が微増した程度です(80円以下の増額)。
「新興国国債オープン(毎月決算型)(アトラス)」は、設定日の関係で、決算回数は年12回未満(10回)のため、9月の分配金80円が年間分配金に加算された結果です。
●年間分配金が減少したファンド(2本)
「シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配)」は、ボーナス分配ではない通常時の分配金が減少しました(昨年9月65円が本年9月60円へ)。
●ランクインしたファンドの入替
<新規ランクイン>
・新興国国債オープン(毎月決算型)(アトラス)
通常時の分配金が高めのため(80円)
<前回ランクイン・今回ランク外>
・通貨分散外国債券ファンド(十二航路)
前回10位(今回70位)、前回分配金844円(今回分配金444円)
※9月のボーナス分配を実施しなかったため(昨年9月ボーナス分配437円)
2.分配の仕方、商品特性でみた場合
分配の仕方でみると、上位の方は、ボーナス分配ではない通常時の分配金が多いファンドが多いです(上位11本中10本はこのタイプ)。軟調な投資環境の中、ボーナス分配を行うタイプのファンドは、ボーナス分配を実施しない、もしくは減額をした影響によります。
ベスト3の3本のファンドの投資対象地域は先進国であり、上位の大半(ベスト4の8本中6本)は先進国を投資対象にしています。
3.他のタイプと比較した場合
毎月分配型投資信託の他のタイプのベスト10と、年間分配金を比較した場合、国際債券型は2番目の水準になります(前回も2番目)。
※ベスト10は上位10本が目安。同じ順位になるファンドがある場合は、10位より前までが対象。
※以下、ベスト10の平均値が多い順に列挙
国際REIT型 1560円〜840円(前回1590円〜840円)
ベスト10の平均値:1048円(前回1050円)
国際債券型 1140円〜940円(前回1130円〜930円)
ベスト10の平均値:1002円(前回991円)
バランス型 980円〜720円(前回も同じ)
ベスト10の平均値:856円(前回も同じ)
国際株式型 1200円〜560円(前回1230円〜650円)
ベスト10の平均値:798円(前回887円)
年間でなく月間(9月のみ対象)の投信分類別ベスト10は、前述の「毎月分配型投資信託 投信分類別月間分配金ベスト10(08年9月分)」を参照ください。
4.半期分配金
最近の運用結果を反映した状況をみるため、最新の6ヶ月(本年4月〜9月)の分配金を対象に分配金ランキングをまとめてみました。
※以下の表中の「順/年」は、年間ランキングでの順位、「外」はランク外を示す
※「前回差」は、前回調査結果との半期分配金の差額
※ボ分配金は、ボーナス分配金
| 順位 | 順/年 | 運用会社 | 投資信託名 | ボーナス分配月 | 分配金 | 前回差 | ボ分配金 | 9月分配金 |
| 1 | 1 | 大和住銀投信 | 短期豪ドル債オープン | なし | 600 | 10 | なし | 100 |
| 2 | 外 | JPモルガンアセット | りそな・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド(毎月決算型) | 2、5、8、11月 | 590 | 80 | 300 | 80 |
| 3 | 外 | 大和投資信託 | ダイワ・エマージング高金利債券ファンド(毎月分配型) | 1月、7月 | 580 | 70 | 370 | 70 |
| 3 | 外 | ゴールドマンサックス | GSエマージング通貨債券ファンド(毎月分配型) | 3、6、9、12月 | 580 | 70 | 300 | 70 |
| 4 | 2 | フィデリティ投信 | フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド | なし | 570 | 0 | なし | 95 |
| 5 | 5 | AIGインベストメンツ | AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) | なし | 520 | 20 | なし | 90 |
| 6 | 7 | 大和住銀投信 | エマージング債券ファンド | なし | 510 | 30 | なし | 100 |
| 7 | 3 | 大和投資信託 | ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム) | なし | 480 | -20 | なし | 80 |
| 7 | 4 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバル債券ファンド | なし | 480 | 0 | なし | 80 |
| 7 | 4 | 国際投信 | エマージング・ソブリン・オープン | なし | 480 | 0 | なし | 80 |
| 7 | 4 | 三井住友アセット | 三井住友・ヨーロッパ国債ファンド | なし | 480 | 0 | なし | 80 |
| 7 | 4 | ニッセイアセット | ニッセイ高金利国債券ファンド(スリーポイント) | なし | 480 | 0 | なし | 80 |
| 7 | 6 | 安田投信 | パン・パシフィック外国債券オープン | なし | 480 | 0 | なし | 80 |
| 7 | 13 | 岡三アセット | 新興国国債オープン(毎月決算型)(アトラス) | 1、4、7、10月 | 480 | 0 | 0 | 80 |
| 8 | 10 | 大和投資信託 | りそな ハイグレード・ソブリン・ファンド | なし | 450 | 0 | なし | 75 |
| 8 | 10 | 大和投資信託 | ダイワ外債ソブリン・ファンド | なし | 450 | 0 | なし | 75 |
| 8 | 10 | 大和投資信託 | ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実) | なし | 450 | 0 | なし | 75 |
| 9 | 8 | シュローダー投信 | シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配) | 2、5、8、11月 | 435 | -25 | 0 | 60 |
| 10 | 11 | JPモルガン | JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド | 3、6、9、12月 | 430 | 10 | 0 | 80 |
| 10 | 外 | JPモルガンアセット | JPM新興国好利回り債投信 | 3月、9月 | 430 | 80 | 0 | 80 |
<年間分配金ランキングとの違い>
1)順位の特徴
半期の1位は、年間の1位と同じで「短期豪ドル債オープン」です。
2〜3位の3本は、新興国を対象にしたファンドで、300円以上のボーナス分配を実施しています。本年5月以降に分配を開始した最近設定されたファンドです。
年間3位(半期7位)のワールドプライムは、半期内(4月以降)の決算が全て80円になったため、年間順位よりも低くなりました(4月以前は100円)。
2)年間順位にあって半期順位にないファンド
・エマージング・カレンシー・債券ファンド
年間4位(半期12位 半期分配金420円)
※6月のボーナス分配が減少したため(昨年12月240円、6月120円)
・世界高金利債券ファンド(債券万博)
年間9位(半期12位 半期分配金420円)
※6月のボーナス分配を実施しなかったため
・GS新成長国債券ファンド(花ボンド)
年間12位(半期12位 半期分配金420円)
※半期内にボーナス分配を実施したファンドに比べ、半期分配金が少ないため
・CA米国・ユーロ高利回り債ファンド (りそなペア・ハイ インカム)
年間14位(半期13位 半期分配金408円)
※半期内にボーナス分配を実施したファンドに比べ、半期分配金が少ないため
3)年間順位になく半期順位にあるファンド
半期内でボーナス分配を実施したファンドや、通常時の分配金が多いファンドです。4本とも新興国対象のファンドです。
・りそな・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド(毎月決算型)
半期2位(年間47位 年間590円。決算回数は通算5期)
※ボーナス分配は年4回(本年8月はボーナス分配300円)
・ダイワ・エマージング高金利債券ファンド(毎月分配型)
半期3位(年間49位 年間580円。決算回数は通算4期)
※ボーナス分配は年2回(本年7月はボーナス分配370円)
・GSエマージング通貨債券ファンド(毎月分配型)
半期3位(年間49位 年間580円。決算回数は通算5期)
※ボーナス分配は年4回(本年6月はボーナス分配300円)
・JPM新興国好利回り債投信
半期10位(年間72位 年間430円。決算回数は通算6期)
※通常時の分配金が多いため(70円×5期。80円×1期:9月から増配)
ボーナス分配は年2回(本年9月は実施なし)
4)前回の半期順位との違い(入替ったファンド)
<新規ランクイン>
・JPM新興国好利回り債投信
<前回ランクイン・今回ランク外>
前回調査結果と半期分配金は同額(420円)ですが、今回ランクインの対象となる半期分配金の水準が高くなり、430円以上が対象になったため(今回の半期の順位は5本とも12位)
・エマージング・カレンシー・債券ファンド
・GS新成長国債券ファンド(花ボンド)
・フィデリティ・ハイ・イールド・ボンド・オープン ポートフォリオB(為替ヘッジあり)
・海外国債ファンド(毎月決算型)
・世界高金利債券ファンド(債券万博)
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