今回は、毎月分配型の投資信託での国際債券型のファンドの分配金(年間)を対象にしました。
なお、分配金総合ランキングを確認したい方は以下のページを参照ください。
※毎月分配型投資信託の分配金ランキング ベスト30(07年5月実績反映分)
調査対象は、日本経済新聞の「オープン基準価格」の欄に掲載されている運用会社(計69社)の国際債券型の投資信託(169アイテム)で、分配金は2006年6月から2007年5月までを対象にしました。
<調査結果の要約>
1)分配金が最も多いのは、「DKA豪ドル債券ファンド」、および「みずほ豪ドル債券ファンド (コアラの森)」。次に、「住信 ヨーロッパ国債ファンド(ユーロ十二星)」が多い
2)ベスト3とそれ以外では分配金に大きな差がある
3)前回調査結果との違い
以下のファンドがランクアップ(ボーナス分配実施等の影響)
・みずほ豪ドル債券ファンド (コアラの森)
・CA米国・ユーロ高利回り債ファンド (りそなペア・ハイ インカム)
・AAAソブリン・ファンド(トリプルアクセル)
・中央三井高金利ソブリンオープン
・エマージング・カレンシー・債券ファンド
4)ボーナス分配実施のファンドが上位(他のタイプより、実施頻度は少ない)。
5)ベスト10での投資地域は、オーストラリア(豪州)、新興国が多い
6)国際REIT型等の他のタイプと比較して分配金は、3番目の水準
※以下の表中の「ボーナス分配」の所で、()になっているのは、目論見書に特に記載されていないが、通常の分配金より増配している月
※ボ分配金は、ボーナス分配金。ボ構成比は、ボーナス分配の構成比
※構成比の単位は%
| 順位 | 順/前 | 運用会社 | 投資信託名 | ボーナス分配月 | 分配金 | ボ分配金 | ボ構成比 |
| 1 | 1 | 第一勧業アセット | DKA豪ドル債券ファンド | 5月、11月 | 2100 | 1600 | 76.2 |
| 1 | 3 | 第一勧業アセット | みずほ豪ドル債券ファンド (コアラの森) | 5月、11月 | 2100 | 1600 | 76.2 |
| 2 | 2 | 住信アセット | 住信 ヨーロッパ国債ファンド(ユーロ十二星) | 3月、9月 | 1836 | 1438 | 78.3 |
| 3 | 4 | CAアセット | CA米国・ユーロ高利回り債ファンド (りそなペア・ハイ インカム) | (3、4、5月) | 1668 | 1106 | 66.3 |
| 4 | 5 | コメルツ投信 | AAAソブリン・ファンド(トリプルアクセル) | (3月) | 1105 | 500 | 45.2 |
| 5 | 外 | 中央三井アセット | 中央三井高金利ソブリンオープン | (5、11月) | 1090 | 640 | 58.7 |
| 6 | 6 | ゴールドマンサックス | GS新成長国債券ファンド(花ボンド) | (3、9、12月) | 1040 | 410 | 39.4 |
| 7 | 10 | 新生インベストメント | エマージング・カレンシー・債券ファンド | 6月、12月 | 990 | 480 | 48.5 |
| 8 | 8 | PCAアセット | PCAアジア・ソブリン・オープン | 3月、9月 | 970 | 700 | 72.2 |
| 9 | 10 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバル債券ファンド | なし | 960 | なし | なし |
| 10 | 9 | 大和住銀投信 | 短期豪ドル債オープン | なし | 940 | なし | なし |
| 11 | 11 | AIG投信 | AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) | なし | 930 | なし | なし |
| 12 | 11 | 第一勧業アセット | 米国ハイイールドファンド(DKA/LOOMIS) | 6月、12月 | 915 | 260 | 28.4 |
| 13 | 12 | 国際投信 | エマージング・ソブリン・オープン | なし | 890 | なし | なし |
| 14 | 14 | 三井住友アセット | 三井住友・ヨーロッパ国債ファンド | なし | 870 | なし | なし |
| 15 | 13 | 中央三井アセット | 物価連動債組入世界債券ファンド(花かご) | (2月、8月) | 850 | 600 | 70.6 |
| 16 | 14 | 大和住銀投信 | エマージング債券ファンド | なし | 840 | なし | なし |
| 17 | 15 | 三菱UFJ投信 | ピムコ・エマージング・ボンド・オープンAコース(為替ヘッジなし) | なし | 786 | なし | なし |
| 18 | 16 | フィデリティ投信 | フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド | なし | 780 | なし | なし |
| 18 | 16 | ゴールドマンサックス | GS・ハイイールド・ボンド・ファンド | なし | 780 | なし | なし |
| 18 | 16 | JPモルガン | JPM新興国ソブリン・オープン | なし | 780 | なし | なし |
1.概況
全般的に大きな変動は少ないです(このため、以下のコメントは前回調査結果と多少重複します)
国際債券型のファンドで分配金(年間)が最も多いのは、第一勧業アセット「DKA豪ドル債券ファンド」、および「みずほ豪ドル債券ファンド (コアラの森)」です。
次に分配金が多いのは、住信アセット「住信 ヨーロッパ国債ファンド(ユーロ十二星)」です。DKA豪ドル債券ファンド、住信 ヨーロッパ国債ファンド(ユーロ十二星)は前回と同じ順位です。
なお、1位の2つのファンドは、分配金総合ベスト30に含まれたファンドであり、総合的に見ても分配金が多いファンドです。
分配金ベスト20内で格差が結構あり、ベスト3と、それ以外での差があります。特に1位の分配金と6位以下の分配金では、2倍以上の差があります。
このランキングにあるファンドでは、年間の決算回数に満たない以下のファンド(2アイテム)があります(即ち、最近設定されたファンドです)。
国際債券型の場合、他のタイプのファンドに比べ、分配金が多くて最近設定されたファンドは少ないです。
これら2つのファンドは、今後年間12回分の決算の合計値になった場合、年間分配金がさらに多くなります。特にエマージング・カレンシー・債券ファンドは、今月(6月)はボーナス分配月なので、その額によっては年間分配金が大幅に増加する可能性もあります。
8位:PCAアセット「PCAアジア・ソブリン・オープン」 11回分
10位:新生インベストメント「エマージング・カレンシー・債券ファンド」 10回分
<前回調査結果との違い>
以下の5つのファンドが順位を上げました。
順位が下降したファンドは、順位が上昇したファンド比べ、分配金があまり増加しなかった、もしくは増加しなかったため、順位が下降しました。
・第一勧業アセット「みずほ豪ドル債券ファンド (コアラの森)」
5月のボーナス分配が950円になり、昨年5月のボーナス分配350円に比べ、600円増加したことが影響しました。
・CAアセット「CA米国・ユーロ高利回り債ファンド (りそなペア・ハイ インカム)」
5月の分配金が237円になり、昨年5月の分配金58円より179円増加したことが影響しました。
・コメルツ投信「AAAソブリン・ファンド(トリプルアクセル)」
分配金は前回調査結果と同じです。前回3位だったみずほ豪ドル債券ファンド (コアラの森)が、今回1位になり(1位に2つのファンドがランクした結果)順位が空いたので、順位が1つ繰り上がりました。
・中央三井アセット「中央三井高金利ソブリンオープン」
5月の分配金が395円になり、昨年5月の分配金45円より350円増加したことが影響しました。
・新生インベストメント「エマージング・カレンシー・債券ファンド」
5月決算1回分(分配金60円)が追加合計されたことが影響しました。
2.分配の仕方、商品特性でみた場合
全般的に大きな変動は少ないです(このため、以下のコメントは前回調査結果と多少重複します)。
分配の仕方でみると、ベスト10は、ボーナス分配実施のファンドが多いです。ボーナス分配の実施回数は2回が多く、以前の記事で記載したバランス型のボーナス分配実施回数(年4回が多い)に比べ少ないです。
ボーナス分配の分配金全体での割合をみると、ベスト3の割合が高く、76%以上をボーナス分配金で占めています。
また、商品特性をみると、ベスト10のファンドの投資対象地域は、オーストラリア(豪州。1位の2つのファンド、10位のファンド)、新興国(6位、7位、8位のファンド)が多いです。
3.他のタイプと比較した場合
毎月分配型の他のタイプのベスト10と、分配金を比較した場合、国際債券型は4番目になります。分配金の水準だけでみると、一番低いことになります。
国際REIT型 1位:4520円〜10位:2300円
国際株式型 1位:3280円〜10位:2065円
バランス型 1位:2900円〜10位:1100円
国際債券型 1位:2100円〜10位:940円
★追記★
この調査結果は毎月更新しています。最新の調査結果を見たい方は、以下をご参照ください。なお、閲覧される時期によっては、最初の記事でない場合もあります。
国際債券型分配金ランキング
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