<調査結果の要約>
10月にボーナス分配を実施しなかったファンドの順位が下降。前回調査でランクインしたが、今回減配となったファンド1本がランク外へ
毎月分配型投信全体で、10月にボーナス分配を実施したファンドはない
1)年間分配金の増加(7本)
ボーナス分配による増配はなく、通常時の分配金が増加(40円以下の増加)
2)年間分配金の減少(9本)
「グローバル・コモディティ・オープン」は、ボーナス分配なしのため最も減少(400円減)
3)前回ランクインしたが、今回ランク外になったファンド(1本)
大和住銀投信「グローバル好配当株オープン」 前回6位(今回30位)
ボーナス分配未実施の影響
4)前回ランク外だが、今回ランクインしたファンド(1本)
三井住友アセット「世界高金利債券ファンド(債券万博)」
減配のためランク外になったファンドの順位下降により、前回調査で次点位の順位にあり、増配となったファンドの順位が繰り上がった
5)上位10本(8位まで)の分配金の特徴
ボーナス分配がないが高めの分配金を出すファンドが10本中8本を占める。
ボーナス分配を行うファンドは2本だけで、1本は今年前半、堅調だったコモディティ投資のファンド。もう1本は、昨年11月のボーナス分配によるもの(これ以降、ボーナス分配はなし)
※上位30位のファンドを対象にしてきましたが、今回は同じ順位になった場合が多いため、順位は18位までになっています(今回の対象ファンド数は30本)
※順/前は、前回調査での順位。背景色が黄色の所は、前回ベスト30外での順位(同じ順位になったファンドがあるため、前回調査での最下位は18位)
※前回差は、前回調査結果の年間分配金との差額
※ボーナス分配での()は、目論見書等に記載されていないが、ボーナス分配が実施された月
※バランス型は、異なる分野の投資対象(株式、債券、REIT、先物等)があるタイプを対象
| 順位 | 順/前 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 分配金 | 前回差 | 10月分配 | ボーナス分配 |
| 1 | 2 | 日興アセット | 日興・AMPグローバルREITファンドA(ヘッジなし) | 国際REIT | 1530 | -30 | 120 | なし |
| 2 | 1 | 野村アセット | グローバル・コモディティ・オープン | 商品 | 1240 | -400 | 20 | (1、4、7、10月) |
| 3 | 4 | 日興アセット | ラサール・グローバルREITファンド | 国際REIT | 1200 | 40 | 100 | なし |
| 3 | 3 | 国際投信 | ワールド・リート・オープン | 国際REIT | 1200 | 0 | 100 | なし |
| 3 | 3 | DIAMアセット | DIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム) | 国内REIT | 1200 | 0 | 100 | なし |
| 4 | 3 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし) | 国際株式 | 1170 | -30 | 90 | なし |
| 5 | 5 | 大和住銀投信 | 短期豪ドル債オープン | 国際債券 | 1150 | 10 | 100 | なし |
| 6 | 7 | フィデリティ投信 | フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド | 国際債券 | 1140 | 30 | 95 | なし |
| 7 | 8 | 大和投資信託 | ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム) | 国際債券 | 1060 | -20 | 80 | なし |
| 8 | 9 | ゴールドマンサックス | ゴールドマンサックス 米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし) | 国際REIT | 1060 | 0 | 80 | (2、5、8、11月) |
| 9 | 10 | ピクテ投信 | ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド | 国際株式 | 1050 | 0 | 30 | 3、6、9、12月 |
| 10 | 11 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバルREITオープン(世界の街並み) | 国際REIT | 1020 | -20 | 80 | なし |
| 11 | 12 | みずほ投信 | MHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩) | 国内REIT | 985 | -5 | 35 | 3、6、9、12月 |
| 12 | 13 | UBS | UBSニュー・メジャー・バランス・ファンド | バランス | 980 | 0 | 30 | 2、5、8、11月 |
| 13 | 15 | AIGインベストメンツ | AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) | 国際債券 | 965 | 15 | 90 | なし |
| 14 | 14 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバル債券ファンド | 国際債券 | 960 | 0 | 80 | なし |
| 14 | 14 | 国際投信 | エマージング・ソブリン・オープン | 国際債券 | 960 | 0 | 80 | なし |
| 14 | 14 | 日興アセット | 財産3分法ファンド | バランス | 960 | 0 | 80 | なし |
| 14 | 14 | 三菱UFJ投信 | オーストラリア・リート・オープン | 国際REIT | 960 | 0 | 80 | なし |
| 14 | 17 | フィデリティ投信 | フィデリティ・US リート・ファンドB(為替ヘッジなし) | 国際REIT | 960 | 30 | 75 | なし |
| 14 | 14 | 三井住友アセット | 三井住友・グローバル・リート・オープン(世界の大家さん) | 国際REIT | 960 | 0 | 80 | なし |
| 14 | 17 | 大和住銀投信 | エマージング債券ファンド | 国際債券 | 960 | 30 | 100 | なし |
| 14 | 14 | 三井住友アセット | 三井住友・ヨーロッパ国債ファンド | 国際債券 | 960 | 0 | 80 | なし |
| 14 | 14 | 新生インベストメント | エマージング・カレンシー・債券ファンド | 国際債券 | 960 | 0 | 60 | 6月、12月 |
| 15 | 16 | 安田投信 | パン・パシフィック外国債券オープン | 国際債券 | 950 | 10 | 80 | なし |
| 16 | 16 | 中央三井アセット | グローバル3資産バランスオープン (3つの泉) | バランス | 940 | 0 | 35 | 2、5、8、11月 |
| 16 | 13 | DIAMアセット | DIAM世界リートインデックスファンド | 国際REIT | 940 | -40 | 60 | なし |
| 16 | 14 | ニッセイアセット | ニッセイ高金利国債券ファンド(スリーポイント) | 国際債券 | 940 | -20 | 60 | なし |
| 17 | 18 | シュローダー投信 | シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配) | 国際債券 | 920 | -5 | 60 | 2、5、8、11月 |
| 18 | 19 | 三井住友アセット | 世界高金利債券ファンド(債券万博) | 国際債券 | 910 | 0 | 70 | 6月、12月 |
| 順位 | 投信分類 | 本数 | 本数/前 |
| 1 | 国際債券 | 13 | 12 |
| 2 | 国際REIT | 9 | 9 |
| 3 | バランス | 3 | 3 |
| 4 | 国際株式 | 2 | 3 |
| 国内REIT | 2 | 2 | |
| 5 | 商品 | 1 | 1 |
1)概況
減配となった1本がランク外になり、そのファンドに代わって、下位の方に新たにランクインしたファンドが1本あります。
上位30本のうち、10月がボーナス分配対象時期のファンドは1本ありますが、ボーナス分配を実施していません。毎月分配型投資信託全体でみると、10月がボーナス分配実施時期のファンド13本全てがボーナス分配を実施していません。
上位10本のファンドの特徴をみると、ボーナス分配はないが高めの分配金をだすファンドが多く、10本中8本を占めます。これらのファンドは、手堅く分配金が得られる投資信託ランキングにランクインしているファンドが大半を占めます。
ボーナス分配を行うタイプは2本で、投資対象である商品市況が、今年前半に堅調であったグローバル・コモディティ・オープンが含まれています。もう1本は「ゴールドマン・サックス 米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし)(コロンブスの卵)」ですが、ボーナス分配を実施したのは昨年11月だけで、それ以降のボーナス分配(3回分)は実施していません。
投信分類では、国際債券型が最も多く(前回も1位)、次に、国際REIT型(前回も2位)が多いです。前回調査結果に比べ、国際株式型が1本減り、それに代わって国際債券型が1本増えました。
本数が多い投信分類の内訳をみると、国際債券型では、先進国対象が8本、新興国対象が5本です(今回、先進国1本が増加)。国際REIT型では、グローバル分散タイプが9本中6本を占めます(今回、米国対象1本が増加)。
2)年間分配金が増加したファンド(7本)
年間分配金が最も増加したファンドは、ラサール・グローバルREITファンドの40円増です。このファンドを含め、ボーナス分配による増配はなく、通常時の分配金が増加しました(40円以下の増加)。
3)年間分配金が減少したファンド(9本)
年間分配金が最も減少したファンドは、「グローバル・コモディティ・オープン」の400円減です。ボーナス分配未実施のためです(昨年10月のボーナス分配は420円、本年10月20円)。
ボーナス分配に関連しないファンドは、40円以下の減少となりました。
4)前回調査でランクインしたが、今回ランク外になったファンド(1本)
10月のボーナス分配を実施しなかった「グローバル好配当株オープン」が、ランク外となりました。
※順/前は、前回調査での年間分配金の順位。順/今は今回調査での順位
※前回差は、前回調査結果との年間分配金の差額
| 順/前 | 順/今 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 年間分配金 | 前回差 | 07年10月分配金 | 08年10月分配金 | ボーナス分配 |
| 6 | 30 | 大和住銀投信 | グローバル好配当株オープン | 国際株式 | 770 | -350 | 410 | 60 | (1、4、7、10月) |
5)前回調査ではランク外だが、今回ランクインしたファンド(1本)
ランク外になったファンドの年間分配金の減少(=順位下降)により、前回調査で次点位の順位にあり、増配となったファンド1本(世界高金利債券ファンド(債券万博))の順位が繰り上がりました。
6)分配の仕方でみた場合
上位10本(8位まで)のファンドの分配の仕方をみると、ボーナス分配はないが高めの分配金を出すファンドが多く、10本中8本を占めます。軟調な投資環境が続いており、ボーナス分配を実施するファンドがなくなっているためです。
ボーナス分配を行うファンドの場合、軟調な投資環境がしばらく続きそうな状況から見て、ボーナス分配の未実施が多くなりそうです。なお、上位10本のファンドのうち、今月(11月)がボーナス分配実施対象になっているファンドの状況をみると4本とも基準価格がボーナス分配を実施するレベルにないので、11月のボーナス分配はないと思います。なお、ボーナス分配の実施目安の基準価格は、今までの実施状況を見る限りでは、以下のようです。
・ゴールドマン・サックス米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし)(コロンブスの卵):10200円超
・UBSニュー・メジャー・バランス・ファンド:10100円超
・グローバル3資産バランスオープン (3つの泉):9700円超
・シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配):不明(ボーナス分配を実施したことがないため)
●年間分配金ランキング 上位10本での年間12回の分配の内訳
1位 日興アセット「日興・AMPグローバルREITファンドA(ヘッジなし)」
150円:3回(本年1月まで)
120円:9回(本年2月から)
2位 野村アセット「グローバル・コモディティ・オープン」
520円:2回(本年4月、7月のボーナス分配)
20円:9回(本年1月、10月のボーナス分配なし)
3位 日興アセット「ラサール・グローバルREITファンド」
100円:12回
3位 国際投信「ワールド・リート・オープン」
100円:12回
3位 DIAMアセット「DIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)」
100円:12回
4位 日興アセット「日興・CS世界高配当株式ファンド A(ヘッジなし)」
120円:3回(本年1月まで)
90円:9回(本年2月から)
5位 大和住銀投信「短期豪ドル債オープン」
90円:5回(本年3月まで)
100円:7回(本年4月から)
6位 フィデリティ投信「フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド」
95円:12回
7位 大和投資信託「ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)」
100円:5回(本年3月まで)
80円:7回(本年4月から)
8位 ゴールドマン・サックス米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし)(コロンブスの卵)
180円:1回(昨年11月のボーナス分配)
80円:11回(本年2月、5月、8月のボーナス分配なし)
◆年間分配金 上位30本のファンドでの「ボーナス分配の実施回数」
前回調査に比べ、年4回が1本減り、年2回が1本増えました。
1位 なし(21本:70.0%) 前回1位:21本:70.0%
2位 年4回(7本:23.3%) 前回2位:8本(26.7%)
3位 年2回(2本:6.7%) 前回3位:1本(3.3%)
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