調査の対象は228本で、決算期間は2007年11月から2008年10月までを対象にしました。
<調査結果の要約>
1)年間分配金が最も多いファンドは、短期豪ドル債オープン(前回も1位)
2)前回調査結果との違い
・年間分配金の増加9本(短期豪ドル債オープンなど)
ボーナス分配ではなく通常時の分配金が微増(80円以下の増額)
・年間分配金の減少3本(ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)など)
・上位には、ボーナス分配はないが、高めの分配金を出すファンドが大半を占める(上位11本中10本が該当)
3)国際株式型等の他のタイプと比較して、上位10本の平均年間分配金は2番目に高い水準(前回調査も2番目の水準)
4)半期分配金が最も多いファンドは、りそな・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド(毎月決算型)(前回2位)
5)年間ランキングにあって半期ランキングにないファンドは、半期内にボーナス分配を実施しなかったファンドやボーナス分配を減額したファンドを含む
6)年間ランキングになく、半期ランキングにあるファンドは、半期内にボーナス分配を実施したファンドや、通常時の分配金が多いファンド(新興国対象のタイプが上位、先進国対象のファンドが下位)
※以下の表中の「順/前」は、前回調査結果での順位。背景色が黄色のファンドは、初めてランクインしたファンドを示す
※以下の表中の「ボーナス分配」の所で、()になっているのは、目論見書に特に記載されていないが、通常の分配金より増配している月
※「前回差」は、前回調査結果との年間分配金の差額
※ボ分配金は、ボーナス分配金
| 順位 | 順/前 | 運用会社 | 投資信託名 | ボーナス分配月 | 分配金 | 前回差 | ボ分配金 | 10月分配金 |
| 1 | 1 | 大和住銀投信 | 短期豪ドル債オープン | なし | 1150 | 10 | なし | 100 |
| 2 | 2 | フィデリティ投信 | フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド | なし | 1140 | 30 | なし | 95 |
| 3 | 3 | 大和投資信託 | ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム) | なし | 1060 | -20 | なし | 80 |
| 4 | 5 | AIGインベストメンツ | AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) | なし | 965 | 15 | なし | 90 |
| 5 | 4 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバル債券ファンド | なし | 960 | 0 | なし | 80 |
| 5 | 4 | 国際投信 | エマージング・ソブリン・オープン | なし | 960 | 0 | なし | 80 |
| 5 | 4 | 新生インベストメント | エマージング・カレンシー債券ファンド | 6月、12月 | 960 | 0 | 360 | 60 |
| 5 | 7 | 大和住銀投信 | エマージング債券ファンド | なし | 960 | 30 | なし | 100 |
| 5 | 4 | 三井住友アセット | 三井住友・ヨーロッパ国債ファンド | なし | 960 | 0 | なし | 80 |
| 6 | 6 | 安田投信 | パン・パシフィック外国債券オープン | なし | 950 | 10 | なし | 80 |
| 7 | 4 | ニッセイアセット | ニッセイ高金利国債券ファンド(スリーポイント) | なし | 940 | -20 | なし | 60 |
| 8 | 8 | シュローダー投信 | シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配) | 2、5、8、11月 | 920 | -5 | 0 | 60 |
| 9 | 9 | 三井住友アセット | 世界高金利債券ファンド(債券万博) | 6月、12月 | 910 | 0 | 140 | 70 |
| 10 | 10 | 大和投資信託 | りそな ハイグレード・ソブリン・ファンド | なし | 900 | 5 | なし | 75 |
| 10 | 10 | 大和投資信託 | ダイワ外債ソブリン・ファンド | なし | 900 | 0 | なし | 75 |
| 10 | 13 | 岡三アセット | 新興国国債オープン(毎月決算型)(アトラス) | 1、4、7、10月 | 900 | 80 | 100 | 80 |
| 10 | 10 | 大和投資信託 | ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実) | なし | 900 | 0 | なし | 75 |
| 11 | 11 | JPモルガン | JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド | 3、6、9、12月 | 860 | 10 | 0 | 80 |
| 12 | 17 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ 新興国通貨建て債券ファンド | 6月、12月 | 845 | 65 | 130 | 65 |
| 13 | 12 | ゴールドマンサックス | GS新成長国債券ファンド(花ボンド) | (3、6、9、12月) | 840 | 0 | 0 | 70 |
1.概況
国際債券型のファンドで年間分配金が最も多いファンドは、短期豪ドル債オープンです(前回も1位)。
ボーナス分配はないですが、高めの分配金を出しています(本年3月まで5期の分配金は毎月90円。本年4月から7期は毎月100円)。
次に年間分配金が多いファンドは、フィデリティ・USハイ・イールド・ファンドです(前回も2位)。このファンドも、ボーナス分配はないですが、高めの定額の分配金を出しています(毎月95円)。
ベスト9の13本は、毎月分配型投資信託 年間分配金総合ベスト30に含まれたファンドであり、毎月分配型投資信託全体から見ても分配金が多いファンドです。
<前回調査結果との違い>
●年間分配金が増加したファンド(9本)
ボーナス分配による増額ではなく、通常の分配金が微増した程度です(80円以下の増額)。
「新興国国債オープン(毎月決算型)(アトラス)」、「三菱UFJ 新興国通貨建て債券ファンド」の2本は、設定日の関係で、決算回数が年12回以下のため、10月の分配金が年間分配金に加算されました。
●年間分配金が減少したファンド(3本)
「ニッセイ高金利国債券ファンド(スリーポイント)」の分配金は、10月から減少しました(昨年10月80円が本年10月60円へ)。
●ランクインしたファンドの入替
<新規ランクイン>
・三菱UFJ 新興国通貨建て債券ファンド
昨年11月のボーナス分配130円と、通常時の分配金が高めであるため(80円)
<前回ランクイン・今回ランク外>
・CA米国・ユーロ高利回り債ファンド (りそなペア・ハイ インカム)
前回14位(今回15位)、前回分配金816円(今回分配金816円)
※三菱UFJ 新興国通貨建て債券ファンドの順位が繰り上がったため
2.分配の仕方、商品特性でみた場合
分配の仕方でみると、上位の方は、ボーナス分配はないが、高めの分配金を出すファンドが多いです(上位11本中10本はこのタイプ)。軟調な投資環境の中、ボーナス分配を行うタイプのファンドは、ボーナス分配を実施しない、もしくは減額をした影響によります。
ベスト3の3本のファンドの投資対象地域は先進国です。
3.他のタイプと比較した場合
毎月分配型投資信託の他のタイプのベスト10と、年間分配金を比較した場合、国際債券型は2番目の水準になります(前回も2番目)。
※ベスト10は上位10本が目安。同じ順位になるファンドがある場合は、10位より前までが対象。
※以下、ベスト10の平均値が多い順に列挙
国際REIT型 1530円〜840円(前回1560円〜840円)
ベスト10の平均値:1046円(前回1048円)
国際債券型 1150円〜950円(前回1140円〜940円)
ベスト10の平均値:1007円(前回1002円)
バランス型 980円〜710円(980円〜720円)
ベスト10の平均値:855円(856円)
国際株式型 1170円〜540円(前回1230円〜650円)
ベスト10の平均値:733円(前回798円)
年間でなく月間(10月のみ対象)の投信分類別ベスト10は、前述の「毎月分配型投資信託 投信分類別月間分配金ベスト10(08年10月分)」を参照ください。
4.半期分配金
最近の運用結果を反映した状況をみるため、最新の6ヶ月(本年5月〜10月)の分配金を対象に分配金ランキングをまとめてみました。
※以下の表中の「順/年」は、年間ランキングでの順位、「外」はランク外を示す。背景色が黄色のファンドは、初めてランクインしたファンドを示す
※「前回差」は、前回調査結果との半期分配金の差額
※ボ分配金は、ボーナス分配金
| 順位 | 順/年 | 運用会社 | 投資信託名 | ボーナス分配月 | 分配金 | 前回差 | ボ分配金 | 10月分配金 |
| 1 | 外 | JPモルガンアセット | りそな・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド(毎月決算型) | 2、5、8、11月 | 670 | 80 | 300 | 80 |
| 2 | 外 | 大和投資信託 | ダイワ・エマージング高金利債券ファンド(毎月分配型) | 1月、7月 | 650 | 70 | 370 | 70 |
| 2 | 外 | ゴールドマンサックス | GSエマージング通貨債券ファンド(毎月分配型) | 3、6、9、12月 | 650 | 70 | 300 | 70 |
| 3 | 1 | 大和住銀投信 | 短期豪ドル債オープン | なし | 600 | 0 | なし | 100 |
| 4 | 2 | フィデリティ投信 | フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド | なし | 570 | 0 | なし | 95 |
| 5 | 4 | AIGインベストメンツ | AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) | なし | 540 | 20 | なし | 90 |
| 5 | 5 | 大和住銀投信 | エマージング債券ファンド | なし | 540 | 30 | なし | 100 |
| 6 | 3 | 大和投資信託 | ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム) | なし | 480 | 0 | なし | 80 |
| 6 | 5 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバル債券ファンド | なし | 480 | 0 | なし | 80 |
| 6 | 5 | 国際投信 | エマージング・ソブリン・オープン | なし | 480 | 0 | なし | 80 |
| 6 | 5 | 三井住友アセット | 三井住友・ヨーロッパ国債ファンド | なし | 480 | 0 | なし | 80 |
| 6 | 6 | 安田投信 | パン・パシフィック外国債券オープン | なし | 480 | 0 | なし | 80 |
| 6 | 10 | 岡三アセット | 新興国国債オープン(毎月決算型)(アトラス) | 1、4、7、10月 | 480 | 0 | 0 | 80 |
| 7 | 外 | 野村アセット | 野村豪州債券ファンドDコース | なし | 472 | 49 | なし | 100 |
| 8 | 7 | ニッセイアセット | ニッセイ高金利国債券ファンド(スリーポイント) | なし | 460 | -20 | なし | 60 |
| 9 | 外 | 野村アセット | オーストラリア債券ファンド(毎コアラ) | なし | 459 | 53 | なし | 100 |
| 10 | 10 | 大和投資信託 | りそな ハイグレード・ソブリン・ファンド | なし | 450 | 0 | なし | 75 |
| 10 | 10 | 大和投資信託 | ダイワ外債ソブリン・ファンド | なし | 450 | 0 | なし | 75 |
| 10 | 10 | 大和投資信託 | ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実) | なし | 450 | 0 | なし | 75 |
| 10 | 外 | 日興アセット | 高金利通貨コレクション | 3月、9月 | 450 | 80 | なし | 80 |
| 10 | 外 | 野村アセット | コインの未来(毎月分配型) | 2、5、8、11月 | 450 | 60 | 215 | 60 |
<年間分配金ランキングとの違い>
1)順位の特徴
半期のベスト2位の3本は、新興国を対象にしたファンドで、300円以上のボーナス分配を実施しています(ただし、9月のリーマン・ショック前までに実施)。本年5月以降に分配を開始した最近設定されたファンドです。
決算回数が年6回以下のため、10月の分配金が半期分配金に加算されました。
年間3位(半期7位)のワールドプライムは、半期内(5月以降)の決算が全て80円になったため、年間順位よりも低くなりました(3月までは100円)。
2)年間順位にあって半期順位にないファンド
・エマージング・カレンシー・債券ファンド
年間5位(半期16位 半期分配金420円)
※6月のボーナス分配が減少したため(昨年12月240円、6月120円)
・シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配)
年間8位(半期17位 半期分配金410円)
※ボーナス分配を行う年4回実施するタイプだが、5月と8月のボーナス分配なし
7月から85円を60円に減額
・世界高金利債券ファンド(債券万博)
年間9位(半期12位 半期分配金420円)
※ボーナス分配を行う年2回実施するタイプだが、6月のボーナス分配なし
・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド
年間11位(半期11位 半期分配金440円)
※ボーナス分配を行う年4回実施するタイプだが、6月と9月のボーナス分配なし
・三菱UFJ 新興国通貨建て債券ファンド
年間12位(半期23位 半期分配金390円)
※ボーナス分配を行う年2回実施するタイプだが、6月のボーナス分配なし
・GS新成長国債券ファンド(花ボンド)
年間13位(半期16位 半期分配金420円)
※ボーナス分配を行う年4回実施するタイプだが、6月と9月のボーナス分配なし
3)年間順位になく半期順位にあるファンド
半期内でボーナス分配を実施したファンドや、ボーナス分配はないが分配金が多いファンドです。
新興国対象のファンドは上位の方が多く、先進国対象のファンドは下位の方が多いです。
・りそな・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド(毎月決算型)
半期1位(年間34位 年間670円。決算回数は通算6期)
※ボーナス分配は年4回(本年8月はボーナス分配300円)
・ダイワ・エマージング高金利債券ファンド(毎月分配型)
半期2位(年間37位 年間650円。決算回数は通算5期)
※ボーナス分配は年2回(本年7月はボーナス分配370円)
・GSエマージング通貨債券ファンド(毎月分配型)
半期2位(年間37位 年間650円。決算回数は通算6期)
※ボーナス分配は年4回(本年6月はボーナス分配300円)
・野村豪州債券ファンドDコース
半期7位(年間16位 年間800円)
※8月から増配:毎月100円
・オーストラリア債券ファンド(毎コアラ)
半期9位(年間20位 年間761円)
※8月から増配:毎月100円
・高金利通貨コレクション
半期10位(年間65位 年間450円)
※8月から増配:毎月80円
・コインの未来(毎月分配型)
半期10位(年間65位 年間450円)
※ボーナス分配は年4回(5月ボーナス分配105円、8月ボーナス分配110円)
4)前回の半期順位との違い(入替ったファンド)
<新規ランクイン>
・野村豪州債券ファンドDコース
・オーストラリア債券ファンド(毎コアラ)
・高金利通貨コレクション
・コインの未来(毎月分配型)
<前回ランクイン・今回ランク外>
今回ランクインの対象となる半期分配金の水準が高くなり、450円以上が対象になったため、ランク外となりました
・シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配)
前回9位 半期435円
今回17位 半期410円(25円減)
・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド
前回10位 半期430円
今回11位 半期440円(10円増)
・JPM新興国好利回り債投信
前回10位 半期430円
今回11位 半期440円(10円増)
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