<調査結果の要約>
1)対象ファンドでは利益がでているファンドはなく、大幅な損失になっている状態(年間リターンの平均は-52.7)
損失が少ないタイプは、米国を投資対象にしたファンドが多い。円高傾向の影響もあって、為替ヘッジありのタイプの方が上位にある。
次に、グローバル分散タイプがよく、リターンが最もよくないタイプは、オーストラリアの投資比率が高いファンドが多い(前回調査結果と同じ)
2)年間リターンが最も高いファンドは、「ダイワUS-REITオープンAコース(為替ヘッジあり)」
リターンがよいファンドの特徴は、投資地域は米国で、為替ヘッジありのファンド(前回調査結果と同じ)
3)6ヶ月リターンが最も高いファンドは、「日興・AMPグローバルREITファンドB(ヘッジあり)」
リターンがよいファンドの特徴は、投資地域は米国で、為替ヘッジありのファンド
4)3ヶ月リターンが最も高いファンドは、「日興・AMPグローバルREITファンドB(ヘッジあり)」
リターンがよいファンドの特徴は、投資地域は米国で、為替ヘッジありのファンド
5)1ヶ月リターンが最も高いファンドは、「日興・AMPグローバルREITファンドB(ヘッジあり)」
リターンがよいファンドの特徴は、投資地域は米国で、為替ヘッジありのファンド
1.概況
対象ファンドは全て、大幅な損失の状態になっています。年間リターンの平均は-52.7で、損失が最低値のファンドでも-39.4です。
損失が少ないタイプは、米国に投資するタイプです。金融不安の増大によって、円高・ドル安傾向が進んだことから、米国対象で為替ヘッジありのファンドが上位に多く含まれているのが、今回調査結果の特徴となっています。
参考:米国REIT指数の過去1年間の推移(野村アセット)
参考:米ドルの過去1年間の推移(Yahooファイナンス)
リターンがよくないタイプは、オーストラリアに投資するタイプです。REIT市況が昨年前半に比べると大幅に悪化していることに加え、最近の為替要因の悪化(円高・豪ドル安)がさらに運用を悪化させています。
参考:豪州REIT指数の過去1年間の推移(野村アセット)
参考:豪ドルの過去1年間の推移(Yahooファイナンス)
分配金でみると、年間分配金が比較的多くない(年間分配金順位が高い方ではない)ファンドの方が、損失が少ないようです。年間分配金が比較的高い「グローバル分散タイプ」のファンドは、リターンランキング上位(ベスト10)にほとんど含まれていません(前回調査結果と同じ)。
1.年間リターン
※上位10本程度を対象(他のリターンでも同様)
※順/分は、年間分配金ランキングでの順位
※ボーナス分配での()は、目論見書等で記載されていないが、定期的にボーナス分配の対象になっている月(他のリターンでも同様)
| 順位 | 順/分 | 運用会社 | 投資信託名 | 年間リターン | 年間分配金 | 10月分配金 | ボーナス分配等 |
| 1 | 14 | 大和投資信託 | ダイワUS-REITオープンAコース(為替ヘッジあり) | -39.4 | 480 | 40 | なし |
| 2 | 23 | 野村アセット | 野村US-REITオープンCコース(為替ヘッジあり) | -40.4 | 100 | 0 | なし |
| 3 | 10 | ニッセイアセット | ニッセイ/AEW・米国リートオープンAコース(為替ヘッジあり) | -41.6 | 600 | 50 | (3月、9月) |
| 3 | 22 | AIGインベストメンツ | AIG米国REITインカムファンド(バイリンガル)Aコース(為替ヘッジあり) | -41.6 | 240 | 20 | 6月、12月 |
| 4 | 15 | フィデリティ投信 | フィデリティ・US リート・ファンドA(為替ヘッジあり) | -42.3 | 470 | 50 | なし |
| 5 | 11 | 日興アセット | 日興・AMPグローバルREITファンドB(ヘッジあり) | -42.9 | 570 | 40 | なし |
| 6 | 7 | ゴールドマン・サックス | ゴールドマン・サックス米国REITファンド Aコース(為替ヘッジあり) | -44.6 | 840 | 70 | (2、5、8、11月) |
| 7 | 9 | 野村アセット | 米国不動産投信ハイ・インカムオープン(りそなリート) | -46.9 | 615 | 50 | (6月、12月) |
| 8 | 17 | 岡三アセット | ワールド・リート・セレクション(米国)為替ヘッジあり(十二絵巻 為替ヘッジあり) | -47.1 | 360 | 30 | 6月、12月 |
| 9 | 8 | 大和投資信託 | ダイワUS-REITオープンBコース(為替ヘッジなし) | -48.0 | 720 | 60 | なし |
リターンのよいファンドの特徴をみると、投資地域は米国で、為替ヘッジありのファンドです(上位10本中8本を占める)。為替ヘッジありのタイプが多いのは、昨年10月に比べ、円高・米ドル安になっている影響があります。
上位10本中9本が、米国対象のファンドです。
表に掲載していませんが、上位11本〜20本に含まれる10本中6本は、米国対象のファンドが占めています。
年間分配金順位のベスト2(3本)は、年間リターンでは下位グループに含まれています。
・日興・AMPグローバルREITファンドA(ヘッジなし)
年間分配金1位(年間分配金1530円)
年間リターン21位(年間リターン -54.5)
・ラサール・グローバルREITファンド
年間分配金2位(年間分配金1200円)
年間リターン27位(年間リターン -58.3)
・ワールド・リート・オープン
年間分配金2位(年間分配金1200円)
年間リターン24位(年間リターン -55.8)
2.6ヶ月リターン
※順/分は、半期分配金ランキングでの順位
| 順位 | 順/分 | 運用会社 | 投資信託名 | 6ヶ月リターン | 年間分配金 | 10月分配金 | ボーナス分配等 |
| 1 | 11 | 日興アセット | 日興・AMPグローバルREITファンドB(ヘッジあり) | -35.4 | 570 | 40 | なし |
| 2 | 17 | 野村アセット | 野村US-REITオープンCコース(為替ヘッジあり) | -36.4 | 100 | 0 | なし |
| 3 | 11 | 大和投資信託 | ダイワUS-REITオープンAコース(為替ヘッジあり) | -36.5 | 480 | 40 | なし |
| 4 | 7 | ニッセイアセット | ニッセイ/AEW・米国リートオープンAコース(為替ヘッジあり) | -38.2 | 600 | 50 | (3月、9月) |
| 5 | 16 | AIGインベストメンツ | AIG米国REITインカムファンド(バイリンガル)Aコース(為替ヘッジあり) | -38.5 | 240 | 20 | 6月、12月 |
| 6 | 7 | 野村アセット | 米国不動産投信ハイ・インカムオープン(りそなリート) | -39.0 | 615 | 50 | (6月、12月) |
| 7 | 6 | 野村アセット | ノムラ日米REITファンド | -39.7 | 720 | 60 | なし |
| 8 | 8 | フィデリティ投信 | フィデリティ・US リート・ファンドA(為替ヘッジあり) | -40.4 | 470 | 50 | なし |
| 9 | 5 | ゴールドマン・サックス | ゴールドマン・サックス米国REITファンド Aコース(為替ヘッジあり) | -41.0 | 840 | 70 | (2、5、8、11月) |
| 10 | 6 | 大和投資信託 | ダイワUS-REITオープンBコース(為替ヘッジなし) | -41.4 | 720 | 60 | なし |
リターンのよいファンドの特徴をみると、投資地域は米国で、為替ヘッジありのタイプが多いです(10本中7本を占める)。
上位10本中8本が、米国対象のファンドです。
表に掲載していませんが、上位11本〜20本に含まれる10本中6本は、米国対象のファンドが占めています。グローバル分散タイプは3本含まれています。
為替ヘッジなしのグローバル分散タイプで、最も順位が高いのは、「住信グローバルリート・インカム・オープン」の16位(6ヶ月リターン-44.3)です。
半期分配金順位のベスト2(3本)は、6ヶ月リターンでは下位グループに含まれています。
・日興・AMPグローバルREITファンドA(ヘッジなし)
半期分配金1位(半期分配金720円)
6ヶ月リターン17位(6ヶ月リターン -44.8)
・ラサール・グローバルREITファンド
半期分配金2位(半期分配金600円)
6ヶ月リターン31位(6ヶ月リターン -50.6)
・ワールド・リート・オープン
半期分配金2位(半期分配金600円)
6ヶ月リターン26位(6ヶ月リターン -46.4)
3.3ヶ月リターン
※順/分は、半期分配金ランキングでの順位
| 順位 | 順/分 | 運用会社 | 投資信託名 | 3ヶ月リターン | 年間分配金 | 10月分配金 | ボーナス分配等 |
| 1 | 11 | 日興アセット | 日興・AMPグローバルREITファンドB(ヘッジあり) | -26.4 | 570 | 40 | なし |
| 2 | 11 | 大和投資信託 | ダイワUS-REITオープンAコース(為替ヘッジあり) | -29.7 | 480 | 40 | なし |
| 3 | 17 | 野村アセット | 野村US-REITオープンCコース(為替ヘッジあり) | -31.0 | 100 | 0 | なし |
| 4 | 7 | ニッセイアセット | ニッセイ/AEW・米国リートオープンAコース(為替ヘッジあり) | -32.6 | 600 | 50 | (3月、9月) |
| 5 | 16 | AIGインベストメンツ | AIG米国REITインカムファンド(バイリンガル)Aコース(為替ヘッジあり) | -33.2 | 240 | 20 | 6月、12月 |
| 6 | 18 | 野村アセット | 野村ファンドラップ世界REIT Aコース(為替ヘッジあり) | -33.8 | 58 | 0 | 毎期変動 |
| 7 | 8 | フィデリティ投信 | フィデリティ・US リート・ファンドA(為替ヘッジあり) | -34.5 | 470 | 50 | なし |
| 8 | 5 | ゴールドマン・サックス | ゴールドマン・サックス米国REITファンド Aコース(為替ヘッジあり) | -34.9 | 840 | 70 | (2、5、8、11月) |
| 9 | 6 | 野村アセット | ノムラ日米REITファンド | -36.9 | 720 | 60 | なし |
| 10 | 7 | 野村アセット | 米国不動産投信ハイ・インカムオープン(りそなリート) | -37.3 | 615 | 50 | (6月、12月) |
リターンのよいファンドの特徴をみると、投資地域は米国で、為替ヘッジありのタイプが多いです(10本中6本を占める)。上位8本は全て為替ヘッジありのファンドです。
上位10本中7本が、米国対象のファンドです。
表に掲載していませんが、上位11本〜20本に含まれる10本中4本は、米国対象のファンドで(上位の方)、10本中5本はグローバル分散タイプです(下位の方)。
為替ヘッジなしのグローバル分散タイプで、最も順位が高いのは、「ダイワ世界リート・ファンド」の14位(3ヶ月リターン-39.5)です。
4.1ヶ月リターン
※順/分は、半期分配金ランキングでの順位
| 順位 | 順/分 | 運用会社 | 投資信託名 | 1ヶ月リターン | 年間分配金 | 10月分配金 | ボーナス分配等 |
| 1 | 11 | 日興アセット | 日興・AMPグローバルREITファンドB(ヘッジあり) | -22.5 | 570 | 40 | なし |
| 2 | 11 | 岡三アセット | ワールド・リート・セレクション(アジア) | -25.1 | 400 | 40 | 6月、12月 |
| 3 | 11 | 大和投資信託 | ダイワUS-REITオープンAコース(為替ヘッジあり) | -25.8 | 480 | 40 | なし |
| 4 | 17 | 野村アセット | 野村US-REITオープンCコース(為替ヘッジあり) | -28.1 | 100 | 0 | なし |
| 5 | 11 | 岡三アセット | ワールド・リート・セレクション(欧州) | -28.5 | 480 | 40 | 6月、12月 |
| 6 | 5 | ゴールドマン・サックス | ゴールドマン・サックス米国REITファンド Aコース(為替ヘッジあり) | -29.2 | 840 | 70 | (2、5、8、11月) |
| 7 | 12 | 住信アセット | 住信グローバルリート・インカム・オープン | -29.3 | 264 | 33 | 3、6、9、12月 |
| 8 | 7 | 野村アセット | 米国不動産投信ハイ・インカムオープン(りそなリート) | -29.4 | 615 | 50 | (6月、12月) |
| 8 | 16 | AIGインベストメンツ | AIG米国REITインカムファンド(バイリンガル)Aコース(為替ヘッジあり) | -29.4 | 240 | 20 | 6月、12月 |
| 9 | 8 | フィデリティ投信 | フィデリティ・US リート・ファンドA(為替ヘッジあり) | -29.6 | 470 | 50 | なし |
リターンのよいファンドの特徴をみると、投資地域は米国で、為替ヘッジありのタイプです(10本中5本を占める)。
上位10本中6本が、米国対象のファンドです。
表に掲載していませんが、上位11本〜20本に含まれる10本中3本は米国対象のファンドで、10本中6本はグローバル分散タイプです。
為替ヘッジなしのグローバル分散タイプで、最も順位が高いのは、「ダイワ世界リート・ファンド」の13位(1ヶ月リターン-30.5)です。
5.損失が多いファンド
| 対象期間 | 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | リターン | 年間分配金 | 10月分配金 |
| 年間 | 1 | 三菱UFJ投信 | オーストラリア・リート・オープン | -73.5 | 960 | 80 |
| 2 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ 欧豪リートファンド | -64.8 | 240 | 20 | |
| 3 | 岡三アセット | グローバル・リート・セレクション | -61.8 | 540 | 45 | |
| 4 | 野村アセット | 野村ファンドラップ世界REIT Bコース | -60.5 | 279 | 25 | |
| 5 | 三井住友アセット | 三井住友・グローバル・リート・オープン(世界の大家さん) | -59.8 | 960 | 80 | |
| 5 | DIAMアセット | DIAMワールド・リート・インカム・オープン(世界家主倶楽部) | -59.8 | 540 | 45 | |
| 5 | 大和住銀投信 | グローバル・リート・インカム・ファンド(街角ストーリー) | -59.8 | 300 | 25 | |
| 6ヶ月 | 1 | 三菱UFJ投信 | オーストラリア・リート・オープン | -61.0 | 960 | 80 |
| 2 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ 欧豪リートファンド | -54.4 | 240 | 20 | |
| 3 | 野村アセット | 野村ファンドラップ世界REIT Bコース | -52.3 | 279 | 25 | |
| 4 | 岡三アセット | グローバル・リート・セレクション | -51.4 | 540 | 45 | |
| 5 | 大和住銀投信 | グローバル・リート・インカム・ファンド(街角ストーリー) | -51.1 | 300 | 25 | |
| 3ヶ月 | 1 | 三菱UFJ投信 | オーストラリア・リート・オープン | -52.6 | 960 | 80 |
| 2 | 野村アセット | 野村ファンドラップ世界REIT Bコース | -47.0 | 279 | 25 | |
| 3 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ 欧豪リートファンド | -46.5 | 240 | 20 | |
| 4 | ゴールドマンサックス | GS グローバル REIT ポートフォリオ(リートマスター) | -46.3 | 500 | 45 | |
| 5 | 岡三アセット | グローバル・リート・セレクション | -45.3 | 540 | 45 | |
| 1ヶ月 | 1 | 三菱UFJ投信 | オーストラリア・リート・オープン | -45.4 | 960 | 80 |
| 2 | 野村アセット | 野村ファンドラップ世界REIT Bコース | -38.8 | 279 | 25 | |
| 3 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ 欧豪リートファンド | -38.4 | 240 | 20 | |
| 4 | 岡三アセット | グローバル・リート・セレクション | -37.4 | 540 | 45 | |
| 5 | 岡三アセット | ワールド・リート・セレクション(米国)(十二絵巻) | -37.1 | 480 | 40 |
4つのリターン全てでワースト1位になったのは、オーストラリア・リート・オープンです。
全般的に、オーストラリアの投資比率が高いファンドが多いです。これらのファンドは、REIT市況の悪化に加え、為替要因の悪化(円高・豪ドル安)が大きく影響しています。
・三菱UFJ 欧豪リートファンド(9/30現在)
オーストラリアの投資比率45%(欧州55%)
・グローバル・リート・セレクション(10/15現在)
オーストラリアの投資比率29%(米国38%)
・グローバル・リート・インカム・ファンド(街角ストーリー)(10/17現在)
オーストラリアの投資比率15%(米国25%)
・野村ファンドラップ世界REIT Bコース(9/30現在)
オーストラリアの投資比率14%(米国54%)
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