特に、毎月分配型の投資信託での「分配金の状況」について掲載してゆきたいと思います。
各毎月分配型の投資信託の2007年4月の分配金が確定しました。そこで、この1ヶ月分の結果を反映し、最近1年間(2006年5月〜2007年4月)の結果として調べ直してみました。
なお、前回の調査分の「2006年4月〜2007年3月の結果」を見たい方は、以下のバックナンバーをご参照ください。
毎月分配型投信信託 分配金ランキング 2006年4月〜2007年3月版
★追記★
この調査結果は毎月更新しています。最新の調査結果を見たい方は、以下をご参照ください。最初の記事が最新の調査結果になります。
分配金ランキング(総合)
調査したのは、日本経済新聞の「オープン基準価格」の欄に掲載されている運用会社(計69社)の毎月分配型の投資信託です。この69社のWEBサイトに掲載された毎月分配型の投信信託(319商品)を対象としました。
<結果の要約>
1ヶ月分のデータのみ入れ替えて算出した程度なので、順位に大きな変化はありません(特に上位の1〜17位は前回結果と同じ順位です)。
■国際株式の好配当株式投資タイプが好調
順位が2つ以上、上がったのは、昨年4月のボーナス分配時よりも増配を実施した国際株式型投信(好配当株式投資タイプ)で、以下の2つが順位を上げています。
・大和住銀「グローバル好配当株オープン」
27位→19位。 1820円/年→2120円/年。4月の分配金:210円→510円
・国際投信「グローバル株式インカム」
39位→28位。1365円/年→1825円/年。4月の分配金:180円→640円
順位が2つ以上、下がったのは、大和投信「りそな・世界資産分散ファンド(ブンさん)」(バランス型)です。前年4月に比べ、今年4月の分配金が減少したためです。
18位→21位。 2165円/年→2050円/年。4月の分配金:150円→35円
2006年5月〜2007年4月の1年間(12ヶ月間)で、毎月分配型の投資信託の分配金(左記の合計値)を多い順にすると、以下のようになりました。
※順位の後()の数値は、前回調査での順位。
※分配金の後の()の数値は、前回調査での分配金。
●毎月分配型 投資信託 分配金ランキング ベスト30
1位(同) ニッセイ/AEW・米国リートオープン Bコース(為替ヘッジなし) 4520円(同)
運用会社:ニッセイ アセットマネジメント
投信分類:国際REIT(リート)
※REIT(リート)は、「不動産投資信託」のこと。
2位(同) AIG米国REITインカムファンド(バイリンガル) Bコース(為替ヘッジなし) 3350円
(同)
運用会社:AIG投信投資顧問
投信分類:国際REIT(リート)
3位(同) DIAM世界好配当株オープン(世界配当倶楽部) 3270円(3260)
運用会社:興銀第一ライフ・アセットマネジメント
投信分類:国際株式
4位(同) たんぎん世界好配当株式ファンド(ワールド・ドリーム) 3230円(同)
運用会社:SGアセット(ソシエテジェネラル・アセットマネジメント)
投信分類:国際株式
5位(同) ニッセイ/AEW・米国リートオープン Aコース(為替ヘッジあり) 3200円(同)
運用会社:ニッセイ アセットマネジメント
投信分類:国際REIT(リート)
6位(同) SG 世界好配当株式ファンド(グローバル・ドリーム) 3030円(同)
運用会社:SGアセット(ソシエテジェネラル・アセットマネジメント)
投信分類:国際株式
7位(同) グローバル・リート・セレクション 2980円(2975)
運用会社:日本投信
投信分類:国際REIT(リート)
8位(同) ノムラ日米REITファンド 2920円(同)
運用会社:野村アセットマネジメント
投信分類:国際REIT(リート) ※ただし、約30%が国内(J-REIT)
9位(同) DIAMワールド・リート・インカム・オープン(世界家主倶楽部) 2740円(同)
運用会社:日本投信
投信分類:国際REIT(リート)
10位(同) 新光ピクテ世界インカム株式ファンド 2710円(2705)
運用会社:新光投信
投信分類:国際株式
11位(同) ゴールドマン・サックス 米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし) 2660円(同)
運用会社:ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント
投信分類:国際REIT(リート)
12位(同) AIG米国REITインカムファンド(バイリンガル) Aコース(為替ヘッジあり) 2650円(同)
運用会社:AIG投信投資顧問
投信分類:国際REIT(リート)
13位(同) 日本Jリートオープン 2400円(同)
運用会社:日本投信
投信分類:国内REIT(リート)
14位(同) ニッセイ/パトナム・グローバル好配当株式オープン(12のどんぐり) 2400円(2380)
運用会社:ニッセイ アセットマネジメント
投信分類:国際株式
※合計値は、2006年7月からの10ヶ月間
15位(同) ワールド・リート・セレクション(米国)(十二絵巻) 2380円(2375)
運用会社:日本投信
投信分類:国際REIT(リート)
16位(同) UBSニュー・メジャー・バランス・ファンド 2320円(同)
運用会社:UBSグローバル・アセット・マネジメント
投信分類:バランス型(国際株式50%、国際債券50%)
17位(同) グローバルREITオープン 2300円(同)
運用会社:野村アセットマネジメント
投信分類:国際REIT(リート)
18位(19) ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド 2140円(同)
運用会社:ピクテ投信投資顧問
投信分類:国際株式
19位(27) グローバル好配当株オープン 2120円(1820)
運用会社:大和住銀 投信投資顧問
投信分類:国際株式
20位(同) 世界優良株ファンド(毎月決算型) 2100円(同)
運用会社:T&Dアセットマネジメント
投信分類:国際株式
21位(18) りそな・世界資産分散ファンド(ブンさん) 2050円(2165)
運用会社:大和投資信託
投信分類:バランス型(国際株式、国際債券、国際REITに3等分)
21位(同) グローバル高配当株式ファンド 2050円(2035)
運用会社:日興アセットマネジメント
投信分類:国際株式
23位(22) ワールド・リート・セレクション(米国)為替ヘッジあり(十二絵巻 為替ヘッジあり) 2030円(2025)
運用会社:日本投信
投信分類:国際REIT(リート)
24位(23) DKA豪ドル債券ファンド 2000円(同)
運用会社:第一勧業アセットマネジメント
投信分類:国際債券
25位(24) 三井住友・グローバル好配当株式オープン(世界の豆の木) 1990円(1980)
運用会社:三井住友アセットマネジメント
投信分類:国際株式
26位(25) DIAM世界インカム・オープン(世界三重奏) 1845円(1840)
運用会社:興銀第一ライフ・アセットマネジメント
投信分類:バランス型(国際株式25%、国際債券50%、国際REIT25%)
27位(26) 住信 ヨーロッパ国債ファンド(ユーロ十二星) 1831円(1826)
運用会社:住信アセットマネジメント
投信分類:国際債券
28位(39) グローバル株式インカム 1825円(1365)
運用会社:国際投信投資顧問
投信分類:国際株式
29位(28) みずほ J−REITファンド 1800円(同)
運用会社:第一勧業アセットマネジメント
投信分類:国内REIT(リート)
30位(29) ゴールドマン・サックス 米国REITファンド Aコース(為替ヘッジあり) 1740円(同)
運用会社:ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント
投信分類:国際REIT(リート)
※なお、前回調査で30位だった以下の投信は、今回31位になっています。
ゴールドマン・サックス・アセット「GS 日本株・プラス 通貨分散コース」
投信分類:バランス型(国内株式 約90%、先物 約10%)
<分配の仕方でみた場合>
ベスト10の投信の分配の仕方をみると、ベスト10が前回調査と同じ投信であるため、前回同様ボーナス分配が極端に多い投信が多いです。
即ち、これら投信の購入者は、ボーナス分配にかなり依存することになります(ボーナス分配頼りの状態になります)。
なお、ベスト10の中では、ノムラ日米REITファンドが、比較的バラツキの少ない分配を行っています。
●毎月分配型 投資信託 分配金ランキング ベスト10での12回の分配の内訳
1位 ニッセイ/AEW・米国リートオープン Bコース(為替ヘッジなし)
3260円:1回
660円:1回
60円:10回
2位 AIG米国REITインカムファンド(バイリンガル) Bコース(為替ヘッジなし)
2400円:1回
650円:1回
30円:10回
3位 DIAM世界好配当株オープン(世界配当倶楽部)
2040円:1回
540円:1回
380円:1回
40円:4回(前回3回)
30円:5回(前回6回)
4位 たんぎん世界好配当株式ファンド(ワールド・ドリーム)
2300円:1回
630円:1回
30円:10回
※2006年6月以降の10ヶ月分
5位 ニッセイ/AEW・米国リートオープン Aコース(為替ヘッジあり)
2250円:1回
450円:1回
50円:10回
6位 SG 世界好配当株式ファンド(グローバル・ドリーム)
2200円:1回
530円:1回
30円:10回
7位 グローバル・リート・セレクション
2400円:1回
150円:1回
45円:6回(前回5回)
40円:4回(前回5回)
8位 ノムラ日米REITファンド
460円:1回
260円:9回
60円:2回
9位 DIAMワールド・リート・インカム・オープン(世界家主倶楽部)
2145円:1回
145円:1回
45円:10回
10位 新光ピクテ世界インカム株式ファンド
1900円:1回
525円:1回
30円:7回(前回6回)
25円:3回(前回4回)
<投信分類別>
前回調査同様、国際REIT(リート)が最も多く、次に国際株式が多くなっています。
前回調査に比べ、国際株式は前回調査より1つ多くなり、バランス型が1つ少なくなりました。
全般的に、海外投資が多く、一部でも海外に投資しているものを含めると(国内REITを除くと)、30のうち、28(約93%)が占めています。即ち、為替リスクが気になる投信が多いということになります。
なお、この投信分類は、投資信託協会の分類にそっていません。バランス型は、異なる分野の投資対象(株式、債券、REIT、先物等)がある場合のみにしました。
●毎月分配型 投資信託 分配金ランキング ベスト30(投信分類別)
1位 国際REIT(リート) 12商品
2位 国際株式 11商品(前回10商品)
3位 バランス型 3商品(前回4商品)
4位 国内REIT(リート) 2商品
4位 国際債券 2商品
<運用会社別>
運用会社別にみると、前回調査と同様、日本投信が最も多いです。純資産総額の多い運用会社(いわゆる大手)の商品が多いとは言いがたいです。
なお、純資産総額で大手といえそうな運用会社(ベスト10)は、野村、大和、日興、国際、三菱UFJ、ピクテ、興銀第一ライフ、フィデリティ、大和住銀、三井住友 等があります(2007年4月26日 QUICK QBR調べを参考にしました)。
●分配金ベスト30にランキングされた商品の多い運用会社
1位 4商品:日本投信
2位 3商品:ニッセイアセット
興銀第一ライフアセット
3位 2商品:ゴールドマン・サックス アセット(前回より1商品減少)
AIG投信
SGアセット
野村アセット
第一勧業アセット
4位 1商品:新光投信
UBSグローバル・アセット
大和投信
ピクテ投信
T&Dアセット
日興アセット
三井住友アセット
住信アセット
大和住銀投信
国際投信(新規にランクイン)
<後記>
今年3月の世界同時株安の影響もなくなりつつあり、相場が回復してきています。特に外国の株式関連がよいようで、その影響もあって、好配当株式投資の国際株式型投信では、昨年以上の分配金を増配している投信があります。
次回は、昨年と今年の4月の分配金の結果を比較することで、最近の状況をさらにみてゆきたいと思います。
★追記★
この調査結果は毎月更新しています。最新の調査結果を見たい方は、以下をご参照ください。最初の記事が最新の調査結果になります。
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