調査対象は61本で、2007年12月から2008年11月までの分配金を対象にしました。
なお、新興国以外の投資対象を含むファンドもありますが、今回の調査対象は新興国の投資比率がなるべく多いファンドを対象にしたいため(投資比率が低いとファンドの特性が低下するため)、新興国投資の投資比率が70%以上のファンドを対象にしました。
<調査結果の要約>
1)年間分配金が最も多い毎月分配型の新興国投資のファンドは、エマージング債券ファンド(前回3位)。次に、AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン)が多い(前回も2位)
2)前回調査との違い
●年間分配金の増加(8本)
エマージング債券ファンドなど
ボーナス分配以外の分配金が増加(80円以下の増額)
●年間分配金の減少(5本)
シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配)シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配)など
ボーナス分配以外の分配金が減少(65円以下の減額)
前回1位のUBSニュー・メジャー・バランス・ファンドが大幅減(620円減。今回36位)
3)ベスト2のファンドはボーナス分配を実施しないタイプ。3位以下のボーナス分配を行うタイプで、9月のリーマンショック以降にボーナス分配を実施したファンドはない
4)投信分類は国際債券が最も多い(24本中23本と大多数を占める)
5)半期分配金が最も多いファンドは、ダイワ・エマージング高金利債券ファンド(毎月分配型)。上位3本は、本年6〜8月にかけて300円以上のボーナス分配を実施したファンド
半期順位での投信分類では、上位(11位内)は全て国際債券型で占められ、年間順位よりも国際債券型が上位を占める(年間順位では8位に国際株式型を含む)
※順/前は、前回調査結果での順位
※以下の表中の「ボーナス分配」の所で、()になっているのは、目論見書に特に記載されていないが、通常の分配金より増配している月
※前回差は、前回調査の年間分配金との差額
※ボ分配金は、ボーナス分配金
| 順位 | 順/前 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | ボーナス分配月 | 分配金 | 前回差 | ボ分配金 | 11月分配金 |
| 1 | 3 | 大和住銀投信 | エマージング債券ファンド | 国際債券 | なし | 990 | 30 | なし | 100 |
| 2 | 2 | AIGインベストメンツ | AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) | 国際債券 | なし | 985 | 20 | なし | 90 |
| 3 | 5 | 岡三アセット | 新興国国債オープン(毎月決算型)(アトラス) | 国際債券 | 1、4、7、10月 | 980 | 80 | 100 | 80 |
| 4 | 3 | 新生インベストメント | エマージング・カレンシー・債券ファンド | 国際債券 | 6月、12月 | 960 | 0 | 360 | 60 |
| 4 | 3 | 国際投信 | エマージング・ソブリン・オープン | 国際債券 | なし | 960 | 0 | なし | 80 |
| 5 | 4 | シュローダー投信 | シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配) | 国際債券 | 2、5、8、11月 | 895 | -25 | 0 | 60 |
| 6 | 6 | JPモルガンアセット | JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド | 国際債券 | 3、6、9、12月 | 870 | 10 | 0 | 80 |
| 7 | 8 | ゴールドマンサックス | GS新成長国債券ファンド(花ボンド) | 国際債券 | (3、6、9、12月) | 840 | 0 | 0 | 70 |
| 8 | 7 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ 新興国通貨建て債券ファンド | 国際債券 | 6月、12月 | 780 | -65 | 0 | 65 |
| 8 | 9 | 岡三アセット | アジア・オセアニア好配当成長株オープン | 国際株式 | 3月、9月 | 780 | 0 | 0 | 65 |
| 8 | 9 | JPモルガンアセット | JPM新興国ソブリン・オープン | 国際債券 | なし | 780 | 0 | なし | 65 |
| 8 | 9 | AIGインベストメンツ | AIG現地通貨建て新成長国債インカムオープン(パッション) | 国際債券 | 2、5、8、11月 | 780 | 0 | 0 | 65 |
| 9 | 10 | 三菱UFJ投信 | ピムコ・エマージング・ボンド・オープンAコース(為替ヘッジなし) | 国際債券 | なし | 762 | -3 | なし | 63 |
| 10 | 11 | シュローダー投信 | シュローダー・アジア公社債ファンド(アジアン円舞曲) | 国際債券 | 6月 | 760 | 0 | 100 | 60 |
| 11 | 外 | JPモルガンアセット | りそな・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド(毎月決算型) | 国際債券 | 2、5、8、11月 | 750 | 80 | 300 | 80 |
| 12 | 13 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ グローバル・ボンド・ニューマーケット(星こよみ) | 国際債券 | なし | 740 | 4 | なし | 65 |
| 12 | 12 | ピクテ投信 | ピクテ・ハイインカム・ソブリン・ファンド(為替ヘッジなしコース) | 国際債券 | なし | 740 | -5 | なし | 60 |
| 13 | 14 | ベアリング投信 | ベアリング 新興国債券ファンド(あすなろ) | 国際債券 | なし | 725 | -5 | なし | 60 |
| 14 | 15 | ニッセイアセット | ニッセイ/パトナム・グローバル・エマージング債券ファンド | 国際債券 | なし | 720 | 0 | なし | 60 |
| 14 | 15 | 日興アセット | 日興・ピムコ・ハイインカム・ソブリン・ファンドA(ヘッジなし) | 国際債券 | なし | 720 | 0 | なし | 60 |
| 14 | 15 | 日興アセット | 世界銀行債券ファンド(ワールドサポーター) | 国際債券 | なし | 720 | 0 | なし | 60 |
| 14 | 外 | 大和投資信託 | ダイワ・エマージング高金利債券ファンド(毎月分配型) | 国際債券 | 1月、7月 | 720 | 70 | 370 | 70 |
| 14 | 15 | 新光投信 | フロンティア・ワールド・インカム・ファンド | 国際債券 | なし | 720 | 0 | なし | 60 |
| 14 | 外 | ゴールドマンサックス | GSエマージング通貨債券ファンド(毎月分配型) | 国際債券 | 3、6、9、12月 | 720 | 70 | 300 | 70 |
1.概況
年間分配金が最も多いファンドは、「エマージング債券ファンド」です(前回3位)。ボーナス分配は実施しないタイプですが、高めの分配金を出しています(本年7月以降、5期連続、毎月100円。6月までは毎月70円)。
次に年間分配金が多いファンドは、「AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン)」です(前回2位)。ボーナス分配は実施しないタイプですが、高めの分配金を出しています(本年5月以降、6期連続、毎月90円)。
ベスト4の5本は、毎月分配型投資信託 年間分配金総合ベスト30に含まれたファンドであり、毎月分配型投資信託全体から見ても分配金が多いファンドです。
<前回調査結果との違い>
●年間分配金が増加(8本)
ボーナス分配以外の分配金が増加しました。
以下の4本は、通算12回以下の決算(分配)のため、11月分の分配金が加算されたものです。
・新興国国債オープン(毎月決算型)(アトラス) 通算決算回数12回
・りそな・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド(毎月決算型) 7回
・ダイワ・エマージング高金利債券ファンド(毎月分配型) 6回
・GSエマージング通貨債券ファンド(毎月分配型) 7回
●年間分配金の減少(5本)
ボーナス分配以外の分配金が減少しました(65円以下の減額)
●ランクインしたファンドの入れ替え
◇新規ランクイン:3本
・りそな・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド(毎月決算型)
・ダイワ・エマージング高金利債券ファンド(毎月分配型)
・GSエマージング通貨債券ファンド(毎月分配型)
本年5月から分配を開始した最近設定されたファンドです。6〜8月にかけて、300〜370円のボーナス分配を実施しています。
◇ランク外:1本
「UBSニュー・メジャー・バランス・ファンド」
前回1位(今回36位)
前回年間分配金980円(今回360円)
昨年11月のボーナス分配650円(今回30円:ボーナス分配なし)
※対象本数は今回24本、前回22本と異なっているため、ランクインとランク外の本数は一致しない。
2.分配の仕方、商品特性でみた場合
ベスト2のファンドは、ボーナス分配を実施しないタイプになっています。
3位以下はボーナス分配を実施するタイプが多いですが、リーマンショックのあった本年9月以降にボーナス分配を実施したファンドがありません。
上記の表に掲載されたファンドの投信分類では、前回調査結果と同様に、国際債券型が最も多く、約96%(24本中23本)を占めます。
3.半期分配金
最近の運用結果を反映した状況をみるため、過去6ヶ月(本年6月〜11月)の分配金を対象に分配金ランキングをまとめてみました。
※以下の表中の「順/年」は、年間ランキングでの順位
※「順/年」での「外」は、年間ランキングにないファンド
※前回差は、前回調査での半期分配金との差額
| 順位 | 順/年 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | ボーナス分配月 | 分配金 | 前回差 | ボ分配金 | 11月分配金 |
| 1 | 14 | 大和投資信託 | ダイワ・エマージング高金利債券ファンド(毎月分配型) | 国際債券 | 1月、7月 | 720 | 70 | 370 | 70 |
| 2 | 11 | JPモルガンアセット | りそな・JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド(毎月決算型) | 国際債券 | 2、5、8、11月 | 680 | 10 | 300 | 80 |
| 3 | 14 | ゴールドマンサックス | GSエマージング通貨債券ファンド(毎月分配型) | 国際債券 | 3、6、9、12月 | 650 | 0 | 300 | 70 |
| 4 | 1 | 大和住銀投信 | エマージング債券ファンド | 国際債券 | なし | 570 | 30 | なし | 100 |
| 5 | 2 | AIGインベトメンツ | AIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) | 国際債券 | なし | 540 | 20 | なし | 90 |
| 6 | 外 | みずほ投信 | 新興国高金利通貨ファンド(毎月決算型)(セレクト・ファイブ) | 国際債券 | 6月、12月 | 520 | 85 | 100 | 85 |
| 7 | 3 | 岡三アセット | 新興国国債オープン(毎月決算型)(アトラス) | 国際債券 | 1、4、7、10月 | 480 | 0 | 0 | 80 |
| 7 | 4 | 国際投信 | エマージング・ソブリン・オープン | 国際債券 | なし | 480 | 0 | なし | 80 |
| 7 | 外 | DIAMアセット | DIAMエマージング債券ファンド(ライジングネクスト) | 国際債券 | 2、5、8、11月 | 480 | 70 | 200 | 70 |
| 8 | 6 | JPモルガンアセット | JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド | 国際債券 | 3、6、9、12月 | 450 | 10 | 0 | 80 |
| 8 | 外 | JPモルガンアセット | JPM新興国好利回り債投信 | 国際債券 | 3月、9月 | 450 | 10 | 0 | 80 |
| 9 | 外 | HSBC投信 | HSBC新興国現地通貨建債券オープン(毎月決算型)(エマボン毎月) | 国際債券 | なし | 440 | 10 | なし | 70 |
| 10 | 4 | 新生インベストメント | エマージング・カレンシー・債券ファンド | 国際債券 | 6月、12月 | 420 | 0 | 120 | 60 |
| 10 | 7 | ゴールドマンサックス | GS新成長国債券ファンド(花ボンド) | 国際債券 | (3、6、9、12月) | 420 | 0 | 0 | 70 |
| 11 | 10 | シュローダー投信 | シュローダー・アジア公社債ファンド(アジアン円舞曲) | 国際債券 | 6月 | 400 | 0 | 100 | 60 |
| 11 | 外 | レッグメイソン | LM・現地通貨建てエマージング債券ファンド | 国際債券 | なし | 400 | 80 | なし | 80 |
| 12 | 8 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ 新興国通貨建て債券ファンド | 国際債券 | 6月、12月 | 390 | 0 | 0 | 65 |
| 12 | 8 | 岡三アセット | アジア・オセアニア好配当成長株オープン | 国際株式 | 3月、9月 | 390 | 0 | 0 | 65 |
| 12 | 8 | JPモルガンアセット | JPM新興国ソブリン・オープン | 国際債券 | なし | 390 | 0 | なし | 65 |
| 12 | 8 | AIGインベトメンツ | AIG現地通貨建て新成長国債インカムオープン(パッション) | 国際債券 | 2、5、8、11月 | 390 | 0 | 0 | 65 |
<年間分配金ランキングとの違い>
1)順位の特徴
年間ランキングに比べ、上位16本は全て国際債券型ファンドです(年間ランキングでの上位12本には、国際株式型1本を含む)。
年間順位と同様に、国際債券型ファンドのシェアが非常に高く、上位20本中19本(95%)を占めています(前回調査結果と同じ傾向)。
上位3本はボーナス分配を実施したファンドであり、本年6〜8月にかけて300円以上のボーナス分配を実施しました。
この半期分配金ランキングにあるファンドでは、半期の決算回数(6回)に満たない以下のファンドがあります(即ち、最近設定されたファンドです)。
このファンドは、今後半期6回分の分配金の合計値になった場合、半期分配金がさらに多くなります。
・7位:DIAMエマージング債券ファンド(ライジングネクスト) 5回分
・11位:LM・現地通貨建てエマージング債券ファンド 5回分
2)年間ランキングになく、新たにランクインしたファンド
本年6〜8月にかけてボーナス分配を実施ファンド(6位、7位のDIAM)や、ボーナス分配ではない通常時の分配金が、比較的多い毎月70円以上のファンドです。
2)半期ランキングでランク外になった年間ランキングのファンド
対象期間にボーナス分配を実施しなかったファンドと、ボーナス分配がないタイプで、毎月の分配金が65円以下のファンドがランク外になりました。
・シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配)
年間5位:半期13位(半期分配金385円。年間895円) 毎期60円
本年8月、11月のボーナス分配なし
・ピムコ・エマージング・ボンド・オープンAコース(為替ヘッジなし)
年間9位:半期15位(半期分配金378円。年間762円) 毎期63円
・三菱UFJ グローバル・ボンド・ニューマーケット(星こよみ)
年間12位:半期14位(半期分配金383円。年間740円) 毎期65円
・ピクテ・ハイインカム・ソブリン・ファンド(為替ヘッジなしコース)
年間12位:半期16位(半期分配金360円。年間740円) 毎期60円
・ベアリング 新興国債券ファンド(あすなろ)
年間13位:半期16位(半期分配金360円。年間725円) 毎期60円
・ニッセイ/パトナム・グローバル・エマージング債券ファンド
年間14位:半期16位(半期分配金360円。年間720円) 毎期60円
・日興・ピムコ・ハイインカム・ソブリン・ファンドA(ヘッジなし)
年間14位:半期16位(半期分配金360円。年間720円) 毎期60円
・世界銀行債券ファンド(ワールドサポーター)
年間14位:半期16位(半期分配金360円。年間720円) 毎期60円
・フロンティア・ワールド・インカム・ファンド
年間14位:半期16位(半期分配金360円。年間720円) 毎期60円
3)半期ランキングでのファンドの入れ替え
<前回ランク外・今回ランクイン>
毎月の分配金が80円のファンドが新たにランクインしました。
・11位 LM・現地通貨建てエマージング債券ファンド
11月の分配金(80円)が半期分配金に加算されたため
<前回ランクイン・今回ランク外>
ランクインしたファンドに比べ、毎月の分配金が少ない(60円)のファンドがランク外になりました。
「シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配)」
前回9位(今回13位)
前回半期分配金410円(今回385円)
本年5月の分配金85円(11月60円。7月から60円に減配)
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