決算期間は2007年11月末から2008年11月末までを対象にしました。
調査対象数は年間リターンが360本、1ヶ月リターンが420本です。投信分類別分配金ランキングでは対象にしていなかった国内債券型、国内株式型、コモディティ型も含めました。
<調査結果の要約>
●リターンの上位は国内外の債券を対象にしたファンドが大半を占める(前回調査結果と同じ)
●リターンの下位は、国際REIT型のファンドが大半を占める(前回調査結果と同じ)
●年間リターンが最もよいファンドは、国内債券型の「ダイワ日本国債ファンド」(前回調査結果と同じ)
●年間リターンがよいタイプでは、国際債券型が最も多い(特に、先進国対象の為替ヘッジありのタイプ、米国の高格付け債券を対象にしたタイプ)
●1ヶ月リターンが最もよいファンドは、国際債券型の「ピクテ・ハイインカム・ソブリン・ファンド(為替ヘッジコース)」
●1ヶ月リターン上位20本は全て国際債券型のファンド(特に、為替ヘッジありのタイプ、新興国対象のタイプが多い)
●年間リターンが最もよくないファンドは、国際REIT型の「オーストラリア・リート・オープン」
下位10本中8本は、国際REIT型ファンド
●1ヶ月リターンが最もよくないファンドは、国際REIT型の「ゴールドマン・サックス米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし)(コロンブスの卵)」
下位10本は全て米国対象の国際REIT型のファンド
1.年間リターン
1)投信分類別 平均比較
投信分類別の年間リターン平均値を、リターンのよい順にすると、以下のとおりです。
1位 国内債券型 0.9%(対象4本)
2位 国際債券型 -24.8%(186本)
3位 バランス型 -34.0%(85本)
4位 コモディティ型 -43.2%(2本)
5位 国内REIT型 -48.1%(13本)
6位 国際株式型 -49.3%(28本)
7位 国際REIT型 -54.6%(41本)
国内株式型は1本だけなので、除外しました(ちなみに、日興アセット「株ちょファンド日本」で-40.2%です)。
2)上位20本
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 年間リターン | 年間分配金 | 11月分配金 |
| 1 | 大和投資信託 | ダイワ日本国債ファンド | 国内債券 | 1.9 | 165 | 20 |
| 2 | 国際投信 | ジャパン・ソブリン・オープン | 国内債券 | 1.8 | 120 | 10 |
| 3 | SGアセット | りそな・米国政府機関証券ファンド(為替ヘッジあり) | 国際債券 | 1.5 | 240 | 20 |
| 4 | 野村アセット | 野村豪州債券ファンドCコース(為替ヘッジあり) | 国際債券 | 1.0 | 0 | 0 |
| 5 | ニッセイアセット | ニッセイ日本インカムオープン(Jボンド) | 国内債券 | 0.5 | 120 | 10 |
| 6 | 野村アセット | 野村ファンドラップ日本債券 | 国内債券 | -0.6 | 96 | 8 |
| 7 | ベアリング投信 | BAMワールド・ボンド&カレンシー・ファンド(ウィンドミル) | 国際債券 | -2.4 | 480 | 40 |
| 8 | ゴールドマンサックス | ゴールドマンサックス世界債券オープンCコース(毎月分配、限定為替ヘッジ) | 国際債券 | -3.6 | 120 | 10 |
| 9 | シュローダー投信 | シュローダー月果美人 | 国際債券 | -5.1 | 300 | 25 |
| 10 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ USボンドファンド(夢満債)米ドルコース | 国際債券 | -5.2 | 294 | 24 |
| 11 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ 米国債券オープン | 国際債券 | -5.7 | 360 | 30 |
| 12 | JPモルガンアセット | JPM USトレジャリー・インカム・ファンド(US・セレクト) | 国際債券 | -6.5 | 540 | 45 |
| 13 | ドイチェアセット | ドイチェ欧州債券ファンドCコース(為替ヘッジあり) | 国際債券 | -7.0 | 120 | 10 |
| 14 | 野村アセット | 野村ファンドラップ外国債券 Aコース(為替ヘッジあり) | 国際債券 | -7.9 | 137 | 8 |
| 15 | 大和投資信託 | ハイグレード・USドル・ボンド・オープン(打出の小槌) | 国際債券 | -8.1 | 440 | 35 |
| 15 | 大和投資信託 | ダイワ高格付米ドル債オープン | 国際債券 | -5.1 | 420 | 35 |
| 16 | SGアセット | りそな・米国政府機関証券ファンド(為替ヘッジなし) | 国際債券 | -8.8 | 420 | 35 |
| 17 | フランクリン・テンプルトン | フランクリン・テンプルトン米国政府証券ファンド(メイフラワー号) | 国際債券 | -9.0 | 365 | 27 |
| 18 | 野村アセット | アセットバック証券オープンCコース(為替ヘッジあり) | 国際債券 | -12.1 | 162 | 19 |
| 19 | ゴールドマンサックス | バラエティ・オープン | 国際債券 | -12.4 | 300 | 25 |
ファンドの特徴をみると、ベスト2の2本は国内債券型ファンドで、ベスト6には全ての国内債券型(計4本)が含まれています。
本数では、国際債券型が最も多く、20本中15本を占めています。特に、「先進国を主な対象にした為替ヘッジあり」のタイプが多く(特に上位の方に多く)、半数以上を占めます(15本中8本)。
国際債券型の投資対象では、主に米国の高格付け債券(国債等)対象にしたファンドが多く、半数以上を占めます(15本中9本)。
バランス型のゴールドマン・サックス「バラエティ・オープン」の投資対象は、国際債券95%(国債65%)、通貨取引5%です(本年11月28日時点)。
年間リターンがよいファンドは分配金が多い方ではないです。年間分配金の順位で最も高い順位にあるのは「JPM USトレジャリー・インカム・ファンド(US・セレクト)」の66位です。
ベスト2の国内債券型ファンドは、年間分配金順位では最下位の方に近い順位にあります。このうち年間分配金が最も少ない「ジャパン・ソブリン・オープン」はワーストの12位になります。
2)下位10本
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 投信分類 | 年間リターン | 年間分配金 | 11月分配金 |
| 1 | 三菱UFJ投信 | オーストラリア・リート・オープン | 国際REIT | -70.0 | 960 | 80 |
| 2 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ 欧豪リートファンド | 国際REIT | -64.3 | 240 | 20 |
| 3 | JPモルガンアセット | JPMエマージング株式ファンド(毎月決算型)(成長果実) | 国際株式 | -63.6 | 110 | 10 |
| 4 | 岡三アセット | グローバル・リート・セレクション | 国際REIT | -62.5 | 540 | 45 |
| 5 | 野村アセット | 野村ファンドラップ世界REIT Bコース | 国際REIT | -62.5 | 285 | 23 |
| 6 | ゴールドマンサックス | GS 日本株・プラス 通貨分散コース | バランス | -60.9 | 540 | 45 |
| 7 | 大和住銀投信 | グローバル・リート・インカム・ファンド(街角ストーリー) | 国際REIT | -60.8 | 300 | 25 |
| 8 | 日興アセット | ラサール・グローバルREITファンド | 国際REIT | -60.3 | 1200 | 100 |
| 9 | 三井住友アセット | 三井住友・グローバル・リート・オープン(世界の大家さん) | 国際REIT | -60.2 | 960 | 80 |
| 10 | DIAMアセット | DIAMワールド・リート・インカム・オープン(世界家主倶楽部) | 国際REIT | -60.1 | 540 | 45 |
ファンドの特徴をみると、国際REIT型が最も多く、ワースト10本のうち8本を占めています。
ワースト2の国際REIT型は、オーストラリアを投資対象に含むファンドです。これ以外の国際REIT型は、グローバル分散タイプです(6本)。
年間リターン下位20本(表にないファンドも含む)の投信分類をみると、国際REIT型が最も多く、19本を占めます。残り1本は、表中の6位のバランス型ファンドです。
年間リターンがよくないファンドは、比較的分配金の多いファンドが多いです。年間分配金の順位で最も高い順位にあるのは「ラサール・グローバルREITファンド」の3位です。
2.1ヶ月リターン
1)投信分類別 平均比較
投信分類別の1ヶ月リターン平均値を、リターンのよい順にすると、以下のとおりです。
年間リターンの平均と比べ、特に、国内REIT型の順位が上がり、コモディティ型の順位が下がっています。
1位 国内債券型 0.4%(対象4本)
2位 国内REIT型 0.2%(15本)
3位 国際債券型 -2.7%(228本)
4位 バランス型 -3.4%(98本)
5位 国際株式型 -7.8%(30本)
6位 コモディティ型 -10.7%(2本)
7位 国際REIT型 -14.3%(41本)
国内株式型は1本だけなので、除外しました(ちなみに、日興アセット「株ちょファンド日本」で-1.4%です)。
2)上位20本
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 1ヶ月リターン | 年間分配金 | 11月分配金 |
| 1 | ピクテ投信 | ピクテ・ハイインカム・ソブリン・ファンド(為替ヘッジコース) | 4.0 | 480 | 40 |
| 2 | ベアリング投信 | BAMワールド・ボンド&カレンシー・ファンド(ウィンドミル) | 3.7 | 480 | 40 |
| 3 | 三菱UFJ投信 | ピムコ・エマージング・ボンド・オープンBコース(為替ヘッジあり) | 3.3 | 376 | 40 |
| 3 | モルガン・スタンレー | モルガン・スタンレー・エマージング・ボンド・オープンCコース(為替ヘッジあり) | 3.3 | 369 | 39 |
| 4 | ニッセイアセット | ニッセイ/パトナム・グローバル・エマージング債券ファンド | 3.1 | 720 | 60 |
| 4 | 日興アセット | 日興・ピムコ・ハイインカム・ソブリン・ファンドB(ヘッジあり) | 3.1 | 240 | 20 |
| 5 | SGアセット | りそな・米国政府機関証券ファンド(為替ヘッジあり) | 3.0 | 240 | 20 |
| 6 | シュローダー投信 | シュローダー月果美人 | 2.8 | 300 | 25 |
| 7 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ USボンドファンド(夢満債)米ドルコース | 2.2 | 294 | 24 |
| 8 | 三菱UFJ投信 | ピムコ・エマージング・ボンド・オープンAコース(為替ヘッジなし) | 2.1 | 762 | 63 |
| 8 | 三菱UFJ投信 | グローバル・エマージング・ボンド・オープン(受取物語) | 2.1 | 460 | 35 |
| 9 | JPモルガンアセット | JPM新興国ソブリン・オープン | 1.9 | 780 | 65 |
| 10 | ゴールドマンサックス | GS新成長国債券ファンド(花ボンド) | 1.8 | 840 | 70 |
| 10 | 三菱UFJ投信 | 三菱UFJ米国債券オープン | 1.8 | 360 | 30 |
| 11 | 日興アセット | 日興・ピムコ・ハイインカム・ソブリン・ファンドA(ヘッジなし) | 1.7 | 720 | 60 |
| 12 | 野村アセット | 野村ファンドラップ外国債券 Aコース(為替ヘッジあり) | 1.6 | 137 | 8 |
| 12 | 野村アセット | 野村豪州債券ファンドCコース(為替ヘッジあり) | 1.6 | 0 | 0 |
| 13 | 国際投信 | エマージング・ソブリン・オープン | 1.5 | 960 | 80 |
| 13 | JPモルガンアセット | JPM USトレジャリー・インカム・ファンド(US・セレクト) | 1.5 | 540 | 45 |
| 14 | ピクテ投信 | ピクテ・ハイインカム・ソブリン・ファンド(為替ヘッジなしコース) | 1.4 | 740 | 60 |
ファンドの特徴をみると、上位20本は全て国際債券型ファンドです。ベスト6の8本のうち7本は為替ヘッジありのタイプです(4位のニッセイアセットは為替ヘッジなし)。為替ヘッジありのファンドは、半数弱を占めます(20本中9本)。
年間リターン上位に含まれたファンドのタイプとは異なり、新興国対象のファンドが多く、半数以上を占めます(20本中13本)。
1ヶ月リターンがよいファンドは、年間リターン上位に含まれたファンドよりも分配金が多いです。年間分配金の順位で最も高い順位にあるのは「エマージング・ソブリン・オープン」の12位です。
3)下位10本
| 順位 | 運用会社 | 投資信託名 | 1ヶ月リターン | 年間分配金 | 11月分配金 |
| 1 | ゴールドマンサックス | ゴールドマン・サックス 米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし) | -22.2 | 960 | 80 |
| 2 | 岡三アセット | ワールド・リート・セレクション(米国)(十二絵巻) | -20.6 | 480 | 40 |
| 3 | フィデリティ投信 | フィデリティ・US リート・ファンドB(為替ヘッジなし) | -20.5 | 950 | 75 |
| 4 | 野村アセット | 米国不動産投信ハイ・インカムオープン(りそなリート) | -19.2 | 610 | 50 |
| 5 | AIGインベストメンツ | AIG米国REITインカムファンド(バイリンガル)Bコース(為替ヘッジなし) | -19.1 | 360 | 30 |
| 6 | フィデリティ投信 | フィデリティ・US リート・ファンドA(為替ヘッジあり) | -17.9 | 500 | 50 |
| 6 | 岡三アセット | ワールド・リート・セレクション(米国)為替ヘッジあり(十二絵巻 為替ヘッジあり) | -17.9 | 360 | 30 |
| 7 | 野村アセット | 野村US-REITオープンDコース | -17.5 | 325 | 25 |
| 8 | ニッセイアセット | ニッセイ/AEW・米国リートオープンBコース(為替ヘッジなし) | -17.1 | 720 | 60 |
| 9 | ゴールドマンサックス | ゴールドマン・サックス 米国REITファンド Aコース(為替ヘッジあり) | -17.0 | 840 | 70 |
ファンドの特徴をみると、全て米国対象の国際REIT型ファンドです。為替ヘッジありのタイプも3本含まれています。
1ヶ月リターン下位20本(表にないファンドも含む)の投信分類をみると、全て国際REIT型です。表には掲載されていない下位11〜20本のファンドのタイプでは、グローバル分散型5本、米国対象4本(為替ヘッジあり2本)、欧州対象1本となっています。
1ヶ月リターンがよくないファンドは、年間リターン下位のファンドよりも分配金の多いファンドが多いです。年間分配金の順位で最も高い順位にあるのは「ゴールドマン・サックス 米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし)(コロンブスの卵)」の12位です。
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