毎月分配型 投資信託情報

毎月分配型の投資信託(投信)の情報として、不動産投資信託(REIT:リート)を含む分配金や基準価格等の投資信託ランキングなどを紹介します。


基準価格のバラツキでみた分配金の多い投資信託の状況 09年1月版

年間分配金ランキングベスト30の毎月分配型投資信託を対象に「基準価格のバラツキ」の状況を調べました。

前回は、定点比較として1年前の基準価格を比較しましたが、今回は、12ヶ月間内での基準価格の変動をみました。この変動をみるのに、標準偏差を算出しました。標準偏差は、各基準価格が平均値からどれだけ離れているかの合計を示すもので、この数値が大きいほど、変動が大きいことになり、この変動が大きいほど、投資リスクが高くなります。

<調査結果の要約>

1)基準価格の変動が最も小さいファンドは、「りそな ハイグレード・ソブリン・ファンド」(前回調査結果と同じ)

2)基準価格の変動が最も大きいファンドは、「三井住友・グローバル・リート・オープン(世界の大家さん)」

3)国際債券型は基準価格の変動が小さく、REITは大きい

4)年間分配金ランキング上位のファンドは基準価格の変動が大きい(特にREIT)

5)前回調査結果と比べ、基準価格のバラツキが最も縮小したのは「DIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)」、バラツキが最も拡大したのは「グローバル・コモディティ・オープン」

5)前回調査結果と比べ、基準価格のバラツキの拡大が少ないのは国際債券型、バラツキの拡大が多いのは国際REIT型(特に米国対象)

1.基準価格のバラツキ・ランキング(標準偏差ランキング)

※調査対象期間は、2007年12月28日から2008年12月30日(12月の最終営業日)
※標準偏差のランキングは、この数値が低いほど基準価格の変動が少ないことになり、上位になる
※表中の「順/分」は、年間分配金ランキングでの順位
※表中の「順/前」は、前回調査結果での標準偏差ランキングの順位。「外」は前回ランキング外であったことを示す

順位順/分順/前運用会社投資信託名投信分類分配金標準偏差平均価格最高価格最小価格
1131大和投資信託りそな ハイグレード・ソブリン・ファンド国際債券9009309714110267456
2132大和投資信託ダイワ外債ソブリン・ファンド国際債券9009639744110187412
383大和投資信託ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)国際債券102010529176105596804
4114三井住友アセット三井住友・ヨーロッパ国債ファンド国際債券96010539783109927337
5115大和投資信託ダイワ・グローバル債券ファンド国際債券96011089359107496864
616シュローダー投信シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配)国際債券8701183836498405667
7107岡三アセット新興国国債オープン(毎月決算型)(アトラス)国際債券98012348993104936240
8137ニッセイアセットニッセイ高金利国債券ファンド(スリーポイント)国際債券90012378957103316238
915JPモルガンアセットJPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド国際債券8801240819296705432
10129国際投信エマージング・ソブリン・オープン国際債券94012488990107766046
11118安田投信パン・パシフィック外国債券オープン国際債券960126810702122917715
12911AIGインベストメンツAIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) 国際債券100013288546102205514
13610フィデリティ投信フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド 国際債券114013548190101604966
141313大和投資信託ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(杏の実)国際債券90013869343106496153
151115日興アセット財産3分法ファンドバランス96014259576119446497
16814大和住銀投信エマージング債券ファンド国際債券102014629174111885889
1714野村アセット野村豪州債券ファンドDコース国際債券885177611409132407452
181017大和投資信託ダイワ・グローバルREITオープン(世界の街並み)国際REIT9801799736996443291
19516大和住銀投信短期豪ドル債オープン国際債券1170185510966128266948
201719DIAMアセットDIAM世界リートインデックスファンド国際REIT8601877726898932969
21723日興アセット日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし)国際株式108019018853123534769
221220ゴールドマンサックスゴールドマンサックス米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし)(コロンブスの卵)国際REIT94020748185102653064
23327DIAMアセットDIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)国内REIT120021449732144305539
24123日興アセット日興・AMPグローバルREITファンドA(ヘッジなし)国際REIT144023869660131804243
25424国際投信ワールド・リート・オープン国際REIT117524279783132114095
261225フィデリティ投信フィデリティ・US リート・ファンドB(為替ヘッジなし)国際REIT940260010649133184013
27328日興アセットラサール・グローバルREITファンド国際REIT120026989966133933914
281130三菱UFJ投信オーストラリア・リート・オープン国際REIT96028198918144653450
29226野村アセットグローバル・コモディティ・オープン商品1220283810279144103987
301129三井住友アセット三井住友・グローバル・リート・オープン(世界の大家さん)国際REIT960286110909151024620

■国際債券型は基準価格の変動が小さく、REIT型は大きい

基準価格のバラツキが最も小さいファンドは、大和投資信託「りそな ハイグレード・ソブリン・ファンド」です。
 ・基準価格の推移(QUICK)

ベスト14は全て国際債券型になっています(上位が国際債券型で占められるのは前回調査結果と同じ)。

基準価格のバラツキが最も大きいファンドは、「三井住友・グローバル・リート・オープン(世界の大家さん)」です(前回ワースト2位)。
 ・基準価格の推移(QUICK)

一般的に投資分野をリスクの低い順にした場合、1)債券、2)バランス、3)株式(REIT含む)と言われていますが、そのことを反映した順位になっています。

特に、REITの価格変動が大きく、20位以下は2本を除くと全てREITです。このREITをタイプ別にみると、欧州や豪州を投資対象に含む国際REIT型のグローバル分散タイプの方が価格変動は大きいです。欧州や豪州ではREIT市況も悪いですが、これに加え、為替要因も悪化(円高・ユーロ安、円高・豪ドル安)していることが影響しているようです。

■分配金ランキング上位(特にREIT)は価格変動が大きい

年間分配金ランキング上位のファンドのうち、REITに投資するタイプは、前回調査結果と同様に、基準価格の変動が比較的大きく(標準偏差の数値が多く)なっています。
特に、年間分配金ランキング3位の「ラサール・グローバルREITファンド」は下から4番目(28位)にあります。

<前回調査結果との比較>

■「DIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)」が最も縮小

前回調査結果に比べ、標準偏差が最も縮小(基準価格のバラツキの縮小)したのは、「DIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)」です(157減)。
東証REIT指数の最近の推移をみると、際立った下降トレンドはなくなってきており、特定の範囲内での変動になってきています。

 ・基準価格の推移(QUICK)

標準偏差の増加が少ないファンドは国際債券型が多いです。

※以下、標準偏差が縮小した(もしくは増加が少ない)上位5本のファンド。()は変動値。▲は国際債券型

・DIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)(157減)
・オーストラリア・リート・オープン(47増)
・財産3分法ファンド(77増)
▲りそな ハイグレード・ソブリン・ファンド(106増)
▲ダイワ外債ソブリン・ファンド(125増)

■グローバル・コモディティ・オープンが最も拡大

前回調査結果に比べ、標準偏差(基準価格のバラツキ)が最も拡大したファンドは、「グローバル・コモディティ・オープン」です(625増。前回調査結果ではワースト2位)。
なお、今回の下位5本は、前回調査結果でも下位5本に含まれています。

 ・基準価格の推移(QUICK)

下位5本の投信分類をみると、国際REIT型が多く、米国対象の方が下位になります。

※以下、標準偏差が拡大した上位5本のファンド。()は拡大値。◎は国際REIT型

・グローバル・コモディティ・オープン(625増)
◎フィデリティ・US リート・ファンドB(為替ヘッジなし)(453増)
◎ラサール・グローバルREITファンド(387増)
◎ゴールドマン・サックス 米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし)(コロンブスの卵)(373増)
◎三井住友・グローバル・リート・オープン(世界の大家さん)(347増)


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  1. 2009/01/08(木) 07:00:00|
  2. 基準価格の変動で見た場合
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