<調査結果の要約>
1)国際株式型、バランス型、国際債券型が各3つ、国際REIT型1つ
2)全ファンドでボーナス分配を実施(年4回は4つ、年2回は3つ)
3)比較的堅調なグローバル・バランス21(満天の星)
4)苦戦ぎみのAIG現地通貨建て新成長国債インカムオープン(パッション)
5)販売先が多いファンドは「純資産額」も多い
■今回対象の毎月分配型ファンドの基準価格グラフ(Yahoo ファイナンス)
・ BNPパリバ高配当成長・ヨーロッパ株投資(欧州の恵み)
・世界好配当インフラ株ファンド
・GS世界分散ファンド(三ッ星レシピ)
・グローバル・バランス21(満天の星)
・AIG現地通貨建て新成長国債インカムオープン(パッション)
・メロン世界新興国ソブリン・ファンド
・ワールド・リート・セレクション(欧州)
※販売手数料、信託報酬、信託留保額の単位は%
※販売手数料、信託報酬は上限値
※基準価格値上り率、純資産額増加率の単位は%
※基準価格の値上り率は、設定時募集価格10000円を基準
※純資産額増加率は、設定日での金額を基準
| 投信名 | BNPパリバ高配当成長・ヨーロッパ株投資(欧州の恵み) | 世界好配当インフラ株ファンド | GS世界分散ファンド(三ッ星レシピ) | グローバル・バランス21(満天の星) | AIG現地通貨建て新成長国債インカムオープン(パッション) | メロン世界新興国ソブリン・ファンド | ワールド・リート・セレクション(欧州) |
| 運用会社 | BNPパリバ | 日興アセット | ゴールドマンサックス | 21世紀アセット | AIG投信 | メロン | 日本投信 |
| 投信分類 | 国際株式 | 国際株式 | バランス | バランス | 国際債券 | 国際債券 | 国際REIT |
| 商品特徴 | 安定した配当と成長力のある欧州企業に投資。主にユーロ建て資産に投資 | 相対的に配当利回りの高い世界のインフラ関連企業の株式等に分散投資 | 国際株式50%・国際REIT30%・コモディティ20%。ファンド オブ ファンズ | 国内外の株式・債券・通貨、商品に分散投資(公社債はBBB-以上)、絶対収益追求型 | 新成長国が発行した現地通貨建て国債等に投資。為替ヘッジなし | 現地通貨建て新興国ソブリン債に投資 | 高配当利回りの欧州REITに投資。オランダ54%、仏17%、英13% |
| 設定日 | 4/25 | 4/26 | 4/25 | 2/7 | 5/25 | 5/31 | 12/20 |
| 決算日 | 毎月7日 | 毎月12日 | 毎月15日 | 毎月20日 | 毎月12日 | 毎月17日 | 毎月15日 |
| 6/29基準価格 | 10170 | 10293 | 10212 | 10391 | 9996 | 10005 | 10025 |
| 価格値上率 | 101.7 | 102.9 | 102.1 | 103.9 | 100.0 | 100.1 | 100.3 |
| 最高価格 | 10441 | 10306 | 10444 | 10599 | 10197 | 10079 | 11147 |
| 最低価格 | 9932 | 9920 | 9997 | 9489 | 9875 | 9749 | 9754 |
| 6/29純資産額 | 33億円 | 165億円 | 153億円 | 16億円 | 338億円 | 182億円 | 357億円 |
| 純資産額増加率 | 300.0 | 183.3 | 188.9 | 145.5 | 244.9 | 146.8 | 287.9 |
| 販売手数料(税込) | 3.15 | 3.15 | 3.675 | 2.1 | 3.675 | 3.675 | 3.15 |
| 信託報酬 | 1.68 | 1.6725 | 1.5705 | 1.68 | 1.84 | 1.7325 | 1.89 |
| 信託留保額 | 0.2 | 0 | 0 | 0.5 | 0.2 | 0 | 0.3 |
| ボーナス分配 | 3、6、9、12月 | 3、6、9、12月 | 3、6、9、12月 | 5、11月 | 2、5、8、11 | 5、11月 | 6、12月 |
| 販売会社:店舗 | 西日本シティ銀行 | 中国銀行 | エイチ・エス証券、オリエント証券、プレミア証券 | 岡三証券 | いちよし証券 | 岡三証券、内藤証券 他9社 | |
| 販売会社:インターネット | 西日本シティ銀行 | 上記店舗で口座開設手続き後可能 | エイチ・エス証券(他の2社も通販可能) | フィデリティ証券(岡三証券は確認できず) | なし(上記では電話対応) | イー・トレード証券 |
1.ファンドの特徴
●好配当企業を重視した国際株式型
●商品(コモディティ)を含むバランス型
●現地通貨建ての新興国投資を行う国際債券型
来月(7月)に初回分配を行う毎月分配型ファンドは7つあります。分類でみると、国際株式型、バランス型、国際債券型が各3つと最も多いです。
各ファンドの特徴をみると、国際株式型ファンドでは、2つとも好配当企業を主な投資対象にしています。
バランス型ファンドでは、投資分野を増やし、株式、債券等の他に、商品(コモディティ)を含めています。
国際債券型ファンドでは、現地通貨建て新興国債券に投資しているのが特徴です。最近の新興国債券は、外債建てではなく、現地通貨建ての発行が主流となっているようで(全体の約80%は現地通貨建て)、このような状況に対応しているようです。
●対象ファンド全てでボーナス分配を実施
ボーナス分配を実施しており、年4回が4つのファンド、年2回が3つのファンドで実施しています。
AIG現地通貨建て新成長国債インカムオープン(パッション)のように国際債券型のファンドで、年4回ボーナス分配を実施するケースは少ないです。以前紹介したJPM新興国現地通貨ソブリンファンドも年4回ボーナス分配を実施しており、現地通貨建ての新興国債券投資はリターンを出しやすいので、このような分配の仕方をしているようです。
2.現状の運用状況
●比較的堅調なグローバル・バランス21(満天の星)
最近の基準価格(6月29日)をみると、グローバル・バランス21(満天の星)が最も高いです。運用会社のファンドの月報によれば、欧州・北米を主な投資対象にした株式投資や、カナダドル・米ドル・豪ドル買い等の為替効果が基準価格の上昇に寄与したようです。
※グローバル・バランス21(満天の星) 月次レポート2007.5
●苦戦ぎみのAIG現地通貨建て新成長国債インカムオープン(パッション)
最近の基準価格(6月29日)が最も低いのは、AIG現地通貨建て新成長国債インカムオープン(パッション)です。新規設定時の募集価格である1万円を下回った基準価格になっています。6月22日から29日にかけて、下降トレンドになっています。
ただし、設定後1ヶ月程度しか経っていないので、この段階で成否は問いにくいと思います。
●販売先が多いファンドは純資産も多い
今回対象にしたファンドの純資産をみると、ワールド・リート・セレクション(欧州)のように販売先が多いファンドは、純資産額が多いです。
このワールド・リート・セレクション(欧州)は、販売網だけでなく、REITでの新興市場である欧州を投資対象にした商品特性(リターンを期待できそうなこと)が投資家の支持を得たので純資産額も増加したと思います。
ただし、グローバル・バランス21(満天の星)のように販売先が多い方でも、純資産が少ない場合もあります。個々の販売先は、中小規模の販売先なので、その販売力の影響もあると思います。
3.販売面の特徴
●特定販売先向けファンドが多い(インターネット販売あり)
今回対象にしたファンドでは、販売先が1社になっているファンド(販売先からみたら自社専用ファンド)が4つあります。
このような場合、口座開設(購入)は従来であれば、その販場先の近くに住んでいないと購入できませんでしたが、最近は通信販売(インターネット等)で口座開設(購入)ができるような場合が多いので、その販売先の近くに住んでいなくとも購入することができます。
[追記]今回紹介したファンドの07年7月の分配金(1万口あたり)(7月20日加筆)
・BNPパリバ高配当成長・ヨーロッパ株投資(欧州の恵み) 25円
・世界好配当インフラ株ファンド 30円
・GS世界分散ファンド(三ッ星レシピ) 30円
・グローバル・バランス21(満天の星) 70円
・AIG現地通貨建て新成長国債インカムオープン(パッション) 65円
・メロン世界新興国ソブリン・ファンド 60円
・ワールド・リート・セレクション(欧州) 40円
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