毎月分配型投資信託の国際株式型について、リターンを比較してみました。調査の対象は30本で、決算期間は2007年7月末から2008年7月末までを対象にしました。
<調査結果の要約>
1)リターンがよいタイプは、公益株を投資対象にしたファンドが多い
3ヶ月や1ヶ月など最近の運用結果を反映したリターンでは、分配を抑えたファンドのリターンがよい
2)年間リターンが最も高いファンドは、「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド」
ファンドの特徴では、ベスト2は公益株を投資対象にしたファンド(前回調査結果と同じ)
3)6ヶ月リターンが最も高いファンドは、JPモルガンアセット「JPMエマージング株式ファンド(毎月決算型)(成長果実)」
ファンドの特徴では、新興国に投資するタイプが上位に多い(前回調査結果と同じ)
4)3ヶ月リターンが最も高いファンドは「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド」
ファンドの特徴では、ベスト2は公益株を投資対象にしたファンド
5)1ヶ月リターンが最も高いファンドは、T&Dアセット「世界優良株ファンド(プライムコレクション)」
ファンドの特徴では、7月にボーナス分配を実施しなかったファンドが多い
1.リターンのよい(損失が少ない)ファンドの特徴
現在の軟調相場では、堅調であった過去の実績と比較したリターンでみると、利益はなく損失になる場合がほとんどです。このため、リターンがよいというよりは、損失が少ないファンドを指摘することになります。
損失が少ないファンドの特徴をみると、公益株に投資するタイプが上位にくる場合が多いです。軟調でも大きく下がりにくい投資対象の特性によるものと思います。
公益株以外のファンドで先進国を対象にしたファンドでは、DIAM世界好配当株オープン(世界配当倶楽部)が比較的上位に含まれています。この他、ブラックロック世界好配当株式オープン(世界の息吹)が上位に含まれる場合が多いです。これらのファンドの投資地域は、欧州の投資比率が高く、米国の投資比率が低くなっています。
分配金では、年間分配金が比較的多くない(年間分配金順位が高い方ではない)ファンドの方が、損失が少なくなっているようです。特に、3ヶ月や1ヶ月リターンでは、7月にボーナス分配を実施しなかったファンドが多数含まれています。分配金は少なくなりましたが、リターンの低下は抑えられたようです。
1.年間リターン
※上位10本程度を対象(他のリターンでも同様)
| 順位 | 順/分 | 運用会社 | 投資信託名 | リターン年間 | 年間分配金 | 7月分配金 | ボーナス分配等 |
| 1 | 2 | ピクテ投信 | ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド | -4.9 | 1170 | 30 | 3、6、9、12月 |
| 2 | 9 | 新光投信 | 新光ピクテ世界インカム株式ファンド | -5.2 | 650 | 30 | 6月、12月 |
| 3 | 13 | ブラックロック | ブラックロック世界好配当株式オープン(世界の息吹) | -12.3 | 540 | 30 | 2月、8月 |
| 4 | 7 | DIAMアセット | DIAM世界好配当株オープン(世界配当倶楽部) | -14.3 | 680 | 40 | 3、6、9、12月 |
| 5 | 15 | T&Dアセット | 世界優良株ファンド(プライムコレクション) | -15.0 | 410 | 10 | (1月、7月) |
| 6 | 16 | 日興アセット | 世界好配当インフラ株ファンド | -15.3 | 360 | 30 | 3、6、9、12月 |
| 7 | 8 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンド B(ヘッジあり) | -15.9 | 660 | 50 | なし |
| 8 | 16 | SGアセット | SG 世界好配当株式ファンド(グローバル・ドリーム) | -16.0 | 360 | 30 | 1月、7月 |
| 8 | 16 | SGアセット | たんぎん世界好配当株式ファンド(ワールド・ドリーム) | -16.0 | 360 | 30 | 1月、7月 |
| 9 | 5 | 岡三アセット | アジア・オセアニア好配当成長株オープン | -16.2 | 915 | 65 | 3月、9月 |
| 9 | 13 | 三井住友アセット | 三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実) | -16.2 | 540 | 45 | 5月、11月 |
ファンドの特徴をみると、ベスト2は公益株を投資対象にしたファンドです(前回調査結果と同じ)。
この他、先進国を中心に地域分散投資をしているファンドが上位にあります。これらのファンドのうち、3位と4位のファンド2本の投資地域の比率をみると、欧州が半分近くを占め、米国の比率が比較的低いです。特にブラックロック世界好配当株式オープン(世界の息吹)は、この傾向が強く、欧州57%、北米(米国)15%、アジア・オセアニア(新興国含む)25%になっています(本年7月末時点)。
2.6ヶ月リターン
※年間の決算回数が年12回未満のファンドは以下の2本
・JPMエマージング株式ファンド(毎月決算型)(成長果実)7回
・ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)5回
| 順位 | 順/分 | 運用会社 | 投資信託名 | リターン6ヶ月 | 年間分配金 | 7月分配金 | ボーナス分配等 |
| 1 | 22 | JPモルガンアセット | JPMエマージング株式ファンド(毎月決算型)(成長果実) | 5.4 | 70 | 10 | 5月、11月 |
| 2 | 13 | 三井住友アセット | 三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実) | -0.6 | 540 | 45 | 5月、11月 |
| 3 | 2 | ピクテ投信 | ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド | -2.3 | 1170 | 30 | 3、6、9、12月 |
| 4 | 5 | 岡三アセット | アジア・オセアニア好配当成長株オープン | -2.4 | 915 | 65 | 3月、9月 |
| 4 | 13 | ブラックロック | ブラックロック世界好配当株式オープン(世界の息吹) | -2.4 | 540 | 30 | 2月、8月 |
| 4 | 14 | PCAアセット | PCAアジア・オセアニア好配当株式オープン | -2.4 | 420 | 35 | 3、6、9、12月 |
| 4 | 18 | ピクテ投信 | ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型) | -2.4 | 270 | 30 | 2、5、8、11月 |
| 5 | 9 | 新光投信 | 新光ピクテ世界インカム株式ファンド | -2.7 | 650 | 30 | 6月、12月 |
| 6 | 4 | DIAMアセット | DIAM世界好配当株オープン(世界配当倶楽部) | -2.9 | 680 | 40 | 3、6、9、12月 |
| 7 | 11 | 日興アセット | グローバル高配当株式ファンド(軍配) | -3.1 | 600 | 40 | (3、6、9、12月) |
ファンドの特徴をみると、新興国投資が最も多く、ベスト4の7本中5本を占めています。
これ以外のタイプでは、主に公益株投資(3位と5位)、欧州の投資比率が高いタイプ(4位のブラックロック、6位)が多いです。
3.3ヶ月リターン
※年間の決算回数が12回未満のファンドは以下の1本
・グローバル・インフラ公共株・ファンド(インフラくん)7回
| 順位 | 順/分 | 運用会社 | 投資信託名 | リターン3ヶ月 | 年間分配金 | 7月分配金 | ボーナス分配等 |
| 1 | 2 | ピクテ投信 | ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド | -1.7 | 1170 | 30 | 3、6、9、12月 |
| 2 | 9 | 新光投信 | 新光ピクテ世界インカム株式ファンド | -1.8 | 650 | 30 | 6月、12月 |
| 3 | 20 | 野村アセット | グローバル・インフラ公共株・ファンド(インフラくん) | -3.0 | 175 | 25 | 1、4、7、10月 |
| 4 | 4 | DIAMアセット | DIAM世界好配当株オープン(世界配当倶楽部) | -3.2 | 680 | 40 | 3、6、9、12月 |
| 5 | 16 | SGアセット | SG 世界好配当株式ファンド(グローバル・ドリーム) | -3.3 | 360 | 30 | 1月、7月 |
| 5 | 16 | SGアセット | たんぎん世界好配当株式ファンド(ワールド・ドリーム) | -3.3 | 360 | 30 | 1月、7月 |
| 6 | 17 | 野村アセット | 世界好配当株投信 | -4.1 | 300 | 25 | 1、4、7、10月 |
| 7 | 1 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし) | -4.3 | 1260 | 90 | なし |
| 8 | 11 | 日興アセット | グローバル高配当株式ファンド(軍配) | -4.5 | 600 | 40 | (3、6、9、12月) |
| 8 | 12 | みずほ投信 | みずほ好配当世界株オープン | -4.5 | 560 | 30 | 3、6、9、12月 |
| 8 | 15 | T&Dアセット | 世界優良株ファンド(プライムコレクション) | -4.5 | 410 | 10 | (1月、7月) |
ファンドの特徴をみると、ベスト2は公益株を投資対象にしたファンドです。
この他、先進国を中心に地域分散投資をしているファンドが上位にあります。これらのファンドのうち、4位と5位の投資地域の比率をみると、欧州が半分近くを占め、米国の比率(25%程度)が比較的低いです。
7月にボーナス分配を実施しなかったファンドが5本含まれています。分配金は少なくなりましたが、リターンの低下は抑えられたようです。
4.1ヶ月リターン
| 順位 | 順/分 | 運用会社 | 投資信託名 | リターン1ヶ月 | 年間分配金 | 7月分配金 | ボーナス分配等 |
| 1 | 15 | T&Dアセット | 世界優良株ファンド(プライムコレクション) | 1.8 | 410 | 10 | (1月、7月) |
| 2 | 17 | 野村アセット | 世界好配当株投信 | 1.7 | 300 | 25 | 1、4、7、10月 |
| 3 | 19 | ニッセイアセット | ニッセイ/パトナム・グローバル好配当株式オープン(12のどんぐり) | 1.6 | 240 | 20 | 毎期変動 |
| 4 | 16 | 日興アセット | 世界好配当インフラ株ファンド | 1.3 | 360 | 30 | 3、6、9、12月 |
| 5 | 6 | 国際投信 | グローバル株式インカム | 1.0 | 800 | 30 | (1、4、7、10月) |
| 5 | 11 | 日興アセット | グローバル高配当株式ファンド(軍配) | 1.0 | 600 | 40 | (3、6、9、12月) |
| 6 | 11 | しんきんアセット | しんきん世界好配当利回り株ファンド | 0.7 | 600 | 50 | なし |
| 6 | 16 | SGアセット | SG 世界好配当株式ファンド(グローバル・ドリーム) | 0.7 | 360 | 30 | 1月、7月 |
| 6 | 16 | SGアセット | たんぎん世界好配当株式ファンド(ワールド・ドリーム) | 0.7 | 360 | 30 | 1月、7月 |
| 7 | 1 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし) | 0.4 | 1260 | 90 | なし |
他のリターンと異なり、利益が出ている結果になっているのは、比較対象時期が、ダウ平均で年初来最安値になった「7月初頭」前の軟化した市況のためです。
ファンドの特徴をみると、7月にボーナス分配を実施しなかったファンドが5本含まれています。分配金は少なくなりましたが、リターンは確保できたようです。
この他、先進国を中心に地域分散投資をしているファンドが上位にあります。投資地域の比率をみると、7月末にかけて米国の株式市況が回復してきた影響もあってか、米国の比率が比較的高い(50%程度)ファンドが、1位と2位になっています。この2本のファンドは、投資セクター別でみると、医薬品等の分野(軟調でも下がりにくいディフェンシブ株の分野)の割合が比較的高いです(13%程度)。
5.損失が多いファンド
各4パターンのリターンにおいて、最もリターンが低いファンドは以下のファンドです。
| 対象期間 | 運用会社 | 投資信託名 | リターン |
| 年間 | ニッセイアセット | ニッセイ/パトナム・グローバル好配当株式オープン(12のどんぐり) | -25.7 |
| 6ヶ月 | ドイチェアセット | ドイチェ・グローバル好配当株式ファンド | -9.3 |
| 3ヶ月 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンド B(ヘッジあり) | -8.3 |
| 1ヶ月 | JPモルガンアセット | JPMエマージング株式ファンド(毎月決算型)(成長果実) | -3.1 |
4パターンのリターンでワースト5本に含まれたファンドのうち、3パターンのリターンに含まれたファンド(下位に含まれることが多いファンド)は、以下のファンドです。
・グローバル株式インカム
年間リターン 下から2番目 -24.6
6ヶ月リターン 下から2番目 -9.1
3ヶ月リターン 下から5番目 -7.4
・ドイチェ・グローバル好配当株式ファンド
6ヶ月リターン 最下位 -9.3
3ヶ月リターン 下から3番目 -7.9
1ヶ月リターン 下から2番目 -3.0
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テーマ:投資信託 - ジャンル:株式・投資・マネー
- 2008/08/17(日) 06:50:00|
- 国際株式型分配金ランキング
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毎月分配型投資信託での国際株式型ファンドの分配金(年間、半期)を調べました。
調査の対象は30本で、決算期間は2007年8月から2008年7月までを対象にしました。
<調査結果の要約>
1)7月がボーナス分配実施時期のファンド7本で、ボーナス分配を実施したファンドがなかったため、順位が大幅に変動
2)年間分配金が最も多いファンドは、日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし)(前回4位)。次に、ピクテ・グローバル・インカム株式ファンドが多い(前回5位)
3)前回調査結果との違い
・年間分配金の増加3本(通常の分配金が微増)
・年間分配金の減少7本(ボーナス分配の未実施5本)
前回3位の世界優良株ファンド(プライムコレクション)が大幅減(1040円減)
4)国際REIT型等の他のタイプと比較して、分配金は3番目に高い水準(前回1位)
7月にボーナス分配を実施したファンドがなかったため、分配金の水準が低下
5)半期分配金で最も多いファンドは、日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし)(前回も1位)
6)半期分配金ベスト5は、年間分配金べスト5に比べ、ボーナス分配ではない通常時の分配金が高めのファンドが多い。
半期内でボーナス分配を実施したファンドは、20本中3本のみ
※以下の表中の「順/前」は、前回調査結果での順位
※以下の表中の「ボーナス分配」の所で、()になっているのは、目論見書に特に記載されていないが、通常の分配金より増配している月
※「前回差」は、前回調査結果との年間分配金の差額
※ボ分配金は、ボーナス分配金。ボ構成比は、ボーナス分配の構成比
| 順位 | 順/前 | 運用会社 | 投資信託名 | ボーナス分配月 | 分配金 | 前回差 | ボ分配金 | 7月分配金 |
| 1 | 4 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし) | なし | 1260 | -30 | なし | 90 |
| 2 | 5 | ピクテ投信 | ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド | 3、6、9、12月 | 1170 | 0 | 900 | 30 |
| 3 | 1 | 大和住銀投信 | グローバル好配当株オープン | (1、4、7、10月) | 1120 | -650 | 520 | 60 |
| 4 | 7 | ドイチェアセット | ドイチェ・グローバル好配当株式ファンド | 3月、9月 | 990 | 0 | 550 | 40 |
| 5 | 8 | 岡三アセット | アジア・オセアニア好配当成長株オープン | 3月、9月 | 915 | 0 | 200 | 65 |
| 6 | 2 | 国際投信 | グローバル株式インカム | (1、4、7、10月) | 800 | -670 | 470 | 30 |
| 7 | 9 | DIAMアセット | DIAM世界好配当株オープン(世界配当倶楽部) | 3、6、9、12月 | 680 | 0 | 280 | 40 |
| 8 | 11 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバル好配当株ファンド | 3、6、9、12月 | 660 | 0 | 360 | 30 |
| 8 | 10 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンド B(ヘッジあり) | なし | 660 | -10 | なし | 50 |
| 9 | 12 | 新光投信 | 新光ピクテ世界インカム株式ファンド | 6月、12月 | 650 | 0 | 320 | 30 |
| 10 | 13 | 三井住友アセット | 三井住友・グローバル好配当株式オープン(世界の豆の木) | 3、6、9、12月 | 630 | 0 | 230 | 40 |
| 11 | 15 | しんきんアセット | しんきん世界好配当利回り株ファンド | なし | 600 | 10 | なし | 50 |
| 11 | 14 | 日興アセット | グローバル高配当株式ファンド(軍配) | (3、6、9、12月) | 600 | 0 | 160 | 40 |
| 12 | 16 | みずほ投信 | みずほ好配当世界株オープン | 3、6、9、12月 | 560 | 0 | 230 | 30 |
| 13 | 17 | 三井住友アセット | 三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実) | 5月、11月 | 540 | 0 | 0 | 45 |
| 13 | 18 | ブラックロック | ブラックロック世界好配当株式オープン(世界の息吹) | 2月、8月 | 540 | 10 | 250 | 30 |
| 14 | 19 | PCAアセット | PCAアジア・オセアニア好配当株式オープン | 3、6、9、12月 | 420 | 0 | 0 | 35 |
| 15 | 3 | T&Dアセット | 世界優良株ファンド(プライムコレクション) | (1月、7月) | 410 | -1040 | 0 | 10 |
| 16 | 22 | 住信アセット | 住信 世界好配当株オープン(世界配当物語) | 3、6、9、12月 | 360 | 30 | 0 | 30 |
| 16 | 21 | BNPパリバ | BNPパリバ欧州高配当・成長株式ファンド(ドリーム パスポート) | 2、5、8、11月 | 360 | 0 | 0 | 30 |
| 16 | 21 | 日興アセット | 世界好配当インフラ株ファンド | 3、6、9、12月 | 360 | 0 | 0 | 30 |
| 16 | 6 | SGアセット | SG 世界好配当株式ファンド(グローバル・ドリーム) | 1月、7月 | 360 | -720 | 0 | 30 |
| 16 | 6 | SGアセット | たんぎん世界好配当株式ファンド(ワールド・ドリーム) | 1月、7月 | 360 | -720 | 0 | 30 |
1.概況
7月がボーナス分配実施時期のファンド7本で、ボーナス分配を実施したファンドがなかったため、順位が大幅に変動しました。
ベスト2のファンドは、前回調査より順位が上がりましたが、ボーナス分配未実施により順位が下降したファンドがあったため、順位が繰り上がりました(分配金の増加による順位の上昇ではないです)。
国際株式型のファンドで年間分配金が最も多いファンドは、日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし)です(前回4位)。ボーナス分配はないが通常時の分配金が高めのファンドです(本年1月まで毎月120円、2月以降毎月90円)。
次に年間分配金が多いファンドは、ピクテ・グローバル・インカム株式ファンドです(前回5位)。比較的下がりにくい公益株を投資対象にしています。対象期間内でボーナス分配を3回実施しています(実施予定数は4回で、未実施は4回中1回)。
なお、4位までは、
年間分配金総合ベスト30に含まれたファンドであり、毎月分配型投資信託全体から見ても分配金が多いファンドです。
<前回調査結果との違い>
●年間分配金が増加したファンド(3本)
「しんきん世界好配当利回り株ファンド」などで、30円以下の微増となりました。
住信 世界好配当株オープン(世界配当物語)は、今回の決算が通算12回目にあたり、7月分の分配金30円が年間分配金に加算されました。
●年間分配金が減少したファンド(7本)
7月にボーナス分配を実施しなかったため、年間分配金が減少したファンドを5本含みます。
年間分配金が最も減少したファンドは、前回3位の世界優良株ファンド(プライムコレクション)です(1040円減。昨年7月のボーナス分配1050円:本年7月の分配金10円)。
●ランクインしたファンドの入替
・ランクアウト1本
ニッセイ/パトナム・グローバル好配当株式オープン(12のどんぐり)
※増配を実施した昨年7月(320円)が対象外になったためです。
・ランクイン4本
PCA アジア・オセアニア好配当株式オープン
住信 世界好配当株オープン(世界配当物語)
BNPパリバ欧州高配当・成長株式ファンド(ドリーム パスポート)
世界好配当インフラ株ファンド
※7月にボーナス分配を実施しなかったファンドの影響で、順位が繰り上がりました(前回調査は次点の順位)。
2.分配の仕方、商品特性でみた場合
分配の仕方でみると、全般的にボーナス分配実施のファンドが多いです。上位の方がボーナス分配額は多いです。ただし、最新の6ヶ月以内(本年2月以降)にボーナス分配を実施したファンドは20本中2本だけです。
・2位 ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド 6月350円
・13位 ブラックロック世界好配当株式オープン(世界の息吹) 2月100円
ボーナス分配が多いファンドは、相場が堅調な時は、多額の分配金を得られる可能性は高いですが、相場が軟調な時は、年間の分配金はこの実績額より下がる可能性はあります。
商品特性をみると、全般的に先進国を対象にした好配当株式投資型が多いです。特に上位は先進国対象が多く、新興国対象は5位以下になります(新興国対象は5位、13位、14位の3本)。
3.他のタイプと比較した場合
毎月分配型投資信託の他のタイプのベスト10と、分配金を比較した場合、国際株式型は3番目の水準になります。7月にボーナス分配を実施したファンドがなかったため、分配金の水準が低下しました。
※ベスト10は上位10本が目安。同じ順位になるファンドがある場合は、10位より前までが対象。
※以下、ベスト10の平均値が多い順に列挙
国際REIT型 1620円〜840円(前回1650円〜840円)
ベスト10の平均値:1061円(前回1054円)
国際債券型 1120円〜920円(前回1140円〜910円)
ベスト10の平均値:995円(前回981円)
国際株式型 1260円〜650円(前回1770円〜680円)
ベスト10の平均値:891円(前回1190円)
バランス型 980円〜720円(前回2030円〜720円)
ベスト10の平均値:856円(前回965円)
年間でなく月間(7月のみ対象)の投信分類別ベスト10は、前述の「
毎月分配型投資信託 投信分類別月間分配金ベスト10(08年7月分)」を参照ください。
4.半期分配金
最近の運用結果を反映した状況をみるため、最新の6ヶ月(本年2月〜7月)の分配金を対象に分配金ランキングをまとめてみました。
※以下の表中の「順/年」は、年間ランキングでの順位
※「前回差」は、前回調査結果との半期分配金の差額
※ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)は5期分が対象(設定日の関係による)。7月の分配金30円の加算によって、半期分配金が増加
| 順位 | 順/年 | 運用会社 | 投資信託名 | ボーナス分配月 | 分配金 | 前回差 | ボ分配金 | 7月分配金 |
| 1 | 1 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし) | なし | 540 | -30 | なし | 90 |
| 2 | 2 | ピクテ投信 | ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド | 3、6、9、12月 | 500 | 0 | 350 | 30 |
| 3 | 5 | 岡三アセット | アジア・オセアニア好配当成長株オープン | 3月、9月 | 390 | 0 | 0 | 65 |
| 4 | 3 | 大和住銀投信 | グローバル好配当株オープン | (1、4、7、10月) | 360 | -50 | 0 | 60 |
| 5 | 11 | しんきんアセット | しんきん世界好配当利回り株ファンド | なし | 300 | 0 | なし | 50 |
| 5 | 8 | 日興アセット | 日興・CS世界高配当株式ファンドB(ヘッジあり) | なし | 300 | -10 | なし | 50 |
| 6 | 13 | 三井住友アセット | 三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実) | 5月、11月 | 270 | 0 | 0 | 45 |
| 6 | 外 | ピクテ投信 | ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型) | 2、5、8、11月 | 270 | 30 | 150 | 30 |
| 7 | 13 | ブラックロック | ブラックロック世界好配当株式オープン(世界の息吹) | 2月、8月 | 250 | 0 | 100 | 30 |
| 8 | 7 | DIAMアセット | DIAM世界好配当株オープン(世界配当倶楽部) | 3、6、9、12月 | 240 | 0 | 0 | 40 |
| 8 | 4 | ドイチェアセット | ドイチェ・グローバル好配当株式ファンド | 3月、9月 | 240 | 0 | 0 | 40 |
| 8 | 10 | 三井住友アセット | 三井住友・グローバル好配当株式オープン(世界の豆の木) | 3、6、9、12月 | 240 | 0 | 0 | 40 |
| 8 | 11 | 日興アセット | グローバル高配当株式ファンド(軍配) | (3、6、9、12月) | 240 | 0 | 0 | 40 |
| 9 | 14 | PCAアセット | PCA アジア・オセアニア好配当株式オープン | 3、6、9、12月 | 210 | 0 | 0 | 35 |
| 10 | 8 | 大和投資信託 | ダイワ・グローバル好配当株ファンド | 3、6、9、12月 | 180 | 0 | 0 | 30 |
| 10 | 9 | 新光投信 | 新光ピクテ世界インカム株式ファンド | 6月、12月 | 180 | 0 | 0 | 30 |
| 10 | 16 | 住信アセット | 住信 世界好配当株オープン(世界配当物語) | 3、6、9、12月 | 180 | 0 | 0 | 30 |
| 10 | 16 | BNPパリバ | BNPパリバ欧州高配当・成長株式ファンド(ドリーム パスポート) | 2、5、8、11月 | 180 | 0 | 0 | 30 |
| 10 | 16 | 日興アセット | 世界好配当インフラ株ファンド | 3、6、9、12月 | 180 | 0 | 0 | 30 |
| 10 | 16 | SGアセット | SG 世界好配当株式ファンド(グローバル・ドリーム) | 1月、7月 | 180 | 0 | 0 | 30 |
| 10 | 16 | SGアセット | たんぎん世界好配当株式ファンド(ワールド・ドリーム) | 1月、7月 | 180 | 0 | 0 | 30 |
| 10 | 6 | 国際投信 | グローバル株式インカム | (1、4、7、10月) | 180 | 0 | 0 | 30 |
| 10 | 12 | みずほ投信 | みずほ好配当世界株オープン | 3、6、9、12月 | 180 | 0 | 0 | 30 |
<年間分配金ランキングとの違い>
1)ベスト5の特徴
年間ランキングと比べ、ベスト5は、「ボーナス分配がなく通常時の分配金が高めのファンド」が多いです(3本、年間では1本)。軟調のため、ボーナス分配を実施するファンドが、未実施や減額になっていることが影響しています。
<通常時の分配金が多いファンド>
1位 日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし) 90円
5位 しんきん世界好配当利回り株ファンド 50円
5位 日興・CS世界高配当株式ファンドB(ヘッジあり) 50円
2)下位の特徴
8位以下は、対象期間にボーナス分配を実施しなかったファンドです。月ごとの分配金の差が順位に反映されています。
3)ボーナス分配実施ファンド
ボーナス分配を実施するタイプで、ボーナス分配を実施したファンドは20本中3本だけです。
・2位 ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド 6月350円
・6位 ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型) 5月150円
・7位 ブラックロック世界好配当株式オープン(世界の息吹) 2月100円
4)年間ランキングなく、半期ランキングで新たにランクインしたファンド
ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)のみであり、本年5月のボーナス分配150円を実施した影響といえます。
5)年間ランキングにあって、半期ランキングにないファンド
・世界優良株ファンド(プライムコレクション)
年間15位。年間分配金410円
半期12位。半期分配金120円(40円/月×2回、10円/月×4回)
本年4月以降、毎月40円を10円に減額しましたが、10円の決算期が増えたため、半期分配金が減少しました。
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テーマ:投資信託 - ジャンル:株式・投資・マネー
- 2008/08/16(土) 06:37:00|
- 国際株式型分配金ランキング
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