毎月分配型 投資信託情報

毎月分配型の投資信託(投信)の情報として、不動産投資信託(REIT:リート)を含む分配金や基準価格等の投資信託ランキングなどを紹介します。


基準価格の比較による分配金の多いファンドの状況 08年10月版

毎月分配型投資信託の年間分配金ランキングベスト30での「基準価格」の騰落率を調べました。
基準価格の比較対象は、最新の年間分配金ランキングの調査期間(2007年10月から2008年9月)に合わせ、2007年9月28日と2008年9月30日(9月最終営業日)の基準価格を対象にしました。

<調査結果の要約>

■年間分配金ランキング上位のファンドは、全て前年を下回る基準価格

■年間分配金ランキング上位に含まれたファンドで、基準価格の減少率が最も低いのは、三井住友・ヨーロッパ国債ファンド(約14%減)

■年間分配金ランキング上位に含まれたファンドで、基準価格の減少率が最も高いのは、オーストラリア・リート・オープン(54%減。昨年の半分以下)

■基準価格の減少率が低いファンドのタイプは、国際債券型(先進国対象のファンドが減少率が少ない)

■下位(18位以下)はREIT型(特に国内REIT型の方が下位)

※以下の表は、基準価格の前年比の多い順
※順/分は、年間分配金ランキングでの順位
※順/前は、前回調査結果での順位。「外」は前回ランキング外を示す
※前回差は、今回調査結果の前年比と、前回調査結果の前年比の差

順位順/分順/前運用会社投資信託名投信分類分配金前年比前回差基準価格:今年基準価格:昨年
1146三井住友アセット三井住友・ヨーロッパ国債ファンド国際債券96085.6-8.3935910938
2165安田投信パン・パシフィック外国債券オープン国際債券94083.9-11.51037012363
311野村アセットグローバル・コモディティ・オープン商品164083.5-32.2905910844
4147大和投資信託ダイワ・グローバル債券ファンド国際債券96083.1-10.5902210858
5810大和投資信託ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)国際債券108082.3-8.8882710728
6182シュローダー投信シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配)国際債券92580.8-15.880739993
7144新生インベストメントエマージング・カレンシー・債券ファンド国際債券96079.2-16.3839810609
8158AIGインベストメンツAIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) 国際債券95079.1-13.8821210377
91411国際投信エマージング・ソブリン・オープン国際債券96078.9-10.5867911003
9149ニッセイアセットニッセイ高金利国債券ファンド(スリーポイント)国際債券96078.9-13.0839310635
1053大和住銀投信短期豪ドル債オープン国際債券114078.6-17.61016812936
1117大和住銀投信エマージング債券ファンド国際債券93077.3-12.9875211322
12715フィデリティ投信フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド 国際債券111073.6-10.7786310686
131613中央三井アセットグローバル3資産バランスオープン (3つの泉)バランス94073.1-13.1765110466
141014ピクテ投信ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド国際株式105070.9-14.5852712024
151416日興アセット財産3分法ファンドバランス96070.7-8.4891012611
1617フィデリティ投信フィデリティ・US リート・ファンドB(為替ヘッジなし)国際REIT93067.9-13.91064515668
171311UBSUBSニュー・メジャー・バランス・ファンドバランス98065.5-24.3723211034
18917ゴールドマンサックスゴールドマンサックス 米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし)(コロンブスの卵)国際REIT106063.7-15.1795912496
19321国際投信ワールド・リート・オープン国際REIT120061.4-11.7948615437
20319日興アセット日興・CS世界高配当株式ファンドA(ヘッジなし)国際株式120060.3-14.9776812882
21422日興アセットラサール・グローバルREITファンド国際REIT116059.2-13.0926715653
221126大和投資信託ダイワ・グローバルREITオープン(世界の街並み)国際REIT104058.5-11.1677711582
231325DIAMアセットDIAM世界リートインデックスファンド国際REIT98058.4-11.7684411722
24224日興アセット日興・AMPグローバルREITファンドA(ヘッジなし)国際REIT156058.1-12.3897515440
251423三井住友アセット三井住友・グローバル・リート・オープン(世界の大家さん)国際REIT96057.6-14.51004717428
26620大和住銀投信グローバル好配当株オープン国際株式112056.6-17.5701912402
271229みずほ投信MHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩)国内REIT99054.8-3.8721713160
28328DIAMアセットDIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)国内REIT120051.1-7.9828316195
291430三菱UFJ投信オーストラリア・リート・オープン国際REIT96046.2-11.8788917092

年間分配金ランキング上位のファンドは、全て昨年同月以下の基準価格になりました。

基準価格の減少率が低いファンド上位10本の投信分類をみると、10本中9本が国際債券型です(前回調査結果と同じ)。これら国際債券型の投資地域をみると、先進国5本(1〜2位、4〜5位、9位のニッセイ)、新興国4本(6〜9位の国際投信)となります。先進国対象のファンドの方が、基準価格の減少率は低いです。

下位の方(前年より基準価格が大幅に低下したファンド)は、前回調査結果と同様に、REIT型のファンドが多く(18位以下で1本を除き、全てREIT)、特に、国内REIT型ファンドの方が下位にあります。

<前回調査結果との比較>

表に掲載されている前回差をもとに、昨年との差があまり広がらなかった(前回差が少ない)ファンドのうち上位5本をあげると、国内REIT型が5本中2本あり、上位にあります。この2本は、前回調査でも基準価格が大きく下がった状態(昨年同月の約40%減)でしたので、あまり下がらなかったようです。

国内REIT型以外では、先進国を対象にした国際債券型ファンドが2本含まれています。

※◎は国内REIT型、△は国際債券型(先進国対象)

◎MHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩)
 前回差 -3.8(※-3.8ポイント前年比が悪化)

◎DIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)
 前回差 -7.9

△三井住友・ヨーロッパ国債ファンド
 前回差 -8.3

・財産3分法ファンド
 前回差 -8.4

△ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)
 前回差 -8.8

前回差が大きいファンド(昨年との価格差が大きくなったファンド)5本は、以下のファンドです。
ファンドの特徴でみると、新興国投資のファンドが2本あり、最も多いです。
グローバル・コモディティ・オープンは、主な投資対象である原油相場の下落の影響によって、基準価格が下がってきたため、昨年との価格差が大きくなっています(前回調査での前回差は-1.5。前回調査結果に比べ30.7ポイント減)。
短期豪ドル債オープンは、為替要因の悪化(円高・豪ドル安)が影響しているようです。

※以下、前回差が大きい順に列挙。◆は新興国投資のファンド

・グローバル・コモディティ・オープン
 前回差 -32.2

◆UBSニュー・メジャー・バランス・ファンド
 前回差 -24.3

・短期豪ドル債オープン
 前回差 -17.6

・グローバル好配当株オープン
 前回差 -17.5

◆エマージング・カレンシー・債券ファンド
 前回差 -16.3


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テーマ:投資信託 - ジャンル:株式・投資・マネー

  1. 2008/10/09(木) 06:37:00|
  2. 基準価格で比較した場合
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基準価格のバラツキでみた分配金の多い投資信託の状況 08年10月版

年間分配金ランキングベスト30の毎月分配型投資信託を対象に「基準価格のバラツキ」の状況を調べました。

前回は、定点比較として1年前の基準価格を比較しましたが、今回は、12ヶ月間内での基準価格の変動をみました。この変動をみるのに、標準偏差を算出しました。標準偏差は、各基準価格が平均値からどれだけ離れているかの合計を示すもので、この数値が大きいほど、変動が大きいことになり、この変動が大きいほど、投資リスクが高くなります。

<調査結果の要約>

1)基準価格の変動が最も小さいファンドは、「三井住友・ヨーロッパ国債ファンド」(前回調査と同じ)

2)基準価格の変動が最も大きいファンドは、「オーストラリア・リート・オープン」(前回調査と同じ)

3)国際債券型は基準価格の変動が小さく、REITは大きい

4)年間分配金ランキング上位のファンドは基準価格の変動が大きい(特にREIT)

5)前回調査結果と比べ、基準価格のバラツキが最も縮小したのは「ゴールドマン・サックス 米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし)(コロンブスの卵)」、バラツキが最も拡大したのは「パン・パシフィック外国債券オープン」

5)前回調査結果と比べ、基準価格のバラツキが縮小したのは国際REIT型(特に米国投資タイプ)、バラツキが拡大したのは先進国を対象にした国際債券型(特に豪州や欧州を対象にした場合)

1.基準価格のバラツキ・ランキング(標準偏差ランキング)

※調査対象期間は、2007年9月28日から2008年9月30日(9月の最終営業日)
※標準偏差のランキングは、この数値が低いほど基準価格の変動が少ないことになり、上位になる
※表中の「順/分」は、年間分配金ランキングでの順位
※表中の「順/前」は、前回調査結果での標準偏差ランキングの順位。「外」は前回ランキング外であったことを示す

順位順/分順/前運用会社投資信託名投信分類分配金標準偏差平均価格最高価格最小価格
1141三井住友アセット三井住友・ヨーロッパ国債ファンド国際債券96037810515112529359
2142大和投資信託ダイワ・グローバル債券ファンド国際債券96043110152111368990
384大和投資信託ダイワ世界債券ファンド(ワールドプライム)国際債券10804809975110608827
4185シュローダー投信シュローダー エマージング・ソブリン債券(現地通貨建て)ファンド(さいけん太郎 毎月分配)国際債券9254939225104008073
5143ニッセイアセットニッセイ高金利国債券ファンド(スリーポイント)国際債券9605049848109688393
6157AIGインベストメンツAIG新成長国債券プラス(ブルーオーシャン) 国際債券9505149511107318212
71410国際投信エマージング・ソブリン・オープン国際債券9605749943112178679
8149新生インベストメントエマージング・カレンシー・債券ファンド国際債券9605969688111658398
917大和住銀投信エマージング債券ファンド国際債券93063510263116838752
1058大和住銀投信短期豪ドル債オープン国際債券1140659121661367010149
111611中央三井アセットグローバル3資産バランスオープン (3つの泉)バランス9406649144108237651
12712フィデリティ投信フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド 国際債券11107059270110267863
13166安田投信パン・パシフィック外国債券オープン国際債券940820116211301410351
141414日興アセット財産3分法ファンドバランス96092310794127208910
151313UBSUBSニュー・メジャー・バランス・ファンドバランス9809759786119907232
161015ピクテ投信ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド国際株式1050108410584125938375
17116野村アセットグローバル・コモディティ・オープン商品1640110811507144109059
18920ゴールドマンサックスゴールドマンサックス 米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし)(コロンブスの卵)国際REIT106011409830133207959
191119大和投資信託ダイワ・グローバルREITオープン(世界の街並み)国際REIT104011738891121016777
201322DIAMアセットDIAM世界リートインデックスファンド国際REIT98012698903123036844
21618大和住銀投信グローバル好配当株オープン国際株式112012929838128117019
2217フィデリティ投信フィデリティ・US リート・ファンドB(為替ヘッジなし)国際REIT9301298126251660010460
23321日興アセット日興・CS世界高配当株式ファンド A(ヘッジなし)国際株式1200134310528134307768
241223みずほ投信MHAM J-REITアクティブオープン(物件満彩)国内REIT99015139765131607112
25325国際投信ワールド・リート・オープン国際REIT1200158711871160409381
26424日興アセットラサール・グローバルREITファンド国際REIT1160159412175163839267
27227日興アセット日興・AMPグローバルREITファンドA(ヘッジなし)国際REIT1560169111769160938975
281428三井住友アセット三井住友・グローバル・リート・オープン(世界の大家さん)国際REIT9601923133821828210047
29329DIAMアセットDIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)国内REIT1200201711801161958225
301430三菱UFJ投信オーストラリア・リート・オープン国際REIT960283911826180017778

■国際債券型は基準価格の変動が小さく、REIT型は大きい

基準価格のバラツキが最も小さいファンドは、三井住友アセット「三井住友・ヨーロッパ国債ファンド」です(前回調査結果と同じ)。
 ・基準価格の推移(QUICK)

ベスト10は全て国際債券型になっています(前回調査結果と同じ)。

基準価格のバラツキが最も大きいファンドは、「オーストラリア・リート・オープン」です(前回調査結果と同じ)。
 ・基準価格の推移(QUICK)

一般的に投資分野をリスクの低い順にした場合、1)債券、2)バランス、3)株式(REIT含む)と言われていますが、そのことを反映した結果になっています。

特に、REITの価格変動が大きく、18位以下は1本を除くと全てREITです。このREITをタイプ別にみると、国際REIT型のグローバル分散タイプの方が価格変動は大きいです。欧州や豪州ではREIT市況も悪いですが、これに加え、為替要因も悪化(円高・ユーロ安、円高・豪ドル安)していることが影響しているようです。

■分配金ランキング上位(特にREIT)は価格変動が大きい

年間分配金ランキング上位のファンドのうち、REITに投資するタイプは、前回調査結果と同様に、基準価格の変動が比較的大きく(標準偏差の数値が多く)なっています。
特に、年間分配金ランキング2位の「日興・AMPグローバルREITファンド A(ヘッジなし)」は下から4番目(27位)、3位の「DIAM J-REITオープン(オーナーズ・インカム)」は、下から2番目(29位)にあります。

<前回調査結果との比較>

■「ゴールドマン・サックス 米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし)(コロンブスの卵)」が最も縮小

前回調査結果に比べ、標準偏差が最も縮小(基準価格のバラツキの縮小)したのは、「ゴールドマン・サックス 米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし)(コロンブスの卵)」です(114減)。
サブプライムローン問題で最も悪影響を受けている国際REIT型のファンドですが、投資対象の米国のREIT市況が下げ止まってきていることが影響しています。

 ・基準価格の推移(QUICK)

 ・米国REIT指数の推移(野村アセット)

標準偏差が縮小したファンドは国際REIT型が多いです。特に、米国投資タイプの方が縮小しています。

※以下、標準偏差が縮小した上位5本のファンド。()は縮小値。全て国際REIT型

・ゴールドマン・サックス 米国REITファンド Bコース(為替ヘッジなし)(コロンブスの卵)(114減)
・フィデリティ・US リート・ファンド B(為替ヘッジなし)(113減)
・ワールド・リート・オープン(102減)
・ダイワ・グローバルREITオープン(世界の街並み)(76減)
・DIAM世界リートインデックスファンド(69減)

■パン・パシフィック外国債券オープンが最も拡大

前回調査結果に比べ、標準偏差(基準価格のバラツキ)が最も拡大したファンドは、「パン・パシフィック外国債券オープン」です(362増)。通貨別の投資比率で約40%を占める豪ドルの下落が影響しているようです。次にバラツキの多い「短期豪ドル債オープン」も、豪ドルの下落が影響しています。

 ・基準価格の推移(QUICK)

 ・豪ドルの推移(yahooファイナンス)

下位5本の投信分類をみると、先進国を対象にした国際債券型が多いです。米国金融危機の影響で、円高が進み(豪ドルやユーロが下落)、国際債券型ファンドにも影響がでてきたようです。

※以下、標準偏差が拡大した上位5本のファンド。()は拡大値。▲は国際債券型

▲パン・パシフィック外国債券オープン(362増)
▲短期豪ドル債オープン(154増)
・UBSニュー・メジャー・バランス・ファンド(125増)
・ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(105増)
▲三井住友・ヨーロッパ国債ファンド(97増)


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  1. 2008/10/08(水) 06:49:00|
  2. 基準価格の変動で見た場合
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